インスタグラムの利用者の増加や機能の充実化に伴って、企業や店舗、ブランドでもアカウントを開設する動きが活性化しています。このような流れの中、新たにインスタグラムを始めた方も多いのではないでしょうか。
インスタグラムを運用していると、「もっと多くの人に見てもらいたい」「もっとフォロワーを増やしたい」と思いますよね。そのためにはどうしたら良いのでしょう。
インスタグラムで投稿を目にしてもらう方法は、大きく分けると2つあります。1つがアカウントをフォローした上でフィード(タイムライン)で見てもらう方法で、もう1つが検索から見つけてもらう方法です。いずれの場合もまずは検索結果に表示されることが第一歩となります。
今回は、インスタグラムの3つの検索方法と、より多くの人の目に触れられる上位表示を目指すコツをご紹介します。
インスタグラムの3つの検索方法と活用法
①アカウント検索とは
まずは、アカウント検索です。探したいアカウントが決まっている時はもちろん、こんなアカウントはあるかな…とキーワードを入力して探す時にも使われます。
アカウント検索は、まず画面下部の虫めがねアイコンをタップし、検索画面を表示した上で
「アカウント」タブをタップして行います。
検索欄にアカウント名(名前またはユーザーネーム)を入力すると候補となるアカウントが表示されます。上部に濃く表示されているのが「ユーザーネーム」で、下部に薄く表示されているのが「名前」です。
例えば、「札幌」と入力すると、「sapporogurashi/札幌くらし」「sapporo_sakakoo3/札幌さか子」「sapporo_ol/表示なし」…とアカウント(「上部:ユーザーネーム/下部:名前」)が表示されました。
ちなみにユーザーネーム(アルファベットと数字と一部の記号のみ)はIDも兼ねているため他のユーザーとの重複不可ですが、名前(日本語表示可)は他のアカウントと同一のものも使用できます。
また、検索欄にスペースを挟んで複数のキーワードを入力すると、アンド検索をすることもできます。表示される候補は、同じキーワードでも検索欄に入力する順番によって変動します。
「札幌 カフェ」と入力した場合
「カフェ 札幌」と入力した場合
②タグ検索とは
タグ検索はいわゆるキーワード検索のことで、入力したタグ(#○○)を含む投稿を検索することができます。気になる商品や話題のお店を探す時など、様々なシーンで使われる検索方法です。
タグ検索は、まず画面下部の虫めがねアイコンをタップし、検索画面を表示した上で
「タグ」タブをタップして行います。
キーワードを入力すると、候補となるタグが#〇〇という形式で表示されます。例えば、「札幌」と入力すると、「#札幌/投稿477万」「#札幌ランチ/投稿14.9万」「#札幌カフェ/投稿52.7万」…とタグ(「上部:タグ/下部:投稿数」)が表示されました。
また、検索欄にスペースを挟んで複数のキーワードを入力すると、全てのキーワードを入力順に含んむタグが表示されます。
「札幌 スイーツ カフェ」と入力した場合
「札幌 カフェ スイーツ」と入力した場合
気になるタグをタップするとそのタグの付けられた投稿が表示されます。最初は「トップセクション(タブ)」が表示されていて、そのタグで人気の投稿が表示されます。
「最近セクション(タブ)」をタップすると、最新の投稿から順に表示されます。
なお、タグもアカウントと同様にフォローすることができ、ホームのフィード(タイムライン)上で新しい投稿をチェックすることができます。地域や業界など運用するアカウントに関連するタグをフォローしておくと、動向を適宜チェックすることができ便利です。
また、タグの画面では関連したタグを「関連:#○○ #○○…」でリサーチできますので、ぜひそちらも確認してみてください。
「#札幌」「#カフェ」などのように複数のタグを含む投稿を検索する方法は、残念ながら外部アプリを含めてもありませんでした。(2020年5月時点)
③スポット検索とは
スポット検索は、位置情報が付けられた投稿を検索できる機能です。気になるお店の雰囲気や、お出かけ先の周辺情報などを事前にチェックするのに便利です。スポット検索は、まず画面下部の虫めがねアイコンをタップし、検索画面を表示した上で
「スポット」タブをタップして行います。
例えば「札幌」と検索すると、「札幌」「札幌ドーム」「札幌市時計台」…と表示されました。
また、スポット検索も検索欄にスペースを挟んで複数のキーワードを入力すると、アンド検索をすることもできます。表示される候補は、同じキーワードでも検索欄に入力する順番によって変動します。
「札幌 ラーメン」と入力した場合
「ラーメン 札幌」と入力した場合
検索結果をまとめて確認できる「上位検索結果」
検索画面の1番左には「上位検索結果」というタブがあります。こちらにはこれまでご紹介した3種類の検索方法全体から上位60件が表示されます。
総合的に検索でき、そのキーワードで抑えておくべきアカウント、タグ、スポットを俯瞰できてるのでぜひチェックしてみてください。
その他の検索機能
旬の話題
インスタグラムは2020年10月19日(日本時間)、インスタ上で話題になっているトピックを簡単に発見できる新機能「旬の話題」を導入しました。
もともとこの機能は、2020年5月から日本のみを対象にテストが行われていたのですが、2020年10月19日から国内すべての利用者の発見タブに表示されるようになりました。
発見タブに「旬の話題」という新しい項目が追加され、国内利用者の間で利用が伸びているハッシュタグのうち、代表的な10点が一部投稿と一緒に表示されます。
掲載されるトピックは「#紅葉」や「#ハロウィンコスプレ」など季節にまつわるものから、「#キャンプ飯」「#動物園」などレジャーに関するもの、話題の映画や楽曲のタイトル、食べ物やファッション関連など多岐に渡ります。
(引用:Instagram、話題のトピックを発見できる新機能「旬の話題」を導入)
「音声」検索機能
インスタグラムの発見タブに、音源検索ができる新機能が加わりました。
音源検索機能は、「音楽タイトル」や「アーティスト名」から、リール投稿を検索できる仕様となっています。
楽曲タイトルをタップすると、リール投稿を音源で絞って確認が可能。
ユーザーが音楽を起点に検索できるようになり、好みのリール投稿やアカウントに出会えるようになりました。
TikTokやYouTubeによる「音楽×ショートムービー」のブームから分かるように、スマホユーザーの動画や音楽に対する興味関心は高まっています。
音源検索を行う人は多いことが想定されるので、発信側は音源検索での上位表示も意識し、新たなユーザーとの出会いにつなげましょう!
検索で表示されない場合は?
インスタグラムで検索しても目的のアカウントやハッシュタグ、投稿などが表示されない場合は、①そもそも存在しない、②アカウントが非公開設定となっている、③相手のアカウントからブロックされているの3つの可能性があります。
非公開設定のアカウントはアカウント検索では表示されてプロフィールを見ることはできますが、投稿はフォロー申請を承認されたアカウント以外は閲覧できずハッシュタグ検索でも表示されません。
また、相手のアカウントからブロックされると、アカウント検索でも表示されなくなります。
検索で上位に表示されるには?
①アカウント検索では
アカウント検索で上位に表示されるには、アカウント名(ユーザーネームと名前)に検索を意識したキーワードを入れることが重要です。プロフィール画面の「プロフィールを編集」から
ユーザーネームと名前は変更できます。
①ユーザーネーム(英数字表記)は店舗名などのような直接入力しやすいものにし、②名前(日本語表記可)の方に検索で使われそうなキーワードを使って店舗名+αの情報を入れ込んでいくのがお勧めです。
名前は最大30文字まで入力することができますが、入れ込みすぎて検索狙いで手当たり次第言葉を詰め込みましたという印象を与えないように、バランスを見ながら調整するのがポイントです。“ユーザーがプロフィールページを表示してくれた時に、必要な情報を分かりやすく伝えるには…”と意識すると調度良いものになると思います。
①ユーザーネーム:店舗名など、簡潔で直接入力しやすいもの
②名前:店舗名+検索で使われそうなキーワード
例えば、レストランの場合、下記のようにユーザーネームはレストラン名を英字で入力し、名前の方には検索を意識して、“レストラン”“カフェ”“地名”を入れてみるなどの方法があります。記号(*|・/など)を使うとスッキリとまとまりやすいです。
ユーザーネーム:英文字の店名
名 前 :レストラン&カフェ「○○○○」*都市名
②タグ検索では
タグ検索では「人気セクション(タブ)」と「最新セクション(タブ)」の2つのセクションがあります。
インスタグラムの公式発表によると、「人気セクション」に表示される順番は、大勢の人が「いいね!」しているといった投稿の話題性と、各ユーザーのフォロー状況や「いいね!」状況基づいて自動的に決定されます。
また、「最新セクション」の写真や動画は、投稿された順に表示されます。
それを踏まえて上位表示を狙う方法を考えていきたいと思います。まずは投稿の頻度を上げて「最新セクション」で上位に表示されることを目指しましょう。その際は関連するタグを、大ジャンル>中ジャンル>小ジャンルを意識しながら、主に中ジャンルと小ジャンルで付けるようにします。中ジャンルや小ジャンルでは競争が比較的少なく、上位表示を狙えるからです。また大ジャンルは+αのキーワードを付けてロングテール化することで、大ジャンルで検索を掛けられた時に候補タグとして目に留めてもらうことを狙っていきます。
例えば、こちらの投稿に関連する“地域ワード”は北海道>札幌>すすきのですが、北海道や札幌のような大ジャンル(BIGワード)ではなかなか上位表示を狙うのは難しいので、+αの言葉を付けて「北海道旅行」「北海道グルメ」「札幌旅行」「札幌グルメ」などと付けています。またその他にも“料理に関するワード”“店名”といった複数の角度からタグ付けをしています。
1つの投稿に使用できるタグは最大30個です。ぜひ色々な角度から、投稿規模を意識しながらタグを付けて、表示される機会を増やしていってみてください。
①投稿頻度を上げて「最新セクション」の上位を狙う
②タグは中ジャンル、小ジャンルを付ける
③大ジャンルのタグには+αのキーワードを付ける
③スポット検索では
スポット検索の対策では、そもそも位置情報を入力する際に位置情報検索で候補として上がってくるかを確認します。上がってきた場合は下記の③に進んでビジネスアカウントと位置情報を結びつけていきますが、上がってこない場合は位置情報の設定を①から順に行っていきます。設定ができましたら、日頃の投稿に位置情報を盛り込んでいくようにしましょう。過去の投稿にも位置情報を追加できることができますので、余裕がある時にさかのぼって追加して位置情報で表示される投稿を増やしていってみてください。
位置情報の設定
位置情報の設定は、①Facebookで「チェックイン」から位置情報を追加することで、②インスタグラムにも位置情報が追加され、③インスタグラムのアカウントをビジネスプロフィールに切り替えて、④Facebookページ(ビジネスアカウント)があれば連携し、⑤位置情報を追加するという流れで行います。
まずFacebookのアプリを立上げ、ホーム画面の上部にあるチェックインをタップします。
その際位置情報がOFFになっている時は、「位置情報サービスをONにする」ボタンが表示されますので、そこをタップしてONにします。
そして虫めがねアイコンの検索欄でお店などの追加したい位置情報を入力します。すると候補が並んだ1番下に「〇〇(追加したい場所)に〇〇(追加したい位置情報)を追加…」と表示されますので、そこをタップします。
そしてカテゴリーを選択し、
住所を入力していきます。
住所はまず市町村をアルファベット入力して候補から選択します。
そうしたら、基本情報や位置情報を詳細に入力できる画面が表示されますので、そちらを入力していきます。ここで作成をタップしたら完了です。その後は編集ができなくなりますので、入力した情報はよく確認するようにしてください。
Facebookでスポット(位置情報)が追加されると、自動的にインスタグラムにも位置情報が追加されます。あとは、インスタグラム下部の+アイコンから投稿する際に
「場所を追加位置」から位置情報を選択して投稿すればOKです。
なおインスタグラムのビジネスアカウントへの変更は、プロフィール画面の右上部の三アイコンから
設定を選択し
アカウントをタップして
「プロアカウントに切り替える」を選択すると切り替えられます。
「クリエーター」か「ビジネス」の合う方を選択し、
次へをタップし、
カテゴリを選択、
連絡先情報(連絡先情報を使用しないも選択できます)やFacebookページのリンク(今はFacebookにリンクしないも選べます)を設定したら完了です。
そして、プロフィール画面の「プロフィールを編集」をタップして、
「連絡先オプション」を選択し、
ビジネスの公開情報の「ビジネスの住所」から位置情報を設定できます。
ちなみにインスタグラムのビジネスアカウントに位置情報を追加するとプロフィール画面に道順が表示が追加され、来店への誘導にもつながります。
①位置情報検索で候補に上がるように設定
②ビジネスアカウントで位置情報を設定
③投稿に位置情報を付ける
最後に、インスタグラムの位置情報には公開されているFacebookイベントを選択することもできます。
公開のFacebookイベントを作成
公開のFacebookイベントを作成は、①Facebookのニュースフィードの左側のメニューにある「イベント」をクリックし
②「+ イベントを作成▼」ボタンをクリックし「公開イベントを作成」を選択します。
③そしてイベントの名前、場所などのイベント情報を入力すれば完了です。これで位置情報にイベントを選択・設定できるようになりました。
イベント時の限定的な接触にとどまらず、継続的な交流へとつなげていくことができますので、ぜひ試してみてください。
④その他の上位表示を狙う方法
最後に、公式情報ではないものの様々な分析から上位表示を狙えるといわれている方法をお伝えしたいと思います。
①投稿の話題性は「いいね!」の数の他に、「コメント」「コレクション(保存)」も関係しているといわれています。ターゲットを想定しターゲットが欲しがるような情報を意識した投稿づくりを行って、「いいね!」「コメント」「コレクション(保存)」へとつなげていきましょう。
②また投稿を読んでいる時間(滞在時間)が長くなると、投稿の評価が上がるといわれていますので、①動画で投稿する、②画像(動画)を複数枚セットで投稿する、③キャプション(投稿文)を長くするなどのように、投稿に厚みをつけることもお勧めです。
③そして、他のアカウントとコミュニケーションを取ることがアルゴリズムに奏功するといわれていますので、こちらもぜひ実践してみてください。他のアカウントとコミュニケーションを取ることでマーケティング的な気付きにもつながっていきます。
①「いいね!」「コメント」「コレクション(保存)」を狙う
②滞在時間アップを狙う
③他のアカウントとコミュニケーションを取る
まとめ
今回は、インスタグラムで使える3つの検索方法のご紹介と上位表示を目指すコツをお伝えしました。タグの選定や、位置情報の盛り込み、アカウント名(名前、ユーザーネーム)の調整といった地道な作業ではありますが、インスタグラム内の表示状況やユーザーの反応、インサイトなどと照らし合わせてより良いものを模索してみてください。
ワンクルーズのInstagram広告の運用は、10万円/月(税別)から可能です。
「これまで獲得出来なかった層の新規顧客を獲得したい」
「今かけている広告宣伝費全体の効率をあげたい」
「サービスや商品のストーリーをもっとユーザーに知ってほしい」
という場合は、Instagram広告を始めるタイミングかもしれません。
10万円の中には、出稿費用・初期設定・バナー制作費・運用手数料まで全て含んでおりますので、乗り換え費用やアカウント構築費用等は一切かかりません!まずは効果を実感してください。契約は1ヶ月単位で、期間の縛りは一切ございません。手数料の安さをうたう業者もあると思いますが、重要なのは費用対効果!
そこに見合う信頼できる業者をお探しなら迷わずワンクルーズへご相談ください!
インスタグラムの運用テクニック
- インスタグラムマーケティングのメリット
- インスタグラムのフォロワーの増やし方
- いいね!が増えるハッシュタグの使い方
- インスタグラムキャンペーンの活用
- インスタグラムのストーリー
- インスタグラムのIGTV
- インスタグラム検索での上位表示
- インスタグラムの最適な投稿時間
- インスタグラムに投稿する良い写真の撮り方
- インスタグラムのインスタ映え
- インスタグラムとインフルエンサー
- インスタグラムの認証バッジ
- インスタグラムのミュージックスタンプ
業界別の集客