Facebook広告には広告を表示させるための価格(入札価格)が存在します。
適切な入札戦略を選択することで、広告のROIを向上させることが可能です。
また、入札戦略において重要なKPIも特定する必要があるため、Facebookの運用がより明確になります。
今回は、Facebookの入札価格における入札戦略とは何か、メリットや適切な選択方法について解説します。
Facebookの広告担当の方は、ぜひ参考にしてください。
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入札価格とは
Facebookにおける入札価格とは、Facebook広告枠に広告を表示させるための価格です。
選択した入札戦略によってFacebook側が自動で入札価格を設定してくれます。
広告主はどれだけの予算内で広告を配信したいのかを決め、入札価格・入札戦略に応じて成果を得ることが必要です。
Facebook広告の「入札戦略」とは?
Facebook広告では、あらかじめ決められた予算・仕組みに沿って広告を配信してくれます。
広告主がどのようなKPIあるいはROIを獲得したいのかによって、異なる4つの入札戦略を使い分ける必要があります。
売り上げをアップさせたい、新規顧客や既存顧客を増やしたいなど、ブランドリーチを拡大させる場合にも、入札戦略は大いに活躍します。
では、入札戦略の種類についてそれぞれ見ていきましょう。
最小単価
最小単価はFacebook広告を始めたばかりの方におすすめな入札戦略です。
予算を設定すると、可能な範囲で最大の成果を出せるようFacebookが自動で入札してくれます。
最小単価が向いているのは以下のようなケースです。
- 明確に使い切る予算が決まっている
- 予算内で最大限の成果を獲得したい
- 具体的なCPAやROASを決めていない
ただし、最小単価を利用する際に注意したいのが、CPAが変動してしまう場合がある点です。
例えば、入札オークションの競争度が上昇すれば、最低入札価格も上がるので、単価が安定しなくなります。
平均目標達成単価上限
最小単価のデメリットであるCPAの変動を安定させたいなら、平均目標達成単価上限を選ぶといいでしょう。
平均目標達成単価上限は、入札価格に影響されず、常にCPAを一定に保つような戦略です。
平均目標達成単価上限が最適なのは、以下のケースが当てはまります。
- CV率よりも顧客単価を安定させたい
- 明確なCPAの目標数値がある
理解しておきたいのが、CPAの安定化を図る一方で、獲得顧客を逃している可能性もある点です。
決められたCPAよりも若干高い価格帯で設定した方が顧客を獲得できそうな場合でも、平均目標達成単価上限では、リーチを広げることはできません。
ターゲット単価
ターゲット単価はCVを最大限に高めるために、目標に設定した数値を多少越えても顧客獲得を優先させる戦略です。
例えば、CPAを500円に設定した際に、502円で顧客獲得ができる場合、設定を越えて獲得率上昇に貢献します。
イメージ的には平均目標達成単価上限よりも設定の制限が広くなったと考えてください。
ただし、ターゲット単価は
- リード獲得
- アプリのインストール
- CV(コンバージョン)
- カタログからの販売
以上を目的としたキャンペーンにのみ利用可能です。
何よりCVを高めたいということであれば、ターゲット単価を設定しましょう。
入札価格上限
入札価格上限は、入札に対して手動でコントロールをするため、一番制限のかかる戦略といえます。
Facebook広告における予測CV率を正確に把握しており、適正な入札価格で運用できる方がいる場合が対象です。
CPAをコントロールできないので、都度入札価格を変更する手間があります。
また、予算を使いきれない可能性もあり、Facebook広告をある程度運用してから利用するのがおすすめです。
入札戦略を行うメリット・デメリット
入札戦略を行う上で、メリット・デメリットがあることを理解しておかなくてはいけません。
入札戦略ごとにメリット・デメリットはありますが、今回は入札戦略全体にいえることをあげていきましょう。
入札戦略のメリット
まずは入札戦略のメリットです。
簡単にまとめると、Facebook広告の入札戦略はAIが担当している分、人的コストやヒューマンエラーが減少します。
具体的なメリットを見ていきましょう。
運用コストの削減
Facebook広告で入札戦略を行うメリットの1つ目は、運用コストの削減に効果がある点です。
運用コストとは、人が直接広告を配信する際に関わる人件費のことを指します。
通常であれば、どのくらいの入札価格かを人的に判断して購入するか決めますが、Facebook広告ではAIが自動で判断してくれるので、画面に張り付いての操作が不要です。
また、運用中も基本的にはAIが設定した入札戦略に沿ってアクションを起こしてくれるため、運用コスト削減に貢献できます。
目標達成の効率化
Facebook広告で入札戦略を行うメリットの2つ目は、目標達成の効率化です。
設定された入札戦略を行う際に、FacebookのAIが自動で学習し、適切なオーディエンスに向けて配信をします。
そのため、より需要のあるターゲット層に広告を配信できるわけですから、目標達成が効率よくなります。
また、Facebook広告で使用されているAIは、配信結果によって最適なユーザーを見つけるのにも長けています。
上記を人間が操作するとなると、得られた配信結果に基づき、◯◯のKWに対してこのくらいの予算・入札単価に設定すればいいなどの、予測の範囲内での設定しかできません。
しかし、Facebook広告では、得られた結果のデータが膨大なため、その中から最適な入札価格やターゲット層を設定します。
目標達成はどれだけ効率よく最大限の結果が得られるかが重要なので、Facebookの入札戦略は非常に大切です。
調整頻度の増加による広告費削減
Facebook広告で入札戦略を行うメリットの3つ目は、調整頻度の増加による広告費削減が期待できる点です。
Facebookの自動入札は、広告が表示される度に入札単価を調整するシステムがあります。
つまり、広告表示のたびに調整頻度が増加し、ムダな広告費をコストカットしてくれるということです。
広告費削減ができると、より予算内で最大のパフォーマンスができるようになります。
入札戦略のデメリット
一方、Facebook広告の入札戦略にはデメリットも存在します。
広告主にとって大きな損失にはならないものの、理解していないと困惑してしまう場合も多いです。
では、どのような点がデメリットになるのか見ていきましょう。
学習・データ蓄積期間が必要
Facebook広告の入札戦略は、いきなり最適なパフォーマンスを発揮するわけではありません。
運用開始から1〜2週間ほどはデータが安定せず、なおかつCVやCPAの結果が出るまではデータが蓄積できませんので、配信頻度・自動入札の精度に影響があります。
ただし、長期的に見ればデータは安定してくるため、運用開始時には思ったデータが取れない可能性がある点を覚えておきましょう。
予算を使い切らない場合がある
Facebook広告で設定した予算を使い切らない場合がある点もデメリットです。
設定した入札戦略によっては、予算を越えてしまう可能性や配信頻度なども影響し、予算が残ります。
ただし、予算を使い切る目的があるなら最小単価の入札戦略を選びましょう。
適切な入札戦略の選び方
ここまできて、Facebook広告の入札戦略をある程度理解してもらえたかと思います。
しかし、問題は適切な入札戦略の選び方です。
間違ってしまうと、予算だけでなく目標としている成果も達成できません。
先ほど入札戦略の種類でも軽く説明しましたが、今一度適切な選び方について見ていきましょう。
広告運用初心者の方は最小単価がおすすめ
広告を運用しはじめの方なら、最小単価を選ぶのがおすすめです。
最小単価であれば、予算を全て使い切り、その予算内で十分な成果を発揮できるようにアクションをしてくれます。
また獲得顧客単価や費用対効果について、明確なデータが取れていない、あるいは目標を設定していない場合にも効果的です。
CPAを重視するなら平均目標達成単価上限がおすすめ
サービスや物を購入してもらった際に得られる利益を確保したいなら、平均目標達成単価上限がおすすめです。
平均目標達成単価上限はCPA(顧客単価)の数値を安定させるのに役立ちます。
成約率を高めるならターゲット単価がおすすめ
とにかく広告から成果に結び付けたい場合はターゲット単価がおすすめです。
ターゲット単価はCV(コンバージョン)率、つまり成約率に最大の効果を発揮します。
ブランドの認知度や印象をアップさせるには不向きな入札戦略といえるでしょう。
あなたの会社にあった入札戦略は分かりましたか?「自社がどの戦略に向いているのか分からない」という方は、一度プロの運用担当者に相談してみるのもおすすめです。広告出稿は少額予算からもできますよ!興味のある方は、Facebook広告の運用サービスページをご覧ください。
まとめ
今回は、Facebook広告の入札価格をはじめ、入札戦略やメリット・デメリットについて解説しました。
Facebookではターゲット層を絞ることができるため、より効果的な広告配信が可能です。
だからこそ、最適な入札戦略を設定して、効率よく最大限の成果を得ていきましょう。
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