Facebookは世界中で最も人気のあるSNSの1つであり、数十億人のユーザーが利用しています。日本国内でも多くの個人ユーザーのほか、マーケティング施策の1つとして活用する企業や店舗なども少なくありません。
そんな中、プラットフォーム上での品質の低い体験や問題行動が問題となっています。そのため、Facebookはアカウントクオリティに注力し、プラットフォームの信頼性を高める取り組みを進めています。Facebook広告を運用していて、停止や制限のアラートが出た経験がある方もいるのではないでしょうか。
本記事では、Facebookにおけるアカウントクオリティとはどんな機能なのかやアカウントクオリティの閲覧方法、低品質だと評価された場合の改善方法などを詳しく解説します。
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Facebook「アカウントのクオリティ」とは
Facebookの「アカウントクオリティ」とは、個人または企業が所有するFacebookアカウントの品質を管理・改善するページのこと。自分が運用するFacebookアカウントや広告が規約・ポリシーに違反していないかを一覧で確認し、問題がある場合は対処法を検討したり再審査を依頼したりする機能です。
Facebookでは、プラットフォームの信頼性を保つために品質の低い体験や問題行動を減らすことに注力しています。そのため、違反行為があればアカウントクオリティ上でアラートを出し、改善が見られなければ、利用できる機能に制限をかけたりアカウント自体を停止したりするのです。
質が低く害を及ぼす可能性のある広告から利用者を保護し、Metaのプラットフォームを利用者、組織、ビジネスにとって信頼できる場所にするために、Metaは広告規定に照らして広告を審査し、広告主の宣伝活動のモニタリングと調査を行っています。Metaの広告規定やコミュニティ規定、Instagramのコミュニティガイドライン、その他のポリシーや規約を遵守していないアカウントは、制限または停止される可能性があります。この制限には、広告料金や利用できる広告機能の制限、Meta製品を使用するすべての広告機能へのアクセス禁止などが含まれます。
定期的にアカウントクオリティを確認し、アラートが出ている場合には速やかに対処しましょう。
Facebook「アカウントクオリティ」の閲覧方法
Facebookのアカウントクオリティは、広告マネージャを通じて確認できます。以下の手順に沿って確認してみましょう。
- 広告マネージャを開く
- 左上のハンバーガーメニューをクリック
- 「ビジネスを管理」内にある「アカウントのクオリティ」をクリック
ここでは、審査を通過しなかった広告とその理由を確認できます。広告ごとに審査に通過しているかどうかを確認するには、広告を編集する画面の「配信」欄でチェックすることも可能です。
また、Facebookのアカウントクオリティはメールで確認することもできます。審査に落ちると、登録しているメールアドレスに「広告が却下されました」というメールが届きますので、理由を確認して改善を試みましょう。
Facebook「アカウントクオリティ」の各項目の解説
Facebookのアカウントクオリティでは、以下の項目を確認できます。
- アカウントの問題
- アカウントステータスの概要
- Facebookアカウント
- Metaビジネスアカウント
では、それぞれが何を示しているのかを解説していきましょう。
アカウントの問題
「アカウントの問題」では、規約や広告ポリシーに違反した可能性があるアカウントと、どの規約・ポリシーに違反したかが表示されます。偽のアカウントやなりすましであったり、嫌がらせ行為を行ったりした場合にアラートが表示される可能性が高いです。
ただしここで表示されるのは、問題があったアカウントのみです。すべてのアカウントやアセット(広告に使用される画像や動画、テキスト、リンク先URLなど)などを確認したい場合は、次で紹介する「アカウントステータスの概要」からチェックしてみましょう。
アカウントステータスの概要
「アカウントステータスの概要」では、自分がアクセスできるアカウントやページがすべて表示され、それぞれのステータスを確認することができます。個人のFacebookアカウントやビジネスアカウント(ページ)を一覧で表示できるため、自分が管理しているものをすべて確認したい場合は、ここからチェックすると良いでしょう。
各アカウントをクリックすれば、それぞれの詳細が表示されます。
Facebookアカウント
「Facebookアカウント」では、自分のFacebookアカウントに関連付けられている広告アカウントやコマースアカウント(FacebookとInstagramでのカタログと販売を行っているアカウント)、カタログ、ページなどの状態を一覧で確認できます。
ここでは自分が管理するアカウントの機能に関する情報が一覧で表示されるため、アラートを見逃したくない場合におすすめです。
Metaビジネスアカウント
「Metaビジネスアカウント」では、自分がアクセス権を保有しているビジネスマネージャで管理できる各広告アカウントの状態を一覧で確認できます。
ビジネスアカウントは、広告キャンペーンの作成やFacebookページの管理ができるなど、企業や店舗のマーケティング活動において重要な役割を果たします。ビジネスアカウントが規制されている場合や違反があった場合は「Metaビジネスアカウント」にアラートが届くため、定期的に確認しましょう。
Facebook「アカウントクオリティ」で確認できること
Facebookのアカウントクオリティでは、自身が管理しているFacebookアカウントの状態を詳細に確認することができることが分かりました。
では、実際にどんな内容を確認できるのでしょうか。Facebookのアカウントクオリティで確認できる4つの内容について詳しく解説します。
制限もしくは停止されているアカウント・ページ
アカウントクオリティでは、制限もしくは停止されたアカウント・ページを確認できます。「ページが制限されている」「アカウントが停止されていてアクセスできない」という場合には該当する箇所とともに制限・停止の理由が表示されるため、問題を解決するための具体的なアクションを検討しましょう。
アカウントやページが制限・停止される理由の多くは、アカウントの不正利用や違反行為をFacebookが検知した場合です。再審査後も同じページで状況を確認できるため、定期的にチェックして対応漏れがないよう気をつけましょう。
ユーザーからのフィードバックスコア
Facebook広告を運用していたりするアカウントの場合、フィードバックスコアも確認することが可能です。
フィードバックスコアとは、ユーザーが報告した問題の数に対して、アカウントが対応した数の比率を示したもの。以下の6段階(0〜5)の数値で評価され、低評価だとアカウントの品質が低いと見なされ、制限や停止などの処置がとられることがあります。
- 4〜5:良い
- 3:平均
- 2〜3:やや悪い
- 1〜2:悪い(ペナルティの可能性あり)
- 0〜1:広告の配信が停止される恐れあり
Facebookではユーザーの意見やフィードバックを重要視しており、アカウントクオリティにも反映されます。ユーザーがFacebook側にスパム報告をしたり、ページを非表示にしたりすると、フィードバックスコアが低下します。
スコアが低下して広告に制限がかけられると同じ予算内でもアプローチできるユーザーが減ってしまうため、フィードバックスコアが2〜3以下の場合は早急に原因を把握し、解決することが大切です。
アラートが出たアカウントの詳細
アカウントクオリティでは、Facebookから送信されたアラートの詳細を確認することができます。これには、アカウントが違反した可能性がある理由や、Facebookが提供するガイドラインに違反している場合のアドバイスが含まれます。これらの情報を確認し、アカウントの問題を解決するために必要な手順を踏むことが重要です。
アラートが表示される例として多いのは、政治的・性的コンテンツの投稿やグロテスク・暴力的な内容のシェアなどです。他人に不快感を与えるコンテンツの投稿は避けるようにしてください。また、一斉にフレンド申請を行うなど、スパム業者のような行いをした場合も違反対象と判断されるため、注意しましょう。
審査が却下された広告の確認や再審査申請
Facebook広告を運用している場合、アカウントクオリティでは、審査に通らなかった広告を確認したり、再審査申請をしたりすることもできます。「アカウントの問題」内にある「却下・停止取り消し済み」タブから確認してみましょう。広告が却下されていた場合、内容を修正してから再審査を申請することで適切な広告を配信することができます。
また、極稀に規約やポリシーに違反していないにも関わらず、審査で広告が却下されてしまうケースがあります。その場合も再審査を申請しましょう。
なお、再審査で却下された広告をもう一度再審査(再々審査)することはできません。広告を1から作り直す必要があるため、再審査は慎重に申請することをおすすめします。
Facebookアカウントの改善方法
Facebookアカウントのクオリティを改善するためには、以下のような方法があります。
- 規約・ポリシーに触れるような広告表現は避ける
- 1広告アカウント×1広告主というルールを守る
- Facebookページをアクティブな状態に保つ
それぞれの詳細やポイントを見ていきましょう。
規約・ポリシーに触れるような広告表現は避ける
Facebookは、ユーザーにとって安全で良質なコンテンツを提供するため、広告に関する規約やポリシーを設けています。これらを守ることで、アカウントクオリティでアラートが出る可能性が大幅に減ります。
広告を配信する際には、虚偽や誇大表現、過激な表現や差別的な表現を避け、Facebookの広告ポリシーに従った表現をすることを心がけましょう。
1広告アカウント×1広告主というルールを守る
Facebookでは、1つの広告アカウントに1つの広告主しか登録できません。複数の広告主が同じ広告アカウントを使用していると規約違反とみなされアカウントの信頼性を低下させる原因となります。
複数の広告主がいる場合は、それぞれの広告アカウントを別々に作成して運用しましょう。
Facebookページをアクティブな状態に保つ
ページの更新や投稿頻度が少ない場合、Facebook側はそのページが放置されたものと判断して、アカウントクオリティを低下させる原因となります。そのため、アカウントクオリティを維持するためにはFacebookページをアクティブに保つことが重要です。
具体的には、定期的な投稿や更新を行ったり、ページ内に記載するビジネス情報を充実させたりしましょう。
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まとめ
本記事では、Facebookの「アカウントクオリティ」について、概要や閲覧方法、できることなどを解説するとともに、アカウントの改善方法を紹介しました。
Facebookのアカウントクオリティとは個人または企業が所有するFacebookアカウントの品質を管理・改善するページのこと。停止または制限されているアカウント・ページのほか、ユーザーからのフィードバックスコアの確認、審査が却下された広告の確認や再審査申請が行えます。
アカウントクオリティで低評価が続くと広告配信に制限がかかったりアカウントが停止したりする可能性があるため、定期的に確認し、アラートが’出ている場合には速やかに対処することが重要です。
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