個人の方が見たり投稿したりすることが多いTikTokですが、最近では企業が情報発信しているところもよく見かけます。そこでは「人気なTikToker」が出演していることが多々あります。こういった方々の中には完全に個人で活動する人もいれば、「事務所」に所属して活動をしている方もいます。本記事ではこういったインフルエンサーが属する事務所が「具体的にどんなことをしているのか」ご紹介していきます。
TikTok事務所って何?
引用元:Accelerate The Future With TikTok(studio15)
具体的な業務内容について
TikTok事務所とは「TikToker専門の芸能事務所」のことを指します。イメージはSMILE-UP(旧ジャニーズ)やYouTuberが属するUUUMのような大手芸能事務所に近いです。
例えば上の画像のTikTok事務所「studio15」は、約100名のTikTokerが在籍しており、総フォロワーは「2,000万人」を超えています。このように「studio15」は個人向けTikTokerの運用代行を行っています。加えて、近年では企業向けの運用代行・広告運用も行っている事務所です。
また、具体的なTikTok事務所の主な業務は以下の4つです。
・クリエイターのマネジメント
・クリエイターの活動サポート
・企業案件の受注
・企業案件の動画制作
※これ以外にも前述した広告運用なども行っており、仕事の幅が広がってきていると言えます。
これらもまた、一般的な芸能事務所とほぼ同じと言えます。この「クリエイター」が、「アイドルや俳優」か「TikTokerやインフルエンサー」であるかどうかの違いと捉えると分かりやすいと思います。
TikTok事務所の種類
TikTok事務所には主に以下の3種類の事務所があります。
・TikTokerの量、質に強みを持っている事務所
・映像制作やコンテンツ制作に強みを持っている事務所
・TikTokを含むSNSマーケティングに強みを持っている事務所
本来のTikTok事務所としては、「TikToker(ティックトッカ―)」の仲介業務と映像制作が本業に当たります。ですがそこから派生し、今ではSNS運用やSNSマーケティング全般に関わる会社も増えてきているようです。移り変わりが激しいWEB業界だからこそ、様々なことを依頼できる「TikTok事務所」が増えていくかもしません!
TikTok事務所に依頼するメリットは?
引用元:GROOVE株式会社
ここからは「TikTok事務所に依頼するメリット」について紹介します。メリットは以下の3点になります。
・目的に合わせた「成功するためのノウハウ」が蓄積されている
・所属するTikTokerが多いため、世界観などに合わせた選択と制作が出来る
・企業案件の実績が多い事務所だと対応に慣れており、依頼する側も安心できる
ノウハウの蓄積
企業の方々の依頼内容はそのブランドの世界観や対象の年齢により多岐にわたります。その依頼に対応するためには、「個人のインフルエンサーの属人的な成功例」だけでは足りないと言えます。だからこそ、多くの企業案件に対応し、「世界観」や「構成」、「見せ方」のノウハウが蓄積できていることが、TikTok事務所の大きな強みになります。
選択肢の幅と対応力
TikTok事務所に依頼すれば、その内容に合わせて最適なクリエイターの方を選んでもらえます。社内で人選を細かく話し合う必要性が減るため、時間をより効率的に使えるでしょう。
一方のクリエイター側も、過去のノウハウをマネージャー経由で聞くことで、初めての案件でも十分に期待に応えることが出来ます。このように、TikTok事務所に依頼することで、企業の方とクリエイターの方の双方でwin-winの関係になれる点が魅力です。
企業案件の実績による安心感
企業の方にとって、依頼先の実績や受付の体制などは非常に気になるところだと思います。これが個人だと業務の抜け漏れやもしかしたら「情報漏洩」につながるかもしれません。ですがここで事務所を通すことで、企業案件の対応にもなれていますし、情報の管理も徹底して行われていることが多いです。企業の方はお金や成果の面だけでなく、セキュリティの面でも安心して依頼することが可能になります。
TikTok事務所に依頼するデメリットは?
引用元:CARAFUL.inc
ここからは「TikTok事務所に依頼するデメリット」について紹介します。デメリットは以下の2点になります。
・事務所の方針などにより、クリエイティブのジャンルや内容に制限がかかる可能性がある
・社内での運用や個人のクリエイターに依頼するよりも費用がかかる
事務所側からの制限
事務所に制作を依頼する場合、社内だけでなく事務所の都合によって制限がかかる場合があります。具体的には「ギャンブル」といったジャンルや「誇大広告」など、事務所ごとのルールに抵触する場合は実現が難しいでしょう。
ですが理にかなっていないルールは無く、規制や効果の面で行われていないと思うので、事務所の方の意見に従って制作を進めていくのが良いと思われます。
費用
当然ですが、制作を依頼するためには相応の費用がかかります。自社で運用できればベストですが、そのリソースが無いことがほとんどだと思うので、外注することになるでしょう。
ここで依頼先が「個人」か「事務所」で悩まれるかもしれませんが、多少費用がかさんでも「事務所」に制作を依頼すべきだと思います。前述したように「個人のクリエイター」の方では「セキュリティ」や炎上した場合のリスクケアの面で不十分な可能性があります。最近ではこの点が特にシビアな問題だと思うので、そこが整備されている事務所に依頼することがベストでしょう。
TikTok事務所への依頼費用はどのくらい?
TikTok事務所への「TikTok広告におけるインフルエンサー起用依頼」の細かい相場は公表されていない状況です。一方で「企業自身のTikTokアカウントの運用代行依頼」の相場はある程度定まっているので、そちらを中心に紹介します。
「TikTokアカウントの運用代行依頼」の契約形態は主に以下の2つに分けられます。
月額契約型
現状、この契約形態が最もメジャーとなっています。初期費用は「0~40万円」、月額費用の平均は「2.5万~100万円」程度となっています。作業別の具体的な金額は以下の通りです。
アカウント設計 | 5万~40万円 |
---|---|
企画・作成・編集 | 10万円~(月投稿数6~) |
投稿文作成・タグ選定 | 5万円~(月投稿数6~) |
クリエイター起用 | 10万円~(月投稿数6~) |
投稿代行 | 5万円~(月投稿数6~) |
いいね・コメント返信 | 10万円~ |
結果報告 | 5万円~ |
広告運用代行 | 5万円~ |
成果報酬型
実施している事務所は少ないですが、成果報酬型での運用代行もあります。フォロワー獲得数やリーチ数などの結果に応じて成果報酬で代行を請け負う形態です。
費用の相場は「1フォロワー獲得×100円~」のように、成果に応じて報酬が高くなっていきます。また、案件によっては「フォロワー獲得」が「CV獲得」や「リーチ数」に応じた金額になる場合もあります。企業側から見れば、成果を上げた分だけ支払いをするので、満足度が高くなりやすい傾向があります。
インフルエンサーマーケの費用相場はどのくらい?
ここではTikTokに限らず「インフルエンサーマーケティング」全般での費用相場を紹介します。
インフルエンサーマーケティングを行う場合、以下の表ように、そのインフルエンサーのフォロワー数によって金額が異なります。
メガインフルエンサー | 100万人~(単価:4~6円) |
---|---|
ミドルインフルエンサー | 10万人~(単価:3~5円) |
マイクロインフルエンサー | 1万人~(単価:2~3円) |
例えば、フォロワー数20万人で報酬単価が5円のインフルエンサーに依頼した場合、報酬は100万円が必要になります。一見、非常に高額なように思えます。ですがこれだけ高額になる分、フォロワーが多くなればその影響力はより大きなものになっていきます。どれだけの反響を得たいかによって起用するインフルエンサーの規模を判断するのが良いでしょう。
まとめ
TikTok事務所は、一般的な「芸能事務所」の「TikTok特化版」だと判断して間違いなさそうです。
現在SNS運用の一環としてTikTokを活用している企業も多いですが、自社で運用するリソースが無い場合は「TikTok事務所」に依頼することで、良い費用対効果を得られる可能性があります。
今回の記事はいかがだったでしょうか?こういった情報を今後のマーケティング施策にお役立ていただけると嬉しいです!
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