SNSの普及に加えて、オンライン上でのユーザーの購買活動が活発になったことから、SNSを通してオンラインショップへ集客し売上を伸ばしている企業も増えてきました。Instagaramも例外ではなく「ショッピング機能」を使ってユーザーは以前より簡単にオンラインで買い物をすることができます。
オンラインショップで販売を行っている方や、すでにInstagramのショッピング機能を利用している方にぜひ活用していただきたい機能が『ショッピング広告』です。
本記事では、「ショッピング広告を活用するか迷っている方」や、「始め方が分からない方」のためにショッピング広告のメリットと始め方を解説します。
1つ注意点ですが、ショッピング広告はショップ内の広告ではありません。
【ショッピング広告】と【ショップ内の広告】は異なります。2つの違いに関しては本文で解説していますので、ぜひ見てみてください。
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ショッピング広告とは?
まずは、Instagramのショッピング機能について説明します。
その後、「ショッピング広告」と、「ショップ内の広告」のそれぞれの特徴を解説していきます。
そもそもショッピング機能とは
Instagramのショッピング機能とは、Instagramの投稿に「商品タグ」を設置することで、タグをタップしたユーザーがそのままECサイトの商品購入ページに移動できる機能です。
GoogleやSafariなどの外部検索エンジンを経由する手間がなく、直接オンラインショップへ誘導可能であることから、以下3つのメリットがあります。
- タグをタップするだけなのでオンラインショップへの誘導がスムーズ
- すぐに商品ページまで辿りつけるのでユーザーの熱量が下がりにくい
- ユーザーの熱量がもっとも高いときなので商品購入につながりやすい
Instagramを商品販売の窓口として利用している場合、積極的に活用したい機能です。
ショッピング広告とは
Instagramのショッピング広告とは、先述した「商品タグ」のついた投稿を「広告として」配信できる機能です。「商品タグ付き広告」と呼ばれることもあります。
一般的な投稿は、基本的にフォロワーの画面に表示されるため、フォロワー外のユーザーに投稿が届きにくいとされています。
その点、ショッピング広告はフォロワー以外のユーザーにも幅広くアプローチが可能で、多くの人の目に触れやすくなります。
ショッピング広告を活用すれば【ブランドや商品の認知度UP】【購入の可能性UP】につながりやすくなるでしょう。
ショップ内の広告とは
ショップ内の広告とは、ショップタブに表示される広告のことを指します。
ショップ内の広告は、商品タグ付きの投稿などと並んで一覧で表示されます。虫眼鏡のアイコンの「発見タブ」と同様の仕組みで、ユーザーごとの興味関心に合う投稿やブランドが表示されるようになっています。
配信できる面やフォーマット
ショッピング広告の配信面は2つあります。
- ホームタブにあるフィード投稿
- 発見タブにあるフィード投稿
それぞれ詳しく解説します。
ホームタブの投稿フィード
まず1つ目は「ホームタブの投稿フィード」です。
インスタのフィード画面には、「フォローしているアカウントの投稿」や「インスタが自動でオススメする、アカウントの嗜好に合わせた投稿」が表示されます。
フィードに表示されたショッピング広告から商品を購入するには、投稿画像をタップしてタグを表示させ、タグをタップ。
「ウェブサイトで見る」をタップして、ウェブサイトに移動します。あとは、表示されたウェブサイトで購入手続きをするだけです。
配信可能なフォーマットには「画像」「動画」「カルーセル(複数枚の画像を横並びに表示できる)」の3種類あり、配信したいアイテムにあわせて使い分けることが可能です。
ショッピング広告は気になる商品を見つけてから実際に購入するまでの手順が、「簡単」「手間がかからない」といった点が特徴的です。
発見タブの投稿フィード
2つ目は、「発見タブの投稿フィード」です。
発見タブは、検索せずともアカウントの興味関心に合わせて投稿が表示されます。ホームタブとの違いは、フォローしているかしていないかに関わらず投稿が表示される点です。投稿者が商品タグを設定していれば、商品タグの表示がされるでしょう。
購入手順としては、1つ目のホームタブの時と同様。「商品タグ」をタップ→「ウェブサイトで見る」をタップすることで商品購入ページに移動できます。
ショッピング広告を活用するメリット
Instagramのショッピング広告を活用するメリットを4つ紹介します。
- クリック箇所が多い
- ターゲットを指定できる
- 新しい写真の準備は不要
- リーチ数を増やせる
以降で詳しく説明します!
1.クリック箇所が多い
ショッピング広告におけるメリットの1つ目は、「クリックできる場所が多い」点です。
通常の広告の場合、「詳しくはこちら」などのCTAボタンしか表示されず、投稿自体をタップしてもCTAボタンを押さない限りページの移動は起こりません。
一方でショッピング広告の場合は、複数の商品タグの設置ができます。
複数の商品を投稿に掲載していても、各商品の近くにクリックできる「商品タグ」を設置できるためユーザーの興味関心が高いうちにクリックへと繋げられます。
2.ターゲットを指定できる
ショッピング広告におけるメリットの2つ目は、「広告を配信したいターゲットを指定できる」点です。
ショッピング広告は年齢、性別、地域、興味関心などに詳細ターゲットを指定して配信することが可能です。
さらに「過去に自社サイトで購入した人と似た動きをした人」「ショッピング投稿をタップした人」など、相手の動きや好みなどを考慮した上で商品を宣伝できるため購入につながる可能性がより高い人に絞って広告を届けられます。
3.新しい写真を準備しなくて良い
ショッピング広告におけるメリットの3つ目は、「通常の投稿を使用するので新しい写真の準備は不要」な点です。
ショッピング機能で使用した通常の投稿を使用できるので、広告のために新しい写真や素材を準備する必要がありません。
わざわざ広告用の新しい写真を用意しなくとも、既存の写真を使用できる点は手間がかからないので便利です。
4.リーチ数を増やすことができる
ショッピング広告におけるメリットの4つ目は、「フォロワー以外にも届くためリーチ数を増やせる」点です。
「商品タグ」をつけたショッピング機能付きの投稿は、基本的には「フォロワー」と「おすすめ投稿」だけでの表示になるため、リーチできるユーザーの範囲が狭くなりがちです。
しかし、商品タグ付きのショッピング広告はターゲティングしたユーザーに投稿を表示できるため「フォロワー」にとどまらずより広い範囲のユーザーにアプローチすることが可能です。
多くのInstagramユーザーに商品を認知してもらいたい場合、ショッピング広告は非常に有効だと言えます。
ショッピング広告を活用するデメリット
Instagramのショッピング広告を活用するメリットが多く存在する一方で、デメリットもあります。
- サイト遷移までの手順が増える
- インスタショッピング投稿の利用要件がある
それぞれ詳しく解説します。
1.サイト遷移までの手順が増える
ショッピング広告におけるデメリットの1つ目は、「サイト遷移までのユーザーの手順が通常の投稿より増える」点です。
投稿の種類 | タップ数 | 手順 |
---|---|---|
商品タグがついていない場合 | 1~2回 | (広告をタップ→)画像下部のCTAボタンをタップ |
商品タグ付き広告の場合 | 1~3回 | (広告をタップ→)画像下部のCTAボタンをタップ または、 (広告をタップ→)商品タグをタップ→CTAボタンをタップ |
さらに投稿に「商品タグ」を複数つけると販売サイトに移動する前に、画像内にある商品タグを設置したアイテムを一覧でチェックできます。
したがって、サイト遷移までに目を通す場所や、必要なクリックが多くなります。クリックしなければならない箇所が多くなればなるほどユーザーの離脱ポイントが増えてしまうので、デメリットといえるでしょう。
広告のクリック数・サイト遷移度の変化は確認が可能なので、商品タグを付けた投稿はインサイト画面を分析してユーザーの離脱ができるだけ少なくなるよう最適な型を模索していけると良いですね。
2.ショッピング投稿の利用要件がある
ショッピング広告におけるデメリットの2つ目は、「ショッピング投稿の利用要件がある」点です。
ショッピング投稿を行う前に、以下のような利用条件を満たさなければなりません。
- Facebook および Instagram のポリシーに準拠していること
- 該当するビジネスとドメインに紐付いていること
- 所在地がコマースを利用できる国であること
- 信頼性を示すこと
- 正確な情報を提供し、ベストプラクティスに従うこと
- Instagramショップで販売可能な商品を扱っている
「利用条件の把握」や「利用開始までの設定」が必要な点も、デメリットとして挙げられるでしょう。とはいえ、利用条件や設定に難しい内容は含まれていません。
特に「設定」に関しては手順を追って1つずつ行っていくことで、簡単に対処できるはずです。実際の「ショッピング広告の始め方」に関しては、次章で説明しますのでぜひ参考にしてみてください!
ショッピング広告の始め方
インスタのショッピング広告を始める方法について、説明します。
開始するための手順は4STEPです。
- 管理画面広告作成の画面にする
- 広告を配信する目的を選択する
- 「既存の投稿を使用」を選択
- 配信したい投稿を選択
1.管理画面広告作成の画面に
まず、Facebook広告マネージャの「+作成」をクリックし、広告作成の画面を表示させましょう。
キャンペーン、広告セット、広告にはそれぞれ名前を付けます。任意の名前を設定してくださいね。
2.広告を配信する目的を選択する
既存の投稿を使用するためには広告の配信目的を【認知度、トラフィック、エンゲージメント、売上】の中から選択します。
3.既存の投稿の使用を選択する
次に「広告設定」からプルダウンをクリックし、「既存の投稿を使用」を選択します。
4.配信したい投稿を選択
そして、「投稿を選択」をタップしましょう。
Instagramアカウントでした投稿の一覧が出てくるので、その中から広告として利用したい投稿を選択する。
以上で設定は完了です。
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【まとめ】Instagramのショッピング広告を検討してみよう
本記事ではInstagramのショッピング広告について解説しました。
ショッピング広告を利用すると、フォロワー以外のユーザーにもアプローチが可能になります。
見込み客への宣伝ができるため、ショッピング広告の導入は売上げに直結する施策にもなりえるでしょう。
特に、ショッピング機能を既に使っている人にはおすすめです。
利用条件確認や実際の設定を済ませるだけで、ショッピング広告の利用が可能になりますよ。
本記事を参考に、ショッピング広告の利用を検討してみてくださいね!
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