「Facebook広告のカタログ機能って何だろう」
「広告作成に役立つ機能みたいだけど、どんなメリットがあるのかな」
「カタログ機能はどの種類の広告で使えるの? 」
Facebook広告では、Facebookにおける商品情報の管理や広告作成に役立つ「カタログ」と呼ばれる機能が利用できます。
ただし、カタログ機能が利用できない広告フォーマットもあるため、普段使用しているFacebook広告の種類によっては「どんな機能か知らない」という人もいるでしょう。
そこで本記事ではカタログ機能を使ったことがない人に向けて、概要やメリットについて解説します。カタログ機能と相性のいいビジネスやカタログの作成方法にも触れていますので、とくに今後利用を検討している人は必見です!
「もうFacebook広告で成果が出ているし、カタログ機能は必要ないかな」という人も、カタログ機能でさらに広告効果を高められないか一度検討してみてはいかがでしょうか。弊社では少額予算から利用できるFacebook広告の運用サービスを用意しておりますので、まずはお気軽にご相談ください。
Facebookの「カタログ」機能とは
Facebookの「カタログ」機能とは、商品画像をはじめとする自社商品のデータをFacebook上で管理できる機能です。カタログには、商品画像や価格などの商品情報を登録することで商品を追加できます。
カタログ機能は商品の管理に役立つだけでなく、作成したカタログから商品情報を取得してFacebook広告を出稿することが可能です。
カタログ機能を用いて出稿したFacebook広告は、商品情報をカタログをもとに自動更新できる点が特徴的です。たとえば価格の変更があった場合でも、カタログの情報を修正するだけでカタログにひもづくすべての広告に正しい価格が反映されます。
カタログに向いている商品・サービス
導入すると広告作成・管理の手間を減らせるため、カタログ機能はECサイトや自動車販売店など、取り扱う商品数が多い商品・サービスに向いているといえるでしょう。
従来タイプの広告フォーマットでは、一つもしくは数点の商品ごとに広告を作成する必要がありました。
カタログ機能を用いるとカタログ単位でFacebook広告を作ることが可能ですので、作成すべき広告数が抑えられ、結果的に広告作成にかかる労力や時間を削減できます。
後述するダイナミック広告を用いれば広告を見たユーザーごとに最適な商品を紹介できるため、時間短縮だけでなくパフォーマンスの改善も期待できるでしょう。
Facebookのカタログを作成する方法とは
Facebookのカタログを作成するには、以下の2通りの方法があります。
- コマースマネージャを利用する
- ビジネスマネージャを利用する
ここでは、それぞれのカタログ作成方法について、簡単に説明します。
コマースマネージャを利用する
Facebookでカタログを作成・管理するためのツールとしては、コマースマネージャが
代表的です。コマースマネージャを用いてカタログを作成する場合、作業は以下の通りです。
- コマースマネージャにアクセスする
- 「カタログを作成」を選んで「開始する」を押す(※)
- Eコマースや旅行などのカタログタイプを選ぶ
- Eコマースを選んだ場合は商品情報の追加方法を選ぶ
- カタログ所有者としてログインするアカウントをプルダウンリストから選ぶ
- カタログ名を記入し、「作成」ボタンを押すとカタログ作成が完了する
- コマースマネージャで作成したカタログを開き、任意の方法で商品情報を追加する
※カタログの作成経験がある場合はカタログ一覧画面が表示されるので、この作業の代わりに「カタログを追加」を押す。
追加方法を「パートナープラットフォームにリンク」に設定した場合を除き、カタログを作っただけでは商品情報が登録されていません。カタログを作成したら、手入力やスプレッドシート、Facebookピクセルなどを用いて忘れずに商品情報の追加を行いましょう。
所有者としてログインするアカウントには個人アカウントではなく、ビジネスマネージャアカウントを選ぶことも可能です。カタログの管理権限を割り振るときはビジネスマネージャを利用するため、複数人でカタログ管理を行う予定であればビジネスマネージャアカウントに設定するとスムーズです。
ビジネスマネージャを利用する
ビジネスマネージャでもコマースマネージャと同じくカタログを作成できます。
- ビジネス設定にアクセスする
- 「データソース」内の「カタログ」を開く
- 「追加」ボタンのプルダウンリストから「新しいカタログを作成」を選ぶ
- カタログ名と自社商品の種類を記入・選択し、「カタログを作成」を選ぶ
- 画面表示にしたがい、必要に応じてメンバーに管理権限を付与する
- 画面表示にしたがい、必要に応じてFacebookピクセル・アプリSDKをリンクさせる
- コマースマネージャで作成したカタログを開き、任意の方法で商品情報を追加する
ビジネスマネージャを利用するメリットとしては、カタログ作成と同時に管理権限の割り振りとFacebookピクセル・アプリSDKのリンクを実施できる点です。これらの作業を行う予定であれば、ビジネスマネージャから作成したほうが設定作業の手間を減らせます。
カタログをFacebook広告で出稿するには
Facebook広告では、下記の種類の広告を出稿するときにカタログ機能を利用することが可能です。
- ダイナミック広告
- コレクション広告
- カルーセル広告
- 商品タグ付き広告
- コラボレーション広告
本記事では、主要な広告フォーマットであるダイナミック広告、コレクション広告、カルーセル広告に絞って説明します。
ダイナミック広告
Facebook広告において、カタログ機能を利用できる代表的な広告フォーマットはダイナミック広告です。キャンペーン目的を「カタログ販売」など適切なものに設定した状態で任意のカタログを選ぶと、カタログの情報をもとにダイナミック広告を作成できます。
ダイナミック広告は、広告を見たユーザーの行動履歴に合わせて表示内容が最適化される特徴を持つ広告フォーマットです。興味を持っている商品や購入履歴のある商品などに絞って広告を出せるので、高いパフォーマンスが期待できます。
ダイナミック広告の作成に必要な準備については下記記事で紹介していますので、出稿を検討している人はこちらもあわせてお読みください。
コレクション広告
Facebookコレクション広告は一度に複数画像が表示可能なカタログに近い形式で、商品紹介に適した広告フォーマットです。複数商品を一度に表示して宣伝できる特徴があるので、ECサイトのように商品数が多いサービスの宣伝で重宝されています。
テンプレートのうち「ストアフロント」もしくは「ライフスタイルカタログ」を選ぶと、カタログから商品情報を取得してコレクション広告を作成できます。
コレクション広告はテンプレートが豊富かつインスタントエクスペリエンスを利用する特殊な広告フォーマットですので、応用範囲の広い広告です。以下の記事で導入のメリットや活用事例を解説していますので、「今まで出稿したことがない」という人は参考にしてみてください。
カルーセル広告
Facebookカルーセル広告でもカタログ機能を用いて広告を出稿できます。
カルーセル広告は、複数の商品画像を一つ一つスライドする形で表示できる、スライドショーに近いタイプの広告フォーマットです。
カルーセル広告に用いる商品画像をカタログから取得できるため、カタログ登録済みの商品の宣伝に適しています。商品画像の表示順を固定できるので、見せたい順番が決まっているときに有効です。
▶︎ Facebook広告のカルーセル広告とは?作成方法や運用のポイント
カタログを使用せずにFacebook広告を出せる?
本記事を読んで、「カタログ機能は便利そうだけど、カタログを作るのが面倒」と感じた人もいるでしょう。
そんな人に向けて、カタログ機能を利用せずに商品カタログ形式の広告を配信する方法を紹介します。
コレクション広告ならカタログ不要で出稿可能
Facebook広告の広告フォーマットのうち、コレクション広告ならカタログ機能を用いずに商品カタログ形式の広告を作成可能です。
コレクション広告を作成するには、広告で宣伝する商品を追加する必要があります。追加方法はテンプレートによって異なるため、手動で商品を追加可能なテンプレートを選べばカタログ不要でコレクション広告を出稿できます。
カタログ機能をまったく利用しない場合には、「顧客獲得」もしくは「カスタムインスタントエクスペリエンス」が使用可能です。カタログ機能と手動入力を併用する場合には、「ストアフロント」テンプレートを選んでください。
より詳しい出稿手順について知りたい人は、以下のページをお読みください。
▶︎ コレクション広告で紹介する商品を選択する(Facebook公式ヘルプページ)
カタログを使用しない場合のメリット
カタログを使用せずにFacebookコレクション広告を出稿する場合のメリットとしては、以下の点が挙げられます。
- カタログ作成の手間がかからない
- 広告作成の自由度が高い
カタログ機能を使用しないため当然ながらカタログを作成する必要がなく、広告出稿にかかる手間は少なくなります。また、カタログ利用時と異なり広告で掲載する画像を自由に選択できるため、商品画像のA/Bテストを行うときなどに適しているでしょう。
後述するようにデメリットはありますが、「一回だけ試しに出してみたい」という状況であればカタログ機能を使わないのも一つの手です。
カタログを使用しない場合のデメリット
カタログを使用しない場合のデメリットとしては、以下の点が考えられます。
- 商品情報が自動で更新されない
- 表示する商品をユーザーごとに最適化できない
とくに商品情報の自動更新ができない点は、ECサイトなどのビジネスにおいて大きなデメリットになり得ます。たとえば在庫数や価格が古い情報のままになっていると、「買いたい商品の在庫がなかった」「購入価格が実際と違った」などのトラブル・クレームにつながりかねません。
「商品数が少なく手動で十分管理できる」「どうしてもカタログの情報を変更したくない」など特別な事情がない限りは、カタログ機能を使って出稿するのが無難です。
「カタログを使ったほうが便利そうだけど、作るのはやっぱり面倒くさい……」という人は、Facebook広告のプロに作業を任せてしまいましょう。弊社のFacebook広告の運用サービスでは少額予算でも利用できますので、ぜひ検討してみてください。
まとめ
本記事では、Facebook広告のカタログ機能について下記の内容を解説しました。
- Facebookのカタログ機能の概要
- カタログに向いている商品・サービス
- Facebookのカタログを作成する方法
- カタログをFacebook広告で出稿する方法
- カタログを使用せずにFacebook広告を出稿する方法
Facebookのカタログ機能とは、カタログに商品を登録し、Facebook上で商品情報を管理する機能です。カタログ機能を利用すると商品画像などを自動で取得して広告を出稿できるため、広告作成の時間短縮や入力ミスの防止などに役立ちます。
また、とくにダイナミック広告では選んだカタログから各ユーザーに合った商品を表示できるため、従来の手動入力タイプの広告と比べて高いパフォーマンスも期待できます。「これまでカタログ機能を使った経験がない」という人は、この機会にぜひ一度試してみてください。
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