LINE(運用)

セグメント配信を徹底解説!LINE公式アカウントで効果的に情報を届けるポイント

LINE公式アカウントには、セグメントによって配信内容を変更できる機能があります。

個人の趣向や属性で分ける「セグメント配信」により、友だちに合ったメッセージを届けられます。

本記事では、セグメントと属性の設定方法や活用法を、初心者にもわかりやすく画像付きで説明していきます。

LINE公式アカウントのセグメント配信とは

セグメントとは

セグメントには、区切り・区分という意味があります。

マーケティングで使われる際は、顧客を性別や年齢といった属性ごとに分けることをセグメントと言います。

LINE公式アカウントでは、顧客のデータから属性を絞り込み、属性に合った配信を設定できるのです。

LINE公式アカウントでできる絞り込み配信機能

LINE公式アカウントには「オーディエンスセグメント配信」という機能があります。

この機能では、広告やメッセージを配信をする際にLINEに蓄積された消費者行動データを用いることができます。

LINEのセグメントには、4つの分類があります。

  • 基本属性:性別、年齢、地域
  • 趣味・関心:デジタル機器、ファッション、金融
  • 購買意向:小売、食品、自動車
  • 購買経験:飲食店、家具、インテリアショップ

セグメントを設定し、メッセージを「友だち」の属性に絞ることで、より効果的に広告やキャンペーン、クーポンを提供できます。

さらに、セグメント配信には3種類があります。

  • キャンペーン
  • 広告グループ
  • 広告の作成

3つのセグメント機能

属性で絞り込む

セグメントでは、5つの属性を分けられます。

  • 友だち期間
  • 年齢
  • 性別
  • OS
  • エリア

「広告グループ」を作成する際に「ターゲット設定」の項目で属性を設定しましょう。

「友だち期間」は以下から選択します。

  • 6日以下
  • 7日~29日
  • 30日~89日
  • 90日~179日
  • 180日~364日
  • 365日以上

年齢

  • 14歳以下
  • 15歳~19歳
  • 20歳~24歳
  • 25歳~29歳
  • 30歳~34歳
  • 35歳~39歳
  • 40歳~44歳
  • 45歳~49歳
  • 50歳~54歳
  • 55歳~59歳
  • 60歳~64歳
  • 65歳以上

性別

OSはAndroid OS・iOSに加え、各OSのバージョン別の配信が可能です。

  • Android OS
  • iOS

エリアは以下に分けることができ、指定配信・除外配信を設定できます。

  • 都道府県別
  • 市区町村別
  • 居住地
  • 勤務地
  • 現在地

オーディエンスで絞り込む

属性と併用して、過去のユーザー行動をもとに絞り込みもできます。

更なる細分化ができるため、オンライン広告を経由して友だち追加した人と、店舗で友だち追加してくれた人を分けてメッセージ配信するなどが可能です。

  • メッセージクリック
    リンク付きメッセージをクリックしたことがあるユーザーが対象
  • メッセージインプレッション
    メッセージを開封したことがあるユーザーが対象
  • リッチメニュークリック
    リッチメニューをクリックしたことがあるユーザーが対象
  • リッチメニューインプレッション
    リッチメニューを表示したことがあるユーザーが対象
  • チャットタグ
    チャットでユーザーをタグ付けした場合のみ使用可。タグのついたユーザーが対象
  • 友だち追加経路
    特定の経路から「友だち」になったユーザーが対象
  • 予約
    LINE経由で予約したユーザーが対象
  • ユーザーIDアップロード
    Messaging APIの利用を有効にした場合のみ使用可。TXT・CSV形式のファイルでユーザーIDをアップロードし、ユーザーを絞り込む。

大切なことは、どのオーディエンスに対して、どのようなアプローチが適切か?を考えることです。

適切に配信できれば、ユーザーの興味や特徴にもとづいた配信ができ、結果的に反応率も高くなります。

ただし、このオーディエンス設定には注意点があります。

それは各オーディエンスの対象者が50人以上いる必要がある点です。

例えば「予約」で絞りたい場合でも、LINEから予約したことがあるユーザーが30人しかいないと、その設定はできないのです。

データ管理や分析などに活用できる「ビジネスマネージャー」を使えば、「ウェブトラフィックオーディエンス」や「メールアドレスアップロード」といったオーディエンス設定もできます。

オーディエンスの設定方法は公式サイトをご覧ください。

オーディエンスのマニュアル

過去の配信から絞り込む

過去の配信から配信先を絞り込むこともできます。

例えば、1ヶ月前に配信した「新商品のお知らせ」を、もう一度同じユーザーに配信できます。

一方、1ヶ月前に配信したユーザーを除外して「新商品のお知らせ」を配信することも可能です。

項目に「含める」と「除外」の2択があるため、効果的に使い分けましょう。

この過去の配信による絞り込みは、認証済みのLINE公式アカウントでのみ使えます。

まだ認証が取れていない方は、LINEの審査に申請してアカウントの信頼性を高めましょう。

セグメント配信を利用するメリット

購買意欲を高める

LINE公式アカウントのセグメント配信を使えば、ユーザーの購買意欲が大幅に高まります。

これはユーザーにとって必要な情報をしっかり届けられるためです。

広告をクリックする、サイトを訪ねる、などの潜在ユーザーに対して、効果的にアプローチして売り上げに繋げましょう。

ブロック率軽減

セグメント配信で、ユーザーのブロック率を軽減させることも可能です。

アカウントのブロックは、ユーザーにとって不要な情報ばかりが届いた結果、「このLINEアカウントは重要な情報がなく、通知ばかりが来て邪魔だ」と判断されて起こります。

セグメント配信でしっかりターゲットを絞ることで、ユーザーに必要な情報を届けるだけでなく、不要な情報配信を控える効果もあるのです。

配信費用を抑えることができる

必要最低限のメッセージを送ることで、配信費用を抑えられます。

LINE公式アカウントには3つのプランがあり、うち2つは有料プランです。

無料プランは配信可能なメッセージ数が限られており、有料プランでも上限を超えれば1通ごとに費用が発生します。

必要な情報だけをユーザーに送ることで、運用コストである配信費用を減らせる効果もあるのです。

LINE公式アカウントの絞り込み配信の設定方法

ここでは、具体的にLINE公式アカウント(ブラウザ版)での絞り込み配信の設定を解説します。

ホーム画面の「メッセージ配信」にある「メッセージを作成」をクリックします。

メッセージ配信の「配信先」を「絞り込み」にします。

「オーディエンス」と「属性で絞り込み」の2択から選びましょう。

オーディエンスを設定したいときは、鉛筆マークを押してください。

以下の画面が出てきたら、配信したいオーディエンスを作成し、選択してください。

属性で絞り込む場合も、同様に鉛筆マークから設定を行います。

どのフィルターで絞り込むか選んで、その下の選択肢にチェックを入れてください。

配信先の絞り込みが完了したら、配信日時や内容を決め、最後に「配信」をクリックしましょう。

【応用】ID連携を活用したセグメント配信

ID連携でできるLINEのセグメント配信事例

ID連携で自社サイトとLINE公式アカウントを繋げることで、自社サイトのデータをLINE公式アカウントの配信に活用できるようになります。

具体的には以下のような配信が可能になります。

  • 初回購入者限定のクーポンメッセージを配信
    初めて店舗やECサイトの商品を購入したユーザーに、「友だち」限定クーポンメッセージを配信できます。
  • 再入荷通知
    人気商品や再入荷の情報を配信できます。
    興味を持つユーザーにターゲットを絞って効果的にアプローチできます。
  • カゴ落ち商品のリマインド
    カートに入れたまま未購入の商品をユーザーに配信できます。
    決済の失敗や購入し忘れを売上につなげることができます。
  • ポイント失効通知
    ポイント失効をLINEで通知することで、ポイント利用を名目にした売上を期待できます。
  • 初回購入した人へのステップ配信
    「友だち」になったユーザーに対し、指定のタイミング・期間でメッセージを自動配信できます。
    初日に挨拶文、3日後に初回限定クーポン、といったステップ配信が可能になります。

LINE公式ホームページでは、具体的な企業の活用事例を紹介しています。ぜひご覧ください。

LINEログインの活用

LINEログインとは、LINEアカウントを利用しログインする方法です。

ユーザーにとっては新規会員登録の手間がなくなるため、商品購入のハードルが下がります。

活用するためには「LINEログイン」を導入する必要があり、ユーザーの行動や購買履歴、どのサイトをいつ訪ねたのかなどの情報を連携できます。

ID連携をするためには、LINEログインまたはMessaging APIの活用が求められます。

まとめ

LINE公式アカウントのセグメント配信では、ユーザーを「属性」または「オーディエンス」に絞って、それぞれに合わせたメッセージ配信ができます。

ユーザーのブロック率の低減や購買意欲の上昇が期待できるほか、コスト削減にも繋がる便利な機能です。

各オーディエンスまたは属性のユーザー数が50人を超える必要がありますが、活用できればより効果的なマーケティングが可能になるでしょう。

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