LINEアカウントとは、企業や店舗がユーザーとのコミュニケーションや情報提供を行うためのアカウントのことです。オンラインでのマーケティング施策が重要視されている昨今、さまざまな業界で導入されています。
本記事では、LINE公式アカウントを導入するメリットを紹介するとともに、作り方や運用のポイントを解説します。
LINE公式アカウントとは
LINE公式アカウントは、今や国民の80%以上が使っているメッセージングアプリである「LINE」内で、企業や店舗、有名人などが公式にアカウントを持ち、ユーザーとのコミュニケーションや情報提供を行うためのアカウントです。
これを通じて、企業や店舗は商品やサービスのプロモーション、イベント告知、カスタマーサポートなどを行い、ユーザーとのダイレクトなコミュニケーションを可能にします。
まずは、LINE公式アカウントのメリットやLINEアカウントとの違いを見ていきましょう。
LINE公式アカウントを活用するメリット
①国内最大級のユーザー数
LINEの国内の月間利用者数は、なんと9,600万人。LINEは、日本国内で最も普及しているメッセージングアプリの1つなのです。
そのため、LINE公式アカウントを活用することで、多くのユーザーと接点を持つことができます。
②幅広い年齢層
LINEは、若者から中高年層、さらには高齢者まで幅広い年齢層に利用されています。そのため、企業や店舗がLINE公式アカウントを活用することで、異なる年代のユーザーに情報を発信することができます。
また、LINEは日本各地で利用されています。都心部だけでなく地方にも多くの利用者がいるため、どんな企業や店舗でも効果を感じやすいでしょう。
これらの点は、ターゲット層の多様性をカバーする上で非常に有益です。
③高い開封率
LINEは、通常のメールやDMよりも開封率が高いのが特徴です。一般的なメールの開封率は平均10〜30%なのに対し、LINEの開封率は60%ともいわれています。
これは、ユーザーがLINEを日常的に利用し、比較的リアルタイムにメッセージを開封する習慣があるためです。また、LINEの通知機能は非常に目立ちやすく、未読メッセージがあることをユーザーにすぐに知らせる仕組みがあります。
高い開封率は、情報の効果的な伝達やプロモーション活動の成功につながります。
LINEアカウントとLINE公式アカウントの違い
では、LINEアカウントとLINE公式アカウントはどう違うのでしょうか。
一般のLINEアカウントは、個人ユーザーが登録し、友達や家族とのメッセージのやり取りや、グループチャット、写真や動画の共有など、一般的なコミュニケーションに使用されます。これは、個人が登録したプライベートなアカウントであり、基本的には個人間のコミュニケーションに使われます。
一方、LINE公式アカウントは、企業や有名人などが公式に登録するアカウントであり、ユーザーとのコミュニケーションや情報提供を目的としています。これを通じて、企業は商品やサービスのプロモーション、イベント告知、カスタマーサポートなどを行い、ユーザーとのダイレクトなコミュニケーションを可能にします。また、有名人やアーティストもファンとの交流や最新情報の発信などを行うためにLINE公式アカウントを利用しています。
LINE公式アカウントは、一般のLINEユーザーとは異なり、公式な立場からの情報提供やコミュニケーションが主な目的となります。
LINE公式アカウントは無料で作成できる
LINE公式アカウントは、無料で作成することができます。
また、LINE公式アカウントは個人での開設も可能です。中には、プライベートのやり取りを通常のLINEアカウントで、仕事のやり取りをLINE公式アカウントで行っている人もいます。
では、LINE公式アカウントの3つのプランを詳しく見ていきましょう。
①コミニュケーションプラン
もっともミニマムなプランが、「コミュニケーションプラン」です。月額利用料0円で、月に200通まで無料でメッセージを送ることができます。
アカウント自体も無料で作成できるため、「LINE公式アカウントが本当に自分に必要なのかわからない」「まずは使い勝手を試してみたい」という方におすすめです。
②ライトプラン
ライトプランは、月額5,500円(税込)で5,000通までメッセージを送れるプランです。小規模の企業や個人経営の店舗などに向いています。
③スタンダードプラン
スタンダードプランでは、月額16,500円(税込)で30,000通のメッセージが送れます。3つの中で唯一追加メッセージを送ることができる(〜3円/1通・税別)のが特徴です。
ちなみに、LINE公式アカウントの利用料は、最大450万円までの補助が受けられるIT導入補助金の対象となります。本格的な運用を検討している場合は、補助金の受給も検討しましょう。
LINE公式アカウントの作り方
ここからは、LINE公式アカウントの作り方を具体的に解説していきます。
1.LINE公式アカウントのページにアクセス
まずは、LINE公式アカウントの公式サイトにアクセスしましょう。右上にあるオレンジのボタン「アカウント作成」または画面左にある「LINE公式アカウントをはじめる」から、作成に進みます。
2.LINEビジネスIDを取得する
次は、LINEビジネスIDの取得です。「LINEアカウントで登録」もしくは「メールアドレスで登録」からアカウントを作成しましょう。
ちなみに、すでに持っているLINEアカウントと紐づけても、ユーザーに個人アカウントの情報がバレることはありません。
3.LINE公式アカウントを開設
LINEビジネスIDの作成が終わると、「LINE Official Account Manager」という管理画面にログインできます。そこからLINE公式アカウントを開設しましょう。会社や店舗の情報を入力するのみで、身分証明書などの提出は不要です。
4.入力内容の確認
必要情報をすべて入力したら、入力内容を確認します。入力内容にミスがあると後から困る可能性もあるため、きちんと確認するようにしましょう。
5.認証済みアカウントの申請(任意)
最後に、認証済みアカウントの申請を行いましょう。手順は以下の通りです。
- 管理画面内で「設定」を開く
- 「情報の公開」の欄にある「アカウント認証をリクエスト」を選択する
- 「認証済みアカウントのお申し込み」ページで必要方法を入力する
- 画面の指示に従って入力内容を確認し、申請する
審査には10日ほどかかるため、アカウントを作成したらできるだけ早めに申請しておくのがおすすめです。
承認済みアカウントと未承認アカウントの違いは?
LINE公式アカウントは未承認でも利用できますが、利用できる機能に差があります。
■承認済みアカウントでしか利用できない機能
- 友だち検索結果への表示
- 友だち追加広告の配信
- 店舗用ポスターのダウンロード
- 請求書決済
承認済みアカウントのほうが利用できる機能が多いため、特別な理由がない限り承認を申請するのを推奨します。
4.LINE公式アカウントを効果的に運用するポイント
最後に、LINE公式アカウントを効果的に運用するポイントを3つ紹介します。
- 目的を明確にする
- 目的に合ったKPIを設定する
- 運用体制の整備をする
それぞれ詳しく見ていきましょう。
目的を明確にする
LINE公式アカウントを運用する前に、何を目指すのかを明確にすることが重要です。目的が明確になっていないと、途中で方向性を見失ってしまったり、コストや手間が無駄になってしまったりしかねません。
例えば、顧客とのコミュニケーション強化、商品やサービスのプロモーション、ブランドの認知度向上など、具体的な目標を設定します。目的を決める際には、自社の現状の課題を洗い出すことから始めましょう。LINE公式アカウントを導入すればその課題が解決できるのかをきちんと議論することが大切です。
目的の明確化によって、運用の方針やコンテンツ戦略が明確化され、効果的な活動が行えます。
目的に合ったKPIを設定する
目的を達成するためには、適切なKPIを設定することも不可欠です。
例えば、顧客とのコミュニケーション強化を目指す場合は、チャットの回答率や顧客からの評価などが重要なKPIとなります。また、プロモーションや販促を目的とする場合は、クーポンの利用率や特設ページへのアクセス数などをKPIとして設定しましょう。
また、KPIは達成できたかできなかったかを正確に計測できるよう、具体的な数値を用いて設定しておくのがおすすめです。適切なKPIを設定することで、成果を評価し改善点を見つけることができます。
運用体制の整備をする
LINE公式アカウントを効果的に運用するためには、運用体制を整備することも欠かせません。
LINE公式アカウントを導入すると、これまで電話やメールなどで受けていた依頼をLINEから受けるようになるため、業務フローが変わります。業務フローの見直しを行い、それに併せて運用担当者の役割や責任も明確にしておきましょう。
適切な運用体制を整備することで、コンテンツの充実や迅速な対応が可能となり、顧客満足度の向上につながります。
まとめ
企業や店舗がユーザーとのコミュニケーションや情報提供を行うための「LINE公式アカウント」。国内最大級の利用者数、そして幅広いユーザー層を誇るLINE上でユーザーにアプローチできるため、企業や店舗の集客・売上アップ・顧客ロイヤリティ向上などに効果的です。
LINE公式アカウントは無料でも開設できるため、オンラインでのマーケティング施策を検討している方はぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。弊社では、LINE公式アカウントの運用の相談に乗っておりますので、お気軽にご相談ください。
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