気がつけば10月に突入しましたね。
世間は増税ムード…という程でもなく、いたって平凡に時が流れていくと感じる今日この頃。
増税に合わせて、キャッシュレス決済のポイント還元制度が導入されていますが、知ったかぶりをしつつ、上手く世間の波に乗ろうとしているイッシーです。
当たり前のように知られていることも、実はよくわかっていないことって意外とありますよね。
本日は、わかった気になってよくわからなかったアクセス解析の『直帰率』と『離脱率』についてまとめました。
直帰率や離脱率の言葉から【数値が高い=悪】のような印象を抱く新人マーケターも多いのではないでしょうか。
では、実際に直帰率や離脱率が高い状態は、本当に悪なのかを説明していきます。
直帰率とは
そもそも直帰率とは、流入先のページから始まった全てのセッションのうち、そのページだけが唯一のセッションだった割合のことです。
Googleアナリティクスのヘルプページでは、以下のように説明されています。
直帰率とは、1 ページのみのセッション数をすべてのセッション数で割った値のことです。つまり、すべてのセッションの中で、ユーザーが 1 ページのみ閲覧して、Google アナリティクス サーバーに対するリクエストを 1 回のみ発生させたセッションが占める割合のことです。
Googleアナリティクスヘルプ
相変わらず、初心者には優しくない言い回しですね。
これは”直帰率”という言葉の通り、ウェブサイトに訪問して1ページしか見ないで離脱してしまった割合。と覚えておきましょう。
離脱率とは
離脱率の前に、『離脱とは閲覧しているサイトから離れること』を指します。
そして離脱率は、ウェブサイトを訪れたユーザーがサイト内を回遊して最後に訪れたページの割合です。
離脱率について、Googleアナリティクスのヘルプページでは、以下のように説明されています。
離脱率は、個々のページのすべてのページビューで、そのページがセッションの最後のページになった割合を示します。
Googleアナリティクスヘルプ
直帰率と離脱率の違い
とてもわかりづらい直帰率と離脱率の違いについて、個人的には直帰率は理解できますが、どうにも離脱率に関して腑に落ちない日々が続きましが、ある日突然理解が追いつきました。
ゲームでもずっと同じ場所で詰まってたのに久々にやるとあっさりクリアしてしまうことありますよね、理由はよくわかりませんが…
いまいち、直帰率と離脱率の違いが掴めてないという方は、以下のように覚えていただければ、全体像が把握しやすくなるかと思います。
直帰はあくまで離脱の一部にすぎない!
1セッションに対して、直帰率は1ページで離脱する割合であり、離脱率はユーザーが訪問したすべてのページにつき、各ページごとで離脱してしまった割合です。
このように直帰率は全セッション、離脱率は全ページビューを基に算出しているので、このん2つは似て非なるものになります。
直帰率や離脱率が高くなってしまう原因
直帰率と離脱率の違いは、なんとなくわかってきたが具体的に何が原因で、数値が高騰してしまうのか。
以下にそれぞれ原因をまとめました。
「思ってたページと違う!!」
検索キーワードを入力して目的のタイトルを発見したが、開いてみると求めた情報がなくすぐに離脱してしまう。なんて経験はありますよね。
サイト流入時のイメージとランディング先の内容が一致していないと満足度が下がり、離脱してしまいます。
LPを作成する際は、タイトルとページの内容に整合性を持たせることを意識しましょう。
「リンクはどこ?次はどこに進めば良い?」
サイトの中にバナーや写真、動画も入っていたり、遷移するべきボタンが見つからない!という理由でそっと開いたページを閉じてしまったことはありませんか?
動線を意識せずに、素材やコンテンツを沢山盛り込んだり、遷移するボタンがわかりづらかったりすると離脱に繋がってしまいます。
ユーザーの導線を意識したページ構成を心がけましょう。
「ページが重すぎる!」
移動時間や仕事の休憩中など、隙間時間を利用してネットサーフィンをしている時に、魅力的なタイトルで自分のニーズと合致していても、読み込み時間があまりにも遅かったらイラっとしますよね。
読み込み速度はユーザーの満足度に大きく影響しますので、改善が必要だと感じたら早急に取り組むようにしましょう。
「え、スマホ仕様じゃない!?」
スマホが当たり前の時代にあまり無いかもしれませんが、スマホに対応していないサイトの場合ですと、PC用の画面サイズでスマホに表示されるので、文字が極端に小さかったり、画像が大きすぎて閲覧する気にならない!といって離脱されてしまう可能性が高くなります。
もちろん費用が発生するものなので、簡単にスマホ対応とは言えませんが、ウェブを駆使して事業展開を考えている場合は、必須で対応するべきでしょう。
「訪問したばっかりなのに行き止まり…」
稀にペライチのサイトがあり、当たり前ですが流入したものの、移動先がないのであれば離脱するしかありませんね。。
必要であれば、サイトのコンテンツを少しずつ増やしていきましょう。
「フォームの項目が多すぎる!」
予約や購入、問い合わせなどウェブ上の最終目的まで、ユーザーを誘導しても入力フォームが原因で離脱してしまったら目も当てられませんよね。
項目数が増えればそれだけ入力の手間も増え、入力した分たくさん個人情報が抜かれてしまうと不安になってしまうユーザーがいるので、本当に必要な項目以外は減らしていきましょう。
直帰率、離脱率が高いのは本当に悪なのか?
ここまでで、直帰率や離脱率が高くなってしまう原因が理解できたかと思います。
では、本日の主題でもある直帰率、離脱率が高いのは本当に悪なのか考えていきたいと思います。
直帰率の場合
例えばですが、「検索キーワードからウェブサイトに訪問したものの、自分の知りたい情報を得ることができない」ため離脱した場合。
これは、間違いなく『悪』ですよね。(語弊があるかもしれませんが)
しかし、同様のケースで「ウェブサイトに訪問し、とてもページに魅力を感じ満足して離脱、後日コンバージョンに至る」場合は、むしろしてやったりだと言えますが残念ながら直帰となってしまいます。
そのため、一概に直帰率が高くても、ユーザーがコンテンツに満足していないとは判断できないのです。
じゃあどうすれば良いんだ!
そう思わずにはいられませんよね。解決策として、直帰率と滞在時間を指標とすれば良いのです。
滞在時間は、ウェブサイト全体の数値から各ページまで確認することができます。滞在時間が長いことが絶対の正義とは言えませんが、直帰率が高いと感じたら必ず滞在時間とセットで確認するようにしましょう。
直帰率が高く、滞在時間も短いサイトは、様々なネガティブ要素を含んでいる可能性があるので改善が必要となります。
離脱率の場合
結論から言います、離脱率が高いと感じても特に慌てる必要はありません。
それはなぜか、と答える前に大前提として、離脱は100%起こりうるものだと認識しましょう。
ずっと同じサイトに停滞するユーザーなんて、絶対にいませんよね?なのでウェブサイトに訪問した以上、離脱は付きものなので多少の離脱率が上昇しても慌てる必要はありません。
しかし、申し込み完了の手前や注文画面で離脱率が高いのは、ウェブ担当者として見逃すと大損害を被ってしまう可能性があります。
特にコンバージョン獲得のために重要となる、フォームの設置しているページで離脱が高い場合は、せっかくの顧客獲得チャンスをむざむざ逃すのは非常にもったいないです。
なので、サイトの特性からここで離脱されては困る!という重要な箇所はしっかりと確認するようにしましょう。
まとめ
アクセス解析を行う際、よく混同される「直帰率」と「離脱率」についてまとめました。
どちらもページを訪問したユーザーがページを離れた割合を示しているものですが、内容は全然異なることがわかりました。
アクセス解析をする上で基本中の基本となりますが、基本が故に重要な内容です。
私のように、完璧に理解していないくせに、曖昧なままやり過ごせるなど、甘い考えは今すぐに捨てた方が身のためであると忠告しておきます。
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