「ビジネスの集客にFacebookを活用したいけど、何から始めればいいの?」
「個人アカウントとは別に企業用のアカウントをよく見るけど、あれって何?」
「Facebookページを作成したはいいけど、運用に踏み切れない…」
こんな悩みを抱えたSNS運用の担当者の方も多いはず。
この記事では、Facebookページが何なのかというところから、作成するメリットや個人アカウントとの違い・Facebookページの作成手順についてお伝えします。
Facebookページの運用ポイントについても紹介しますので、まだ作っていない方はこの機会に一緒に作成していきましょう!
Facebookページ(ビジネスアカウント)とは
Facebookページとは、企業や団体・ブランドが情報発信するためのページで、2013年まではビジネスアカウントと呼ばれていました。
Facebookにおける企業やブランドのホームページのようなもので、個人アカウントさえあれば無料で作成することができます。
Facebookページは個人アカウントのページに比べ、出来ることがぐっと増えるのが大きな特徴です。
企業や団体・ブランドとしてはFacebookページを作ることで、より効率よく効果的な集客が見込めるでしょう。
Facebookページ(ビジネスアカウント)と個人アカウントの違いとは
Facebookページと個人アカウントのページは、タイムライン上の見た目は一見同じようなページに見えるものの、使用できる機能に違いがあります。
Facebookページでは、企業の集客に便利な広告配信機能や予約投稿機能のほか、アクセス数やいいね!数がわかるインサイト機能も利用できます。
個人アカウントでも情報発信することは可能ですが、集客を目的とした運用ではやはりFacebookページの使用が向いているといえます。
違いについて、その他詳しくは以下の通り。
Facebookページ | 個人アカウント | |
---|---|---|
アカウント名 | 会社名、サービス名など | 実名 |
アカウント数 | 上限なし | 1人1アカウント |
利用目的 | 企業の情報発信 | プライベートな知人・友人との繋がり |
友達申請機能 | なし (フォロー機能あり) |
5,000人まで |
検索機能 | 検索エンジン対象 | 検索エンジン対象外 |
ページの 公開範囲 |
一般公開 | Facebook登録者 |
他人の投稿への いいねやコメント |
不可 | 可 |
自分の投稿への いいねやコメント |
可 | 可 |
広告配信機能 | あり | なし |
分析機能 (インサイト) |
あり | なし |
管理者 | 複数名での管理可 | 本人のみ |
管理権限 | 管理権限をユーザーごとに割り振り可能 | 本人のみ管理可能 |
Facebookページ(ビジネスアカウント)を作成するメリット
「今まではFacebookページ無しでやっていたし…」「今さら作るのも…」と思ってしまう方もいるかと思いますが、Facebookページは作るメリットだらけ。
- ユーザーからの反応が分かりやすい
- 低予算で運用できる
- 使いやすい
- 拡散が期待できる
- 無料の分析機能が充実している
メリット①:ユーザーからの反応が分かりやすい
Facebookページは、個人アカウント同様に投稿を見た人がいいねやコメントなどをできるので、投稿に対するダイレクトな反応を知ることができます。
TVCMや看板広告などはお客様とコミュニケーションが取れないので、いまいち見ている人の反応が分かりにくいですよね。
Facebookページの場合はコメント内でコミュニケーションが取れるので、そこから自社のファンになってもらえるかもしれないですし、そのコメントが商品開発やサービス改善に繋がる可能性も期待できます。
メリット②:低予算で運用できる
Facebookの運用には人件費がかかる上、広告を出稿する場合は広告費用がかかります。
ただしFacebookページの作成自体は無料のため、TVCMや雑誌広告などと比較すると低予算での運用が可能です。
予算的なリスクとしては低く、取り組みやすいマーケティングの一つと言えるでしょう。
メリット③:使いやすい
SNSマーケティングはコンスタントな更新が重要ですが、作業が難しいと更新が苦痛な作業になってしまいますよね。
初めて使うサービスでは二の足を踏んでしまいがちですが、Facebookの個人アカウントもFacebookページも投稿方法はほとんど一緒。
個人のアカウントで一度でも投稿したことがあるなら簡単に操作ができるため、SNS初心者の運用担当者でも取り組みやすいというメリットがあります。
メリット④:拡散が期待できる
Facebookページには個人アカウントと同様にシェア機能があり、ユーザーが自社の投稿ページにいいねやコメント・シェアをすると、そのユーザーのフォロワーにも投稿を見てもらえる可能性があります。
また、Facebookは実名登録制という側面があるため、Twitterやインスタに比べてリアルな知人と繋がっているユーザーが多く、拡散力という点も期待ができます。
メリット⑤:分析機能が充実している
Facebookページにはインサイトと呼ばれる分析機能があり、リーチ数・いいね!数・ファンの属性・アクセス時間などが見られます。
せっかくFacebookで集客を行うのであれば、アカウントや投稿内容の分析を行いたいですよね。
Facebookページでは、最初から有料の分析ツールを使う必要がなく、無料で分析機能が充実している点はSNSマーケティングを行う上で重宝する機能です。
分析機能がないと、運用していても「このままでいいのかな?」と不安になりますが、インサイトを見ればPDCAを回しやすいので効率よく運用できるでしょう。
分析方法が全然わからない…という場合は以下の記事で詳しく説明しているので、こちらも併せてお読みください。
▶︎ Facebookインサイトを活用してFacebookページを分析する方法
Facebookページ(ビジネスアカウント)の作り方
Facebookページを作るメリットが分かったところで、早速自社のFacebookページを作りましょう!
Facebookページを作るには個人アカウントが必要となりますが、個人アカウントの情報はFacebookページには表示されないため、Facebookページを見たユーザーは管理者が誰なのかは分かりません。また、後からページの管理者を追加・変更することも可能ですので安心してくださいね。
Facebookの個人アカウントを持っていない場合は、事前にFacebookアカウント登録を行ってから、Facebookページの作成に移ってください。
それでは、スマートフォンのFacebookアプリからFacebookページを作成する手順はこちら。
①Facebookアプリを開き、右下のメニューボタンをタップして「ページ」を選択します。
②「+作成」をタップしてください。Facebookページのアカウントはいくつでも作ることが可能で、作ったアカウントは「管理しているページ」に表示されます。
③「スタート」をタップすると、ページの作成画面に移ります。Facebookページ規約も読んでおきましょう。
④カテゴリを選びます。赤枠内にキーワードを入れて検索するか、人気カテゴリから選んでください。選んだら「次へ」をタップしましょう。
⑤「ページ名」を入力します。企業名やサイト名、商品名などにすると、見てもらえた相手にも伝わりやすいです。
⑥自社サイトや誘導したいウェブサイトがあれば、リンクを追加しましょう。とくになければ、「ウェブサイトがない」にチェックして「次へ」をタップしてください。
⑦プロフィール写真とカバー写真を設定して「完了」をタップすれば、アカウント作成完了!写真は後からでも設定できるので、すぐに写真が決まらない場合は後に回してしまってもOK。
Facebookページ(ビジネスアカウント)を作成する際のポイント
Facebookページを作成する際に、気をつけるべきポイントがいくつかあります。
- ターゲット層の決定
- 運用体制の整備
ターゲット層の決定
企業アカウント(Facebookページ)を運用する上で必ず行っておきたいのが、ターゲット層となるユーザー群の決定です。
たとえば、同じ「化粧品好きのユーザー」でも、10代女性と40代女性では投げかけるべき言葉や抱える悩み、おすすめする商品・サービスなどがまったくの別物になりますよね。
ターゲット層がある程度定まっていないと発信内容がぶれてしまい、ファンの獲得につながりにくくなります。
まずは「誰に興味を持ってほしいページなのか?」という部分から考えることが重要です。
運用体制の整備
Facebookページの運用では、ページ管理権限の割り振りや人員確保など、運用体制の整備が欠かせません。
とくに複数の担当者でFacebookページを管理する場合は、管理者の追加など権限の割り振りを忘れずに行っておきましょう。
権限自体の管理や広告の配信については、それぞれの管理権限を所持していないと機能を使えず、権限の無いユーザーがチーム内にいると作業がスムーズに行えません。
また、管理者を複数人設定しておけば1人がアカウント停止措置を受けても運用を続けられるので、リスク管理に役立ちます。
管理者ってどうやって追加するの?という部分については、こちらの記事で手順を画像付きで解説しています。併せてお読みください。
▶︎ 【2023年版】Facebookページの管理者を追加する方法
Facebookページ(ビジネスアカウント)運用のポイント
Facebookページを作成して、いざ運用へ!
しかし、何となくの運用では集客効果が半減してしまうことも。
ポイントを押さえて集客力の高いFacebookページを運用しましょう。
- 有益な情報を発信する
- 自社製品のこだわりやストーリーを伝える
- 季節やイベントに沿った投稿をする
有益な情報を発信する
Facebookページを運用する上で重要なのが、ユーザー目線で「有益」な情報を発信することです。
よくあるのが、企業が伝えたいことを一方的に伝える投稿。こればかりだと、ユーザーはファンになるどころか企業への興味を失ってしまいます。
自社の新商品・サービスについての紹介や業界の豆知識など、ターゲットとなるユーザーが「また次の投稿も見たい」と思ってもらえるような情報を選んで発信することが大切です。
Facebookの仕様上、フォローしたり「いいね! 」したユーザーには企業アカウント(Facebookページ)の投稿したコンテンツが配信されやすくなります。
有益な情報やシェアしたくなるようなコンテンツを投稿していけば、フォロワーや「いいね! 」の獲得につながり、より多くのユーザーに投稿を見てもらえるでしょう。
自社製品のこだわりやストーリーを伝える
投稿に、自社製品のこだわりやストーリーを含めるのも良いでしょう。
どんな風に製品が作られたかを衛生面や社員のこだわりなどを込めながら伝えることは、あなたの会社や製品に対する期待に繋がり、購買意欲を掻き立てます。
季節やイベントに沿った投稿をする
「何を投稿すれば良いか分からない…」と思ったら、季節やイベントを意識してみてください。
たとえば、12月なら大そうじに役立ちそうな掃除用具や収納用品、バレンタインならレシピや包装などが考えられます。
日本は季節やイベントを大切にする人が多いですし、ユーザーにも関係のある投稿をすることで、興味を持ってもらいやすくなるはずです。
Facebookページ(ビジネスアカウント)の運用事例
「Facebookページを使いこなすのって、そんなに効果が出るものなの? 」と思った方のために、Facebookページを有効活用している事例を3つ紹介します。
運用事例①:東京ディズニーリゾート
・東京ディズニーリゾート 公式Facebookページ
https://www.facebook.com/tdr.jp/
唯一無二の世界観でファンを魅了し続けている「東京ディズニーリゾート」は、企業アカウント(Facebookページ)を活用している企業の1つです。
フォロワー数は110万人超え(2023年3月26日現在)で、発信内容はディズニーホテルや東京ディズニーランド、東京ディズニーシーの運営情報やイベント・新商品のPR情報が中心です。
また、新商品の開発秘話やディズニーホテルに関するクイズなど、コアなファンも楽しめるような公式記事の紹介も行っています。
投稿したコンテンツは毎回のように「いいね! 」数千件、「シェア」数十~百件ほど獲得しており、ファンの満足度が高い運用事例といえるでしょう。
運用事例②:JAPAN AIRLINES (JAL)
・JAPAN AIRLINES (JAL) 公式Facebookページ
https://www.facebook.com/jal.japan/
言わずと知れた航空会社のJAPAN AIRLINES(JAL)も、Facebookページを効果的に使っています。東京ディズニーリゾートを超える190万人以上からフォローされているため、Facebookページ運用のよい見本となるでしょう。
JALのFacebookページ運用の特徴は、なんといってもユーザーとの距離の近さです。
これだけのフォロワーを抱えながらコメントの返信率が非常に高いなど、ユーザーを大切にする運用方針がフォロワーのファン化に成功した一因と考えられます。
Facebookページの投稿には各空港および支店のスタッフの名前が記載されており、人間味や暖かさを感じられる点が魅力的です。
もちろん投稿内容も、サービス内容や新企画などJAL利用者が興味を持ちそうな情報が盛り込まれています。
運用事例③:スターバックス コーヒー ジャパン Starbucks
・スターバックス コーヒー ジャパン Starbucks
https://www.facebook.com/StarbucksJapan
コーヒーストアであるスターバックスコーヒー ジャパンのFacebookページは、フォロワー数120万人を達成している人気アカウントです(2023年3月26日現在)。
Facebookが提供する「ショップ」ツールを用いて、Facebookページから簡単に公式オンラインストアに飛べる工夫がなされています。
このように、投稿を見て「その商品・サービスがほしい! 」と思ったユーザーを逃さない仕組みを作ることで、Facebookページを効率よく売上アップに利用しています。
投稿については、投稿文が短い点、おしゃれな写真や動画をふんだんに使用している点が特徴的です。
企業の投稿でありがちな文字がびっしりの投稿よりも洗練された印象があり、ユーザーが気軽に読めるようになっています。
まとめ
Facebookページを作成するメリットやポイント、作り方や運用のポイントについて紹介しました。
Facebookページを利用することで、あなたの会社や会社の製品、サービスを詳しく知ってもらう機会を増やせます。
企業価値やブランド力を高めることにも繋がるほか、自社サイトへユーザーを誘導するような投稿もできますので、ぜひこの機会にFacebookページを作って集客に活用してくださいね!
ワンクルーズのFacebook広告の運用は、10万円/月(税別)から可能です。
10万円の中には、出稿費用・初期設定・バナー制作費・運用手数料まで全て含んでおりますので、乗り換え費用やアカウント構築費用等は一切かかりません!
Facebook社から成功事例として紹介された実績のあるワンクルーズでは、Facebook以外にも規模や業種を問わず、1,000を超えるアカウントの広告運用実績があります。
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