今回は設定するだけで「広告文が2倍になる」リスティング広告の運用において必須とも言える機能をご紹介します。Google広告の広告表示オプションの一つ、「コールアウト表示オプション」です。広告運用担当者は必見です。
コールアウト表示オプションとは?
「サイトリンク表示オプション」と似ていますが、コールアウト表示オプションはリンクを設定することはできません。テキストのみで追加の訴求を行います。通常の広告の下部に簡単な説明を入れることで、商品・サービスのメリットを簡潔に伝える事が出来る機能です。
下の画像の赤枠部分が「コールアウト表示オプション」。その下の青字部分が「サイトリンク表示オプション」となります。いつでも自由に変更できるのでキャンペーン内容に沿って切り替えることができます。
効果的に活用するコツ
あくまで訴求する内容は広告文に盛り込んでいるので、ちょっとしたプラスアルファのポイントを簡潔に表示していきます。上記のようにプランやサービス、実績などを表示していく以外にも、「年中無休」「送料無料」「返品保証」など、お得感を与えるような要素をプラスしていくのも良いと思います。
また「コールアウト表示オプション」は全角12文字、半角25文字まで表示することができますが、できるだけ具体的かつ簡潔なポイントを表示した方が、効果が高い傾向にあります。言葉が少ない分、曖昧な表現にならないように注意してください。
例えば「割引キャンペーン中」よりも「2,000円割引キャンペーン」など数字を出した内容の方が訴求力が上がります。また「女性に人気」という様な抽象的な表現よりも、「お肌で悩む女性に人気」といった表現の方がターゲットが絞れているので効果的です。
「コールアウト表示オプション」の設定方法
コールアウト表示オプションの設定方法は、「広告と広告表示オプション」→「広告表示オプション」→「コールアウト表示オプションを作成」をクリックします。

「コールアウト表示オプション」の追加先を選択→「新規作成」→「詳細設定」でデバイス、スケジュール設定を設定→「保存」をクリックします。

次に追加する広告表示オプションにチェックを入れ、「追加先」→「アカウント」「キャンペーン」「広告グループ」の中で選択します。

次に追加する「アカウント・キャンペーン・広告グループ」にチェックを入れて「完了」で設定完了となります。

コールアウト表示オプションは基本的に「8つ以上」入稿するようにしましょう。結果に応じて削除しながら効果の良いものだけを残して表示していくと良いと思います。
広告表示オプションのメリット
このような広告表示オプションを追加した場合、どのようなメリットがあるのでしょうか?
広告表示オプションがの項目が表示されることにより、広告枠の占有面積が広くなりますので視野範囲が広がります。そのため、特にスマートフォンの場合、画面全体を占領する場合もありますので、必然的にクリック数の増加が見込めます。
またユーザーのニーズを取り込みやすいという理由から、クリック率の上昇が見込めます。実際の成功例として約10〜15%クリック率が上昇するケースもありましたので、広告表示オプションを使ってサービスなどを存分にアピールしていきましょう。
まとめ
今回は「コールアウト表示オプション」について説明させて頂きました。コールアウト表示オプションは広告や他の広告表示オプションと合わせて設定することで、より効果的な訴求に繋げていくことができます。内容に関しても、キャンペーンやフェアの内容に合わせて調整することができますので、必ず設定していくオプションとなります。
「コールアウト表示オプション」を追加することでコンバージョンやクリック率の上昇に繋がる可能性が高いと思いますので、まだ設定していないという方は積極的に活用してみて下さい。
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