現在ライブ配信市場でその勢力を増しているTikTokライブ。
TikTokライブは、ユーザーがお気に入りのクリエイター、アーティスト、企業とリアルタイムでつながる方法を一新。ブランドや企業にとってTikTokは、他のライブストリーミングプラットフォームとは一線を画しており、Ipsos社による最新の調査では、TikTokユーザーはTikTokを使用していないライブストリーム視聴者よりも、ブランドや企業からのライブコンテンツに興味を持っていることが明らかになりました。
この記事を読んでいるあなたは
- TikTokのOBSの概要について知りたい
- TikTokのOBSの使い方を知りたい
- OBSを使用したTikTokライブ配信の方法について知りたい
と考えている方も多いと思います。
この記事ではTikTokでOBSを使用する方法や申請手順、メリットなどをご紹介します!
OBSとは?
OBSとはOpen Broadcaster Softwareの略で、OBS Projectが開発・保守している無料のストリーミング配信・録画が可能なソフトウェアです。現在、OBSと単に呼ぶ場合は「OBS studio」を指します。
OBSの特徴は、リアルタイムなエンコードとブロードキャスティング(配信)ができる。エンコードとは、映像・音声の記録されたデータを配信用、アップロード用として圧縮して変換することです。
このOBSによって、個人利用のゲーム配信や雑談配信から企業のイベント配信まで多種多様な配信を行うことができるようになりました。現在では、OBSなどの配信ツールは、オンライン配信では欠かせないツールのひとつです。
TikTokでOBSを使うメリットは?
①高品質なライブ配信を行うことができる
②外部のSNSやメディアとの同時配信が可能
③インサイトデータを分析することが出来る
④完全無料で利用することができる
①高品質なライブ配信を行うことができる
OBSを使用すると、スマートフォンアプリに比べて高品質のライブ配信をすることができます。
具体的には、スマートフォンアプリにはない以下のような機能が使えるようになるためです。
- リアルタイムでの画質・音声の大きさの変更機能
- 映像の切り替え機能
- リアルタイムでの視聴者のコメント表示機能
- 映像+自身の画像などのミックス表示機能
- 配信映像の録画機能
テレビなどに近いハイクオリティなライブ中継が可能になり、プロが配信していると感じさせることにつながります。
②外部のSNSやメディアとの同時配信が可能
OBSは、TikTok以外のSNSやメディアとの連携が可能です。例えば、TikTokとYouTubeでライブの同時配信ができるということです。
複数のSNSやメディアを運用している人にとっては、必要不可欠な機能と言っても過言ではありません。
以下が、対応SNS・メディアの代表的なものです。
- YouTube
- ニコニコ生放送
- 17LIVE
- ツイキャス
- Twitch 他
ここからは、複数媒体での同時配信の重要性について説明します。
複数媒体の同時配信をすべき理由
複数媒体の同時配信を行うことで、より多くのユーザーにライブ配信を見てもらうことができるためです。
例えばTikTok Lliveのみで配信した場合、普段YouTubeしか見ない人とはなかなかコミュニケーションを取ることができません。
同時配信をすることにより、さまざまな媒体を利用しているユーザーに効率良くアプローチすることが可能になります。
③インサイトデータを分析することが出来る
OBSを使用する場合、パソコンからライブ配信をすることになるためライブ配信中のインサイトのデータをダウンロードすることができます。
スマートフォンアプリでは、インサイトデータのダウンロードをすることはできません。
インサイトデータを活用して、ライブ配信中のフォロワー数の増減や反響について分析を行うことで今後のアカウント運用に大いに役立てることができます。
④完全無料で利用することができる
PC専用アプリ「OBS Studio」のインストールおよびOBSの利用には、一切費用がかかりません。
TikTok Liveのクオリティを高めたり配信の手間を省く便利な機能が無料で使えるというのは、かなり嬉しいポイントです。
TikTokライブに今後力を入れていきたい方にとってOBSは使わない手はありません。
TikTokライブを利用できる条件
TikTokのLIVE配信ができる条件は、下記の2つです。
①年齢が18歳を超えている
②TikTokが求める基準をクリアしている
TikTokのLIVE配信ができる条件は、それほど厳しくありません。年齢制限をクリアし、その他の基準を満たしていればほとんどの人が利用可能です。
①年齢が18歳を超えている
TikTokのLIVE配信は、18歳以上でなければ利用できません。以前は16歳からLIVE配信可能でしたが、2022年11月23日からLIVE配信の可能年齢が、18歳に引き上げられました。
また、16歳未満のアカウントでは、メッセージサービスも利用できません。TikTok内で利用できるコインの購入やギフト交換にも年齢制限があるため、自分自身が当てはまるかどうかを確認しておくことが大切です。
参考:TikTok「コミュニティガイドライン」
②TikTokが求める基準をクリアしている
TikTok LIVEを利用するためには、TikTokが求める基準をクリアしていなければいけません。ただ、TikTok LIVEができる条件は明確に発表されておらず、正解がないため注意しましょう。
TikTokが求める基準は、下記2つだと予測されています。
- 質の高いコンテンツの創作実績
- 一定のフォロワー数
一定のフォロワー数は、およそ1,000人前後だと推測されています。その前提においては、一定のフォロワー数の基準を満たすことはそこまで難しい基準ではないものと考えられます。つまり、質の高いコンテンツを作れるかどうかが、TikTok LIVEが可能となる条件の中で重要です。TikTokから質の高いコンテンツだと認識されるためには、ユーザからの高い評価や高いエンゲージメント率を保つことが大切です。
TikTokでOBSを使用する際の申請方法
OBSの申請はとても簡単で、専用フォームでユーザー名とTikTok IDを入れて送信するだけです。
■ユーザー名
TikTokプロフィールページの一番上に記載されている名前
■TikTok ID
TikTokプロフィールページのアイコンのすぐ下に記載されている@から始まる英数字
※2021年9月より申請フォームへのアクセスができなくなっており、現在は再開待ちです。下記画像のように「回線が混み合っており、サーバーでエラーが発生している」と表示されます。
申請できない時の対処法
TikTokのOBS申請ができない場合に考えられる原因は「TikTok側の不具合」「通信環境上の問題」の2つです。
TikTok側の不具合では、公式ページの申請へアクセスできない・入力できないなどが起こります。通信環境上で問題が起きている場合は、回線が良好につながる場所に移動したり、使用している端末を別のものに変えたりして、アクセスしてみましょう。
TikTokでOBSを使った配信方法
OBSを使ったTikTokライブを配信の手順を4つのポイントに分けて紹介していきます。
①「サーバーURL」と「ストリームキー」を入手する。
②OBS上で入手したキーを入力する
③OBSの配信設定を行う
④配信開始をクリックする
①「サーバーURL」と「ストリームキー」を入手する
OBS専用フォームに配信の申請をしたら、次は「サーバーURL」と「ストリームキー」を入手してください。このURLとキーを入手しないとOBSでTikTokのライブ配信をすることができません。
②OBSに入手したキーを入力する
サーバーURLとストリームキーを入手したらOBSに入手したキーを入力してください。正確に打ち込まないとTikTokでライブ配信をすることができないので、正確にキーを打ち込みましょう。
③OBSの配信設定を行う
キーを正確に打ち込んだらOBSの配信設定を行ってください。OBSでTikTokで配信するための設定をしないとTikTokアプリで配信することができないので、きちんと設定をしましょう。
④配信開始をクリックする
OBSでTikTokのアプリで配信するように設定を行なったら、いよいよ配信開始をクリックします。TikTokアプリでOBSで配信をしたいという人は紹介した手順に則って設定をしてみましょう。
TikTokライブでOBSを利用する際の注意点
無料で利用でき多くのライブ配信者が使用しているOBSですが、注意点が2つあります。
①ストリームキーが毎回必要
②初心者には扱いにくい
ストリームキーが毎回必要になる
TikTokのOBSを使用したライブ配信では、毎回新しいストリームキーが必要です。ストリームキーを張り替え忘れると、TikTokとOBSの連携がうまくいかず配信できません。
必ず毎回新しいストリームキーを入力しましょう。
初心者には扱いにくい
OBSは無料ながらもライブ配信に必要な機能を網羅したソフトウェアです。しかし、「設定が難しい」「もっと単純なものがいい」「うまくいかなくて諦めた」という意見もあります。
例えば、ゲーム配信するとしましょう。
- OBSを起動
- 配信したい画像・映像(ソース)を追加
- ソースのレイアウト編集
- パソコン・マイク・ゲーム音などの設定
- 画質・音質の設定
- チャットの設定 など。
上記の項目の中で、それぞれ設定が必要です。
また、「ゲームの音が聞こえない」「画像が映らない」「動きがカクカクする」などのトラブルもあります。ゲームによってスピードが変わってきますので、ビットレード(1秒間あたりのデータ量)や解析度をその都度設定しなければなりません。初心者は面倒で扱いにくいと感じるでしょう。
まとめ
今回はOBSについて、OBSでTikTokを配信するメリットや実際の配信方法などを紹介しました。
・OBSとはライブ配信に使用するパソコン用のソフトウェア
・TikTokのOBS使用で配信中のインサートデータがダウンロードできる
・無料でも高品質なライブ配信ができ複数のメディアと連携も可能
・申請通過には配信条件があるが基準は非公開である
・ライブ配信に必要な便利な機能が備わっているが初心者には扱いにくい
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