メールマガジンやセールスレターのようなセールスや宣伝の要素がなく、お役立ち情報や関心あるトピックを届けるニュースレター。
専門家やインフルエンサーとしての立ち位置で購読者にとって必要なニュースを定期的に配信することで、購読者との間に親近感が生まれるのが何よりものメリットです。
そうした中で、Facebookが提供を始めたBulletinへの関心度が高まっています。
そこで今回は、Facebookのニュースレター配信サービス『Bulletin』についてご紹介します。
facebookのニュースレター「Bulletin」とは
『Bulletin』とは、Facebookが提供の無料で利用できるニュースレター配信サービスです。米国時間の2021年6月29日にアメリカ限定で提供がスタートしました。
現在のところ、限られたアメリカの著名人による広告なしのニュースレターが配信されており、無料またはサブスクリプション制にて有料で購読できる仕組みになっています。
ここ数年で急成長を遂げるニュースレターは、日本でも注目されるようになってきています。中でもTwitterが買収したRevueが記憶に新しいところでしょう。
その他にも、SubstackやMediumなどが有名であり、競合ニュースレターとして挙げられます。
しかし、Bulletinにはこれまでのニュースレタープラットフォームにはないメリットや特徴があり、日本においても関心が高まっているのです。
例えば、以下のような点に注目が集まっています。
- 講読料の売り上げの100%が発信者に入る収益システム
- Facebookニュースやニュースフィードに表示される
- Facebookユーザー間の発見やシェアによって読者を獲得しやすい
- 購読者限定のグループや音声チャットルームを作成できる
まだ、立ち上げ段階でありながらも、競合ニュースレタープラットフォームとの差別化が見られる点が多く、今後のさらなる展開が期待されています。
「Bulletin」を活用するメリットとは
Bulletinは、他にはないメリットや特徴があるとして目が離せない存在であり、具体的にはどんなメリットがあるのかが気になるところですね。ここで、Bulletinの活用メリットを解説します。
Facebookニュースに表示して読者を獲得できる
Bulletin厳選のニュースレターライターには、専用キュレーションニュースポータルFacebook Newsでの記事配信の権限が与えられるため、Facebook内のニュースフィードに表示されることで読者を獲得しやすくなります。
Facebook Newsとは、2021年1月にアメリカ限定でスタートしたニュース配信サービスです。最大のメリットはユーザーの属性や趣味嗜好、Facebook内での行動データ履歴よりパーソナライズされたニュース記事が配信される点です。
また、ユーザーが有料購読しているニュース記事も表示され、関心あるニュースのみを閲覧できるシステムになっています。
さらに、関心がないニュースフィードが届いた場合には、ユーザー側で非表示にできる機能もあるため、カスタマイズ制も兼ね備えています。
近年では、TwitterやLinkedInなどのSNSがテレビや新聞に変わるニュースメディアとして存在感を高める中、Facebook Newsへの期待度も上がっています。
だからこそ、Facebook Newsでは、アルゴリズムばかりに頼ったニュース選定ではなく、人間が選定する体制を採用し、各々のユーザーが求めるニュース配信を目指しています。
そのようなシステムにおいて、Bulletinのニュースレターライターが記事配信できるのは、かなり活用価値が高いと言えるでしょう。
購読者と音声でのコミュニケーションが可能
Bulletinのニュースレターはテキストのみならず音声でも可能であり、表現の幅が広いです。
また、音声配信は音声SNSのLive Audio Rooms(ライブ・オーディオ・ルーム)やポッドキャストにもアクセスでき、現時点では2つの手段を活用できます。
ポッドキャストは一方的な音声配信であるのに対し、音声SNSのLive Audio Roomsは音声で交流できるスペースなので、結果的に購読者との距離を縮めることで信頼感を築けるチャンスとも捉えられます。
コンテンツやページデザインのカスタマイズ性が高い
Bulletinのニュースレター配信サイトは、Facebook内ではなくBulletinにて作成でき、ページに必要なロゴ作成やデザインをカラーパレットなどを用いて、自由自在にカスタマイズできます。
デザインだけではなくコンテンツ選びの自由度も高く、コンテンツごとに無料、有料の使い分けができる点も魅力的です。
また、ニュースレターの価格の設定の自由度が高いことや購読者リストを他プラットフォームにても利用できるなど、ニュースレター配信に関する機能性にも優れています。
手数料なしで収益の100%を受け取れる
Substackでは10%、Revueでは5%の手数料が収益から差し引かれますが、Bulletinでは手数料が発生しないため全収益を受け取れます。
無料でコンテンツが利用できる上に手数料が発生しないのは、競合プラットフォームから見ても驚異的なサービス内容のはずです。
「Bulletin」にはどんなライターが登録されている?
Bulletinが選んだニュースレター発信者は、ライターやクリエイターなどの分野で活躍する著名人ばかり。バラエティーに飛んだ豪華メンバーで、その名を目にするだけでも購読意欲が湧いてきます。
どんなライターがいるのか、4名ピックアップしてご紹介します。
- ベストセラー作家のマルコム・グラッドウェル
イギリス出身のカナダ人作家のマルコム・グラッドウェルは、これまでに7冊の本を出版するベストセラー作家として知られています。 - ミュージシャン・ベストセラー作家のミッチ・アルボム
ミッチ・アルボムは、アメリカのベストセラー作家としてよく知られていますが、他には、ミュージシャンやジャーナリスト、脚本家、劇作家としても名高いです。 - バラエティー番組「クィア・アイ」出演者のタン・フランス
タン・フランスは、俳優、テレビパーソナリティ、作家、ファッションデザイナーとマルチに活躍するイギリス系アメリカ人です。中でも有名なのは、バラエティー番組「クィア・アイ」の出演です。 - スポーツキャスターのエリン・アンドリューズ
エリン・アンドリューズは、テレビをメインに活躍する女優、スポーツキャスター、パーソナリティです。ケーブルスポーツチャンネルESPNの特派員として知名度が上がってからはスポーツキャスターとしての印象が強くなっており、ニュースレターでもスポーツ系のトピックが予想されます。
「Bulletin」の今後の展望、日本での導入は?
Bulletinでは現在のところ、アメリカで活躍するライターやクリエイターのみがライター登録していますが、今後は世界のジャーナリストなどが登録されるであろうとささやかれています。
さらには、FacebookユーザそれぞれがBulletinのニュースレター発信者としてテキストや音声の配信、収益化ができるかもしれないとの予想もあり、Bulletinの将来が楽しみです。
スタートの段階で音声SNSやポッドキャストと連携されていることから、今後は動画コンテンツも加わるのではないかとも考えられています。
また、Bulletinの日本への上陸は、競合プラットフォームに位置するTwitter買収のRevueの動きから予想すると大いに予測されます。
ただ、Bulletinは書き手を少人数のライターやクリエーターにして、じっくりと様子を見ながら運営されているように見受けられるため、日本への上陸までには時間を要するかもしれません。
いずれにせよ、Bulletinの日本上陸を心待ちにしている人が多いのは、間違いないでしょう。
まとめ
Facebookのニュースレター配信サービス『Bulletin』について紹介しました。
日本への上陸はまだ決まっていないですが、同サービスの中でも無料でコンテンツが利用できる上に手数料が発生しないという特徴から注目している人は多いはず。
日本への上陸が決まったら、改めて記事にしたいと思います。
ワンクルーズのFacebook広告の運用は、10万円/月(税別)から可能です。
10万円の中には、出稿費用・初期設定・バナー制作費・運用手数料まで全て含んでおりますので、乗り換え費用やアカウント構築費用等は一切かかりません!
Facebook社から成功事例として紹介された実績のあるワンクルーズでは、Facebook以外にも規模や業種を問わず、1,000を超えるアカウントの広告運用実績があります。
契約は1ヶ月単位で、期間の縛りは一切ございません。手数料の安さをうたう業者もあると思いますが、重要なのは費用対効果!
そこに見合う信頼できる業者をお探しなら迷わずワンクルーズへご相談ください!
おすすめの記事一覧
- 良い代理店か否かを見極める13個のポイント
- インスタグラム広告出稿におけるおすすめの媒体
- 中小企業がネット広告代理店を選ぶ時に比較すべき5つのポイント
- インターネット広告で効果が出ない時に見るべきチェックポイント