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【2024年版】Facebook広告のインスタントエクスペリエンス(旧キャンバス広告)の概要と活用事例

「ただ画像や動画を出すだけだと何か物足りない」
「とにかく商品やサービスを目立たせたい」
「広告作成の手間を減らしたい」

Facebook広告を長く使っていると、上記のように広告デザインや作業時間に関する悩みがつきものです。

そんなときは、インパクトのある広告を簡単に作成できるインスタントエクスペリエンス(旧キャンバス広告)を使うのがおすすめです!

本記事では、インスタントエクスペリエンス(旧キャンバス広告)の概要や活用するメリットについて解説します。活用事例についても取り上げていますので、導入を検討している人は必見です!

「インスタントエクスペリエンス(旧キャンバス広告)がいくら簡単に作れるといっても、画像やテキストを毎回考えるのは大変……」という人は、Facebook広告のプロにサポートしてもらいましょう。弊社のFacebook広告の運用サービスは少額予算でも利用可能ですので、まずはサービス内容だけでも確認してみてはいかがでしょうか。

Facebookのインスタントエクスペリエンス(旧キャンバス広告)とは

Facebookのインスタントエクスペリエンス(旧キャンバス広告)とは、広告クリエイティブをフルスクリーン表示できる広告フォーマットです。※導入当初は「キャンバス広告」という名称でしたが、2018年9月に「インスタントエクスペリエンス」に変更されました。

「傾けて次を見る」機能を使った広告や、スワイプで画像を切り替えられる広告など、モバイルデバイスならではの工夫をこらした広告が作成できます。

参考:Bring Brands and Products to Life with Instant Experience(Facebook公式ページ)

インスタントエクスペリエンスの特徴

Facebookのインスタントエクスペリエンスの主な特徴は下記の通りです。

  1. フルスクリーンで表示される
  2. 「傾けて次を見る」機能が利用できる
  3. 豊富なテンプレートが用意されている

以下でそれぞれの項目について説明します。

フルスクリーンで表示される

インスタントエクスペリエンスは、広告をタップするとフルスクリーン表示に切り替わるという特徴があります。

ダイナミックにブランドや商品・サービスを宣伝可能ですので、広告内容やビジュアルでユーザーに大きなインパクトを与えられます。

「傾けて次を見る」機能が利用できる

インスタントエクスペリエンスでは、「傾けて次を見る」機能が利用可能です。

デバイスの画面より大きい画像を表示させると、画面からはみ出てしまう部分が生じます。「傾けて次を見る」機能とは、スマホを左右に傾ければこの「画面からはみ出る部分」を閲覧できる機能です。

スマホを動かす操作をともなう体験型コンテンツを作成できるため、ユーザーに楽しみながら広告を見てもらえます。画像や動画には圧縮がかかる仕様のため読み込みスピードが非常に速く、Facebook公式によると標準的なモバイルサイトの15倍です。

豊富なテンプレートが用意されている

インスタントエクスペリエンスでは、無料で使える豊富なテンプレートが用意されています。利用できるテンプレートは以下の6つです。

  1. ストアフロント
  2. ライフスタイルカタログ
  3. 顧客獲得
  4. ストーリーテリング
  5. 製品の販売(カタログなし)
  6. ARエクスペリエンス

自社サービスを販売したり、ブランドに関するストーリーを記事仕立てで紹介したりなど、さまざまな用途に対応できます。

参考:インスタントエクスペリエンスのテンプレートについて(Facebook公式ページ)

インスタントエクスペリエンスのフォーマット

ここでは、インスタントエクスペリエンスの入稿フォーマットや仕様について紹介します。

画像のフォーマット

インスタントエクスペリエンスで使用できる画像のフォーマットは、以下の通りです。

画像の最大数 20枚
最大表示幅 1080ピクセル、3倍
最大表示高さ 1920ピクセル、3倍
サイズ調整方式 横幅に合わせる、高さに合わせる
ファイル形式 PNG、JPG
※アニメーションGIFは非対応

参考:Facebookインスタントエクスペリエンス: 推奨スペック(Facebook公式ページ)

デフォルト設定では、画面横幅いっぱいに画像を表示させる仕様になっています。

コレクション形式で広告を作成した場合、インスタントエクスペリエンス用のカバー画像を別途設定していなければ、コレクションのメイン画像がそのまま表示されます。

動画のフォーマット

インスタントエクスペリエンスに使える動画のフォーマットは、以下の通りです。

解像度 720ピクセル以上
ファイル形式 MP4、MOV
動画数 制限なし
再生時間 動画の合計時間が2分以内

参考:Facebookインスタントエクスペリエンス: 推奨スペック(Facebook公式ページ)

インスタントエクスペリエンスの動画は音声なし・ループありで自動再生される仕様です。

サムネイル画像は動画の最初のフレームが自動的に設定されますので、広告内容に合った適切な画像になっているか確認しておきましょう。

「傾けて次を見る」のフォーマット

「傾けて次を見る」機能を利用する場合、以下の仕様が適用されます。

最大幅 画面の5倍(5400ピクセル)
※推奨は3倍(3240ピクセル)
配置 最初に中央に配置、画面の高さいっぱいに表示(1920ピクセル)
圧縮 あり
※テキストが不鮮明になることがある

参考:Facebookインスタントエクスペリエンス: 推奨スペック(Facebook公式ページ)

「傾けて次を見る」機能を使ったインスタントエクスペリエンスでは、スマートフォンを傾けることで画像・動画の左右を見渡せます。こちらの機能を有効化するには、「高さに合わせる」オプションを選ぶ必要があります。

テキストのフォーマット

インスタントエクスペリエンスにおいて、画像・動画内で使えるテキストのフォーマットは以下の通りです

最大長さ ブロックごとのテキスト:500ワード
フォント セリフ、サンセリフ
フォントサイズ 6~72ポイント
フォントの色 #rrggbb
フォントスタイル 太字、斜体、下線
※単語単位でなく、ブロック単位で指定
配置 左揃え、中央揃え、右揃え

参考:Facebookインスタントエクスペリエンス: 推奨スペック(Facebook公式ページ)

入力したテキストは、単色の背景色の上に表示される仕様です。背景色は使用中のテーマによって色が異なり、白もしくはダークグレーに設定されます。

ボタンのフォーマット

インスタントエクスペリエンスにおいて、CTAボタンのフォーマットは以下の通りです

ボタンの高さ 48ピクセル
ボタンのテキスト 最大30文字
余白 上下ともに48ピクセル
フォント セリフ、サンセリフ
フォント色 任意
ボタンの塗りつぶしの色 任意
ボタンの枠線の色 任意

参考:Facebookインスタントエクスペリエンス: 推奨スペック(Facebook公式ページ)

インスタントエクスペリエンスでは、一つ以上のボタンを設置しなければなりません。ボタンの色や枠線は自由に決められますが、Facebook公式ではメインのCTAボタンは色で塗りつぶし、それ以外は枠線を付けることを推奨しています。

ボタンのテキストは一行で表示されるため、低解像度の画面では途中で切れてしまうこともあります。「戻る」ボタンおよび「スワイプ/スクロール」ボタンは、ユーザーの設定に関係なく必ず広告内に設置されます。

インスタントエクスペリエンスを活用するメリット

インスタントエクスペリエンスを活用する主要なメリットは以下の通りです。

  1. リンクにより機能を追加できる
  2. テンプレートを使用して簡単に作れる
  3. 広告デザインのカスタム性が高い

それぞれのメリットについて、順番に説明します。

リンクにより機能を追加できる

テンプレートの種類に応じて、Facebook上のさまざまな機能とリンクできます。たとえば、カタログと連携して広告から販売ページに移動したり、フォームの入力画面に移動したりなどの機能を持たせることが可能です。

また、複数のインスタントエクスペリエンス同士をリンクさせることも可能です。こちらについてはFacebook限定の機能ですので、Instagramへの出稿時には利用できません。

テンプレートを使用して簡単に作れる

インスタントエクスペリエンスは、テンプレートを用いることで簡単に広告を作成可能です。

初心者でも目を引くデザインの広告がすぐに作れるため、通常の手順で広告を作るのと比べて作業時間を大幅に短縮できます

5種類のテンプレートが用意されているので、広告を配信する目的によって使い分けられるのも魅力的です。

広告デザインのカスタム性が高い

インスタントエクスペリエンスでは、自分でレイアウトを変更できる「カスタムインスタントエクスペリエンス」も利用できます。こちらを使うことで、テンプレートとは異なる独自の配置の広告を作成できます。

カスタムインスタントエクスペリエンスで調整できる項目としては、写真・動画、テキストブロックなどの配置が挙げられます。

インスタントエクスペリエンスを作成する際の注意点

インスタントエクスペリエンスは、以下のような点に注意して作成する必要があります。

  1. デスクトップでは表示できない
  2. ユーザーは広告に興味がない前提で作る
  3. アスペクト比に注意する
  4. 使用できるカタログの種類が決まっている

ここでは、それぞれの注意点について解説します。

デスクトップでは表示できない

インスタントエクスペリエンスのフルスクリーン表示は、モバイルデバイスでの表示を前提として作られています。デスクトップの画面には対応していないので、モバイルデバイスのユーザーに対して広告を配信しなければなりません。

モバイルデバイスをあまり使用しないユーザーを想定顧客として考えている場合、出稿しても思うような成果が挙げられない可能性があります。

ユーザーは広告に興味がない前提で作る

広告を見たくて見ているユーザーは少数派ですので、広告内容をじっくり見てもらえるとは限りません。「ユーザーは基本的に広告に興味がない」という考えのもと、伝えたい内容を確実に伝えられるように工夫しましょう。

たとえば、自社商品やサービスの一番強調したい点を最初もしくは広告全体でアピールすると興味を持ってもらいやすいので、ユーザーの離脱防止につながるでしょう。

アスペクト比に注意する

ユーザーが使用しているデバイスによって、画面のアスペクト比が異なります。

作成した広告をプレビュー機能でチェックするときは、複数のデバイスでどう表示されるか確認しておくのが無難です。

使用できるカタログの種類が決まっている

インスタントエクスペリエンスでは、インスタントフロントをテンプレートに選ぶと、カタログに含まれる商品を広告内に表示できます。この機能を利用するときは、使いたいカタログが使用可能な種類か確認しましょう

インスタントエクスペリエンスに表示できるのは、Eコマースカタログのみです。たとえば自動車や不動産、旅行のカタログは対応していないので、これらを扱うビジネスの場合はとくに注意が必要です。

インスタントエクスペリエンスの活用事例

インスタントエクスペリエンスの特徴を理解したところで、実際の活用事例を見ていきましょう。

Pura Vida

https://www.facebook.com/business/success/pura-vida

ジュエリー販売を手がけるPura Vidaは、コレクション形式のインスタントエクスペリエンスで大きな成果を挙げています。インスタントエクスペリエンスを使用した過去のキャンペーンでは、一日あたりの購入数が6倍以上、広告費用対効果は10%以上向上しました。

キャンペーン当時に配信していたのは、商品画像をタップすると、その商品を宣伝するインスタントエクスペリエンスがフルスクリーン表示される広告です。

コカ・コーラ

https://www.facebook.com/Coca-Cola/

飲料業界大手のコカ・コーラでも、インスタントエクスペリエンスによる商品の宣伝を行った実績があります。新製品をアピールする内容の動画広告を配信したところ、約1600万人という大勢のユーザーへのリーチを実現しました。

ビンがアルミボトルに変化するというインパクトのある動画でユーザーの心をつかむことに成功しており、平均閲覧時間は18秒と長時間でした。

ASUS

https://ja-jp.facebook.com/asusaustralia/

電化製品、電子機器を取り扱うASUSは、年末商戦に向けたキャンペーンにおいてインスタントエクスペリエンスを活用しました。

動画形式で配信した広告は、驚くべきことにクリック率が40%を超えており、クリック後の平均再生時間は12秒です。加えてクリックしたユーザーのうち70%がASUSのウェブサイトへ移動しており、自社商品・サービスに興味を持たせることに成功しています。

「インスタントエクスペリエンスを使ってみたいけど、あまり予算もないし絶対に失敗したくない! 」という人は、Facebook広告のプロに運用を任せてみてはいかがでしょうか。弊社のFacebook広告の運用サービスは少額予算から利用可能ですので、ぜひ検討してみてください。

まとめ

本記事ではインスタントエクスペリエンスについて、以下の内容を説明しました。

  1. Facebookのインスタントエクスペリエンスの概要
  2. インスタントエクスペリエンスのフォーマット
  3. インスタントエクスペリエンスの特徴
  4. インスタントエクスペリエンスを活用するメリット
  5. インスタントエクスペリエンスを作成する際の注意点
  6. インスタントエクスペリエンスの活用事例

インスタントエクスペリエンスは、フルスクリーン表示機能が特徴的なFacebook広告です。

テンプレートを使用して誰でも簡単に作成できることに加え、カタログや入力フォームとの連携や「傾けて次を見る」機能など高機能性も持ち合わせています。

「広告作成にかかる時間を減らしたい」、または「通常のシングル画像・動画広告とはひと味違う広告を出したい」という人は、この機会に利用してみてはいかがでしょうか。

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