1.TikTokのAPIとは
APIは、アプリケーションプログラミングインターフェース(Application Programming Interface)の略語です。
アプリやプログラミングはよく耳にする言葉と言えるのではないでしょうか。
インターフェースについては、PC用語で「接続する・連携する」といった意味があります。
たとえば、身近なもので言うとUSBはPCやスマホ、周辺機器などのハードウェアをつなぐインターフェースです。
APIの場合は目には見えないソフトウェア同士、アプリケーションとプログラムをつなげるという意味があります。
TikTokではユーザーの情報やトレンドを取得できる機能が使えるようになります。
具体例としては、2023年3月にTikTokのビジネス計測ツールである『Events API』とユーザーのアクションデータを計測するプラットフォームの『ONE’s Data』の連携が発表されました。
2.TikTokのAPIでできること
さて、実際にTikTokのAPIを利用してどんなことができるか、想定できる利用方法の一例をここでは紹介したいとおもいます!
1.情報収集
TikTokのAPIを利用することで以下のような情報収集できます。
- 動画のいいね数
- 動画のコメント数
- 動画情報
- フォロワー数
- ハッシュタグ検索
- サウンド検索
これらを利用することでマーケティング、ユーザーのターゲティングやインフルエンサーの会社であれば自社の配信者のTikTokへの誘導や案件を依頼するインフルエンサーの選別、実際に配信した案件の効果測定などの管理が簡単になります。
取得できるデータはかなり多種にわたるので、もしTikTokを利用したマーケティングを行っている場合、一括で管理することができるので業務を効率化することができるのではないでしょうか!
2. 広告の管理
TikTokと企業間でデータをAPIで共有することで、広告管理もスムーズにできるようになります。
- 広告キャンペーンの管理や分析
- 広告効果の個別データの取得
- 広告キャンペーンを一括で管理できる
- 広告の最適化
これによって現在出してる広告の効率化、特に成果の確認やユーザーターゲティング配信を行ったり、キャンペーンデータを細かく管理を行ったりで、コンバージョンの最適化を行うことができます。
3. クリエイターの招待
TikTokのAPIを利用して、自社ブランドに適したクリエイター情報を容易に探すことができるようになります。
TikTokでのマーケティング、特にインフルエンサーマーケティングをしている場合はクリエイターの選定などが楽にできたり、招待状を自動的に作成して、効率的にクリエイターにリーチできるのもメリットです。
これらがTikTok APIでできる一例になります!
3.TikTokAPIの料金は?どんなサービス内容なの?
TikTokのAPIには、有料のものと無料のものがあります。有料プランについては、1日のデータのリクエスト数によって料金が変動するのが一般的です。
API | 料金 | 1日のリクエスト数 |
TikTok Marketing API(公式) | 有料(詳しくはこちら) | – |
TikTok Event API(公式) | 有料 | – |
Embedded Videos(公式) | 有料 | – |
TikAPI(非公式) | $29
※5日間の無料トライアル |
300件 |
$79 | 2,000件 | |
$189 | 10,000件 | |
Rapid API(非公式) | 無料 | 200件 |
$19 | 5,000件 | |
$49 | 12,000件 | |
$99 | 20,000件 |
TikTok Event API(公式)
TikTokイベントAPIは、TikTokおよび広告主のマーケティングデータ(サーバー・ウェブサイト・アプリ・CRM)間のより信頼性の高いデータ連携を広告主に提供し、さらに広告主がTikTokで共有する情報を柔軟にカスタマイズすることができます。このようなイベントをTikTokと共有することにより、マーケティングチームによるTikTok上の広告パフォーマンスの測定・広告配信の最適化・ターゲットオーディエンスの作成に役立ちます。
Embedded Videos(公式)
TikTokビデオを記事や Web サイトに埋め込むことができます。埋め込んだ映像情報によって、伝えたい内容ををより理解してもらいやすくなります。TikTok のカスタム プレーヤーの形式でビデオ作成者、ビデオの説明、背景サウンドを表示することで信頼できるデータソースとしての役割を果たします。また、 TikTok上の対応するコンテンツにもリンクされています。
TikAPI(非公式)
- 誰かのプロフィール情報を取得する
- 投稿とユーザーを検索して探索する
- 完全なビデオ情報と統計を取得する
- ライブストリームと対話する
- ユーザーのメンションと通知を取得する
- ユーザーのメッセージを表示する
Rapid API(非公式)
RapidAPIは、世界最大級のAPIマーケットプレイスとして、開発者は、ここでパブリックAPIを発見してテストすることができます。RapidAPIは、総合的なAPI管理プラットフォームを構築するために、APIの設計、テスト、監視の機能を提供しています。また、APIができる場合、そのAPIを直接にRapid Hubに公開することで、他のユーザーも自分のAPIを利用できるようになります。
備考
TikTok公式が提供するAPIサービスを利用するには、開発者としての登録が必要です。
非公式のAPIは、無料で利用できるものや5日間のフリートライアルができるものもあります。また、リクエスト件数の他にも、各サイトでAPIのプラン内容が異なるため、事前にできることをよく比較することがおすすめです。
4.TikTokのAPIを利用する際の注意点
TikTokに限った話ではありませんが、APIを活用する場合には以下の点に注意することでより安全かつ安定的に運用することができます。
利用規約を遵守する
APIを使用する場合は、API提供元の利用規約に従う必要があります。専用の開発者ポリシーが用意されている場合もあるため、サービス自体の利用規約と合わせて注意深くチェックし、活用方法に違反がないか確かめることが大切です。
セキュリティ対策の強化
APIを使用する際には、自社アプリケーションとAPI提供元サーバーとの間で通信が発生するため、セキュリティ対策をより一層強化することが求められます。特にAPIキーを盗まれると悪用される危険性が非常に高くなるため、アクセス権限を制限し適切な管理フローを構築することが重要です。
リソースの制限
APIは多くの場合無料で提供されているため、多くの場合無制限に使用できるものではなく、リクエストの回数や頻度、取得できるデータなどに制限が発生します。自社のユースケースに合わせて調整し、制限を超えないよう対策を取ることが肝心です。
APIの仕様の変更
APIの仕様は普遍的なものではなく、提供元プラットフォームの都合により仕様が変更される可能性があります。APIを使用する際には、最新情報を定期的にチェックし、変更のあった際にも柔軟に対応できる体制を整えておく必要があります。
データのプライバシー保護
APIを使用してデータを収集する場合には、SNSの規約だけでなく法律面の遵守も求められます。ユーザーネームなどは個人情報に該当する可能性もあるため、APIで収集されたデータを利用する際には、著作権法などに基づいてプライバシーに配慮したうえでの使用が必要となります。
5.まとめ
今回はTikTokのAPIについて詳しくまとめてみました!
TikTokのAPIを利用することで
- 情報収集
- 広告の管理
- 効率的にクリエイターにリーチできる
様々なAPIが存在し、それぞれサービス内容や金額が異なります。
実際にAPIを利用して広告を出したい、情報を収集してトレンドを把握したいが、設定や運用方法が分からないなどお困りの方がいらっしゃいましたら広告代理店などに相談してみてはいかがでしょうか?広告代理店探しでお困りの方は是非一度ワンクルーズにご相談ください!
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