TikTok(運用)

TikTokの企業アカウント運用のコツとは?企業が期待できる4つのメリット

近年大きな成長を見せているSNS「TikTok」。

2018年のサービス開始時点で5500万人だったユーザーは、2021年9月には10億人を突破しました。前例がないほどの急成長をとげたTikTokは、今世界中で注目されているSNSなのです。

TikTokのメインユーザーは、Z世代と呼ばれる若者でした。しかし、現在ではユーザー層も徐々に広がりつつあり、若者以外をターゲットとする企業の参入も増えています

この記事では、企業アカウントに必須のビジネスアカウント設定からメリット、デメリット、実際に成功している企業アカウントの事例まで詳しく解説しています。

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TikTokの企業アカウントとは

TikTokの企業アカウントで、投稿動画は広告の役割を果たします。
自社サービスを知らないユーザーへのアピールになる上、既に自社サービスを認知しているユーザーへの購買促進にもなります。

TikTokのビジネスアカウントには、ビジネス拡大のための機能がついています。

ビジネスアカウントに変更して分析機能を活用することで、ユーザーの年代や性別などの属性を把握できるだけでなく、人気動画の確認や、特定の動画がいつ・どのくらいの時間視聴されたかの詳細まで確認できます。

さらにビジネスアカウントでは、サービスカテゴリーの指定が可能です。この設定を行うことで、特定のカテゴリーに興味を持つユーザーに表示されやすくなります。標準機能でターゲッティングができるため、より効果的にユーザーにリーチできるのです。

TikTokで企業アカウント(ビジネスアカウント)を持つメリット

TikTokで企業アカウント(ビジネスアカウント)を作成すると、以下のようなメリットがを享受できます。

拡散力が高い

TikTokの最も優れた点は、拡散力です。
TwitterやInstagramではアカウントに集まったフォロワーが主体となって拡散が行われます。一方、TikTokの拡散はアルゴリズムによるものです。

TikTokの拡散のアルゴリズムとは以下の通りです。

TikTok拡散のアルゴリズム
  1. AIが投稿動画を審査する
  2. 審査を通過する
  3. まずは少数のユーザーに表示される
  4. ユーザーの反応が良い動画は、さらに多くのユーザーへ拡散される

これまで多くの企業が参入しているTwitter、Instagram、Facebookなどの一般的なSNSは、フォロワーありきの拡散でした。そのため、まずはフォロワー増加を目標に運用する必要があり、拡散はあくまでフォロワー数という土台ができた上で狙うものでした。

その点、TikTokのアルゴリズムはこれまでのSNSにない新しいものとなっています。
「おすすめ」に表示される動画は、フォロワーの数に左右されません。例えフォロワーが少なくても、独自性のある動画や反応率が高い動画を作成・投稿することで、アルゴリズムが働いてTikTokの10億人を超えるユーザーに届けられる可能性があるのです。

拡散に必ずしもフォロワーが必要ないということは、非フォロワーへの拡散がしやすいということでもあるのです。

運用コストが低い

TikTokのビジネスアカウントは、低コストで運用できます。
無料でアカウント作成できるのはもちろん、動画制作コストも大幅にカットできます。

一般的に使われているTwitter、Instagram、Facebookなどの一般的なSNSは、主にテキストや静止画をメインコンテンツとしたSNSです。そのため、動画を投稿したい場合は、動画作成のための動画編集ソフトやアプリの利用料、動画編集スキルを持つ人材への外注費用が別途必要になるケースもあります。

その点、TikTokはショート動画に特化したSNSです。
TikTok内には動画テンプレートもあり、アプリ内で動画編集も完結するため、低コストでアカウント運用が可能なのです。

世の中のトレンドに乗れる

TikTokのビジネスアカウントには「動画ショーケース」という機能があります。
動画ショーケースには、日本国内で直近30日間に人気だった「人気上昇中コンテンツ」がまとまっており、世の中のトレンドを確認できます。

人気上昇中コンテンツの要素を自社動画に取り入れることで、広告らしさが少なくなり、トレンドに沿った形で自社サービスをアピールできます。また、この動画ショーケースを継続的に確認して分析することで、人気上昇コンテンツの予測もできます。

人気予測を動画に反映することで、更なる拡散を狙えるのです。

投稿・インサイトの分析ができる

TikTokのビジネスアカウントには、標準機能で分析機能が付いています。

外部の分析ツールを使用しなくても、TikTokで投稿した動画への反応を数値で確認できるのです。ビジネスアカウントの分析機能には4つのタブがあり、それぞれ以下の数値が表示されます。

概要タブ

7日・28日・60日、または60日以内の期間内(※)で、以下の数値を確認できる

  • 動画視聴数:1日あたりの動画視聴数
  • フォロワー数:累積フォロワー数(折れ線グラフ)
  • プロフィール訪問数:プロフィール訪問の回数

※動画投稿後◯日やキャンペーンなど、特定の期間をカスタムすることも可能です。

コンテンツタブ

投稿した動画に関する情報が確認できる

  • 動画投稿:過去7日間の投稿日、再生回数、コメント数、いいね数、シェア数
  • トレンド動画:過去7日間で最も視聴されたうちの9つの動画

フォロワー数タブ

フォロワーの詳細な情報・属性を確認できる
※総フォロワー数が100人以上のアカウントのみ

LIVEタブ

  • 総再生回数:LIVE動画の総再生回数
  • ユニーク視聴者数:LIVE動画を一回以上視聴したユーザー数
  • ダイヤモンド数:LIVE動画配信中に獲得したダイヤモンドの数
  • ​ギフト送付者数:LIVEギフトを送付したユーザー数
  • ​新規フォロワー数:LIVE動画中にアカウントをフォローしたユーザー数
  • ​総合配信時間:LIVE動画の総合配信時間
  • ​最大視聴者数:LIVE動画の最大同時視聴者数
  • ​LIVE動画数:アカウントが配信したLIVE動画の数

※総フォロワー1000人以上のアカウントのみ

このようにTikTokの分析機能では、詳細項目を分析できるため、自社に関心あるユーザー層の把握に役立ちます。

分析結果は、TikTokアカウントの成長に活かせるのはもちろん、自社サービスのプロモーションにも活用できます。

TikTok企業アカウント(ビジネスアカウント)の作成方法

ここからは、TikTokで企業アカウント(ビジネスアカウント)を作成する方法を解説します。

TikTokをダウンロードし、通常アカウントを作成する

まずは、TikTokアプリから通常アカウントを作成します。
(既にTikTokアカウントを持っている方は【4-3.「アカウント」からビジネスアカウントへ変更する】に移動してください。)

アカウントの新規作成には、以下の情報が必要です。

  • 生年月日
  • 電話番号もしくはメールアドレス

上記の他に、以下のアカウントと連携してTikTokアカウントを作ることも可能です。

  • LINE
  • Apple
  • Twitter
  • Google
  • Faceboook
  • カカオトーク

企業アカウントを作る場合は、個人アカウントと混合しないよう注意しましょう。

「設定とプライバシー」から「アカウント」を選択する

アカウント作成が終わったら、右上のメニューを開いてください。

画面の下にある「設定とプライバシー」を選びましょう。

「アカウント」からビジネスアカウントへ変更する

次に、「設定とプライバシー」にある「アカウント」を選んでください。

アカウントの中に「ビジネスアカウントに切り替える」という項目があります。
こちらをクリックしてください。

カテゴリーを選択する

ビジネスアカウントへの切り替えが完了したら、カテゴリーを選択しましょう。

このカテゴリー選びは、より多くのユーザーに動画を拡散するためにとても重要です。
最も近いものを選び、次に進んでください。

その後、必要に応じてアカウントプロフィールや自己紹介文を追加してください。

ビジネスアカウントの確認方法

アカウントがビジネスアカウントになっているかは、以下の方法で確認できます。

まずは右上のメニューを開きます。
ビジネススイート」が表示されたら、ビジネスアカウントに切り替わっている証拠です。

このビジネススイートには、企業アカウントには欠かせない機能がたくさんあります。企業アカウントの運用開始前に、一度は確認しておきましょう。

TikTok企業アカウント運用の注意事項

企業アカウントは、プライベートアカウントよりも注意深く運用する必要があります。一度炎上してしまうと、自社のイメージを大きく損ねてしまうからです。

そこで、企業アカウントを運用する際に留意すべき事項をまとめました。

著作権に気を付ける

すべてのSNSで共通する注意点に「著作権」があります。

特に企業アカウントの場合は、著作権侵害をはじめとするインターネット上のマナー違反が、思わぬ形で企業イメージの低下や取引先との関係悪化につながる可能性もあります。

可能な限りオリジナルの素材を使用して動画を作成し、外部の素材や音源を利用する際は利用規約や商用利用の可否などをしっかり確認しましょう。

トラブルを未然に防ぐため、社内共有用のSNS運用ガイドラインを作成している企業もあります。

炎上に気を付ける

SNS運用とは切っても切れない「炎上」のリスク。
仮に動画が炎上してしまうと、場合によっては取り返しがつきません。

特にTikTokの場合は、動画保存機能があります。炎上が発覚した後にアカウントから動画から削除したとしても、どこかで誰かがその炎上動画を保存している可能性もあります。

その後の対応が悪ければ、さらに炎上する可能性もあります。

TikTokの拡散性で悪い影響を受けないよう、投稿動画は複数名でチェックするなど、注意を払いましょう。

投稿頻度・投稿クオリティーに気を付ける

TikTok運用では、他のSNSと同様に定期的な投稿が望ましいです。SNSユーザーにとって、コンスタントな投稿を続けるアカウントに比べ、不定期に発信をするアカウントは魅力度が低くなります。

しばらく更新のないアカウントは、熱が冷めてしまいフォローを外されてしまう可能性も。とはいえ、途切れることなくコンスタントに発信し続けるのは難しいですよね。

日頃の業務と並行して投稿できる投稿頻度を考慮し、アカウント運用の目的や方針を複数人で共同しながら運営できると理想です。

TikTok企業アカウントの例

TikTok上で支持を集めている企業アカウントの例を紹介します。

企業アカウントの例①長崎バイオパーク

長崎バイオパークは、長崎県佐世保市にある動物園です。

「動物の世界にお客様がお邪魔するスタイル」と称し、TikTokでは動物との距離の近さを感じられる動画を多数投稿しています。

動物園の飼育員がカピバラと始めとした動物たちを撮影し、流行りの音源に合わせて上手く編集することで、流行りに乗るかたちで動物のかわいさや面白さをPRしています。

言葉がいらない動物コンテンツは、海外ユーザーからも人気を集めており、実際に訪日外国人の集客にも成功しています。

企業アカウントの例②ANA

全日本空輸株式会社(ANA)は、飛行機や旅行をテーマにしたTikTokアカウントを運用しています。

ANA社員が流行りのダンスを行うなど、TikTokの拡散性を上手く活用している成功事例の1つです。

投稿動画内では、主に添乗員やパイロット、整備員などのANA社員がタレント・インフルエンサーのように起用されています。

ANAのサービスを擬似体験できる動画、飛行機で旅行したくなる動画、他の有名TikTok企業アカウントとのコラボ動画など、TikTokのメインユーザーである若年層にも親しみやすいアカウントになっています。

企業アカウントの例③三和交通株式会社

三和交通株式会社は、代表取締役のダンスで一躍有名になったタクシー会社。

「TikTok2021上半期トレンド」にノミネートされるなど、企業アカウント内だけでなく、TikTok全体でも注目を集める企業アカウントです。

代表取締役がお茶目なダンスを踊る姿がTikTokユーザーに刺さり、大人気アカウントとなりました。

最近では、1つ前の事例にあげたANAとのコラボ動画も上がっており、タクシーではなく飛行機の前でダンスを踊る姿も投稿されています。

このように他業種と連携をとりながら、TikTokで更に拡散されています。

TikTok運用のポイントはわかったけど、動画を作成する余裕がない…という場合、TikTok広告を配信するのがおすすめです。弊社の広告運用サービスは少額予算から利用可能ですので、まずは一度ご相談ください。

まとめ

TikTokは、Z世代と呼ばれる若年層向けマーケティングに最適なSNSです。トレンドを上手く取り入れた動画を投稿することで、低コストで圧倒的な拡散を狙えます。

ビジネスアカウントを作れば細かな分析も可能なため、認知度向上や集客はもちろん、活用次第では商品開発にも役立ちます。

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