インスタグラム広告を検討している担当者の方で悩みは2つに分かれるかと思います。1つめは、広告配信の目的やKPIも含めた広告設定方法に関する悩みです。こちらはFacebook businessなどのヘルプを読み込めば、設定は可能です。
2つ目は、広告のバナー(画像)に関する悩みです。良いバナーとは何なのか、わからなくて悩んでいたり、バナーを用意する事が難しい事であったり、そもそもバナー作成に関するルールがわからない。などの悩みが多いかと思います。
そんな方向けにバナー作成に関するルールと一般的に良いとされている、魅力的なバナーに共通する点に関してまとめました。
インスタグラム広告とは
Instagram広告は、Facebookが提供する広告サービスの1つで、Instagram上で配信される広告です。インスタグラムユーザーがフォローしているアカウントと同様に、Instagramのフィード上に画像や動画が掲載され、Facebook広告と同じプラットフォームから配信できるため、精度の高いターゲティングが可能となっています。
インスタグラム広告の出し方については以下の記事でも紹介しているので、是非チェックしてみてください。
インスタグラム広告のデザイン上の要件
インスタグラムにはストーリーズ広告とフィード広告という2つの異なる広告配置があります。質の高いインスタグラム広告を作成するために、下記のデザイン上の推奨事項と要件にご留意ください。
インスタグラムシングル画像広告
インスタグラム広告の画像として推奨されるサイズは、使用するフォーマットによって異なります。
- 横型
最小解像度: 600 x 315ピクセル
最大解像度: 1,936 x 1,936ピクセル
アスペクト比- 1.91:1 - 正方形
最小解像度: 600 x 600ピクセル
最大解像度: 1,936 x 1,936ピクセル
アスペクト比- 1:1 - 縦型
最小解像度: 600 x 750ピクセル
最大解像度: 1,936 x 1,936ピクセル
アスペクト比- 4:5
キャプションの長さ
インスタグラム広告のキャプションは画像の下に表示されます。2,200文字まで含めることができます。
インスタグラムストーリー
縦型で全画面表示されるこの広告は、インスタグラムの利用者が投稿したストーリーズの合間に挿入され、写真のストーリーズは5秒間、または利用者がそのストーリーズをスワイプして終了するまで表示されます。
画像の上下約14% (250ピクセル)の範囲にはテキストやロゴを配置しないようにし、これらの重要な要素がプロフィールアイコンやコールトゥアクションで隠れないようにします。つまり、画像が1080×1920ピクセルの場合、重要な要素が1080×1420ピクセルのタイトルセーフエリアに表示されるようにします。
ストーリーズ広告ではモバイルに最適化されたフォーマットを使用することをおすすめしていますが、このフォーマットは他の広告で使用しているメディアをサポートします。ストーリーズ広告は、すべてのフィードサイズの写真と動画をサポートします。
- オススメ画像サイズ
推奨アスペクト比 縦長(9:16)の静止画または動画のみ
推奨画像サイズ:1,080 x 1,920ピクセル
ファイルサイズ:最大4GB
カルーセル広告
カルーセル(フィード)
カルーセル形式の広告では、1つの広告で最大10件の画像や動画を表示し、それぞれに別のリンクを付けられます。広告内に素材を配置するスペースが増えるため、複数の商品を紹介したり、1つの製品、サービスやプロモーションを多角的に見せたり、次のカルーセルカードへ進むたびにブランドのストーリーが展開するようにデザインしたりすることができます。
- おすすめサイズ
カード点数(最小): 2
カード点数(最大): 10
画像ファイルタイプ: jpgまたはpng
画像の最大ファイルサイズ: 30MB
推奨解像度: 1,080 x 1,080ピクセル以上
推奨アスペクト比: 1:1
テキスト: 125文字以内
見出し: 40文字以内
リンクの説明: 20文字以内
カルーセル(ストーリー)
インスタグラムは現在、ストーリー内で2種類のカルーセル広告を使用できます。プロンプトなしのカルーセルは、フルスクリーンクリエイティブで最大3枚のカードを自動的に表示します。スタンドアロンのインスタグラム Storiesプレースメントとしてのみ購入でき、ブランドの目的には最適です。
プロンプトカルーセルには1枚のカードしか表示されませんが、最大10まで表示するには[監視を続ける]をタップするオプションがあります。
これらの重要な要素をプロフィールアイコンや画面下の、行動を促すもので隠さないように、画像またはビデオの上下のおよそ14%(250ピクセル)にテキストやロゴを付けないでください。
- プロンプトなしのカルーセル
最小カード数:2
最大カード数:3
比率:9:16
推奨解像度:1080×1920 - プロンプトカルーセル
最大カード数:10
比率:ニュースフィードと同じ
20%を超えるテキストで構成されている画像は、配信が減少する可能性があるため注意が必要です。
コレクション
コレクションは、ユーザーが視覚的かつ、没入型の方法で自分のモバイルデバイスから製品やサービスを発見、閲覧、購入しやすく促す広告フォーマットです。
インスタグラムのコレクションには、表紙の画像やビデオの後にいくつかの製品の画像が続いています。ユーザーがコレクション広告をクリックすると、フルスクリーンエクスペリエンスが表示されます。現在、インスタグラムは「Instant Storefront」テンプレートのみで使用できます。
- 画像比率:表紙の画像は、フルスクリーンキャンバステンプレートの最初のメディアアセットを使用します。表紙は、16:9から1:1の比率にしてください。
見出し:インスタグラムコレクション広告には見出しは表示できません
テキスト:90文字以内
アイコンにも推奨サイズはあるのか
インスタグラムのプロフィールに表示されるアイコンについては、Instagramから推奨サイズというのは特に指定されていませんが、300~400ピクセルであれば問題ないようです。
インスタグラムのアイコンに使用する画像は正方形でも長方形でも問題はありません。ただ、掲載される際に丸形にトリミングされるため、長方形の画像の場合、はみ出てしまったりするので注意が必要です。
企業アカウントの場合は、プロフィールにロゴなどを使用することが多いと思いますが、調整しないとロゴ全体が表示されないなどの不具合が起きてしまう可能性があります。設定する前に、プロフィールにしたい画像のサイズや解像度、形などを整えるなど工夫してから掲載するようにしましょう。
インスタグラムのベストプラクティス
インスタグラム広告に置いて魅力的(効果的)な五臓には以下の3要件を満たしています。
画像をブランドイメージに合わせる
インスタグラム広告の画像では、リーチしようとしているユーザーが一目見た時に認識できるブランドのロゴ、アイコン、配色にすることをお勧めします。配信する画像には、オーガニック投稿として使用する画像と、広告として使用する画像がありますが、どちらの場合もブランドとしての一貫性を意識してください。
コンセプト重視の画像を使う
どのようなメッセージを伝えたいか。広告を見た人々に、どのように考え、感じてもらいたいか、ブランドに対してどのようなイメージを持ってもらいたいか。広告配信前によく考えてください。
画像を工夫する
インスタグラムで美しい画像を作成するにはプロに取ってもらう必要がありませんが、写真には、3つのアドバイスがあります。
- 明確な焦点を維持すること(オーディエンスがすぐに認識できるブランドロゴやその他のブランド要素など)
- フレーミングとライティングに注意すること。
- 明確でわかりやすい画像を使用すること。
広告に限らず、インスタグラムで集客やキャンペーンに成功している企業は、オーガニック投稿でも画像にこだわっています。
たかが一つの投稿と侮らず、出来るだけ良い画像を用意することを心がけてください。
インスタで画像を投稿する際の注意点
解像度に注意
各種インスタグラム広告のサイズについて紹介してきましたが、こちらを守らないと、実際の写真よりも画像が粗くなっていたり、汚く見えてしまうということがあります。Instagramは画像や動画を楽しむSNSですので、画像や動画のクオリティが重要です。
Instagramで画像を投稿する際には、アスペクト比が1.91:1~4:5の写真であれば解像度を保てるため、注意して投稿するようにしましょう。
複数画像を投稿する際には特に注意を
Instagramでは1つの投稿で複数の画像を載せることが出来ますが、縦長や正方形、横長などサイズが混在する画像は投稿できず、同じアスペクト比になって投稿されます。
これは、Instagramがスムーズでわかりやすいユーザー体験を大切にしているためで、同時投稿する際には、同じフォーマットである必要があります。せっかく用意した画像の見てほしい部分が見切れてしまっては、ユーザーに伝えたい部分が伝わらない可能性もあります。
Instagramでは、1枚目に選択した画像の縦横比がその後の画像や動画に適用されるため、複数画像を同時に投稿する際には、正方形か縦長のどちらかに統一して投稿しましょう。
まとめ
今回はインスタグラムの画像の要件や良い画像の条件、成功事例についてまとめました。良い画像はプロでも作成が難しいものです。
良い画像を作成するには、何度も画像を作成し、ABテストを繰り返す事で、ターゲットユーザーが魅力を感じるバナーが見えてきます。
さらに、画像というものは1度作って終わりという物ではありません。同じ画像を使用し続けると、ユーザーは、「またこの画像か、、」と思い、広告への反応が悪くなります。
ですので、良いパフォーマンスを維持し続けるために、良い画像を定期的に作る必要があります。バナーに正解はありませんが、確実に良いバナー、悪いバナーは存在します。ですので諦めず、バナーを模索し続けることが大切です。
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インスタグラム広告の基礎理解
インスタグラム広告の運用
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