ショートムービー共有SNSとして人気を博し、世界中でユーザーが増え続けているTikTok。
リスティング広告やInstagram広告を配信したことがある方も、若者の集客UPのため、今後新たにTikTok広告も出稿したいとお考えではないでしょうか。
しかし、
『TikTok広告を始めたくて色々調べてはいるけど、あまり大きな予算は用意できない…』
『自社(個人)で出稿しようと考えているが、社内にノウハウがない…』
と、出稿段階で様々な課題を抱えていませんか?
- そもそもどんな広告?
- どうやって広告を出すの?
- 自社と代理店どっちで出した方がいいの?
本記事で紹介するTikTok広告の出し方や自社(個人)運用と代理店運用のメリット・デメリットを理解することにより、「TikTok広告に興味はあっても始められない」という方の課題解決へつながります。
「TikTokを使って今すぐ集客したい」という場合、TikTok広告を配信するのがおすすめです。弊社の広告運用サービスは少額予算から利用可能ですので、まずは一度ご相談ください。
TikTok広告とは
TikTok広告を始めようとした時に、
「どんな広告媒体なの?」「他の媒体と比べてどのような特徴があるの?」
といった疑問が出てくると思います。
まずは、TikTok広告の概要について解説していきます。
ユーザーの年齢層
出典:日本の TikTok ユーザーは平均34歳、博報堂調査が示す実態 : 要点まとめ
中高生を中心に10代の利用者が多いイメージのTikTokですが、実際のユーザーの平均年齢は34歳というデータが明らかになっています。
若年層を主体としたプラットフォームではあるものの、必ずしも10〜20代がメインユーザーというわけではありません。
例えば、近年は既婚で子供のいる男性といったユーザーの比率も上昇しており、リーチする層の幅に広がりが出てきています。平均年齢は年々上昇し、TikTokユーザーのデモグラフィックやライフステージは、ますます多様化してきている状況です。
広告の特徴
TikTok広告の特徴について、メリット・デメリットをそれぞれ踏まえてご紹介します。
TikTok広告のメリット
TikTok広告は、広告動画自体をコンテンツ化できることから広告感が薄れ、ユーザーに視聴してもらいやすいというメリットがあります。
また、動画はテキストに比べて視覚的なアプローチが強いため商品・サービスの魅力がユーザーへ伝わりやすく、高い興味関心を得ることができればアカウントのフォロワーが少ない段階でも拡散する可能性があります。
- 広告感が薄く、ユーザーに広告を見てもらいやすい
- 視覚的に商品・サービスの魅力が伝わりやすい
- アカウントのフォロワー数が少なくても拡散を狙える
TikTok広告のデメリット
一方で、デメリットとしてはリスティング広告と比べて費用対効果が高くなりにくい傾向にある点です。
TikTokの利用シーンとして、スキマ時間に自分が興味・関心のある動画をチェックしているユーザーが多数であるため、ユーザーのニーズが顕在化していないことが要因といえます。
また、動画コンテンツ全般の特徴として、クリエイティブの不備を発見しても後から修正しにくいというデメリットもあります。
- ユーザーのニーズが顕在化しておらず費用対効果が高くなりにくい
- 後から動画の修正がしにくい
広告の種類と費用相場
出典:TikTok公式
TikTok広告を出す上で、やはり一番気になるのが費用面ではないでしょうか。
種類には大きく分けて5種類あり、それぞれにかかる費用の相場や特徴について以下で紹介していきます。
種類 | 特徴 | 費用相場 |
起動画面広告 |
|
約500万円~750万円 |
ハッシュタグチャレンジ広告 |
|
約1,000万円~1,700万円 |
インフィード広告 |
|
約42万円~440万円 |
ブランドエフェクト広告 |
|
約380万円~720万円 |
ブランドオークション広告 |
|
予算に合わせて設定 |
起動画面広告
起動画面広告は、アプリを起動した際に全画面で表示される広告です。
短期間で多くのユーザーへアプローチしたい場合に有効ですが、1日に1社のみの配信と限定されているため、広告費用は500万円~750万円程度と高額となり、広告枠の確保自体が難しいとされています。
ハッシュタグチャレンジ広告
チャレンジ広告は、企業が出したお題のハッシュタグにあわせてユーザー自身が動画を作成するユーザー参加型広告です。
ユーザー自身が動画を作成することにより、自主的な拡散を期待できるので、TikTok広告のなかでも高い反応率を狙える施策です。
しかし、広告費用は1,000万円以上とかなり高額であるため、実際に導入する際は慎重に検討する必要が出てくるでしょう。
インフィード広告
インフィード広告は、画面をスワイプした際にレコメンド機能によりおすすめとして表示される広告です。
通常のコンテンツの間に広告が表示されるので、広告感が薄まり、ユーザーにスムーズなアクションを促せます。
ブランドエフェクト広告
ブランドエフェクト広告は、ユーザーの投稿する動画に、企業が独自に作成したエフェクトを反映させることができる広告です。
例えば、化粧品の新作リップのエフェクトを用意した場合、ユーザーの顔から口を認識してスマホ画面に反映する演出によって、ユーザーに商品の色味を体感してもらえます。
このようにユーザー体感型の広告手法であるため、新商品のプロモーションに適しています。
ブランドオークション広告
ブランドオークション広告は、運用型広告とも呼ばれ、広告予算やクリエイティブ、ターゲティングの設定などを柔軟に変更できる広告です。
運用型のため常に広告のパフォーマンスを管理画面からチェックでき、広告費の予算調整も可能のため少額から運用を開始できます。
「少額から始めてみたい」といった場合は、ブランドオークション広告から始めてみることをおすすめします。
TikTok広告を出す前の準備
TikTok広告のアカウント開設から出稿までの手順について詳しく解説していきますが、その前に準備が必要なものについて先にご紹介します。
準備が必要なもの | 詳細 |
会社のビジネス情報 |
|
広告費の支払い方法 |
|
サイトのURL |
|
広告クリエイティブ |
|
TikTok広告は出稿する際に広告用のアカウントを作成することが可能なので、上記の準備が整っていればGoogleやFacebookのようにあらかじめアカウントを持っている必要はありません。
また、広告に使用する動画素材も管理画面上から作成可能なので、事前に完成状態の動画を用意する必要もありません。他の媒体に比べて、スタートのハードルがあまり高くないところもTikTok広告の魅力です。
TikTok広告の出し方
それでは、実際にTikTok広告の配信をスタートするまでの手順について、順番に解説していきます。
画面の遷移に従って進めるだけなので、最短1日でTikTok広告の登録完了も可能です。
広告アカウントを開設する
まず、登録画面上よりメールアドレスまたは電話番号・パスワード等の情報を入力して登録を行います。その後、会社名・業界などを引き続き入力し、広告主審査の準備に移ります。
広告主審査を受ける
アカウント作成後、ビジネス情報入力画面にて会社またはサービスのURL・会社住所・課税情報の登録が必要です。これらのビジネス情報入力完了後に、広告主審査に入ります。広告主審査完了には約1営業日かかります。
無事に審査を通過すると、アカウントステータスが「審査中」から「承認完了!」へ切り替わります。
支払情報を登録する
決済方法は、手動決済と自動決済の2種類から選択可能です。
またビジネスセンターを開設すると、支払情報を含め複数のアカウントの管理が一括で可能となり、社内メンバーへの細かい権限付与も設定できます。決済方法は、あとから変更・追加が可能です。
決済方法や最低入金額はそれぞれ異なるため、下記表をご参照ください。
決済タイプ | 決済方法 | 最低入金額 |
自動(後払い) |
|
1,000円~ |
手動(前払い) |
|
ー |
ピクセルとイベントコードを設置する
広告を最適化された状態で配信するには、他の媒体と同様に、TikTok広告でもピクセルやイベント計測用コードの設置が必要です。
管理画面左上の「アセット」メニュー内の「イベント」をクリックし、ウェブイベントの「管理」を選択します。
画面遷移後、「ウェブイベントを設定」より下記手順でピクセルを作成していきます。
- ピクセル名の入力
- TikTokへのデータ送信(連携)方法の選択
- ピクセルコードの実装方法の選択
- ピクセルコードの発行
発行されたピクセルコードは<head></head>の間に直接設置するか、Googleタグマネージャーのようなサードパーティーツールを利用して設置することも可能です。
ピクセル作成完了後、イベント設定を促すポップアップが表示されるので、引き続き下記手順で計測したいイベントを作成していきます。
- イベントフォーマットの選択
- イベント名の入力
- イベント集計方法の選択
- トラッキング方法とルールの設定
- イベントの保存
オーディエンスを設定する
より効率的な広告運用を目指す上で欠かせないのが、ターゲティング機能であるオーディエンスの設定です。
TikTok広告では、カスタムオーディエンスと類似オーディエンスの2種類を設定することができます。
カスタムオーディエンスとは広告主が自身の顧客情報を基に設定したターゲット層であり、類似オーディエンスはそのカスタムオーディエンスと似た傾向を持つ新たなターゲット層を作成するターゲット機能です。
カスタムオーディエンス | 広告主が持つ顧客リスト・ウェブサイトの訪問者・アプリの利用者などをもとに作成 |
類似オーディエンス | カスタムオーディエンス内のユーザーに類似したターゲット層から作成 |
設定では管理画面左上の「アセット」メニュー内の「オーディエンス」を選択し、「オーディエンスを作成」をクリック後、カスタムオーディエンスは下記手順で作成可能です。
- カスタムオーディエンスを選択
- オーディエンスの種類を選ぶ
- オーディエンス名や期間を設定
TikTok広告を出す際の注意点
事前にブランドコンテンツポリシーを確認する
いざ配信!の前に、TikTokには広告が配信できない業種があります。
詳しくは公式のブランドコンテンツポリシーに記載してあり、主に年齢制限があるもの・使用が法律で禁止されているもの・公序良俗に関わるものなどの広告出稿が禁止されています。
- タバコおよびタバコ製品
- 薬物関連の製品またはサービス
- 拳銃や爆発物・ナイフなどの武器
- ギャンブル
- アダルト商品とサービス
- 政治的コンテンツ
- 不正行為を幇助する商品やサービス
- 動物・ペット(動物向け商品やペットサービスは例外)
- 専門的サービス(会計・税務・法律サービスなど)
- 医薬品・健康管理用品および医療品
- 金融商品・サービスまたは金融的機会
- 避妊具
- 出会い系およびライブ動画アプリケーションまたはサービス
- 年齢制限のある映画・テレビ番組・ゲーム
- その他の禁止されている商品またはサービス(臓器移植や中絶・葬儀などのサービス)
ターゲット層を明確にする
2点目は、ターゲット層を明確に設定することです。
ターゲットを考えずに「TikTok広告が人気らしいから出してみよう」と出稿してしまった場合、商品・サービスを利用してほしいユーザーと実際に広告が配信されるユーザーがずれてしまい、広告の効果が薄くなることで無駄な広告費がかかってしまいます。
配信の際には、年齢層や性別・興味関心など、どのようなユーザーの購入意欲が高まるかを明確に設定しなければなりません。
対応策としては、インターネット上や顧客リスト・アプリの利用履歴などからターゲット層に関するデータを収集したり、Googleアナリティクスなどのデータ分析でターゲット層の再評価や広告コンテンツの改善を行うことが重要です。
TikTok広告を出すとき代理店に頼るべき?
TikTok広告を出してみたいと思ったけど、自社でやるのと代理店に依頼するのってどっちがいいの…?と考える方も多いはず。
それぞれにメリットとデメリットがあるので、以下で紹介していきます。
自社(個人)で出す場合のメリット・デメリット
メリット
- 広告配信にかかる費用が代理店運用に比べて低くなる可能性がある
- 広告主自身が広告配信設定を自由にすばやく調整できる
自社運用の1番大きなメリットとしては、かかる広告配信費にあります。
代理店への依頼の場合、実際の広告配信費用に手数料がプラスされた費用になりますが、自社の運用ではTikTokに支払う広告費のみとなるため総コストが低くなる可能性があります。
また、自社運用の場合は代理店を挟まずに直接広告設定を変えられるため、広告の配信設定を自由にすばやく調整することができます。
デメリット
- 広告配信にかかる時間や労力が多くなる可能性がある
- 適切な配信設定・効果分析ができない可能性がある
一方、自社運用のデメリットとしては、大きく分けて「社内リソース」「運用技術」の2点にあります。
配信準備から運用、結果の分析から改善…となると、かなりのリソースを割く必要がありますよね。
担当者が広告運用の担当ではない場合は通常業務に加えての作業となるため、業務時間を圧迫させてしまいかねません。
また運用に関しても、専門的な知識や技術を持っていない場合は適切な配信設定ができないほか、広告の最適化に必要なデータ分析能力を持っていない場合は広告の成果を最大化することができない可能性があります。
代理店に依頼する場合のメリット・デメリット
メリット
- 専門的な知識や技術を持っているため、適切な広告配信ができる
- 運用・分析を代行してくれるため、社内リソースを削減できる
- 複数の広告媒体に対して効果的な広告配信を行うことができる
代理店に依頼するメリットとして、やはり1番大きいのは「広告のプロに頼める」という点です。
専門知識や過去の配信実績があるため、その商材・サービスのターゲットに沿った適切な広告配信ができます。
加えて、広告に使用する画像や動画などのバナーを作成する専門のデザイナーが常駐していることもあり、広告用のクリエイティブ制作に精通した人がいるのが大きな特徴です。
代理店に依頼することで「配信設定がわからない…」「効果の高い広告ってどうやって作るの?」「配信結果の分析と改善の仕方がわからない…」といった悩みも解消されるため、自社のリソースを削ることなく広告を出稿することができます。
また、他の広告媒体を運用している代理店の場合は、より効果的な媒体を提案してくれることで「TikTok広告のみを配信していたけど、実は他の媒体で配信した方が費用対効果が高かった…」なんてことも防げます。
デメリット
- 自社運用に比べて広告費が高くなる
- コミュニケーションコストがかかる
代理店に依頼するにあたっては、広告費に加えて広告運用代行費・配信設定費などの代理店にかかる手数料があるため、全体の広告費としては自社に比べて高くなります。
もちろんコストを抑えて効果を出すのが一番良い結果ではありますが、広告に対する自社の知識・技術、リソース面を踏まえた上で代理店に依頼するかどうかを決定しましょう。
また、代理店への依頼にあたって広告主と代理店の間に情報や意見が往来するため、情報共有や調整のためのコミュニケーションコストが増加することがありますが、全体での作業負担としてはかなり少なく済むことでしょう。
「出稿方法はわかったけど、やっぱり社内の負担が大きい…」という場合、プロに頼んでしまうのがおすすめです。弊社の広告運用サービスは少額予算から利用可能ですので、まずは一度ご相談ください。
まとめ
今回はTikTok広告とは、という部分からメリット・デメリットなどについてを紹介しました。
広告の種類やターゲティングなど、さまざまな配信の仕方がありますが、まずは広告を出す目的や自社サービスに合った配信方法を踏まえた上で、最適な設定やクリエイティブを選択していく必要があります。
この機会に、TikTok広告でより効率の良い集客を目指していきましょう!
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