WEB広告の中でもディスプレイ広告は画像で訴求でき、クリック単価も比較的安く、根強い人気を誇る広告です。
しかしその反面、ターゲティング方法が無数にあり、どれを使っていいか困り果てている人も多くいます。
「ターゲティングを間違えた。」「設定地域を入れ忘れた。」など1つでも誤れば、目的を達成することは難しくなります。
しかし基本ルールをしっかり抑え、自社が訴求すべきユーザーを見極め、ターゲティングを使い分ける事が出来れば、大きな効果を発揮します。
この記事ではディスプレイ広告のターゲティングをすべてご紹介します!
2つのターゲティング対象
ディスプレイ広告のターゲティング設定は数多くありますが、大きく2つに分類されます。
- ユーザーを対象にしたターゲティング手法
- サイトを対象にしたターゲティング手法
また、それぞれ3つのターゲティング設定が用意されています。
ユーザーとサイトを対象にした手法の違いと、それぞれのターゲティング設定についてご紹介します!
人を対象にしたターゲティング
人を対象にしたターゲティングとは、ユーザーの行動履歴からユーザーの興味関心を割り出し、その情報をもとに広告を配信する方法です。
人のターゲティングは、ユーザーをターゲティングするため、ユーザーが訪れているサイトの内容とは関係ない広告が配信されることもあります。
ターゲティング方法は大きく分けて3つに分かれます。
- リマーケティング
- インタレスト
- ユーザー属性
リマーケティング
リマーケティングは、過去にサイトへ訪れた人を対象に、広告を表示できる機能です。
サイトに埋め込んだタグがユーザーの情報を収集してくれます。その情報をもとに、サイトに来たことがあるユーザーを割り出し、広告を配信します。
顕在ニーズを持つ可能性の高いユーザーに配信するため、より効果の期待出来るターゲティング方法になります。
リピーターを増やしたい時や、車や住宅など、購入までの検討期間が長い商材などに向いています。
反対に検討期間が必要ない(短い)ものには、リマーケティング広告は当たらないことが多いです。
インタレスト
「インタレスト」は、過去にユーザーが訪れたサイトや検索したキーワードの履歴から、興味関心の高いユーザーに広告を配信する手法です。
インタレストは大きく2つに分かれています。
アフィニティカテゴリ
「アフィニティ」とは日本語で”親和性”や”親近感”といった意味を持ちます。
Google広告の「アフィニティ」とは、インターネットユーザーの行動履歴に合わせて、『どんなことに興味があるか』をもとに、カテゴリしたターゲティングです。
しかしこの用意されているカテゴリがあまり種類が多くないのでターゲティングしたいユーザーにあったものがないことがよくあります。
そこで役に立つのが『カスタムアフィニティ』です。
「カスタムアフィニティ」は、キーワードやサイトURLを使い、自分で特定のカテゴリを作成することで、アフィニティカテゴリよりもさらに細かいターゲティングが出来るようになります。
自社商品を購入するユーザーが見ていそうなサイトや、検索しそうなキーワードを指定することで、カテゴリを作成することが出来ます。
インテントカテゴリ(購買意志の強いユーザー層)
「インテント」とは日本語で”意図”や””没頭している”といった意味を持ちます。
Google広告の「インテント」とは、特定のカテゴリに興味を持ちつつ、さらに購買につながる行動をしているユーザーにアプローチできるターゲティングです。
こちらもアフィニティカテゴリと同じく、用意されているターゲットの中から選択する方法と、キーワードやURLから選択する『カスタムインテント』の2種類から選択できます。
ユーザー属性
「ユーザー属性」は、ユーザーの性別、年齢、子供の有無によってターゲティングを行います。
全てのターゲティング方法と組み合わ背やすく、ブランディング目的などでは幅広いユーザーに配信したい時は単体でも使いやすい手法となります。
サイトを対象にしたターゲティング
人を対象にしたターゲティングは、自社のサービスに興味のありそうな「人」をターゲットとしていましたが、配信先のサイトを対象にしたターゲティングは、自社のサービスに興味のありそうな人が見そうな「ページ」をターゲットとします。
ターゲティング方法は大きく分けて3つに分かれます。
- プレースメント
- ディスプレイネットワークのキーワード
- トピック
プレースメント
「プレースメント」では、こちらで指定したサイトに広告を配信します。
配信先のサイトは膨大な量になりますので、最初からプレースメントを使うよりも、すでに配信している広告の配信結果から成果の見込めるものを選定して利用するケースが一般的になります。
ディスプレイネットワークのキーワード(コンテンツターゲティング)
「ディスプレイネットワークのキーワード」では、設定したキーワードと関連したサイトやそのキーワードに興味関心を持っているユーザーに対して広告を配信します。
キーワードは広告主側が自由に設定することが出来ますので、自社商品・サービスと親和性の高いものを選定しましょう!
また、キーワードは下記2種類の配信方法から選択する必要があります。
- オーディエンス ターゲティング
設定したキーワードに関心を持っている可能性が高いユーザーに広告を表示し、かつ、これらのキーワードに関連するウェブページ、アプリ、動画にも広告を表示する(推奨) - コンテンツ ターゲティングのみ
これらのキーワードに関連するウェブページ、アプリ、動画のみに広告を表示する
①の方がより多く広告を表示することができます。(人のターゲティング+サイトのターゲティング)
②は表示回数が少なくなります。(サイトのターゲティングのみ)
目的によってうまく使い分けましょう!
トピック
トピックでは、Google側が用意したトピックを選択し、そのテーマに関連するサイトに広告を配信することが出来ます。
トピックは、「アート・エンターテインメント」、「オンラインコミュニティ」、「コンピューター、電化製品」といった大カテゴリから設定することも出来ますし、細分化した「CAD、CAM」、「コンピューターセキュリティ」といった小カテゴリからも選ぶことが出来ます。
必須テクニック
ディスプレイ広告を運用する上で絶対に覚えていた方が良いテクニックをご紹介します。こちらを知らないまま運用していると、効果は見込めませんので絶対に覚えてください!!
①プレースメントの除外はこまめに行う
配信先のサイトの一つにプレースメントでターゲティンできると紹介しましが、反対に特定のプレースメントを除外することができます。除外するとそのページ(またはドメイン)に広告が表示されることはありません。
広告が表示されたサイトのプレースメントを確認できますので、「クリック率が異常に高いサイト」や、「表示回数が多いのにクリック数が少ないサイト(クリック率が低い)」サイトを確認して、除外していくことをオススメします。
また、広告を開始する前に「このサイトはクリックされないだろ」というものに目星をつけて、初めから除外することも費用削減に繋がりますので、オススメです。
2チャンネルや通販系サイト、まとめ系サイトなどは、多くの商材でCVに繋がりにくい傾向にあります。これらのようなサイトは初めに入れてしまっても良いかもしれません。入れなくても注意して配信プレースメントの確認を行ってください!
細かい作業ですので、かなりめんどくさい作業になりますが、確実に効果はありますので、ぜひ行なってください!
②基本的にユーザー属性は必ず設定する
ディスプレイ広告の設定は1つのターゲティングだけではなく、複数のターゲティングを掛け合わせる事が出来ます。
上記の画像のように複数のターゲティングを設定する事で、ターゲティングを絞り込むことができます。
画像内左のターゲティングでは、キーワードに一致するユーザーに配信しますが、画像内右のターゲティングでは、『キーワードと一致かつ、アフィニティカテゴリに一致かつ、設定した性別に一致したユーザー』に配信しますので、より細かくターゲットを絞り込む事ができます。
上記の様に、より詳細なターゲティングをしていく事でCV率を高める事ができます。
オススメ設定は『ユーザー属性+α』でターゲティングする事です。
企業が活動する商圏内(ジオグラ)と自社サービスを活用する年齢と性別(デモグラ)は、設定しなければ、無駄に広告費を使ってしまうことになりますので、絶対に設定して下さい。その上で、コンテンツターゲティングやアフィニティなど、その他のターゲティングを行う事で効率よく広告配信をする事が出来ます。
まとめ
いかがでしたか?今回はディスプレイ広告のターゲティングの種類と効率的な設定方法をご紹介しました。
設定方法は無数にあり、設定が少し違うだけで効果は大きく変わってきます。
この記事を参考にターゲティングをいろいろ試してみて下さい!もしあまり効果が出ないようでしたら、一度弊社にご相談ください!
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