Facebookで集客したいなら、ぜひ取り組んでみてほしいのがFacebook広告。
Facebook広告は、詳細なターゲティングを設定して広告を出稿できるため、あなたの会社が見込み客としてアプローチしたい層に広告を表示することが可能です。
成果を出すためには運用のコツがありますが、広告を出稿する作業自体は慣れてしまえばそう難しいものではありません。
この記事では、Facebook広告の事前準備から出稿手順、出稿する際の注意点について解説していきます。
この記事を読めば、「Facebookの広告を出すのは初めて」という人も簡単に取り組めますので、ぜひご活用くださいね!
Facebook広告とは
Facebook広告の手順を紹介する前に、そもそもFacebook広告とは何かについて概要を紹介します。
Facebook広告の出稿先
Facebook広告とは、Facebookを含めた以下の4つのプラットフォームに出稿できる広告のことを言います。
Facebook (フェイスブック) |
実名での登録や友人・知人と繋がれるのが特徴のSNS。 |
---|---|
Messenger (メッセンジャー) |
Facebookの個人と連絡が取れるメッセージアプリ。 |
Instagram (インスタグラム) |
ハンドルネームでの登録が可能、写真メインが特徴のSNS。 |
Audience Network (オーディエンスネットワーク) |
Facebookが提携しているモバイルアプリやサイト内(食べログなど)での広告掲載を可能にする仕組み |
Facebook内では、広告主が選択したターゲット層のデスクトップ・モバイルのニュースフィード・右側広告枠に表示されます。これらの配置に広告を表示すると、場所を問わずターゲット層にリーチしやすくなります。
(引用:Facebookに広告を掲載する準備)
ユーザーが多いため多くの人にアプローチできる
Facebookは全世界で29億人以上(2021年時点)のユーザーが利用しており、これらの多くのユーザーたちに広告を出稿することが可能です。
日本ではFacebookの月間アクティブユーザー数は2,600万人(2019年時点)に登り、LINE(9,000万人)、Twitter(4,500万人)、Instagram(3,300万人)に続くユーザー数を誇るSNSとなっています。
ターゲティングの精度が高い
ターゲティングの精度が高いのもFacebook広告の特徴です。
Facebookは登録する際に年齢や性別、住んでいる地域などを登録できます。また、Facebook側が、ユーザーがいいねやシェアした投稿をデータとして蓄積しているため、これらを利用してターゲティングをすることができます。
自社の顧客リストを使用したカスタムオーディエンス機能、類似オーディエンス機能などもあるので、より見込み客になりそうなユーザーにもリーチが可能です。
広告主の目的に合わせた広告フォーマットを利用できる
広告を出す目的は、認知拡大や購買など企業によって様々です。Facebook広告には様々な目的に合わせた広告フォーマットがあり、自動的にその目的に合わせて広告を配信できます。
Facebook広告を出す前に準備すること
Facebook広告の具体的な出稿作業をする前に、以下の準備をしておくとスムーズに配信作業が行えます。
- アカウントを作成する
- 広告を配信する目的を考える
- 予算と期間を考える
①アカウントを作成する
まずは、アカウントの作成です。以下の4つを上から順番に作成してください。ビジネスマネージャーが【任意】となっているのは、登録しなくてもFacebookページがあれば広告を出稿できるからです。
ただ、ビジネスマネージャーを作成しておくと、複数人で管理できたり、複数の広告アカウントを一括管理できたりしてとても便利なので、作成しておくことをおすすめします。
【必須】Facebook個人アカウント作成 | 新規アカウント作成はこちら |
---|---|
【必須】Facebookページ作成 | Facebookページの作成はこちら |
【任意】ビジネスマネージャー作成 | 1.Facebookビジネスマネージャのアカウント作成はこちら
2.ビジネスマネージャの管理画面から「アカウント」→「ページ」→「追加」→「ページを追加」でFacebookページを追加 |
【必須】広告アカウント | ビジネスマネージャの管理画面から「アカウント」→「広告アカウント」→「追加」から「新しい広告アカウントを作成」 |
②広告を配信する目的を考える
Facebook広告は、認知拡大や購入など目的によって広告フォーマットを変えられるので、より効果的な広告配信が可能です。自社が広告を配信する目的を明確にしておけば、出稿作業をする際にスムーズに進められます。
③予算と期間を考える
Facebook広告は少額でも広告が出せるのが特徴です。とはいえ少なすぎると成果が見込めません。Facebook広告にどのくらい予算をかけられるのか、広告はどれくらいの期間出稿したいのかを明確にしておきましょう。
Facebook広告の出し方と手順
それでは、Facebook広告を出す手順を以下の5ステップで解説していきます。
- キャンペーン作成(広告の目的を設定)
- 広告セットの作成(予算と期間・ターゲティング・配置)
- 広告の作成
- 支払い方法の設定
- 審査
ステップ①:キャンペーン作成(広告の目的を設定)
ビジネスマネジャーの画面から「広告」を選択し、「広告マネージャ」をタップします。
画面中央の「広告を作成」をタップすると以下の画面になるので、広告を出す目的を選んでください。
認知度
広告の記憶が残る見込みがもっとも高い人に広告を表示。
次の目的に最適です
- リーチ
- ブランドの認知度アップ
- 動画の再生数アップ
- 店舗所在地の認知度
トラフィック
ウェブサイト、アプリ、Facebookイベントなどのリンク先に利用者を誘導します。
次の目的に最適です。
- リンクのクリック
- ランディングページジュー
- MessengerとWhatsApp
エンゲージメント
メッセージ、動画の再生数、投稿のエンゲージメント、ページへの「いいね!」、またはイベントへの参加を増やします。
次の目的に最適です。
- 動画の再生数アップ
- 投稿のエンゲージメント
- コンバージョン
- MessengerとWhatsAppとInstagram Direct
リード
ビジネスやブランドのリード獲得
次の目的に最適です。
- インスタントフォーム
- コンバージョン
- 通話
- Messenger
アプリの宣伝
アプリをインストールして継続的に使ってくれる人を見つけます。
次の目的に最適です。
- アプリのインストール
- アプリイベント
売上
商品やサービスを購入する可能性が高い人を見つけます。
次の目的に最適です。
- コンバージョン
- カタログ販売
- MessengerとWhatsApp
キャンペーンの目的は、広告のパフォーマンスに影響するので、「何のために広告を出すのか」「ユーザーにしてもらいたいアクションは何か」ということをしっかり考えて設定しましょう。
ステップ②:広告セットの作成(予算と期間・ターゲティング・配置)
予算・期間の設定とターゲティングを行います。
画面上部の「新しい広告セット」をタップし、予算と広告の配信日時を設定してください。
続いて、下にスクロールするとターゲットが設定できるので、アプローチしたい層に合うように以下を設定してください。
- カスタムオーディエンス
- 地域
- 年齢
- 性別
- 言語
- 詳細ターゲット設定
ターゲットを設定すると、画面右側に1日の推定リーチ数を確認できます。
さらに下にスクロールすると、広告の配置設定ができます。慣れないうちは、Facebookの配信システムが効率よく広告を配置してくれる「自動配置」がおすすめです。
手動配置にすると、Facebook以外のプラットフォーム(インスタグラム、メッセンジャー、オーディエンスネットワーク)を選べたり、Facebook内のどこに配置するかを細かく選べたりします。
ステップ③:広告の作成
画面上部の「新規広告」をタップして広告の作成を行いましょう。広告の作成では、広告の形式を選んだり、デザインやレイアウトを設定したりしていきます。
まず形式を選ぶので、画像または動画が1枚の場合は「1件の画像または動画」を選択、2枚以上の画像または動画を使う場合は「カルーセル」を選択してください。
画面右側には広告のプレビュー画面を見ることができます。
配置を編集したり(プレビュー画面で確認可能)、広告の画像と一緒に表示するテキストやウェブサイトのURLを入力したりしましょう。
ステップ④:支払い方法の設定
広告費の支払い方法を設定します。ビジネスマネージャから「ビジネス設定」→「支払い」→「支払い方法を追加」を選択し、クレジットカードまたはデビットカードの情報を入力してください。
ステップ⑤:審査
出稿作業や支払い方法を設定してもすぐに広告が出せるわけではなく、Facebookの審査があります。
とはいっても、通常は24時間以内に広告ポリシーを基準に審査されて承認可否の通知が広告アカウントに登録しているメールアドレスに届くので、問題なければ1〜2日後くらいには広告の出稿が可能です。
Facebook広告を出す際の注意点
Facebook広告を出す際には注意点があります。
- 広告ポリシー違反になっていないか
- ターゲティングは適切か
- 予算や年齢・性別などの設定に間違いはないか
広告ポリシー違反になっていないか
Facebook広告には広告ポリシーというものがあり、“どのような広告が認められるか”についての指針が記されています。
例としては以下のようなものが禁止されており、この広告ポリシーに違反してしまうと、広告の審査に落ちてしまい広告が出稿できません。
- 個人的特質(人種、宗教、思想、障がいなど)を断定したり、暗示したりすること
- 成人向けコンテンツ
- Facebookブランドを目立たせること
広告を出稿する前に、広告ポリシーに違反していないかチェックしておきましょう。
(参考:利用規約とポリシーについて)
ターゲティングは適切か
広告を表示するユーザーを設定するターゲティングは、広告のパフォーマンスに大きな影響を与えます。アプローチしたいユーザーを具体的に想定し、ターゲティングに落とし込めているか確認しましょう。
既存顧客と似た傾向を持つ類似オーディエンスやカスタムオーディエンスを利用することでよりCVが見込めるかもしれませんので、慣れてきたらこういった機能も積極的に使ってみてください。
▼主なターゲティング方法
- コアオーディエンス
- カスタムオーディエンス
- 類似オーディエンス
ターゲティングについては下記記事がおすすめ!
>> Facebook広告の特徴とは?ターゲティングのコツを解説【2021年版】
Facebook広告の成功事例
弊社で運用しているFaceook広告の事例をいくつかご紹介いたします!
ハウスメーカー様の集客単価が約2分の1に
今までチラシで集客していたが、なかなか上手くいかないという課題をお持ちでした。
【実施内容と目的】Facebook、Instagram広告を活用した『来場予約・来場』の獲得
【結果】目標の集客単価が1件あたり3~4万円のところ、運用を開始して獲得単価が約2万円に。目標の約2分の1という成果。
求人サイトのリード獲得単価が約4,000円
介護士で転職を考えている人を効率的に集めたいというご要望でした。
【実施内容と目的】Facebook、Instagram広告を活用した『無料登録』の獲得
【結果】ご予算40万円で99件のリードを獲得。1件あたりの獲得単価は約4,000円。
まとめ
Facebook広告の使い方や出稿する際の注意点を紹介しました。
広告の出稿作業が初めてだと難しく感じるかもしれませんが、まずは広告を出してみてユーザーの反応を見ながら細かい設定を変えていけば、だんだんと成果が見えてくるでしょう。
とはいっても、成果を出すための運用を行うには、やはり経験のあるプロの運用者が必要な場合もあります。より早く成果を出したいなら、ぜひ弊社ワンクルーズにお気軽にご相談ください!
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