LINE(運用)

LINE公式のオーディエンスとは?売上に繋がる効果的なメッセージ配信を解説

LINE公式アカウントを使う上で、このような疑問はありませんか?

  • 一部の人にだけメッセージを配信したい
  • 商品購入歴のある人にだけ、特別クーポンを届けたい

そんな時は、LINE公式アカウントの「オーディエンス」という機能を使ってみましょう。

この機能を使えば、「友だち」を分類分けしてメッセージを配信できます。

今回は、LINEのオーディエンス機能で出来ることや設定方法をくわしく紹介します。

LINE公式アカウントのオーディエンスとは?

LINE公式アカウントの「オーディエンス」とは、どの「友だち」に対してメッセージ配信するか?を指定できる機能です。

マーケティング用語の「ターゲット」に近く、オーディエンス設定は「ターゲティング」と同じような意味を持ちます。

似たような機能に「属性」もありますが、「オーディエンス」とは分類方法が異なります。

属性オーディエンス
友だちのプロフィールで分類する友だちの行動で分類する
性別
年齢
OS
地域
友だち期間
メッセージクリック
メッセージインプレッション
リッチメニュークリック
リッチメニューインプレッション
チャットタグオーディエンス
友だち追加経路オーディエンス
ウェブトラフィックオーディエンス
ユーザーIDアップロード

オーディエンス機能を使えば、リッチメニューをクリックしたことがある「友だち」のみにメッセージを配信するなど、行動ベースのメッセージ配信ができます。

アクションをしている「友だち」に絞ってクーポン発行やメッセージ配信ができるため、属性と比べて売上に繋がりやすい特徴があります。

LINE公式アカウントのオーディエンスの種類

ここではLINE公式アカウントのオーディエンス全8種を紹介します。

メッセージクリック

この設定では、配信したメッセージ(過去60日以内)のリンクをクリックした「友だち」のみにメッセージを配信できます。

「メッセージを開封して、リンクをクリックした」という良い反応をした友だちがこれに含まれます。

例えば、1ヶ月前に配信したセール情報のメッセージを受け取り、リンクをクリックした購買意欲の高い友だちに限定して、再度セール情報のお知らせをするなどの活用ができます。

設定には「友だち」が50人以上必要です。

メッセージインプレッション

この設定をすると、配信したメッセージ(過去60日以内)を開封した「友だち」のみにメッセージを配信できます。

「リンクはクリックしなかったけど、メッセージは見た」という友だちがこれに含まれます。

例えば、前回配信したメッセージを開封した友だちにのみ、もう一度メッセージを配信するなどの活用ができます。

設定には「友だち」が50人以上必要です。

リッチメニュークリック

この設定をすると、リッチメニューをクリックしたことのある「友だち」のみにメッセージを配信できます。

リッチメニューのデザインや配置を変更した場合は、その期間別にリッチメニューをクリックした友だちを設定することもできます。

例えば、リニューアル後のリッチメニューをクリックした友だちにのみメッセージを配信するなどの活用ができます。

設定には「友だち」が50人以上必要です。

リッチメニューインプレッション

この設定では、リッチメニューを表示したことのある「友だち」のみにメッセージを配信できます。

どの期間のリッチメニューを表示したかによって、「友だち」を選択することも可能です。

リッチメニューを表示したことのある「友だち」が50人以上必要です。

友だち追加経路オーディエンス

この設定では、「友だち」になった経路ごとにメッセージを配信できます。

QRコードやURLなど、どのような経路で「友だち」になったか?で配信相手を分けることができます。

例えば、店舗に掲載しているQRコードから友だち追加した人と、店舗のホームページやSNSなどのURLを経由して友達登録した人で、メッセージの内容を分けて配信できます。

設定するには、配信したい対象の「友だち」が50人以上必要です。

チャットタグオーディエンス

この設定では、「友だち」につけたタグごとにメッセージを配信できます。

チャットタグを使用するには、事前に「友だち」にチャットタグを作成する必要があります。

例えば、これまでに個別メッセージをくれた方に「個別連絡あり」のタグを付けておき、そのタグが付いている友だちにメッセージを配信するなどの活用ができます。

この設定に人数制限はないため、友だちの数が少なくても設定できます。

ユーザーIDのアップロード

この設定では、「友だち」のユーザーIDごとにメッセージを配信できます。

この設定で必要なものは、「友だち」ごとのユーザーIDをまとめたTXTまたはCSV形式のファイルです。

そのファイルを読み込むことで、オーディエンスを設定できます。

ファイルの作成が大変ではありますが、友だちを個別に管理できるため、より細かなニーズに合ったメッセージ配信が可能になります。

ウェブトラフィック

この設定では、LINE Tagの情報を使って「友だち」を分類し、分類ごとにメッセージを配信できます。

LINE TagはLINE公式アカウントで行ったアクションに対して、「友だち」の反応を測定できる機能です。

オーディエンスとは別に、LINE Tagの設定も必要になります。

LINE公式アカウントのオーディエンスを使うメリット

オーディエンス配信によって得られるメリットは3つあります。

  1. 関心の高い「友だち」に配信ができる
  2. 配信コストが削減できる
  3. 情報到達率が高い

最大のメリットは、友だちに必要な情報だけを届けられることです。

オーディエンス設定をすることで、「友だち」は自分の関心に合ったメッセージだけを受け取れます。

自分に不要で関心のないメッセージが来ないため、ブロックされる確率も大きく下がるのです。

また、配信コストも削減できます。

LINE公式アカウントには3つの料金プランがあり、配信できるメッセージ数が異なります。

コミュニケーション
プラン
ライトプランスタンダードプラン
月額固定費0円5,000円15,000円
無料メッセージ通数200通/月5,000通/月30,000通/月
追加メッセージ料金不可不可~3円/週

「友だち」全員にすべてのメッセージを配信すると、プランのメッセージ上限数を超える可能性が高いです。

オーディエンス機能を使えばメッセージを最低限かつ効果的に配信できるため、配信コストを削減できるのです。

実際に、オーディエンスの情報到達率はとても高いです。

従来のメルマガよりも高い情報到達率のマーケティングにつながるため、結果的に売上に繋がりやすいメッセージ配信ができるのです。

オーディエンスの作成方法と配信方法

オーディエンスの作成方法

オーディエンスの作成方法は以下の4ステップです。

ステップ1:「ホーム」から「オーディエンス」を選択

オーディエンスのメニューは、データ管理の中にあります。

ステップ2:「オーディエンスを作成」をクリック

緑色のボタン「オーディエンスを作成」をクリックしてください。

ステップ3:オーディエンスタイプを選択し、オーディエンス名を入力

オーディエンスタイプでは、どのオーディエンスにメッセージを配信したいのか?を選びます。

オーディエンス名は「5/12メッセージクリック」「デザインAのリッチメニュー」など、自分たちが分かりやすい名前をつけましょう。

ステップ4:ターゲットを設定する

オーディエンスタイプを選択すると、対象となるメッセージもしくはリッチメニューなどが表示されます。

設定したい内容の右端にある「選択」をクリックして、ターゲットを設定してください。

オーディエンスタイプによって選択肢や入力内容は異なります。

オーディエンスの配信方法

オーディエンスの配信方法は、通常のメッセージ配信と同じです。

ステップ1:「ホーム」から「メッセージを作成」を選択

メッセージ配信の中にある「メッセージを作成」を選んで下さい。

ステップ2:「絞り込み」でオーディエンスを選択

次に、配信先を「絞り込み」に変更します。

そうすると「オーディエンス」や「属性」で絞り込みが可能になるので、オーディエンスの部分にある鉛筆のマークを押してください。

ステップ3:「含める」か「除外する」を選択

次のページでは、事前に作成したオーディエンスが表示されます。

特定のオーディエンスに対してメッセージを送りたい場合は、「含める」を選択します。

一方、そのオーディエンスを除外した、それ以外の人にメッセージを送りたい場合は「除外する」を選択します。

選択したものはグレーに色付けされ、白は「選択していない」ということになります。

オーディエンスの選択が完了したら、「追加」をクリックしましょう。

ステップ4:メッセージを入力し「配信」をクリック

オーディエンスを選択し終えたら、配信日時を設定します。

配信するメッセージ内容を作成し、最後に「配信」を押してください。

以上の流れで、オーディエンスで指定した「友だち」へのメッセージが配信は完了です。

まとめ

「オーディエンス」の設定では、特定の「友だち」へのメッセージを配信できます。

オーディエンスは全部で8種類あり、「友だち」の行動・反応ごとに分類が可能です。

「チャットタグ」と「ユーザーIDアップロード」以外のオーディエンスを設定するためには、「友だち」数が50人以上である必要があります。

オーディエンスを活用して関心のあるユーザーに効果的にメッセージを配信し、LINEで効率的にビジネス活用していきましょう。

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