昨今、SNSマーケティングの中心的な存在になりつつあるInstagram（インスタグラム・以下インスタ）。若い世代を中心に、さまざまなユーザーに画像や動画などを通じて情報をリーチできるSNSとして、多くの企業や店舗が活用しています。
そんな中、インスタライブやイベント・セミナーなどの日時をユーザーにお知らせできる「リマインダー」という機能がリリースされました。リマインダー機能は、ユーザーにとって便利なだけでなく、運営側にとってもユーザー離れを防ぐ効果が期待できます。
そこで今回は、インスタの「リマインダー」について詳しく解説。具体的な設定方法や企業の活用事例も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
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インスタの「リマインダー」とは？
※meta公式サイトより引用インスタの機能の一つである「リマインダー」とは、フィード投稿やストーリーズにタグ付けされたイベントの前日と開始15分前に、ユーザーに通知を送る機能です。開催予定のイベントやセミナー、インスタライブの情報を投稿に紐付けておけば、受け取り設定をしたユーザーに「イベントの前日です」「15分前に始まります」というリマインドを自動で送れます。
インスタライブのようにインスタ上で行われるイベント以外にも、新商品の発売、イベントの開催、セールやキャンペーンの開始など、さまざまなイベントに利用できます。また、アカウントをフォローしていない人でも、リマインダーを受け取ることが可能です。
ユーザーは気になるクリエイターやブランド、店舗の情報を漏らすことなく把握できるようになります。一方、アカウントの運営側にとっても、ファンや見込み客を逃さないという面でメリットがあるといえるでしょう。
リマインダー機能がリリースされた背景にあるのは、新型コロナウイルス感染症の拡大です。これまで以上にオンライン上でのコミュニケーションが重要視されている昨今、リマインダーのような機能は企業やブランドにとって価値が高いものになるでしょう。
インスタのリマインダーを設定する方法
インスタのリマインダーを設定する方法は、大きく分けて以下の2つ。
- フィードから作成する
- インスタライブから作成する
それぞれやり方を詳しく解説します。
なお、インスタのリマインダーはプロアカウントのみ使用できる機能のため、保有していない場合は事前に切り替えておく必要があります。プロアカウントの切替方法については「インスタグラムのプロアカウントとは？個人アカウントからの切替方法」を参考にしてください。
2-1.フィードから作成する場合
※meta公式サイトより引用ユーザーがフィード投稿からリマインダーを受け取れるようにするには、アカウントの運用者がフィード投稿にイベント情報を入力する必要があります。
フィード投稿を作成する途中で表示される新規投稿画面で「イベントを追加」をタップしましょう。するとイベント名・開始日時・終了日時を入力する画面が表示されるので、入力します。
あとは通常の投稿と同じようにキャプションやタグなどを入力して「完了」を押せば、イベント情報付きのフィード投稿が完了。内容の修正・削除も、通常のフィード投稿と同じ手順で行えます。
投稿可能なのは、投稿作成時刻から1時間後〜90日後までのイベント情報です。この期間外のイベントは投稿できないため、注意しましょう。また、イベント終了日時の入力は任意です。
※meta公式サイトより引用投稿したフィード投稿は、ストーリーズに投稿することも可能です。
投稿のすぐ下にある飛行機のマークをタップし、「ストーリーズに投稿を追加」を選択します。投稿を見逃したユーザーにも情報を届けられるため、イベント告知の際にはストーリーズにもアップしておくと良いでしょう。
2-2.インスタライブから作成する場合
インスタのリマインダーは、フィード投稿によるイベント告知だけでなくインスタライブの告知にも使用できます。
※meta公式サイトより引用インスタライブの告知を行うには、配信画面内のメニューに表示されている「日時を指定」をタップします。すると開始日時を設定する画面が出てくるので、ライブを開始する日時を入力しましょう。12時間後〜90日後まで設定可能です。
次の画面に進むとフィード投稿をするときと同じ画面になります。任意の写真を選択してキャプションを入力後、「投稿」を押せば完了です。スケジュールマークが付いた投稿がタイムラインに表示されます。
インスタのリマインダーを受け取る方法
ここからは、ユーザーがリマインダーを受け取るための設定方法を解説します。
3-1.フィードの場合
イベント情報が記載されたフィード投稿からリマインダーの設定をするには、まず投稿の左下に表示されているイベントの日時をタップします。次に画面下に出てくるイベント情報の詳細欄にある「通知を受け取る」を押せば、設定が完了です。
リマインダーをオンにしておくと、イベント前日と開始15分前に「〇〇（イベント名）がもうすぐ始まります」という通知がユーザーの端末に届きます。受信した通知は、画面右下のハートマークからいつでも確認可能です。リマインダーをオフにしたい場合も、通知欄からできます。
ただし、通知を受け取るにはインスタからのプッシュ通知を受け取れる設定にしておく必要があります。端末の通知設定自体がオフになっている場合は通知が届かないため、注意しましょう。
3-2.ストーリーズの場合
アカウント運営者がストーリーズにイベント情報を投稿しておけば、ユーザーはストーリーズからもリマインダーを設定することが可能です。
ストーリーズからリマインダー設定を行いたい場合は、ストーリーズに表示されている「リマインダー設定」をタップします。イベントの詳細情報に表示される「リマインダーを送信」を押せば、リマインダーの設定が完了です。
フィード投稿から設定したときと同様、イベントの前日と開始15分前に、ユーザーの端末に通知が送られます。
インスタのリマインダー活用事例
企業やブランドが実際に運用しているアカウント例をもとに、インスタのリマインダー活用事例をご紹介します。
4-1.マルイ公式アカウント
大手商業施設の「マルイ」では、オフラインでのイベント告知にリマインダーを使用。イベント情報には入力できない場所や営業時間などをキャプションに入力し、端的で分かりやすくイベントの告知を行いました。ハッシュタグを利用することで、大きな集客効果も見込めます。
アクセサリーやお菓子など、ビジュアル要素の強い商品は、画像や動画をメインとするインスタとの相性が良いとされています。マルイの例でも、キラキラと煌く宝石たちはインスタの投稿の中でも目を引いたことでしょう。イベント開催における経緯や主催者の想いを記載できるのも、リマインダーを利用して告知するメリットです。
4-2.Her lip to
アパレルブランド「Her lip to（ハーリップトゥ）」では、新作商品の販売日告知にリマインダーを使用。商品の詳細情報はキャプションに記載し、画像はシンプルな商品画像となっています。
アパレルブランドも、インスタと相性が良い業種の一つ。ユーザーは雑誌感覚でインスタの投稿を見ています。リマインダーを設定しておくことで、一度離れたユーザーを取り戻す効果に期待できます。新商品発売の告知だけでなく、受注生産などの期間を設定するのもおすすめです。
4-3.MEN’S NON-NO
男性ファッション誌の「MEN’S NON-NO（メンズノンノ）」では、インスタライブの告知にリマインダーを使用。上の2つの事例とは異なり、画像にテキストや日時を記載することで、ひと目見ただけで何の告知か理解できるようになっています。
キャプションには出演者をタグ付けしておくことで、出演モデルのインスタアカウントへの誘導も可能に。コメントでは「楽しみ」「絶対見ます」などの反響も確認できます。企業やインフルエンサーとユーザーが気軽にコミュニケーションを取れるのも、リマインダーを利用して告知するメリットです。
「リマインダーの活用方法はわかったけど、成果を出せる自信がない…」という場合、インスタ広告を配信するのがおすすめです。弊社のインスタ広告の運用サービスは少額予算から利用可能ですので、まずは一度ご相談ください。
まとめ
SNSが生活の一部になっているといっても過言ではない昨今、企業やブランドにとってインスタの運用は欠かせません。そんな中、イベントやインスタライブの情報をユーザーに告知できる「リマインダー」はとても便利な機能です。
インスタのリマインダーとは、インスタ内で設定したイベントの前日と開始15分前に、ユーザーに告知する機能です。インスタライブはもちろん、オフラインのイベントや新商品の発売、セールやキャンペーンの開始などに活用できます。ユーザーにとって便利な機能である一方、アカウントの運営側にとっては、ファンや見込み客を逃さないという点がメリットです。
本記事や事例を参考にインスタのリマインダーの設定方法をマスターし、自社商品や店舗の宣伝・集客に有効活用しましょう。
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