こんにちは、テッキーです。
近年、Instagramにおいて人気インスタグラマーを起用したインフルエンサーマーケティングを行う企業が増えていますが、同じ様にインフルエンサーを活用した「ブランドコンテンツ広告」はご存知でしょうか。
従来のインフルエンサーマーケティングとは異なる形でInstagramにおけるPR・広告配信ができるブランドコンテンツ広告は、上手に活用することで更に効果的なマーケティングが行えるため、今大きく注目されています。
今回はInstagramのブランドコンテンツ広告の特徴と効果、実際にブランドコンテンツ広告の配信を行う際の設定方法についてわかりやすく解説したいと思います。
1.Instagramのブランドコンテンツ広告とは
(引用:https://business.instagram.com/a/branded-content-ads)
Instagramのブランドコンテンツ広告とは、クリエイター(インスタグラマーなど)の作成したオーガニック投稿(通常の写真や動画投稿)を企業・ブランドが自社の広告として配信できるInstagram広告の配信手法の一つです。
企業はクリエイターの作成したクオリティの高いコンテンツを自社広告として配信でき、クリエイターは自身の投稿を企業の広告として広く配信してもらえるメリットがあります。
ブランドコンテンツ広告は2019年の6月にInstagram公式の広告配信サービスとして開始され、効果の高い広告配信手法として広く活用されています。
2.ブランドコンテンツ広告のフォーマット
ブランドコンテンツ広告を用いて企業がクリエイターの投稿を利用し配信する場合、以下のように表記されます。
(引用:ブランドコンテンツ広告|Instagram Business)
ブランドコンテンツ広告の配信を行う場合クリエイターのアカウント名の下に「広告(英語ではSponsored)」と表示され、さらに利用者がクリエイターとビジネスの協業関係を理解できるよう、キャプション欄の冒頭に「(企業名)とのタイアップ投稿」と表示されます。
「(企業名)とのタイアップ投稿」の表記は、ビジネスとクリエイターの協業関係の透明性向上を目的に導入されており、オーガニックでのタイアップ投稿時でも同様です。
参考:Instagramにおける、ビジネスとクリエイターの協業関係の透明性を向上 |
3.ブランドコンテンツ広告の種類と配信される場所
Instagramのブランドコンテンツ広告は「フィード広告」と「ストーリーズ広告」の2種類が利用できます。
ブランドコンテンツ広告が配信される場所は以下のとおりです。
3-1.Instagramフィード画面
(引用:ブランドコンテンツ広告|Instagram Business)
ブランドコンテンツ広告のフィード広告はInstagramのホーム画面に表示されます。
他のSNSの「タイムライン」や「ニュースフィード」にあたり、アプリを開いた際にInstagramユーザーであれば誰もが目にする場所のため、多くのユーザーにリーチすることが可能です。
3-2.Instagramストーリーズ画面
(引用:ブランドコンテンツ広告|Instagram Business)
ブランドコンテンツ広告のストーリーズ広告は、スマートフォンに全画面で表示されるストーリーズ形式の広告です。
スマートフォンで全画面表示されるためインパクトが大きく、訴求力の高さが特徴です。
3-3.Instagram発見タブ
(引用:発見タブ広告の提供を開始|Instagram Business)
2019年6月に提供が開始された新広告「発見タブ広告」でも、ブランドコンテンツ広告を配信することができます。
発見タブとはInstagramアプリで虫眼鏡アイコンをタップすることで開くことが出来るページです。
発見タブ広告では新しい情報やお気に入りの投稿・ユーザーを探している人にリーチすることが可能で、先にご紹介したフィード広告やストーリーズ広告を発見タブにも配信することが出来ます。
4.Instagramブランドコンテンツ広告のメリット
新たに登場し注目されているInstagramブランドコンテンツ広告ですが、実施することによりどのようなメリットが得られるのでしょうか。
4-1.人気インスタグラマーのハイクオリティな画像・動画を広告クリエイティブとして配信できる
人気クリエイターであるインスタグラマーの写真や動画を自社の広告として配信できることがまず大きなメリットとなります。
インスタグラマーは数万から多くて数百万人のフォロワー(ファン)を抱えており、フォロワーに対して訴求力の高いコンテンツを作る能力に長けています。
「広告臭」が少なく、かつターゲットに「刺さる」コンテンツを企業の広告として配信させてもらうことで、自社ブランドの広告エンゲージメントを高める効果が期待できます。
4-2.Facebook社の広告データを活用した詳細なターゲティングと配信先の拡張ができる
Instagram広告を配信する際、ターゲット設定にはFacebook社が提供する広告データを活用することができます。
Facebookは実名制のSNSのため、性別や年齢、人種や居住地域、趣味・嗜好、職業やライフステージなど様々なデータが備わっており、広告配信先として設定できるため、詳細かつ正確なターゲティングを行うことが可能です。
そのため、ブランドコンテンツ広告は、Facebook社が提供する広告ツールを活用することで、自社のアカウントや起用しているインスタグラマーのフォロワー以外のユーザーに対しても広告を配信することが可能です。
自社ブランドに興味関心が高いと思われる層への重点的な配信や、マーケット拡大のために新しい層へのテスト的な配信など、広告の配信範囲をコントロールできるため、マーケティング目的に沿ったInstagram広告配信が可能です。
4-3.InstagramインサイトやFacebook広告マネージャーによりブランドコンテンツ広告の効果測定ができる
ブランドコンテンツ広告ではInstagramが公式に提供している分析ツール「インサイト」やFacebookの「広告マネージャー」も活用することで様々な視点から広告効果を測定することができます。
インサイト機能ではアカウントのフォロワー数の推移やフォロワー層の詳細、広告に対するアクションやどのようなタイミングでのアクションが多いのかなど、様々な情報が得られます。
あわせて、広告を配信する際に使うFacebook広告マネージャーでも広告の効果測定ができますので、様々な視点から広告配信の効果測定が可能です。
4-4.インフルエンサーマーケティングと相性が良い
人気インスタグラマーに製品をPRしてもらう「インフルエンサーマーケティング」は、ブランドの製品やサービスをインスタグラマー(インフルエンサー)のフォロワーにPRしてもらうことで多数のユーザーに製品の購入やサービスの利用を促したり、企業やブランドのファンやフォロワーの増加を狙うマーケティング手法です。
インフルエンサーマーケティングは情報の配信先が基本的にインスタグラマーのフォロワーに限られてしまいますが、ブランドコンテンツ広告を活用することで、ブランドの製品やサービスに関する情報拡散性をさらに高めることができます。
インスタグラマーに自社製品やサービスをPRしてもらいフォロワーへの認知を促し、さらにブランドコンテンツ広告の配信により自社ブランドの想起と販促につなげるといったシナジー活用も可能となります。
4-5.ステマ(ステルスマーケティング)防止ができる
ステマ(ステルスマーケティング)はマーケティング業界において非常に悩ましい問題です。
ステルスマーケティングを行っていることが発覚した場合、企業は消費者や社会からの信用を大きく失うため、その後のビジネス推進や信用回復が非常に難しくなります。
インスタグラマー(インフルエンサー)のオーガニック投稿を広告として配信するブランドコンテンツ広告は、広告投稿のアカウント名の部分に「広告」と明確に表示され、タイアップ投稿タグと同様に「〇〇とのタイアップ投稿」とも明記され、ステルスマーケティングをしっかりと防止することができるようになっています。
5.Instagramブランドコンテンツ広告配信時の注意点
Instagramブランドコンテンツ広告を配信する際、いくつか注意点があります。
5-1.企業とインフルエンサー間で広告使用についての明確な契約を結んでおく
繰り返しですが、ブランドコンテンツ広告は起用したインフルエンサー(インスタグラマー)のオーガニック投稿を広告として配信する手法です。
企業とインフルエンサー両者の承認によって成り立つ手法であるため、広告の配信前にあらかじめ広告の配信期間や権利、インフルエンサーへの報酬などについてトラブルが発生しないよう、両者合意のもと明確な契約を結んでおき後々のトラブルがないようにしておくことが大切です。
※インフルエンサーが「ビジネスパートナーによる宣伝を許可」をオフにしない限り、企業は何度も宣伝できるため、配信期間の取り決めはあらかじめすり合わせておきましょう
※Instagramストーリーズへのブランドコンテンツ広告の場合、広告配信終了後でも企業は再度広告として配信できてしまうため、あらかじめの取り決めをしておきましょう。
※参考:https://www.onecruise.co.jp/degiodegiko/work-with-influencer-instagram/
5-2.カルーセル投稿はブランドコンテンツ広告として配信できない
1つの投稿で複数の写真や動画を共有することができ、スワイプすることでスライドショーのように閲覧することができる「カルーセル投稿」ですが、ブランドコンテンツ広告として配信することはできません。
現状、ブランドコンテンツ広告として配信出来るのはフィード投稿とストーリーズ投稿のみですので注意しておきましょう。
5-3.広告主はブランドコンテンツ広告の投稿キャプション、コメントを管理できない(インフルエンサーの投稿がそのまま転載される)
他のInstagram広告と異なり、投稿のキャプションやコメントを管理する権限はインフルエンサーにあります。
広告主(企業など)がブランドコンテンツ広告の投稿キャプションや、コメントの管理を行うことはできず、インフルエンサーが作成した投稿内容がそのままブランドコンテンツ広告として配信されるため注意が必要です。
投稿キャプションやコメントの管理についても企業とインフルエンサー間でしっかりと取り決めをしておきましょう。
6.Instagramの「ブランドコンテンツ広告」と「タイアップ投稿タグ」との違い
(引用:Instagramのブランドコンテンツツール|Instagram Business)
Instagramのタイアップ投稿タグは、インスタグラマー(インフルエンサー)が企業の依頼で製品やサービスなどのPR投稿を行う際に付けられるもので、ユーザー名の下部に「〇〇とのタイアップ投稿」という形で表記されます。(※上画像赤枠内「Paid Partnership」の表記)
タイアップ投稿タグ
インフルエンサーと企業の関係性を明示しつつ、【インフルエンサーが自身のアカウントで】ブランドのPRを行うものを指します。
ブランドコンテンツ広告
インフルエンサーと企業の関係性を明示しつつ、【企業がインフルエンサーの投稿を自社の広告として】Instagram内に配信することを指します。
7.最後に
Instagramにおける新たな広告方法として注目を集める「ブランドコンテンツ広告」についてお伝えしましたがいかがでしたか?
運用する上で注意点の多いブランドコンテンツ広告ですが、上手に活用することで高い広告効果が期待でき、インフルエンサーマーケティングとの相性も良いことから、併用によってより効果的な宣伝も可能です。
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