SNSマーケティングとして活用されることの多いInstagram(インスタグラム・以下インスタ)。若い世代を中心にさまざまなユーザーに視覚的な情報をリーチできる手段として人気を集めています。
そんな中、自社商品をより多くの人に広めたり購入してもらったりするために、インスタの「店舗アカウント」を導入している店舗が増えています。インスタの店舗アカウントには、本来の個人用アカウントにはない特徴やメリットが多くあるんです。
そこで今回は、インスタの店舗アカウントを運用するメリットを解説!アカウントを開設したらまずはじめにやるべきこと、注意点、実際に成功している店舗の事例なども紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
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インスタの店舗アカウントを運用するメリット
インスタのアカウントには「個人用アカウント」と「プロアカウント」の2種類があり、私たち消費者が一般的に使っているのは「個人用アカウント」です。一方の「プロアカウント」は「ビジネスアカウント」とも呼ばれており、売上増や認知拡大などのビジネスの成功を目的としたアカウントのことを指します。
さらにプロアカウントは「ビジネス」と「クリエイター」に分かれており、この「ビジネス」にあたるのが通称「店舗アカウント」です。ちなみに「クリエイター」はアーティストやインフルエンサーなど、個人で活動している人用に用意されています。
ビジネスアカウント(プロアカウント)を開設するメリット
ではそもそも、店舗アカウントに限らずビジネス用の「プロアカウント」を開設するメリットにはどんなものがあるのでしょうか。3つのメリットについて詳しく解説していきます。
Instagramインサイトが利用可能になる
ビジネスアカウントには、個人アカウントでは使用できなかった「Instagramインサイト」が使えるという特徴があります。
「Instagramインサイト」とはインスタが公式に提供している分析機能で、投稿ごとのインプレッション数やリーチ数が表示されます。投稿の情報だけでなく、ユーザーがインスタを利用している時間帯や地域なども分析可能です。
「Instagramインサイト」を使用して反響の大きかった投稿の傾向を分析し、さらなるいいね増やフォロワー数UPにつなげることができるようになります。
プロフィールをビジネス用にできる
インスタのビジネスアカウントには、ビジネスに関連する多くのプロフィール情報を載せることができるという特徴もあります。例えばメールアドレスや住所、電話番号などです。
ビジネスアカウントには予約ボタンを設置する機能もあり、飲食店や美容院など、直接店舗に来店する必要のある業種にとっては大きなメリットといえるでしょう。
より正確で細かい情報を伝えることで認知度の向上はもちろん、プロフィールページからの予約や来店の数を上げられるというメリットがあります。
広告出稿ができる
有料のオプションではありますが、ビジネスアカウントは投稿を広告として出稿できます。先ほども解説しましたが、インスタの広告は通常の投稿とは違いフォロワー以外にも配信可能です。また、性別や年齢、地域などを細かく設定できるため、より効果的な宣伝が可能になります。
インスタ広告のメリットや出稿の手順については「インスタグラム広告の出し方【運用担当者向け】」で詳しく解説していますので、ぜひチェックしてみてください。
店舗専用アカウントを運用するメリット
飲食店や雑貨屋、美容室、アパレルなどの店舗がインスタを運用するメリットは多くあります。店舗専用アカウントを運用するメリットについて詳しく見ていきましょう。
情報拡散ができる
インスタの店舗アカウントを運用するメリットとして大きいのは、今まで届けることのできなかった潜在客まで幅広く情報を拡散できることです。インスタの広告機能を利用すれば、フォロワーだけでなく全てのインスタユーザーにリーチできる可能性もあります。
今や人々の情報収集の場としてインスタは欠かせません。2019年時点で月間のアクティブアカウントが3,300万人を超えており、日本に住んでいる人の4人に1人は利用している計算になります。そのユーザー全てに店舗や商品の情報を届けられるのは大きなメリットといえるでしょう。
特に料理やヘアカラー、実際の使用感など、視覚的な情報を伝えることで魅力が伝わる業種は、インスタの運用にメリットが生まれる可能性が非常に高いです。
店舗情報に特化できる
複数の店舗を運用している企業のメリットとして、インスタの店舗アカウントは「それぞれの店舗情報に特化できる」というものがあります。
例えば、東京・名古屋・大阪にそれぞれ店舗を構えていたとします。企業全体のアカウントでは、それぞれの店舗別のお知らせは配信しづらいでしょう。東京のユーザーに名古屋のキャンペーン情報は必要ありません。
しかし各店舗でアカウントを運用していれば、それぞれの店舗がある場所や人に特化して情報を発信できます。よりユーザーに親和性の高い情報を届けることができるのです。
ショッピング機能で直接購入につなげられる
インスタの店舗アカウントには、商品を販売できるショッピング機能も搭載されています。ショッピング機能とは、商品が映った投稿画像をタップすると商品に関する情報が表示され、そのままの流れで商品を購入できる機能です。インスタを離れる必要がなくスムーズな流れでストレスなく商品を買えるため、ユーザーの購入率を上げられます。
また、小さな店舗でも大手と同じように認知できるのもメリットです。本来の通販では「商品を見つける→ECサイトや店舗を検索→購入」というユーザー行動が、インスタの場合「商品を購入→購入」になります。商品の魅力さえユーザーに伝われば、店舗の知名度に関係なく、購入につながる可能性があるということです。
インスタの店舗アカウント運用で行うべきこと
インスタの店舗アカウントは誰でも無料で簡単に開設することが可能です。
では実際にインスタの店舗アカウントを開設したら、どのようなことを行えば良いのでしょうか。基本的な設定から活用方法までを解説します。
プロフィールで店舗紹介
まずはアカウントの「顔」となるプロフィール情報を充実させるところから始めましょう。プロフィールの情報の少なさは、ユーザーの離脱につながります。
住所や開業年などの簡単な店舗紹介はもちろん、自社サイトや公式LINEなどのURLも貼っておくと良いでしょう。どんな商品を販売しているのか、インスタではどんな投稿をしているのか、どんな人にとっておすすめなのかをわかりやすく紹介できるとベスト。箇条書きもおすすめです。
おしゃれなプロフィールを作成するコツは、以下の記事も参考にしてみてください。
ストーリーズやフィードの投稿
インスタの店舗アカウントのメインになるのが、ストーリーズやフィードの投稿です。インスタ上でより多くの人の目に留めてもらうためには投稿の数が非常に重要になります。「3日に1回以上」や「毎週水・土に」などと投稿頻度の目標を決め、コンスタントに投稿しましょう。
また、フィードやストーリーズを使い分けてみるのもおすすめです。世界観が統一できる、いわゆる「インスタ映え」を狙ったコンテンツやショッピング機能を使った商品画像はフィード投稿に、スタッフのオフショットや特定のURLにリンクさせたい投稿などはストーリーズに投稿しましょう。
インスタライブ
投稿に慣れてきたら、インスタライブを活用するのもおすすめ。インスタのLIVE機能は、直接ユーザーとリアルタイムで交流できる便利な機能です。
アパレルブランドの場合だと実際に商品を着用したスタッフが着用感に関する質問に答えたり、イベントを開催中の店舗の場合はその様子を中継したりするなど活用方法は多岐にわたります。
ただしインスタライブは基本的に誰でも見れるため、配信の際には個人情報や未公開情報の流出には気をつけましょう。
また、LIVE配信でものを売る「ライブコマース」も近年流行しています。ライブコマースの詳しい情報は以下の記事でチェックしてください。
オリジナルのハッシュタグ作成
インスタには、投稿を多くの人に見てもらうために有効的な「ハッシュタグ」という機能があります。ハッシュタグは、投稿をカテゴライズ(分類)して検索に引っかかりやすくしたり、ユーザー自身の好きなものや気持ちを表現するのに使われたりしています。
店舗アカウントを効果的に運用するためには、オリジナルのハッシュタグを作成してみましょう。誰も使っていないハッシュタグを使うことで店舗だけの情報をまとめられます。また、ハッシュタグを活用したユーザー参加型のキャンペーンを実施することで大きな注目を集めた事例も難しくありません。
インフルエンサーの起用
昨今さまざまな企業や店舗が取り入れている「インフルエンサーマーケティング」ですが、インスタの店舗アカウントでも十分に活用できます。店舗や企業がインフルエンサーを起用するメリットは以下の通り。
- ターゲティング精度が高い
- 広告感が薄いのでユーザーに受け入れられやすい
- SNSでのさらなる拡散につながりやすい
- ブランド(自社)への顧客ロイヤルティ(愛着度)向上につながりやすい
企業や店舗の特色を最大限に活かせるインフルエンサーを起用することで、通常の投稿の何倍もの効果を得ることが可能です。
インスタ店舗アカウント運用時の注意点
インスタの店舗アカウント運用には多くのメリットがある一方、注意しなければいけない点もあります。効果を最大化するため、そして炎上やイメージダウンを避けるために抑えておくべき注意点を3つご紹介します。
ネガティブな言動は控える
企業や店舗のアカウントでは、通常の個人アカウントよりも発信内容に気を付ける必要があります。特にネガティブな発言や少しでも他人が傷つく可能性がある投稿は絶対に避けましょう。最悪の場合、炎上や店舗への信頼崩壊につながりかねません。
投稿前の複数人でのチェックなどを徹底するなど、発信内容には十分に注意しましょう。
投稿内容に一貫性を持たせる
店舗のファンを増やすためには、アカウントの投稿の世界観を統一することが重要です。ユーザーがプロフィールページに訪れた際、投稿に統一性がないと「何のアカウントだ?」と困惑してしまいます。投稿する内容や写真の雰囲気には一貫性をもたせましょう。
また、アカウントの雰囲気を頻繁に変えることは、ブランディングの失敗につながります。アカウントを開設する際にコンセプトやテーマをしっかり定め、それに沿った投稿を作成していきましょう。
セキュリティを強化する
アカウントの種類に関わらず、インスタを運用する際にはセキュリティを強化することが非常に大切です。特に店舗アカウントの場合、お客様の個人情報や内部の機密情報を保有していることも珍しくありません。ハッキング被害に合わないよう、二段階認証やパスワードの変更など、できるセキュリティ対策は全て行いましょう。
店舗アカウントの事例
ここでは実際の店舗アカウント例をもとに、成功のポイントや活用方法をご紹介します。
エストネーション 六本木ヒルズ店
洋服やアクセサリーなどを販売している「エストネーション 六本木ヒルズ店」の店舗アカウントでは、ブランドの雰囲気が伝わる一貫性のある写真が投稿されています。
プロフィールには基本情報とともに「ショップを見る」「電話する」などのアクションボタンが設定されており、ユーザーが動線に迷うことがありません。オリジナルのハッシュタグも上手く活用されています。
また、投稿にスタッフが登場することで着用のイメージを持ったうえで商品を購入できる工夫がされています。
小顔矯正専門サロンQpu福岡
日本全国に店舗がある「小顔矯正専門サロンQpu」ですが、中でも福岡の店舗アカウントはフォロワーの多さが目立ちます。本社のフォロワーと比べても圧倒的といえるでしょう。
地域に特化した店舗アカウントの運営に成功した事例の1つです。
モスバーガー東所沢駅前店
大手チェーンの店舗の1つにも関わらず、フォロワーが1万人を超える「モスバーガー東所沢駅前店」のインスタアカウント。ユニークな投稿内容が人気を集めています。
視覚的な情報をリーチできるインスタだからこその手法といえるでしょう。
「店舗アカウントの重要性は理解できたけど、投稿を作る時間がない…」という方は、広告配信をするのがおすすめです。弊社のInstagram広告の運用サービスなら10万円からプロに広告運用が依頼できるので、ぜひご検討ください。
まとめ
飲食店や小売店、美容院などの店舗ビジネスにとって、SNSの運用は欠かせません。中でもインスタの店舗アカウントの運用にはメリットが多く、うまく活用することでフォロワーやいいね、さらには売上まで伸ばせる可能性があります。
インスタの店舗アカウントは誰でも無料で作ることが可能です。店舗アカウントを開設したら、まずはプロフィールを充実させることから始めましょう。投稿やインスタライブ、ハッシュタグ、インフルエンサーなどを活用することでより効果的なマーケティング活動が可能になります。
本記事や事例を参考にインスタの店舗アカウントの運用方法をマスターし、自社商品や店舗自体の宣伝に有効活用しましょう。
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