インスタグラム広告は、Facebook広告やTwitter広告に加えて、メジャーなSNS広告のうちの一つです。
ただし、同じSNS広告の中でも媒体によってクリエイティブや広告文の審査基準は微妙に異なります。
この審査基準を知らずにクリエイティブを作って審査に落ちてしまったら、クリエイティブを作った時間が少しもったいないですよね。
せっかくクリエイティブを作るなら、審査落ちしやすいクリエイティブ・広告文の特徴を踏まえて効率よくクリエイティブを作りましょう!
この記事では、これからインスタグラム広告のクリエイティブを作る人・クリエイティブを作ったけれど審査落ちしてしまった人のために、インスタグラム広告の審査を通過するコツを紹介します。
インスタグラム広告の審査基準(ポリシー)とは
インスタグラム広告を出稿する際は、Facebookの「広告ポリシー」を基準に審査が行われます。
この「広告ポリシー」には、どのような広告の内容が認められるかについての指針が掲載されているため、広告運用担当者なら一度目を通しておくと良いでしょう。
審査されるのは広告の画像だけではなく、テキスト・ターゲット設定・広告の配置に加え、広告のランディングページのコンテンツもチェックされますので、しっかり確認しておくことが必要です。
詳細はFacebookの「広告ポリシー」に記載されていますが、量がとても多いため概要を以下で紹介します。
広告として禁止されている内容はこちら。
- 違法な製品やサービス
- 人の差別や、差別の助長を含めた広告
- タバコ製品や関連器具
- 違法薬物・処方薬・娯楽のための麻薬
- Facebookが独自の裁量で危険と判断するサプリメント
- 武器や弾薬・爆発物
- 成人向け商品やサービスの販売
(※家族計画や避妊に関する広告はOK。避妊具や避妊薬の広告では、商品の避妊効果に重点を置き、ターゲットは18歳以上に設定すること。)
- ヌード・性的に刺激的な行為などの成人向けコンテンツ
- 第三者の著作権・商標・プライバシー権・パブリシティ権など、個人的または専有の権利を侵害するようなコンテンツ
- 過度に暴力的なコンテンツ
- 偽情報
- 賛否の分かれる政治的な話題または社会的問題を取り上げるコンテンツ
- 機能しないランディングページへ利用者を誘導すること
- 不正行為や詐欺行為を行うことを可能にするように設計された製品やサービス
- 使用前と使用後を含む画像や、期待できないような非現実的な結果を含む画像
- 給料日ローン・給料前のキャッシング・保釈保証サービスなどの短期ローン
- マルチ商法
参考:Meta広告ポリシー
他にも広告を出稿するにあたって制限されるコンテンツとして、アルコールの広告(宣伝できる国が決まっている)や、オンライン紹介サービスや薬局の広告(書面による許可を得た場合のみ認められる)などがあります。
また、クレジットカードの申し込み・金融サービスを宣伝する広告では、ランディングページ内に金利手数料・取引手数料・利率などの関連手数料や、商品を提供する機関の住所を明示する必要があるなど、サービスによってはより細かな基準があるので注意しましょう。
また、Facebookの「コミュニティ規定」にも違反してはいけませんので、併せてこちらも確認しておくと良いですよ。
ちなみに、審査落ちによるペナルティ等はありませんが、企業によっては広告の配信スケジュールが厳密に決まっているところもあるでしょう。
審査に落ちてしまうと、クリエイティブの修正や再提出からの承認までに時間がかかるため、配信スケジュールが押してしまう可能性があります。
そのため、できるだけ早く広告の配信ができるように「広告ポリシー」を確認しておくことは大切です。
再審査を繰り返すと…
基本的にはクリエイティブ修正後の再審査で問題なく配信できることがほとんどです。
しかし、ポリシー違反のクリエイティブのまま度重なる再審査を行うと、広告配信の停止やアカウント停止の措置を受ける場合があります。
「違反にあたるかな?」と感じた場合は、ギリギリを攻めずにクリエイティブを作成するのがベターです。
インスタグラム広告で審査落ちしやすいクリエイティブの特徴は?
インスタグラム広告の審査基準になっている「広告ポリシー」には、様々な基準が設けられていますが、審査落ちしやすいクリエイティブには以下のような特徴があります。
- 肌の露出度が高い
- 使用前と使用後を含む画像や非現実的な結果を含む画像の掲載
- テキストが多すぎる
- ランディングページが正常に機能していない
- Facebookブランドを阻害するもの
詳細を一つずつ説明していきますね。
肌の露出度が高い
インスタグラム広告では、ヌード写真や肌の露出度が高い写真はNGとなっており、性行為の暗示や性的に挑発するポーズも使用できません。
性的な意味合いがなくても、体の個別の部位に焦点を当てることもNGですので気をつけましょう。
使用前と使用後を含む画像やありえない結果を含む画像の掲載
ダイエットやエステ・筋トレに関する商品でよく見る、ビフォーアフターの写真。こちらはインスタグラム広告で禁止されています。
他にも「1ヶ月で10kg痩せる」など、非現実的な結果や誇張して言い切ってしまう表現も使えません。
また、特定の体型の例を良い例・良くない例として掲載することも、広告を見たユーザーに不快感を与えてしまうためNGです。
ランディングページが正常に機能していない
インスタグラム広告から自社サイトに誘導したいと考えている人は多いでしょう。広告の審査では、遷移先のランディングページも審査の対象となります。
たとえば、ランディングページがエラーページになっている場合・サイトが未完成である場合は審査に落ちる可能性が高いです。
リンク先から離脱しようとした際に、ポップアップでユーザーの移動を妨げることも禁止されています。
インスタグラムのガイドラインを阻害している
インスタグラムのガイドラインでは、Meta社の提携・後援・支持をほのめかすような方法で利用することを禁止しています。
たとえば、広告テキスト中の「Instagram」という名称を小文字始まりにしたり、古いロゴを使ったりしてはいけません。
自社製品やサービスと「Insta」や「gram」という言葉を組み合わせることも禁止されています。
インスタグラム広告で審査落ちしやすい広告文の特徴は?
続いて、インスタグラム広告で審査落ちしやすい広告文の特徴について紹介します。広告文というのは、画像内の部分ではなく、説明文を入力するフィールドのことです。
この広告文では、広告の対象である商品やサービスについて明記する必要があります。
反対に、個人の属性や特徴を明示すること・広告を見ている人が不快に感じる言葉・虚偽や誇張表現の使用はNGです。
たとえば、有料のコンテンツなのに無料で利用できるかのように表現したり、製品やサービスを使った効果を誇張していると判断された場合、審査落ちの対象となります。
インスタグラム広告で審査落ちを回避するポイントとは
インスタグラム広告で審査落ちを回避するために、とくに重要視しておくべきポイントを改めて以下にまとめました。
- 肌の露出度が高い画像・性的なものがイメージできる画像は使用しない
- 使用前と使用後を含む画像・非現実的な結果を含む画像は掲載しない
- 差別用語や、見ていて不快になる言葉を使わない
- 賛否の分かれる政治的または社会的問題は取り上げない
- 第三者の著作権・商標・プライバシー権・パブリシティ権などの個人的または専有の権利を侵害しない
- インスタグラムのガイドラインを守る
- ランディングページを正常に機能させる
広告運用担当者としては違反をしているつもりはなくても、実は「広告ポリシー」や「ガイドライン」の禁止行為に触れていたということは実際あります。
また、広告の審査は年々厳しくなっており、「以前は大丈夫だったのに今回は落ちてしまった」という場合もあるので、しっかりと「広告ポリシー」を一通り把握して広告を作った上で、審査に提出しましょう。
- 再度保存をして再審査
- 広告を複製
で審査が通る場合も多いため一度試してみましょう!
インスタグラム広告の審査に落ちてしまったときの手続き方法
万一、インスタグラム広告の審査に落ちてしまっても、再審査ができるので安心してください。
審査に落ちた場合は、広告アカウントに登録されているメールアドレス宛に、Facebookから詳細と理由を説明したメールが届きます。
この内容をもとに、ポリシーに準拠した広告に編集して変更を保存しましょう。変更の保存と共に、広告は再審査されます。
ちなみに、広告を編集できない場合や、広告が承認されなかったのは間違いだと思われる場合は、[アカウントのクオリティ]で決定の見直しをリクエストできます。
まとめ
本記事では、インスタグラム広告の審査を通過するコツについて紹介しました。
「自社の広告には当てはまらなそうだな…」と思うかもしれませんが、インスタグラム広告の審査は、広告の画像・テキスト・ターゲット設定・広告の配置に加え、広告のランディングページのコンテンツにも及ぶので、何かしらで審査に引っかかる可能性があります。
審査プロセスは通常24時間以内に完了しますが、それ以上の時間がかかることもありますので、広告をできるだけ早く配信するためにも、「広告ポリシー」を意識しながらクリエイティブを作りましょう!
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