BASEで販売している自社商品をより多くの人に広めたいと思っている方におすすめのInstagram(インスタグラム・以下インスタ)の広告。
インスタのショッピング広告はインスタショップ内の広告だと思われがちですが、BASEの拡張機能「Instagram広告 App」を使うとインスタのショップ内以外、そしてフォロワー以外の人にもリーチできるんです。
そこで今回は、「インスタ広告 App」を使用してインスタのショッピング広告を活用するメリットを紹介するとともに、インスタのショッピング広告の始め方を解説します。
インスタのショッピング広告を使おうか迷っている、BASEで販売している自社商品をもっと多くの人に知ってほしいという企業の担当者様は、ぜひ参考にしてみてください。
「インスタ広告配信の経験がなく、不安…」という方は、プロに依頼するのも手です。弊社のInstagram広告の運用サービスなら10万円から広告運用ができるので、ぜひご検討ください。
BASEの拡張機能「Instagram広告 App」とは?
「Instagram広告 App」とは、ネットショップの作成サービス「BASE(ベイス)」が2021年にリリースした新機能です。この機能を使用すると、BASEに出品している商品の広告をインスタの発見タブやフィードに表示させることができます。
通常インスタの広告はFacebookが提供している広告マネージャやインスタのアプリを使って配信しますが、操作に慣れていない担当者にとっては難しいと感じることもあるでしょう。しかし「インスタ広告 App」を使えば簡単な設定のみで広告を出稿できます。
具体的な配信方法については後ほど詳しく解説します。
そんな「インスタ広告 App」の特徴は、2つの配信方法があることです。
- おまかせ配信(カルーセル広告)
- インスタの投稿から配信(写真広告)
1つ目は、ショップ内に登録されている商品画像からFacebookが適切なものを適切なターゲットに配信する「おまかせ配信」。Facebookに蓄積された膨大なデータを活用し、購入確率の高いユーザーや潜在顧客に商品を配信できる方法です。
もう1つは、すでにインスタ内に投稿されている画像を広告として利用する、「インスタの投稿から配信」。広告に使う画像を自社で選定できるため、商品のターゲットが明確に決まっている、または特定の商品のみ宣伝したいという場合におすすめです。
インスタ広告 Appのメリット
前述したとおり「インスタ広告 App」には初心者でも簡単にインスタ広告を配信できるというメリットがありますが、操作性の他にも多くのメリットがあります。
「インスタ広告 App」の4つのメリットをそれぞれ詳しく見ていきましょう。
設定の手間が少ない
1つ目はやはり操作性についてです。「インスタ広告 App」は、BASEの加盟店であれば「予算」や「配信時期」、「表示する項目」など8項目程度の設定だけで広告を配信することができます。
本来、インスタの広告を配信するためには複雑な設定が必要になります。広告運用に慣れていない方の場合、その時点で億劫になってしまうことも珍しくありません。
初心者でも簡単に操作できるのが「インスタ広告 App」の最大のメリットです。
効果測定ができる
広告の効果測定を簡単にできるのも「インスタ広告 App」のメリットといえるでしょう。
「インスタ広告 App」は、広告の閲覧数やクリック数はもちろん、広告経由で売れた商品の種類や個数、購入にかかった単価までグラフで可視化できます。これまで見えてこなかった課題が見えてくるため、一歩先のマーケティング施策を立てることが可能です。
視覚的アピールができる
「インスタ広告 App」を活用するメリットとして、「商品画像をそのまま用いて視覚的アピールができる」というのも挙げられます。
インスタのユーザーは、基本的には文字情報よりも画像や動画を見るためにアプリを開いていることが多いです。そのため、ビジュアル面で魅力のある商品であれば他のプラットフォームよりも高い広告効果が見込めます。
また、画像と文字を組み合わせて配信できるのもインスタ広告のメリットです。最近は画像の中にテキストを入れ込んだインスタの投稿も目立ちますが、必要に応じて画像とテキストを使い分けければより効果的でしょう。
Instagram広告 Appのデメリット
「インスタ広告 App」には多くのメリットがある一方、いくつかのデメリットも存在します。デメリットとそれに対する対処法を解説していきます。
他のSNSより拡散力が劣る
インスタには「シェア機能」がなく、他のSNSと比べて拡散力が弱いというデメリットがあります。これは広告に関しても同じで、広告として配信した投稿がリーチしたユーザー以外に届きにくいのが特徴です。
拡散力の低さをカバーするには、より明確にターゲットを設定し、高確率で成約させることが重要です。商品の特性やターゲットに応じてインスタ以外のSNSと組み合わせた広告配信を行う必要もあるでしょう。
また、拡散力の低さを活かしたブランディング方法もあります。例えばセール情報などを拡散力の高いSNSで配信してしまうと、「いつも割引している企業」と思われかねません。インスタだからといってすべての拡散を防げるわけではありませんが、特定のユーザーのみに絞って情報を配信することで、ブランディングに役立てることも可能です。
スルーされやすい
インスタには投稿や広告が多く、その数は1日1億件以上だともいわれています。また、インスタの仕様上スワイプで簡単にスキップできてしまうため、クオリティにこだわった広告を配信してもスルーされやすいというデメリットがあります。
スルーされにくい広告を配信するためには、クリエイティブを工夫することが大切です。詳細を知りたい、これを見れば自分のニーズが満たされるとユーザーが思うような広告を作成しましょう。
ユーザーのスルーを防ぐには、ターゲットに合わせたクリエイティブも効果的です。「◯◯市にお住まいのあなたへ」「1998年生まれの女性限定!」など、自分に配信されている感のあるクリエイティブはクリック率が高い傾向にあります。
Instagram広告 Appの配信方法
ではここからは「インスタ広告 App」を使用したインスタ広告の配信方法を解説します。
- アカウントを用意をする
- 「Instagram広告 App」をインストールする
- 「BASE」でFacebookと商品情報を連携
- 広告種類を設定する
- 配信期間と予算を設定する
- 最終確認
アカウントを用意する
まずは事前準備として、以下のものがあるか確認しましょう。
- ショップの情報を反映したインスタのアカウント
(1つ以上投稿されているもの。ただし「おまかせ配信」を使用するには4つ以上の投稿が必要) - Facebookアカウント・ショップのFacebookページ
- BASEのアカウント(ショップと1つ以上の商品が公開されているもの)
これらが用意できたら、以下を設定してください。
- スマートフォンにインスタのアプリをダウンロードする
- インスタのアカウントを「プロアカウント」に変更する
- インスタのアカウントとFacebookページを紐付ける
詳しい手順は以下の記事を参考にしてください。
事前準備が終わったら、配信する広告の設定に移ります。
「Instagram広告 App」をインストールする
まずは以下の手順に沿って「インスタ広告 App」をインストールしましょう。
- BASEの管理画面を開く
- すべてのAppsに「広告」と入力する
- 検索結果から「Instagram広告」を開く
- 「インストール」をクリック
「BASE」でFacebookと商品情報を連携
「インスタ広告 App」をインストールしたら、次はBASEの商品情報をFacebookと連携します。「インスタ広告 App」内の広告作成ページを開き、「Facebookに商品情報を連携する」をクリックしましょう。
広告作成ページに「アカウント連携済み」と表示されたらOKです。
広告種類を設定する
ここからは具体的な広告の作成に進みます。
まずは広告の種類を「おまかせ配信」「Instagram投稿から配信」から選びましょう。広告の運用に慣れていない担当者の方は「おまかせ配信」がおすすめですが、これを選ぶにはインスタの投稿が4つ以上必要になります。投稿を4つ以上作成するか、3つ以下の場合は「Instagram投稿から配信」を選択してください。
「おまかせ配信」の設定手順
- 基本情報を入力する
- 商品を選択する
- 「広告コンテンツの設定へ」をタップする
- 広告に掲載する情報を選択する
- 「配信期間と予算を設定へ」をタップする
「おまかせ配信」を選ぶと、基本情報の入力と商品の選択を求められます。
基本情報にある「広告名」は広告には表示されないため、管理しやすい名前を付けましょう。「日付と商品名」や「担当者とイベント名」など、ひと目で見てわかりやすい内容にするのがおすすめです。
次に「商品を選択」内の「+商品を選択する」をタップします。するとすでにBASEに出品されている商品が一覧で表示されるため、広告配信をしたい商品を4つ以上選択しましょう。
まれに商品が表示されないことがありますが、ほとんどの場合Facebookの審査が終わっていないことが原因です。しばらく待つか、一度BASEからログアウトしてから再度チャレンジしてみてください。
商品を選択したら、「広告コンテンツの設定へ」をタップして次に進みます。
ここで広告に掲載する情報を決めることができます。BASEに登録されている「商品名」「価格」「商品説明」から表示させたい項目を選べますが、強い理由がない限りすべて選択するのがおすすめです。「フリーテキスト」にチェックを入れて文字を入力すると、選択した情報の下に挿入される仕様になっています。
また、「おまかせ配信」の場合カルーセル広告が適用されるため、画像を横にスライドすると先ほど選んだ4つの商品が表示されます。
下に進むとここまで入力した情報が「配信イメージ」として表示されますので、問題がなければ「配信期間と予算を設定へ」ボタンをタップして次に進みましょう。
「Instagram投稿から配信」の設定手順
- 基本情報を入力する
- 商品を選択する
- 「配信期間と予算を設定へ」をタップする
「Instagram投稿から配信」を選ぶと、基本情報の入力と商品の選択を求められます。
「広告名」に任意の文字を入力(広告には表示されないため、管理しやすい名前がおすすめ)したら、「商品を選択」内の「+商品を選択する」をタップします。インスタの投稿が一覧で表示されるため、1つ選択しましょう。
「Instagram投稿から配信」の場合はカルーセル広告ではなく、1枚の画像が広告に使用されます。画像を複数枚使用している投稿や動画の投稿は使用できないため注意してください。
配信イメージに問題がなければ、「配信期間と予算を設定へ」ボタンをタップして次に進みます。
配信期間と予算を設定する
広告の配信時期と予算の入力を求められるため、表示に沿って入力を進めましょう。
配信時期に上限はないですが、まずは短期間でセットして結果を見て、分析・改善することでより効果的なマーケティングを実現できます。数日間や1週間を目安に設定するのがおすすめです。
また、予算は1日1ドルが最低額となります。配信日時を入力すると最低金額金額が表示されるため、その金額以上を入力してください。
インスタ広告は、広告が表示されるたびに課金される「インプレッション課金」の広告タイプです。クリックされるたびに課金される「クリック課金」よりも広告の配信数が多いというメリットがあります。広告の表示数はアカウントや商品によっても異なりますが、目安としては1,000円あたり4,000〜15,000回表示されます。
配信期間と予算を入力し終えたら、「最終確認へ」をタップしましょう。
最終確認
これまで入力した情報が一覧で表示されるため、内容を確認します。必要に応じて内容を修正したら「審査へ提出する」をタップし、ステータスが「審査中」に変わったことを確認しましょう。Facebook側の審査が終わり次第、ステータスが「配信中」となり、広告の配信がスタートします。
広告の配信中は、広告名と配信期間、予算のみ変更できます。一度公開した広告の商品・投稿・テキスト・リンクは編集や修正ができないため、審査前に必ず内容のチェックを行ってください。
「Instagram広告Appの使い方はわかったけど、結果が出せるか心配」という方は、インスタ広告のプロに依頼するのがおすすめです。弊社のInstagram広告の運用サービスなら10万円から広告運用ができるので、ぜひご検討ください。
まとめ
BASEなどのショップで商品を販売している企業や事業主にとって、SNS広告の運用は欠かせません。中でもインスタの広告はメリットが多く、BASEで商品を販売している人にとっておすすめの広告です。
通常、インスタ広告を配信するためにはFacebookの広告マネージャやインスタのアプリを使って配信する必要があり、操作に慣れていない担当者にとってはハードルが高いと感じることもあるでしょう。しかしBASEの拡張機能「インスタ広告 App」を使えば、簡単な設定のみで広告を出稿できます。
本記事を参考に「インスタ広告 App」の使い方をマスターし、自社商品の宣伝に有効活用しましょう。
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