インスタグラムのストーリーやタイムラインで広告を見かける機会が多くなりました。
かわいい商品やお得な商品などさまざまで、ついつい購入しそうになる方もいるはず。
しかし、購入した商品が届かない、クレジットカードが不正利用されたなどのトラブルを考えると、なかなか購入まで進めない方もいるでしょう。
そこで今回は、インスタグラムの広告詐欺の特徴や予防法についてご紹介します。
怪しいサイトから購入した場合の対処法も紹介しているので、実際にトラブルにあった方もぜひ参考にしてください。
「インスタ広告を出したいけど、詐欺を疑われるのが心配…」という方は、インスタの宣伝活動をプロに丸投げするのも手です。弊社は少額予算でInstagram広告の運用サービスを提供しており、インスタを用いた宣伝活動のノウハウをもっています。
インスタ広告に詐欺は存在する?
インスタグラムの広告に掲載するには、Facebookが定めた広告ポリシーを遵守していることが必要となります。、そのため、必ず審査が行われます。
しかし、広告ポリシーを守りながら詐欺を働く業者がいるのが現状です。
「ポリシーがあるからインスタグラムに掲載されてある全ての広告は安全」
そう考えていると、思わぬ落とし穴にハマってしまう可能性があります。
インスタ詐欺広告の特徴については後述しますが、特に価格が安い商品の広告には気をつけましょう。
インスタ広告での詐欺事例
インスタ広告経由の詐欺被害は、おおよそ3つのケースに絞れます。
では、それぞれ具体的な詐欺事例について見ていきましょう。
購入した商品が届かない
まずは購入した商品が届かないケース。
インスタグラム広告で購入した商品は海外から送られてくるものも多いため、時間がかかるものだと考える方も多いです。
しかし、1〜2ヶ月経っても一向に商品が届かないため、購入元を調べると詐欺業者と発覚したという事例があります。
広告を見て、一目で買いたいとなってしまった場合は、ついつい購入元の確認を怠ってしまうものです。
衝動的な購買意欲に駆られて詐欺被害に合わないよう、注意しましょう。
商品説明や商品写真と異なるものが届く
つづいて、商品説明や商品写真と異なるものが届くケース。
インスタ広告から商品を購入したが、低品質な商品、あるいは不良品が届いてしまう場合があります。
その際、返品・返金を要求しても一切返事がこないことが多いです。
商品は届くが個人情報が抜き取られている
一番厄介なのが、商品は届くが個人情報が抜き取られているケース。
銀行やクレジットカードが不正利用される、あるいはオンラインアカウントが使えなくなるなどで、個人情報が抜き取られているのが発覚します。
個人情報が抜き取られると、悪意を持つ第三者に情報が伝えられ、大きな損失を被ることもあります。
海外サイトに飛ばされた際は、購入に慎重になりましょう。
インスタ詐欺広告の特徴
詐欺被害に合わないためには、広告に怪しい点がないかどうかをきちんと確認することが必要です。
インスタで広告を出向している悪徳な詐欺業者には、以下のような特徴があります。
- 価格が安すぎる
- 商品の詳細情報が記載されていない
- サイト内の日本語が不自然
- 広告の量が多い
- アカウントのフォロワー数は多いのに、いいね数が少ない
広告から購入する際これらの特徴を知っておけば、詐欺に騙される確率は低くなるでしょう。
価格が安すぎる
GUCCI(グッチ)やHERMES(エルメス)のような、高級ブランドの商品が激安で販売されている広告を見かけたことはありませんか?。
傷物や中古品ではなく、新品で価格の安すぎる商品を販売している場合は、注意が必要です。
お得だからと購入したはいいものの、実際に届いた商品はコピーブランドだった、というケースが確認されています。
商品の正規価格を事前に調べておくことで、詐欺かどうかの判断がしやすくなるでしょう。
商品の詳細情報が記載されていない
商品の詳細情報が記載されていないのも詐欺広告の特徴です。
本来なら、商品について理解を深めて信頼してもらえるよう、詳細情報は記載しておきます。しかし詐欺業者は信頼してもらう必要がありません。
そのため、商品のみ掲載している場合が多いのです。
サイト内の日本語が不自然
海外の詐欺業者が広告を出稿している場合、サイト内の日本語が不自然になりがちです。
しかし、信頼できる海外業者のサイトでも、日本語の翻訳に違和感を覚える場合があります。そのためサイト内の日本語が自然かどうかは、あくまで1つの指標としてください。
それ以外の部分も確認し、総合的に判断するのがいいでしょう。
広告の量が多い
インスタ広告をクリックすると、元のサイトに移動します。このとき移動したサイトの広告量が異常に多い場合、注意する必要があります。
一般的な業者なら、商品が購入しやすいようにサイトがデザインされています。
わざわざ商品が購入しにくい、あるいは見えにくくなるように広告を配置しません。
- クリックボタン周辺に広告やバナーが表示されるような怪しいサイト
- 広告やポップ表示が必要以上にあるサイト
このようなサイトは、詐欺業者を疑いましょう。
アカウントのフォロワー数は多いのに、いいね数が少ない
フォロワーを購入して運用している詐欺業者も多いです。
そのため、アカウントのフォロワー数は多いのに、いいね数が少ない場合もあります。
フォロワー数はアカウントの影響力の目安にもなりますが、本質はリアクションしてくれるアクティブユーザー数です。
広告を出稿しているアカウントのプロフィールに飛び、フィードやストーリーズのいいね数を確認しましょう。
インスタの詐欺広告がなくならない理由
インスタグラムにはFacebookの広告ポリシーが存在しています。
では、なぜインスタ広告による詐欺被害がなくならないのでしょうか。
主な理由は2つあります。
1つ目は、詐欺業者が後を絶たないからです。
詐欺業者をひとつひとつ取り締まっていても、広告ポリシーをくぐり抜ける詐欺業者は多く存在するため根絶が難しいです。
2つ目は、新たな手口の詐欺広告が次々に現れているからです。
広告ポリシーを改訂して規制を厳しくしても、規制の中でできる詐欺手口を巧妙に使い、いたちごっこが続いているのが現状です。
そのため、ユーザー自身が正しい知識を得て、詐欺広告に騙されないようにするのが現実的な対策といえるでしょう。
インスタで商品購入前に確認すべきこと
詐欺広告に騙されないためには、インスタで商品購入する前に確認するポイントを抑えておきましょう。
ここでは、5つの確認事項をご紹介します。
- サイトの口コミ
- サイトの会社概要
- 問い合わせメールアドレスの種類
- 問い合わせへの対応
- 個人情報の暗号化処理
それぞれ順番に見ていきましょう。
サイトの口コミ
サイトや運営会社の評判は、口コミで確認ができます。
まずはサイト名や会社名を調べてみましょう。
もし詐欺業者の場合は、評価が悪く口コミの内容にも騙されたなどの記載がされているはずです。
中には、詐欺業者が運営しているインスタグラムのアカウントに、詐欺だから注意して、のようなコメントを残している方もいます。
例え詐欺業者ではなくとも、評価の悪い企業と取引するのはリスクが高いので、口コミは必ず確認するようにしましょう。
サイトの会社概要
会社概要に記載されている会社名を調べれば、どのような事業や商品を取り扱ったサービスを展開しているのかわかります。
実在する責任者の名前や住所、電話番号が記載されていれば、信頼できる会社として考えていいでしょう。
・会社概要が記載されていない
・会社名で検索しても会社の詳細が表示されない
・責任者・住所・電話番号の記載がない
このような場合は、詐欺業者の可能性を疑ってください。
問い合わせメールアドレスの種類
詐欺業者の問い合わせメールにはフリーアドレスを使用している場合がほとんどです。
以下のようなドメインの場合、注意が必要です。
- gmail.com
- yahoo.ne.jp
- aol.jp
- tutanota.com
- icloud.com
もちろん一般企業もフリーアドレスを使っている場合があるので、問い合わせメールアドレスだけで判断するのはNGです。
あくまで確認すべき点の1つとして覚えておきましょう。
問い合わせへの対応
顧客への対応も詐欺業者か見分ける方法です。
記載されているメールアドレス・電話番号があれば、商品に関する問い合わせをしてみましょう。
優良企業ならばしっかりと対応してもらえるので、判断がしやすいはずです。
何日も返答がこない・電話に出ないなどの場合は、購入は控えた方がよいでしょう。
個人情報の暗号化処理
個人情報の漏洩を防ぐために、サイトが暗号化処理をされているかの確認もすべきです。
暗号化処理されている場合は、サイトを開いた際にURLに鍵マークが付いているかで判断できます。
鍵マークは「SSLサーバー証明書」と呼ばれる電子証明書で、正当なサイトだと第三者機関によって認められたものです。
詐欺広告に騙されないためにも、URLに鍵マークがあるかどうかをチェックしましょう。
インスタで詐欺被害にあったときの対処法
すでに詐欺被害にあってしまった方、詐欺業者と取引をした可能性のある方のため、対処法を紹介します。
インスタで詐欺被害にあった場合、以下の3つの対策が取れます。
- クレジットカード会社に連絡する
- インスタのID・パスワードを変更する
- 消費者センター・警察へ相談する
では、それぞれについて詳しくみていきましょう。
クレジットカード会社に連絡する
詐欺業者から購入してしまったとわかったら、不正利用を防ぐためにクレジットカード会社にすぐ連絡してください。
クレジットカードの利用停止手続きが早ければ早いほど、被害は最小限に済みます。
利用停止と合わせて、決済の取り消しができるかも聞いておきましょう。
すでにクレジットカードで不正利用がされている場合でも、返金の申し立てが可能です。
その際は、不正利用されている可能性をクレジットカード会社に伝えて対応してもらいましょう。
インスタのID・パスワードを変更する
詐欺によってインスタのIDやパスワードまで抜き取られると、アカウントが乗っ取られる場合があります。
この場合、インスタグラムのIDやパスワードを変更しましょう。
特に他のSNSやログイン情報に同じパスワードを使いまわしている方は、詐欺業者によって他のサービスに不正侵入されてしまいます。
もし、入念に対処したいなら、普段メールや決済などで使っているパスワードも変更しておきましょう。
消費者センター・警察へ相談する
上記の対処をしても不安が残る場合は、消費者センターや警察へ相談してみてください。
詐欺被害にあった場合の対応について相談に乗ってもらえます。
警察については、インターネットの被害を専門としたサイバー犯罪対策課に相談しましょう。
最寄りの警察署を調べると、サイバー犯罪相談窓口が出てきますので連絡してみてください。
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まとめ
今回はインスタグラムの詐欺事例と特徴、対処法についてご紹介しました。
インスタグラムに限らず、詐欺業者は巧妙に消費者を騙そうとします。
詐欺に騙されないためにも、事前に口コミを確認するなど正しいネットリテラシーを身につけ、ネットで安心して買い物ができるようになりましょう。
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