国内ユーザー数が現在3,300万人を突破しているInstagram。
今では誰もが知っているSNSですが、その中でも「ストーリーズ」はアクティブユーザーの約70%が利用しているプラットフォームと言われています。
ストーリーズは通常のフィード投稿と違い、24時間で消えることから「気を張らずに日常をシェアできる気軽さ」が魅力の機能。
筆者もフィード投稿よりストーリーズの利用が多く、何気ないものをぱっと気軽に投稿しています。
そんな今、ストーリーズへの広告を導入しようか検討している企業もたくさんいるのではないでしょうか？
本記事は、
「ストーリーズ広告の良さって？」
「実際に出稿する時の費用面はどういう仕組みなの？」
「導入を決めたとして、どんな広告を作っていけば良いの？」
という疑問を持っている方に向けた記事となっています。
「ストーリーズ広告を導入したいけど、どんな広告を作れば良いかわからない…」という場合は、広告運用のプロにまるっと投げてしまうのもおすすめです。弊社のInstagram広告の運用サービスは少額予算から利用可能ですので、まずは一度ご相談ください。
インスタのストーリーズ広告におけるメリット・デメリット
まずはストーリーズ広告のメリット・デメリットについてご紹介します。
ストーリーズ広告のメリット
ユーザーの目に止まりやすい
ストーリーズはフィードに比べ、画像・動画がスマホ画面を占める割合が大きいというのが特徴です。
また、フィードはスクロールしていくと同時に複数投稿が画面に表示されるのに対し、ストーリーズはフル画面に1ユーザーの投稿のみを表示するため、他の投稿に埋もれることなく目に留まりやすいというメリットがあります。
配信量が多い
インスタ広告には、フィードや発見タブなど複数の配信面がありますが、その中でもストーリーズはフィードに次いでインプレッションやリーチが多くなりやすい傾向にあるため、多くのユーザーへ配信することができます。
リンク先に誘導しやすい
ストーリーズ広告では、サイトへ遷移する際にクリックではなく、上へのスワイプで遷移ができます。
特定箇所をクリックさせる方法とは違い、画面のどこを上へスワイプしてもサイト遷移ができるので非常にスムーズな動線となるのがメリット。
筆者は携帯が大きいため、持ち替えずにサイト遷移できるという部分も良いポイントと感じています！
フィードと同様にCTAボタンを設置できるため、「詳しくはこちら」や「申し込む」など、サイト遷移への行動を促すことも可能です。
ストーリーズ広告のデメリット
スキップされやすい
ストーリーズはスワイプして流し見ができるというプラットフォームのため、広告を一瞬で飛ばしてしまうことが容易というデメリットがあります。
予防策として、視認性が高く印象強い広告の作成が重要となりますね。
拡散されにくい
TwitterやFacebookといったSNSにはシェア機能（RTなど）がある一方、インスタには同様の機能が備わっていないため、拡散力の面ではやや劣ってしまう部分があります。
ストーリーズ広告の費用・課金方法
実際にストーリーズ広告を出した時のお金のかかり方は？という部分、気になりますよね。
ストーリーズ広告には主に下記4種類の課金方法があります。
インプレッション課金
広告表示（インプレッション）が1,000回ごとに費用が発生。
クリック数が影響しない課金方法ですが、インプレッション1000回あたりの単価（インプレッション単価）はターゲティングや競合の多さなど複合的な要素から日々変動します。
クリック課金
クリック1回ごとに費用が発生。
インプレッションの回数に関わらず、クリックされて初めて費用が発生するしくみです。クリック数が多くなる（クリック率が高い）広告の場合、費用が高騰しやすくなります。
弊社ではクリックに関係なく一律で費用が発生するインプレッション課金で配信することが多いです。
インプレッション課金でクリック率の高いクリエイティブを目指していくのが一番費用対効果の高い結果になります。
アプリインストール課金
アプリのインストール1回ごとに費用が発生。
インストールされない限りは課金されないため、インストールしてもらうことを目的とした配信に向いています。
動画視聴課金
動画の再生回数によって費用が発生。
動画広告によるサービス・商品の認知を目的とした配信の際におすすめな課金方法です。
動画の長さにより、課金されるタイミングが異なります。
- 15秒未満の動画広告＝動画の再生が完了した時に課金
- 15秒以上の動画広告＝動画が15秒以上再生された時に課金
インスタ広告における費用の相場
次は費用の相場についてです。
インスタ広告の導入が気になっていても、予算感を掴むのはなかなか難しいですよね。
インスタ広告の予算については、1日100円から出稿が可能ですが、予算が少ないと広告がほとんど表示されずに終わってしまうことも。
- 商材やサービスの種類
- 具体的な目標値
- ターゲットの範囲
- 配信したいエリア
など、ケースによって必要な予算が異なるため、達成したい目標値から逆算して考えるのがベター。
💡具体的な目標値からの逆算で考えると…
- 広告配信の目標値が商品購入10件
- 商品を1つ購入してもらうためにかけられる広告費が3万円
という条件であった場合、必要な広告費としてはおよそ30万円と考えられます。
詳しくは以下の記事で紹介していますので、併せてこちらもお読みください！インスタ広告を活用した成功事例も載せています。
▶️インスタグラム広告の費用の相場はいくら？費用対効果は高い？｜デジオデジコ（デジデジ）
ストーリーズ広告における画像・動画の規定
ストーリーズ広告のフォーマットは以下のようになっています。
| 種類 | 規定 |
| 画像 |
|
| 動画 |
|
| CTA |
|
ストーリーズ広告の上下約14% (250ピクセル)の範囲にはアカウントのロゴ・CTAが表示されるため、その範囲内にはテキストやロゴを配置しないようにしましょう。
引用：Meta広告 ストーリーズ広告のデザイン仕様
ストーリーズ広告のクリエイティブ作成のコツ
いざクリエイティブを作成！となっても、どんなものを作ったら良いか悩んでしまいますよね。
そこで、以下ではストーリーズ広告を作成するときのコツを紹介します。
画像・動画にテキストを入れる
画像や動画のみのクリエイティブでは、「何を伝えたいのか」「どんなアクションをユーザーに起こしてほしいのか」といった部分が伝わりづらくなってしまう可能性があります。
しっかりとした訴求軸で広告を配信するためにも、「伝えたい情報」をテキストとして組み込んだクリエイティブを作成していくのが良いでしょう。
例として、ECサイトの無料プレゼントキャンペーンを宣伝したい場合は
＼今だけ／
6,000円以上の購入で
大人気〇〇を無料プレゼント！
〈スワイプしてショップへGO〉
などといったテキストがあることで、
- 期間限定のキャンペーンを開催していること
- 〇〇を無料でもらえること
- もらうためにはサイトで6,000円以上の購入が必要なこと
という部分が視覚的に伝わりやすくなります。
冒頭でユーザーを引きつける工夫をする
デメリットで先述しましたが、ストーリーズは広告のスキップがしやすいプラットフォームです。
そのため、広告をスキップされないための対策として、広告表示の瞬間からスキップという行動に移るまでの間でユーザーを惹きつけるための要素が必要となってきます。
- 冒頭のコピーを短い文章にして一瞬で視認性を上げる
コピーを簡潔にするだけでなく、長い一文を改行してみるだけで変化がある場合もあります。
- ユーザーにとってのメリットを押し出したコピーを記載する
「自分にとって有益な情報である」という部分を認識させることで興味関心が湧き、スキップされにくくなる可能性があります。
上記のような工夫で、ユーザーの離脱を少なくすることが重要です。
一般ユーザーの投稿のように見せる
「広告っぽさが全面に出た広告」には興味を持たずにスキップしたり、×をクリックして消した経験はありませんか？
一般ユーザーの投稿の中で突然「広告っぽい広告」が表示されることで、ギャップを感じてしまいスキップされやすいという傾向があります。
口コミ投稿風の広告など、「広告っぽさ」を出さずに一般ユーザーの投稿のような広告を配信することで一般ユーザーの投稿とのギャップが少なくなり、違和感なく自然な流れで広告を見せることができます。
ストーリーズ広告の成功事例
以下では、ストーリーズ広告を活用した企業の成功事例を紹介します。
DAZN JAPAN
年間10,000試合以上のスポーツコンテンツを配信している、スポーツチャンネルDAZN（ダゾーン）。
スポーツへの注目度が集まるシーズン前にファンとのコミュニケーションを図るため、2択のアンケートスタンプを使ったストーリーズ広告を配信。
アンケートスタンプは、回答を入力する必要がなく気軽にアンケートに参加できるため、コミュニケーションを開始するきっかけとして最適です。
好きなチームを応援したいというファン心理を狙い、つい投票に参加したくなるようなアンケート式の広告を作成することで、アプリのインストールを促しました。
施策の結果として、アプリのインストール数が1.8倍に伸び、獲得効率が改善。
サービス利用者の心理とストーリーズ広告の機能をうまく掛け合わせたクリエイティブが光る事例となっています。
株式会社ツヴァイ
業界大手の結婚相手紹介サービスを展開しているツヴァイ。
若年女性への接点を最大化する狙いでストーリーズ広告を配信し、新規会員獲得を目標に取り組んだとのこと。
工夫のポイントとしては以下の通り。
- 一般の投稿に馴染むようなテキストやステッカーで動画を作成
- 複数のチャプターに分けたストーリーズ広告を配信し、あえて左右へのタップを促すことで、興味を持った動画だけを視聴できる仕掛けを作成
結婚相手紹介サービスへのネガティブなイメージを改善することで、抵抗なくサービスを理解してもらえるようなつくりにしています。
インスタを利用するユーザーの特徴や、広告のフォーマットをしっかり理解して活用できている事例ですね。
ニフティ不動産
物件をまとめて検索できる、不動産ポータルサイトを運営しているニフティ不動産。
動画広告への着手を早い段階から進め、汎用的な既存動画からストーリーズなどの配信面に特化した構成・フォーマットへシフトし、より大きな効果を図ったとのこと。
クリエイティブには以下のような工夫を加えています。
- ハッシュタグやスタンプを用いて一般ユーザーのオーガニック投稿に近い構成の動画を作成
- 複数のチャプターに分けたストーリーズ広告を配信し、タップでスピーディに切り替わるような仕組みで内観イメージをユーザーに紹介
一般的な不動産紹介のようにテキストメインで情報を提供するのではなく、内観の推しポイントをチャプター別に紹介することでユーザーに興味を持ってもらいやすくしています。
内見のような疑似体験ができる魅力的なクリエイティブで、視覚的なアプローチに強いインスタの特徴を活かした良い実例ですね。
「ストーリーズ広告を導入したいと思ったけど、社内リソースが気になる…」という場合は、広告運用のプロに任せてしまいましょう。弊社のInstagram広告の運用サービスは少額予算から利用可能ですので、まずは一度ご相談ください。
まとめ
今回はインスタのストーリーズ広告についてを紹介しました。
課金方法やクリエイティブの構成などさまざまな配信の仕方がありますが、まずは広告を出す目的を踏まえた上で、最適な設定方法やクリエイティブを選択していく必要があります。
この機会に、ストーリーズ広告の配信にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
ワンクルーズのInstagram広告の運用は、10万円/月（税別）から可能です。
「これまで獲得出来なかった層の新規顧客を獲得したい」
「今かけている広告宣伝費全体の効率をあげたい」
「サービスや商品のストーリーをもっとユーザーに知ってほしい」
という場合は、Instagram広告を始めるタイミングかもしれません。
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