「Google先生、リマケがしたいです ――――――」
確かに今、SNS広告が熱いことには変わりありません。商材やサービスによってはFacebook広告一強状態になっているアカウントも運用している中には存在します。
しかし、リスティングは数ある広告媒体の中でも、獲得効率に関してはTOPクラスに位置するはずの媒体。
何度か過去記事でも書いていますが、「出来ることは全部やる」という気概が、ことリスティングにおいては大変重要です。
facebook広告はターゲティングの精度が高いうえに、その設定もリスティングに比べれば格段に少ないです。
ディスプレイ広告もターゲティングの種類や精度は日々向上していますし、設定方法もサジェスト機能が充実しているのでとてもユーザーフレンドリーと言えます。
設定項目が段違いに多く、そのほとんどが手動であるリスティングは、「本当に出来ることは全部やったのか?」という問いかけに耐えられない状態のアカウントの方が多いのではないかと思います。
本日はリスティングを切り捨てるのか否か?の際の判断基準を書いていきたいと思います。出来ることをやれば、必ずや成果を上げてくれるだろうリスティング広告。安易に切り捨てる前に、深呼吸してみましょう。
リスティング広告のポテンシャル
冒頭で、獲得効率に関してはTOPクラスと言いました。もちろん理由があります。
数ある媒体の中で「能動的なユーザー」に向けて広告を打つことが出来るのは「リスティング広告」だけ、であるからです。
ディスプレイ広告ではその媒体の広告ネットワークに参加しているWEBサイトの広告『枠』に対して広告を打ちます。
SNS広告では、ユーザー眺めているフィード上に、設定したターゲティングにマッチするユーザーと判断された場合に配信されます。
ロジカドやスケールアウトのようなDSPについても同様です。ターゲティングに合うとされたユーザーに対して広告が配信されます。
このことからわかる様に、リスティング広告だけが持っている最大の特性は、「ユーザーが調べたものに対して広告を配信できる」ということです。
「検索」という行為と、「SNSのフィードを見る」や「サイトに訪れる」という行為を、【どれくらい能動的な行動か】という観点で比べてみましょう。
ユーザーが広告と接触するシチュエーションの中でこれほど「能動的な行為」を行っている場面は、ほかの媒体ではありません。
ユーザーの悩みや願望にお対して直接広告を配信できるという、理想的なフローである訳です。
リスティング広告に対する愛を語ったところで、チェックポイントを見ていきたいと思います。
リスティング広告でチェックしておきたいポイント
冒頭でリスティング広告と他の広告との違いをつらつらと述べました。
もういいです、はっきりいましょう。
「リスティング広告はマジでめんどい」
それ故に設定すべき機能や、押さえておくべきアップデートを放置していないかどうか。
アカウントの健康診断をまずは行っていきましょう。
Hagakure
言わずと知れたGoogleが推奨するアカウント構成です。
「シンプルかつまとまったアカウント構成にしなさい」というものです。
かつて流行した「1キャンペーン・1広告グループ・1キーワード」のような構成をとっていませんでしょうか?
よっぽどの理由がない限りはこの構成に従いましょう。
よっぽどの理由に関しては、3記事ほど費やしても終わらなさそうな気がしますので割愛しますが、ひとつ言えることはほぼ9割の人は「よっぽどの理由」には該当しないということです。
「1対1対1」の構成にはなってないよ、という方。次はキャンペーンの数について着目して下さい。
多すぎるなと感じたことはありませんか?または広告グループが細分化されすぎてはいませんか?少しでも思い当たる節がある方も、自分では判断が付きにくいと思います。一度、代理店のアカウント診断などを受けてみると良いかもしれません。
ちなみに肝心の代理店が「1キャンペーン・1広告グループ・1キーワード」をやってのけている場合もあります。そして9割はよっぽどの理由に該当しないと申しましたが、代理店も例外ではありません。
広告表示オプションを全て実装
最低でも「サイトリンク、コールアウト、構造化スニペット、価格表示オプション、電話番号表示オプション」等、5つの広告表示オプションについては実装して下さい。
サイトの状態やキャンペーンの種類によっては設定出来ないオプションが出てきますが、それでも4つ以上のオプション設定はマストといっていいでしょう。
そしてここが一番「サボって」しまうところでもあります。だからこそ差がつきやすいのもこのオプション部分であるといえます。
RLSAを実装
オーディエンスリストを適用するだけの簡単な作業です。これもキャンペーン開始時からマストでやるべき施策です。
なのですが案外、出来ていないアカウントは多いものです。まずはすべての訪問ユーザーリストから始めてみましょう。
KWの見直し
リスティング広告を敬遠する理由として、「CPCが高い」もしくは「高止まりしている」というものがあります。
「人が考えて捻出できるキーワード数は全体の3割」と言われています。マッチタイプでの絞り込み具合、キーワードの選定とメンテナンスを含めて、日々の分析をさぼらずに、テコ入れしていける余地はのこっていませんか?
配信エリアの適正化
エリア設定に関しては以前にも書きました。
▼配信地域設定についてはこちら▼
実店舗を構える場合には、くどいほどに商圏分析をするのに、リスティング広告となった瞬間にものすごくファジーな地域設定を放置しているというケースは多いです。意外と見逃していることも多いので、是非チェックして下さい。
リスティング×ディスプレイの併用で活路を見出す
リスティングとディスプレイは媒体としては別ですが、密接に関係しています。ディスプレイ配信で接触したユーザーの顕在化した需要に対しては、リスティング広告しか答えることが出来ません。潜在層に行ったアプローチを確実にものにする為にも、ディスプレイ広告との連携は検討する余地があると言えます。
まとめ
上記全てをクリアしているアカウントであれば相当優秀だと言えますし、その状態で成果が上がっていないのだとすればマーケティング全体の方向性を見直す必要も出てきます。
しかしながら大半のアカウントでは、何かしらクリアできていないポイントがあるかと思います。
そもそも設定項目が多いリスティング広告ですが、意味のない設定は一つもありません。Googleは「効果がない」と判断したものは、それがたった一つのオプションであろうが、事業全体であろうが、バッサリと切り捨てます。
出来ることをすべてやることで、それぞれの機能が噛み合い、結果としてよいパフォーマンスを発揮します。
正直な話、リスティング広告は「頑張り」がすべてです。どれだけ頑張って「やるべきことをクリアしていくか」にかかっています。
「まだ改善の余地があるが手が回らない」
若しくは
「どこに余地があるのか教えてほしい」
という場合は、是非一声お掛け下さい。
ねちねちと重箱の隅をつつくように、隅々まで診断させていただきます。(笑)
それでは!
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