LINE公式アカウントのメッセージ配信を行う際、
「開封率が低い」
「クリック率が伸び悩んでいる」
こんなことでお悩みではないでしょうか?
そんな悩みを解決する鍵がA/Bテストです。
A/Bテストでは、どんなメッセージが効果的なのか、複数のパターンを用いて検証することができます!
本記事では、LINE公式アカウントのA/Bテストについて、配信手順・注意点を図解で細かく説明していきます。
せっかくLINE公式アカウントを持っているのに活かしきれていないという方は、ぜひA/Bテストを実施してみてください。
LINE公式アカウントのA/Bテストとは
概要
LINE公式アカウントのA/Bテストとは、2通り以上のメッセージを任意のユーザーごとに振り分けて配信し、どのメッセージの効果的なのかを比較検証する機能です。
例えば、同じ商品を宣伝する際、画像Aと画像B、またはキャッチコピーAとキャッチコピーBを用意し、それぞれを異なるユーザーに配信することで、どちらがより多くのクリックや購入につながるかを検証できます。
また、配信によって最も効果が高かったメッセージを、それ以外のユーザーに配信することも可能です。
※パフォーマンスが良かったメッセージを残りのユーザーに配信することもできるのはテスト開始から3日以内に限ります。
A/Bテストのメリット
- 投稿による効果を高められる
適切なメッセージを選定することで、クリック率やコンバージョン率の向上につながります。 - ユーザーのニーズがわかる
異なるメッセージに対する反応を見ることで、ユーザーのニーズや興味を深く理解することができます。 - 効率的な運用
一度に複数のバリエーションを試せるため、効率的に最適な施策を見つけることができます。
使えるシチュエーション
LINE公式アカウントの「A/Bテスト機能」は以下のようなシチュエーションで利用することができます。
- 投稿Aと投稿Bのどちらが効果的なのか知りたい
- 最適な投稿を多くのユーザーに配信したいので、事前に投稿内容のテストをしたい
- 投稿による効果を最大化するため、PDCAサイクルを回して改善を図りたい
LINE公式アカウントを運用していく中で、上記のようなシチュエーションは多いかと思います。
「友だち登録」をしてくれたユーザーと、LINEを通じてコミュニケーションを深めるためには、多くの人に興味・関心を持ってもらえる投稿、悩みや課題が解決されるような投稿を行いたいものです。
「A/Bテスト機能」では、「施策の比較」「施策のテスト」「施策の改善」を行うことが可能ですので、運用状況や目的に合わせて使ってみてください。
A/Bテストの実施方法
配信方法
配信方法の一例を紹介します。
1.メッセージ配信の新規作成の画面を開きます。
ここで配信先のターゲットや、配信日時を設定できます。
※A/Bテストメッセージで予約配信を行う場合、テスト結果からテスト対象外への配信は即時配信のみとなります。
2.「A/Bテストを作成」にチェックを入れ、設定を行います。
- A/Bテストの名前を設定(ユーザーには表示されない)します。
- A/Bテストの対象にする友達の割合を設定します。
- A/Bテストの配信対象数を確認します。
- 対象ユーザー:A/Bテストの配信対象数
- バリエーションあたり:メッセージのバリエーション1つあたりの配信対象数
- 対象外ユーザー:A/Bテストを配信しない残りのメッセージ配信対象数
※A/Bテストを実施する場合、「オーディエンス」「LINE VOOMに投稿する」は選択できません。
3.メッセージのバリエーションを作成します。
- クリックしてバリエーションを増やすことができます。最大4つのバリエーション作成が可能です。
- バリエーションごとのタブです。▼をクリックすると削除やコピーが選べます。
- バリエーションごとの名前(ユーザーには表示されない)を設定できます。
- メッセージの設定欄です。
- クリックすると、吹き出し設定が可能です。
※1つのバリエーションにつき、通常のメッセージ配信と同様に最大3つのメッセージ内容を設定することができます。
※テキストに関して、規定により配信や設定できないキーワードがあります。
4.設定が完了したら、配信をクリックします。
これで設定は完了です。
効果測定方法
配信が完了すると、「分析」の「メッセージ配信」に結果が表示されるので、リストから該当するメッセージの「A/Bテスト」を選択してクリック率が最も高かったメッセージを確認します。
配信したいバリエーションの「配信」をクリックすると該当バリエーションの残りの配信対象に配信されます。
※配信ボタンはA/Bテスト配信後即時表示されます。
※A/Bテストメッセージ配信から72時間を過ぎると配信ボタンは押せなくなります。
A/Bテストの効果を上げるポイント
メッセージを送る順番
LINEのA/Bテストでは、1つのバリエーションにつき最大3つまでメッセージを設定することができます。
そのなかでも、最後に設定するメッセージ(3つ設定した場合は3つ目のメッセージ)が最後尾に表示されるため、ユーザが開封したときに、最も目にするメッセージとなります。
下記の図のように、最後のメッセージは必然的にインプレッション(=表示回数)が上がります。
そのため、最も高いクリック率が見込まれるメッセージを設定することが、A/Bテストで効果を上げる重要なポイントです。
最後のメッセージ
最後のメッセージとは、主にサイトや申し込みへ誘導する文言のことを指します。
ここでは、単に情報を伝えるだけでなく、ユーザーを購買行動に誘導したり、エンゲージメントを向上させたりするための重要な役割を担っているため、ユーザーのアクションを後押しする重要なポイントとなっています。
例えば、以下の要素を変化させて、どの組み合わせが最も効果的なのかを検証できます。
- CTAの言葉:「購入する」「詳しく見る」など、様々な言葉で試す
- 画像の有無:画像ありと画像なしを比較する
- 動画の長さ:短い動画と長い動画を比較する
静止画や動画を最後のメッセージにする場合は、以下の内容に注意する必要があります。
動画のメッセージ(リッチビデオメッセージ)の場合は、再生の最後にCTAを表示することができます。
ユーザーのアクションを促しやすくなりますが、その反面、動画のクオリティに左右されてしまうので注意が必要です。
静止画(リッチメッセージ)の場合は、クリック率が高くなる傾向にありますが、商品の情報や内容がわかるテキストを含ませることが重要です。
最後のメッセージは、サイトへのアクセス数や申し込み数を増加させる上でもかなり重要になってきますので、A/Bテストを複数行って最適な文言を見つけてみましょう。
A/Bテストの注意点
以下2点の注意点があります。
アプリ版の管理画面からは利用ができない
LINE公式アカウントは、主にスマートフォンから操作する場合の「アプリ版 管理画面」と、主にPCから操作する場合「Web版 管理画面」の2箇所から操作することが可能です。
しかし「A/Bテスト機能」は「アプリ版 管理画面」からの利用はできないため、「Web版 管理画面」から利用する必要があります。
利用する際は注意しましょう。
5,000人以上のターゲットリーチが必要
「A/Bテスト機能」を利用するには、ターゲットリーチが5,000人以上必要です。
利用する際は、十分なターゲットリーチがあるかどうか確認しておきましょう。
なおターゲットリーチは「Web版 管理画面」の「分析」>「友だち」から確認することが可能です。(下画像参照)
※この場合は5,000人に達していませんので配信できません。
メッセージを配信する際の「配信先」で配信対象を絞ってしまうと、実際の配信対象となるターゲットリーチの数が小さくなってしまうことがあるので、注意しましょう。
まとめ
LINE公式アカウントのA/Bテストは、複数のメッセージパターンを比較し、最も効果的なものを特定できる便利な機能です。
この機能を活用することで、開封率やクリック率の向上、ひいては売上アップにもつながります。
LINE公式アカウントを運用している方は、A/Bテストを取り入れて効果的なメッセージ配信を目指しましょう!
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