「自社のECサイトをFacebook広告で伸ばしたい」
「Facebook広告で複数の商品を同時に見せられないかな」
「カルーセル広告とコレクション広告ならどっちがいいんだろう?」
通常タイプの画像広告だと1枚しか写真を表示できないので、ネットショップであればどの商品のどの画像を載せるか悩ましいですよね。
そんなときは、複数の画像を一度に見てもらえるコレクション広告がおすすめです!
本記事ではFacebook広告のコレクション広告について、広告としての特徴から活用のヒントまで紹介します。まだコレクション広告の出稿経験がない人は、本記事を読んで自社ビジネスに活かせそうかチェックしてみてください。
「コレクション広告は使える画像数が多くて、逆に何を使うか絞れない! 」という人は、プロに画像を選んでもらうのもおすすめです。弊社のFacebook広告の運用サービスは少額予算から利用可能ですので、お気軽にご相談ください。
Facebookの「コレクション広告」とは
Facebookのコレクション広告とは、サイズの大きいカバー画像・動画に加えて小さな画像を複数同時に表示できる広告フォーマットです。商品カタログとしての用途と相性がよく、ECサイトなど多数の商品を扱うビジネスで活用されています。
コレクション広告をクリックすると、インスタントエクスペリエンスと呼ばれるフルスクリーン表示に切り替わります。広告内の商品に興味を持った人は、インスタントエクスペリエンスを見ることで自社サイトに訪れる前に詳細情報や拡大画像を確認することが可能です。
コレクション広告のフォーマット
前述の通り、Facebookのコレクション広告はメインとなるカバー画像・動画1つと下部に複数画像を表示でき、クリックするとインスタントエクスペリエンスが表示される広告です。
こちらのインスタントエクスペリエンスがモバイルデバイス向けの機能ですので、モバイルデバイスにしか配信されない仕様になっています。
また、配信面にも一部制限があり、自動配置にしない場合に設定できるのは以下の4つです。ターゲットとなるユーザーに配信されやすい配信面が含まれているか、出稿前によく確認しておきましょう。
- Facebookニュースフィード
- Instagramフィード
- Facebook Marketplace
- Instagramストーリーズ
コレクション広告の特徴
ここまで、Facebookのコレクション広告について、概要やフォーマットを説明しました。続いては、コレクション広告特有の特徴について解説します。
特徴1)テンプレートが豊富
Facebookのコレクション広告では、以下のデザインテンプレートが利用できます。
- ストアフロント
- 製品の販売(カタログなし)
- ARエクスペリエンス
- ストーリーテリング
- ライフスタイルカタログ
- 顧客獲得
Facebook広告の出稿時に意外とネックとなるのが、配色や配置などにデザインセンスが求められるクリエイティブの作成です。テンプレートを使用することで、デザインスキルがないユーザーでも手軽にきれいな広告が作れます。
特徴2)広告効果の分析が楽にできる
コレクション広告では、広告マネージャから「アウトバンドクリック」と呼ばれる指標データを確認できます。
アウトバンドクリックでわかるのは、コレクション広告内に設置されたFacebook外への誘導リンクのクリック数です。アウトバンドクリックが多ければ広告効果が高いといえますから、こちらをもとにして出稿したコレクション広告の良し悪しを評価できます。
ほかにも閲覧時間などいくつかの指標がピクセルの埋め込み不要で見られるため、機能は限定されますが通常のFacebookピクセルを利用する方法よりも手間がかかりません。
ランディングページビューについてはFacebookピクセルの併用が必須となっています。
特徴3)製品カタログを利用できる
Facebookのコレクション広告では、Facebook広告アカウントで商品情報の一元管理が可能な製品カタログ機能を用いて広告を作れます。
ただし、カタログに商品を登録するには商品名や価格をはじめとする商品情報を入力する必要があるため、初回作成時に商品数によってはかなりの作業時間がかかります。
一度作成してしまえば商品情報の管理や広告作成に役立ちますが、一度や二度の広告配信では労力に見合わない可能性があります。
コレクション広告の入稿規定
Facebookのコレクション広告で使える画像や動画などには、Facebook公式から推奨条件が指定されています。配信面によっても若干異なりますので、出稿するときはよく確認しておきましょう。
動画
コレクション広告に使う動画は、以下の条件のものが推奨されています。動画のファイルタイプはMP4またはMOVとされていますが、ほかのファイルタイプも使用できます。
長さ | 15秒以内 |
---|---|
アスペクト比 | 1.91:1~4:5 (Facebookフィードの場合) 1.91:1~1:1 (InstagramフィードとInstagramストーリーズの場合) |
ファイルタイプ | MP4またはMOV ※ほかの動画ファイルタイプも使用可能 |
最大ファイルサイズ(動画) | 4GB |
動画 | H.264圧縮、ハイプロファイル推奨、正方形ピクセル、固定フレームレート、プログレッシブスキャン |
音声 | ステレオAACオーディオ圧縮、128kbps |
参考:
Facebook公式ヘルプページ コレクション広告のデザイン仕様
Facebook公式ヘルプページ Facebook広告ガイド コレクション Facebookフィード
画像
コレクション広告で使える画像については、以下のように規定されています。画像も動画と同じく、推奨以外のファイルタイプも扱えます。
特殊なアスペクト比の画像は最終的に1:1に調整されてしまう場合があるため、こだわりがなければ最初から1:1のものを使うのが無難です。
アスペクト比 | 1.91:1~1:1 |
---|---|
画像サイズ | 1,200 x 628ピクセル |
ファイルタイプ | JPGまたはPNG ※ほかの画像ファイルタイプも使用可能 |
最大ファイルサイズ | 30MB |
参考:
Facebook公式ヘルプページ コレクション広告のデザイン仕様
Facebook公式ヘルプページ Facebook広告ガイド コレクション Facebookフィード
テキスト
コレクション広告で使えるテキストの推奨条件は以下の通りです。コレクション広告に使用するのが動画でも画像でも、テキストに関する条件は変わりません。
メインテキスト | 125文字以内(半角) |
---|---|
見出し | 40文字以内(半角) |
ランディングページのURL | 必須 |
参考:Facebook公式ヘルプページ Facebook広告ガイド コレクション Facebookフィード
メインテキストおよび見出しの文字数は上記の推奨条件を超えても入力できますが、文章が途中で切れてしまうこともあります。
カタログ商品セット
カタログ商品セットは、カタログにしたい商品が4点以上ないと作成できません。テンプレートのうちストアフロントを使いたい場合、通常よりさらに多い12点の商品が必須です。
商品セットに最低限必要な商品数 | 4 |
---|---|
ストアフロントの商品セットに最低限必要な商品数 | 12 |
コレクション広告を活用するメリット
ここまで、Facebook広告のコレクション広告の特徴や入稿規定についてお伝えしました。
次は、コレクション広告を使用するメリットについて紹介します。
メリット1)認知からコンバージョン促進までを一括で行える
コレクション広告は、メインの画像・動画と商品カタログが一緒に配信できる広告です。この仕様をうまく活用できれば、商品の認知とコンバージョンなど複数の目的を一度に達成できます。
たとえば、メイン画像・動画で認知度を高め、興味を持ったユーザーに商品や購入ページを宣伝するという使い方が可能です。別々に出稿する必要がなくなるので、工数や広告費の削減につながるケースもあります。
メリット2)複数の画像を一画面で見せられる
複数の画像を使用できる広告としてはカルーセル広告があげられますが、こちらでは画面をスライドさせないとほかの画像が表示されません。
一画面で複数画像を表示することで瞬時に多くの情報を伝えられるので、よりユーザーに興味を持ってもらいやすくなります。衣料品であれば色違いのようなパターンの異なる商品を見せるなど、複数ならではの使い方ができるとさらに有効です。
メリット3)商品情報をアプリ内で宣伝できる
Facebookのコレクション広告では、広告をクリックすると自社サイトへの移動前にインスタントエクスペリエンスが表示されます。
インスタントエクスペリエンスでは、商品名や価格情報を載せるとアプリ内で直接商品の宣伝が可能です。アプリ内で商品情報をある程度詳しく説明しておけば、コレクション広告を見てくれたユーザーの購買意欲を自社サイト訪問前に高めることができます。
メリット4)ランディングページ代わりに使用する
コレクション広告は単なる広告としてだけではなく、簡易的なランディングページとしても利用できます。
インスタントエクスペリエンスのテンプレートのうち、ストアフロントを利用すると商品一覧ページを簡単に作ることが可能です。
自社サイトがない、または特定商品のみを集めた特設ページを作りたい場合はランディングページ代わりに使用するのもよいでしょう。
Facebookのコレクション広告の活用事例
Facebookのコレクション広告の効果的な使い方について、画像を交えて活用事例を3つ紹介します。
事例1)アディダス
画像引用元:https://www.facebook.com/business/news/inspire-shoppers-to-purchase-with-a-collection
アディダスは、コレクション広告によってコンバージョンにかかるコストを40%以上削減し、費用対効果の指標「ROAS」も5倍を超える大成功をおさめました。
同企業が当時出稿したコレクション広告は、メインとなるカバー動画で商品の機能を紹介し、下部の商品カタログ部分で関連商品をおすすめする構成です。
事例2)TOMMY HILFIGER
画像引用元:https://www.facebook.com/business/news/inspire-shoppers-to-purchase-with-a-collection
TOMMY HILFIGERはキャンペーンの際にコレクション広告を取り入れ、費用対効果を2倍以上に引き上げた実績を持っています。
ランウェイを見て気に入った商品をそのまま買えるように、ランウェイの動画をカバー動画に設定したうえで関連商品のカタログを表示させました。
事例3)Pura Vida
画像引用元:https://ja-jp.facebook.com/business/success/2-pura-vida
Pura Vidaは、自社ジュエリーの販売促進キャンペーンにFacebook広告のコレクション広告を活用した企業です。キャンペーン全体では広告費用対効果が20%も向上し、1日の平均購入者数も2倍以上に伸びました。
カバー画像に大きく書かれた「40%OFF」のテキストで注目を集めつつ商品カタログへ誘導している構成で、無駄のない導線が引かれています。
「コレクション広告を使ってみたけど、手応えはあまりなかった」という場合は、プロなら当たり前にやっているポイントを見落としていただけかもしれません。弊社のFacebook広告の運用サービスでは、少額予算からプロに運用を任せられます。
まとめ
本記事ではFacebookのコレクション広告について、下記のポイントを解説しました。
- Facebookのコレクション広告の概要
- コレクション広告のフォーマット
- コレクション広告の特徴
- コレクション広告の入稿規定
- コレクション広告を活用するメリット
- Facebookのコレクション広告の活用事例
Facebookのコレクション広告は、広告とカタログが一体になったタイプの広告フォーマットです。
複数画像・動画を使って認知からコンバージョンまで多角的なセールス効果が期待できるため、うまく使いこなせば効率化やコスト削減が実現できます。
「通常タイプの動画・画像広告で思うように効果が出ない……」という人は、費用対効果が優れたコレクション広告を試してみてはいかがでしょうか。
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