企業がアプリを導入すると、タイムセールやクーポンをプッシュ通知(スマートフォンで一時的に表示されるお知らせ機能)でお知らせできたり、ポイントカードとして使用できたりと様々なメリットがあります。
そのため、最近では業種に関わらず様々な企業で公式モバイルアプリを導入する企業が増えてきているのが現状です。
インスタグラム広告は、アプリのダウンロードを増やしたいと考えるなら一押しの広告プラットフォームですが、広告の配信方法にはコツがあります。
この記事では、「自社の公式アプリを多くのユーザーにダウンロードしてもらいたい!」と考えている広告運用担当者のために、インスタグラム広告でアプリダウンロードを増やすコツをまとめました。
インスタグラム広告の種類
インスタグラム広告でアプリのダウンロードを増やす方法を紹介する前に、まずはインスタグラム広告の種類をおさらいしましょう。
インスタグラム広告の形式
インスタグラム広告の形式は、配信できる場所や方法によって、以下の6つに分けられます。
- 写真広告
ユーザーのフィードに「写真+テキスト」で配信できる広告 - 動画広告
ユーザーのフィードに「動画+テキスト」で配信できる広告
- カルーセル広告
ユーザーのフィードに「複数の写真や動画+テキスト」で配信できる広告 - ストーリーズ広告
ユーザーのストーリーズ投稿の合間に配信される広告。複数の写真や動画の投稿が可能。またフルスクリーンで表示されるため、没入感がある - コレクション広告
カタログ形式に表示できる広告
- インスタントエクスペリエンス広告
広告をタップした後に表示されるフルスクリーンフォーマット
インスタグラム広告のターゲティング
インスタグラム広告は、Facebook(フェイスブック)広告同様に、Facebook情報をもとにターゲットを絞れるので、アプローチしたい層に効率よく広告を配信できます。ターゲティングの種類は以下の4つです。
- ユーザー属性ターゲティング
年齢、性別、エリア、属性が絞れる - インタレストターゲティング
興味・関心、行動をもとにターゲティングできる - カスタムオーディエンス
保有している顧客データをもとにターゲティングできる - 類似オーディエンス
カスタムオーディエンスに類似するユーザーを1〜10%で調整してターゲティングできる
ターゲティングは、絞りすぎると配信できるユーザーの人数が減ってしまうので注意しましょう。配信前に試算ができるので、確認しておくことをおすすめします。
インスタグラム広告の課金方式
インスタグラム広告は、課金方式によって課金されるタイミングや条件が異なります。
- CPM課金:広告が1,000回表示されるごとに課金
- CPC課金:広告がクリックされると課金
- CPI課金:アプリがインストールされると課金
- CPV課金:動画が10秒以上再生されると課金
広告の内容や目的によって課金形態を変えることで、よりコストパフォーマンスの良い広告配信ができますので、目的にあった課金方式を選びましょう。
インスタグラム広告でアプリのダウンロードを促進する方法とは?
インスタグラム広告でアプリのダウンロードを促進するおすすめの方法は、CTAを設定することと事前に配信ターゲットを詳細に決めることです。
この2つの方法について、詳しく紹介します。
CTAを設定する
CTAとは「Call To Action(コールトゥアクション)」の略で、行動喚起のことを言います。
インスタグラム広告を見たユーザーにとってもらいたいアクションを喚起するために、広告にテキストや画像、ボタンを設置するのです。
たとえば、インスタグラム広告では以下のようなCTAが用意されています。
- 詳しくはこちら
- もっと見る
- リンクを開く
- 登録する
- 申し込む
- 購入する
- 予約する
- インストールする
- ダウンロードする
- アプリを利用する
- 寄付する
- 音楽を聴く
- ビデオを見る
- ゲームをプレイする
- 連絡する
- お問い合わせ
アプリダウンロードの広告を配信する場合には、「インストールする」「ダウンロードする」「アプリを利用する」などのCTAを設定すると、ダウンロードの促進が見込めるでしょう。
ただ、音楽を聴くアプリなら「音楽を聴く」、ゲームアプリなら「ゲームをプレイする」といったCTAも試してみる価値があります。
慎重なユーザーにとってはダウンロードはハードルが高いため、「詳しくはこちら」というCTAで、より魅力を伝えるランディングページに飛ばすのもありですね。
事前に配信ターゲットを詳細に決める
同じアプリダウンロードの促進といっても、製品やサービスによってターゲーットは違います。また、似たようなサービスでも、企業によってはアプローチしたい層が異なることもあるでしょう。
もし、「どの層にターゲティングすればいいか分からない」と考えている広告運用者の方がいたら、競合他社のアカウントのフォロワーを分析して、どんな層がフォロワーになっているか研究してみると良いでしょう。
競合他社のフォロワーは、あなたの会社にも興味・関心を寄せる可能性が高いので、きっと配信ターゲットを検討するにあたって参考になるはずです。
インスタグラム広告でアプリのダウンロードを増やす際の課金形態は?
インスタグラム広告の課金形態は4種類ありますが、アプリのダウンロードを増やしたいなら、CPI課金がおすすめです。
CPI課金は、アプリがダウンロードされると課金される課金形態なので、広告の表示回数やクリック回数が関与しない点がメリットです。
ちなみに、インスタグラム広告でのアプリがダウンロードされたときの単価は100〜150円なので、アプリも同じくらいの値段ですと費用対効果が高くなるでしょう。
インスタグラム広告でアプリダウンロード数を増加した成功事例を紹介
「インスタグラム広告で、本当にアプリのダウンロードを促進できるの?」と不安を抱えている広告運用担当者もいらっしゃると思います。
ここでは、実際にインスタグラム広告でアプリのダウンロード数を増やせた企業の成功事例を紹介しますので、ぜひこれからの運用にお役立てくださいね!
成功事例①:トラベルジェイピー(旅行情報アプリ)
トラベルジェイピーは旅行情報の比較サイトです。モバイルアプリのインストールとコンバージョン最大化を目的にInstagramを活用し、コンバージョン獲得単価65%低下、インストール獲得単価54%低下を実現しました。
広告はFacebookとインスタグラムに配信し、以下の内容でA/Bテストを行いました。
①A→Facebookは既存素材、Instagramは新規素材
②B→Facebookは既存素材、Instagramも既存素材
結果、Aの「Instagramは新規素材」の方で、冒頭に書いたようにコンバージョン獲得単価65%低下、インストール獲得単価54%低下しました。
より効率の高い配置面に配信が寄る自動配置を活用し、Instagramに最適な素材にしたことで、インスタグラムへの配信量、獲得が飛躍的に伸びたと考えられます。
参考:https://ppc-master.jp/labo/2018/07/instagram_ad_case.html
成功事例②:ゼクシィ(結婚情報誌)
ゼクシィは式場探しや結婚式の疑問を解決する大手の結婚情報誌です。ストーリーズ広告を導入した結果、アクション数2.1倍、アプリインストール数が3.1倍になりました。
素材の制作に当たってはプレ花嫁(結婚準備をしている女性)にとって関心の高い、ドレスをメインに据え、Instagramの世界観に馴染ませるよう意識しました。
ドレスが映えるように、クリエイティブは全体的にシンプルな構成都市、ドレスカラーの説明を手描き風の欧米フォントで添えただけのものです。このほか、ストーリーズは写真単体だとスキップされやすいという傾向から、動きのあるものとなっています。
このほか、ストーリーズからアプリストアへ遷移できることを知らないユーザーにむけて、アプリストアへ誘導するための工夫も取り入れました。
参考:https://snaplace.biz/instaadrep/
成功事例③:PLANTIN(ガーデニングアプリ)
PLANTINは、ガーデニング好きのためのアプリです。自宅やオフィスで育てている植物の健康状態を診断できたり、コミュニティ機能を通じて世界中のガーデナーや専門家と交流できます。
そんなPLANTINでは、リール動画を使用した広告を配信した結果、インプレッション単価が26%低下、アプリインストール単価が31%低下しました。
PLANTINではこれまで自動配置での広告配信を行っていましたが、リール動画からのエンゲージメント率が高いことが分かり、インリール動画に特化したキャンペーンを作成。ABテストを実施し、勝ちパターンを模索しました。
ガーデニングのような視覚的要素の強い商品・サービスでは、ユーザーがより内容を理解しやすいリール動画でのキャンペーン作成が鍵を握るといえます。
参考:https://business.instagram.com/success/plantin/
まとめ
インスタグラム広告でアプリダウンロードを増やす方法と成功事例について解説しました。
まずは、CTAの設定や配信のターゲティングを見直すところからやってみましょう。
A/Bテストをすることで、自社の広告によりあったCTAやターゲティングが見つかるはずですので、慣れてきたらA/Bテストにも挑戦してみてくださいね!
ワンクルーズのInstagram広告の運用は、10万円/月(税別)から可能です。
「これまで獲得出来なかった層の新規顧客を獲得したい」
「今かけている広告宣伝費全体の効率をあげたい」
「サービスや商品のストーリーをもっとユーザーに知ってほしい」
という場合は、Instagram広告を始めるタイミングかもしれません。
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