インスタグラムの運用担当者にはぜひ知っておいてほしいのが、「投稿の宣伝」という機能。
インスタグラムをビジネスプロフィールに切り替えることで、誰でも無料で利用可能です。
投稿の宣伝は、過去の投稿内容を使って出稿できる広告のことで、新たに広告を作る手間を省いて広告が出せます。
しかも、過去の投稿は反響がどれくらいあったのかを知れるので、反響のあった過去の投稿を使えばより効果的な広告が出稿できるというのも魅力なんです!
この記事では、時間も手間も省ける上に効率の良い広告が打てる「投稿の宣伝」について、使い方や使う際の注意点を解説します。
「投稿の宣伝」と「インスタグラム広告」の違いとは
投稿の宣伝とインスタグラム広告の大きな違いは、広告の素材です。
インスタグラム広告は、広告の素材となる写真や動画を新しく作成して有料で出稿する広告ですが、投稿の宣伝は過去に投稿したコンテンツを再利用して宣伝できます。
投稿の宣伝は、ビジネスプロフィールに切り替えることで、過去の投稿に「広告を作成」という機能が追加され、誰でも無料で利用可能です。
インスタグラムの投稿の宣伝の機能
インスタグラムの投稿の宣伝でできる機能をまとめました。
- 過去の投稿を再利用した広告が出稿できる
- アクションボタンが追加できる
- ターゲットオーディエンスを設定できる
- 予算と期間を設定できる
過去の投稿を再利用した広告が出稿できる
冒頭で既述の通り、投稿の宣伝では過去の投稿を再利用して広告が出稿できます。
そのため、あらかじめ反響のあった投稿を使えるので、一から作る広告よりもある程度効果が見込めそうな広告が打てるのです。
アクションボタンが追加できる
投稿の宣伝では、過去の投稿内容を広告の素材として使えるだけでなく、投稿するコンテンツにインスタグラム広告のようにアクションボタンを追加できます。
「購入する」「予約する」「詳しくはこちら」などのアクションボタンを追加できるので、インスタグラムから自社サイトへと誘導しやすくなるため、企業アカウントにとってもおすすめの機能なのです。
ターゲットオーディエンスを設定できる
地域や興味・関心、年齢、性別などのターゲットオーディエンスを設定できるので、アプローチしたいユーザーに宣伝できます。
わざわざ細かく設定しなくても、「自動」を選べばインスタグラム側でフォロワーに類似したユーザーをターゲットオーディエンスとして宣伝することもできるので、初心者の運用担当者でも簡単に設定できて便利です。
予算と期間を設定できる
予算と期間も設定できるので、この2つをきちんと設定すれば、広告費用を使いすぎたり、広告の出稿を停止するのを忘れたりすることもありません。
インスタグラムの投稿の宣伝を活用するメリット
インスタグラムで投稿の宣伝を活用するメリットは2つあります。
- 広告の作成コストを削減できる
- 反響のあった投稿を広告に使える
広告の作成コストを削減できる
インスタグラムに広告を出稿するとなると、新たに写真を撮ったり、動画を撮影したりと広告素材を制作するのに手間や時間がかかってしまうので、それなりに広告の作成コストがかかります。
一方、投稿の宣伝機能を使えば、過去の投稿内容を広告に使えるので新たに写真を撮ったり、動画を編集したりする手間も時間もかかりません。
広告の作成コストも減らせますし、忙しい運用担当者の時間の節約にもなるのが嬉しいですね!
反響のあった投稿を広告に使える
投稿の宣伝では過去の投稿を使えるため、事前に反響があったと分かる投稿を選べます。
インスタグラムのインサイト機能や分析サービスを使えば、投稿に対してどれだけのユーザーがいいねやコメント、保存してくれたかといったエンゲージメント率が分かるので、このエンゲージメント率が高い投稿を選べば、ユーザー受けしやすい広告が打てるでしょう。
しかも、投稿の宣伝は、過去の投稿のいいねやコメントも引き継いで広告として出稿できるので、いいねやポジティブなコメントが多いほど、信頼できる口コミつきの広告を出稿しているようなものです。
新たに広告を出稿する場合、反響があるか分からない広告を1から作って出稿することになるので、効果が出ないことも考えられます。
投稿の宣伝を使えば、新たに広告を出稿する場合と比較してユーザーの反応が見込めるので、効率の良い広告だと言えるでしょう。
投稿の宣伝の手順を紹介
投稿の宣伝は簡単に利用できます。手順は以下の通りです。
- ビジネスプロフィールに切り替える
- 過去の投稿を選ぶ
- 広告のリンク先とアクションボタンを設定する
- ターゲットを設定する
- 予算と期間を設定する
手順①:ビジネスプロフィールに切り替える
自社のアカウントをまだビジネスプロフィールに切り替えていない場合は、まずビジネスプロフィールに切り替えましょう。切り替えの方法を紹介します。
インスタグラムアプリを開き、プロフィール画面を表示させて、右上にある三本線のメニューボタンをタップしましょう。そして、メニューの一番上にある「設定」をタップしてください。
「アカウント」をタップしましょう。
「プロアカウントに切り替える」を選びます。
「ビジネス」にチェックを入れて、「次へ」をタップします。
Facebookアカウントとのリンクや電話番号の入力などについても聞かれますが、一旦飛ばして大丈夫です。
手順②:過去の投稿を選ぶ
プロアカウントに切り替えると、プロフィールに「広告」が表示されるようになるので、この「広告」をタップしてください。
投稿の宣伝に使いたい過去の投稿を選びます。「トップ投稿を宣伝」では、過去の投稿の中で一番エンゲージメントが高かった投稿を教えてくれるので、迷ったらこちらの投稿を利用するのも良いですね。
「投稿を選択」をタップすれば、過去の投稿から選べます。
手順③:広告のリンク先とアクションボタンを設定する
誘導したい場所を以下の3つから選び、「次へ」をタップしましょう。
- 自分のプロフィール
- ウェブサイト
- ダイレクトメッセージ
ウェブサイトを選んだ場合はサイトのURLを入力します。続けて、アクションボタンを選び、「完了」をタップしてください。たとえば、次のようなアクションボタンが設定できます。
- 詳しくはこちら
- 購入する
- 予約する
- 他の動画を見る
- お問い合わせ
- 予約する
- 登録する
- フォローする
手順④:ターゲットを設定する
続いて、投稿の宣伝をしたいターゲットオーディエンスを設定します。フォロワーに類似した人をターゲットにしたいなら、「自動」にチェックを入れればインスタグラム側で自動的にターゲットオーディエンスを設定しくれるので便利です。
自身で設定したい場合は「カスタムオーディエンス」をタップすると、以下の内容を設定できます。
- 地域
- 興味・関心
- 年齢
- 性別
手順⑤:予算と期間を設定する
予算と期間を設定して「次へ」をタップしましょう。予算は1日200円〜100,000円まで設定でき、期間は1日〜30日間まで設定可能です。
1日200円のように予算が少ないと結果が出にくくなる可能性があります。予算と期間を設定すると、自動で合計消化金額と推定リーチ数を算出してくれるので、こちらを参考にしながら決めましょう。
予算と期間を設定し終えると、最終確認画面になります。支払い情報を入力して、「広告を作成」をタップすれば完了です。
モザイクでちょっと分かりにくいかもしれませんが、広告はこんな感じです。アカウント名の下に「広告」と表示され、投稿写真の下にアクションボタンが表示されるのが特徴です。キャプションは、過去の投稿の内容がそのままになっています。
投稿の宣伝で成果を出すコツ
Instagramで「投稿の宣伝」を活用して効果的に成果を出すためには、長期的に戦略に従って成長させていくことが必要です。
広告のテストと分析を行う
広告に含めるメッセージや使用する画像、配信するターゲット(オーディエンス)を試します。
- どのメッセージが注目を集めるのか
- クリックされやすいビジュアルはどれか
- 顧客になる可能性が高い層はどこか
一つずつテストしていって、最も効果が高いものを見極めます。
魅力的なクリエイティブを作成する
特別な機材を使用しなくても注目を集める写真や動画を作成することはできます。投稿を作る際のアイデアをいくつかご紹介します。
- 商品やサービスのストーリーを描き、どのように生活に取り込めるか提案する。
- 商品やサービスの使用イメージを見せて、人間味と信頼を築く。
- 魅力が引き立つよう、レイアウト、視点、色、質感に変化を加える。
広告プランを作成する
Instagram広告が最も成功するのは、デザインとトーンに統一感を持たせたコンテンツを定期的に作成したときです。目標に集中するために、プランを立ててスタートしましょう。
- 顧客に求める行動を明確にし、広告がゴール達成に効果的か確認する
- ビジュアルとメッセージのスタイルを統一して、個性を確立させる
- ブログ、メール、動画などほかのコンテンツと掛け合わせてより多くのオーディエンスにメッセージを届ける。
インスタグラムの投稿の宣伝をする際の注意点
インスタグラムの投稿の宣伝を使う場合には注意したいことがあります。
それは、質の低い投稿内容はできるだけ使わないことです。
投稿の宣伝の一番大きいメリットは過去の投稿を再利用できることですが、これを手間が省けるからという理由だけで使うと、広告の効果が出なかったという結果になる可能性もあります。
過去の投稿を再利用できるメリットは、手間をかけずに作成できるという点だけではなく、反響のあったエンゲージメント率の高い過去の投稿を使える点にありますので、広告の作成コストがかからないというだけで作るのは控えた方が良いでしょう。
「予算に余裕があって色々試してみたい」「反響のあった投稿がまだない」ということもあるかと思いますが、投稿の宣伝を使いたい場合は、まずはいくつか投稿して反響のある投稿とそうでない投稿を分析してから利用することをおすすめします。
反響のあった投稿でなければ、一から広告素材を作るインスタグラム広告と同じようなものですので、せっかく投稿の宣伝を使うなら過去の投稿を使えるメリットを利用したいですね。
まとめ
インスタグラムで使える投稿の宣伝について、インスタグラム広告との違いや実際に利用する手順を紹介しました。
投稿の宣伝を使えば、過去に反響のあった投稿を広告として使えるので、少ない手間でユーザーの反応が見込める広告を出稿できます。
インスタグラムを始めたばかりだとエンゲージメント率の高い投稿がまだないかもしれませんが、投稿を続けていくとエンゲージメント率の高い投稿と低い投稿に分かれてくるので、まずはいくつか投稿してユーザーの反応をうかがってみましょう。
「この投稿は他の投稿より反響があったなぁ」という投稿が出てきたら、今回紹介した投稿の宣伝を使って多くのユーザーにアプローチしてみてくださいね!
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