こんにちは!部屋の湿度が70%オーバーで洗濯をしたくてもできず、洗濯物の山を眺めることが日課のイッシーです。
シンガポールから帰国して1週間が経った今もマリーナベイサンズ社外研修の余韻に浸ってます。
前回までFacebook社とGoogle社の訪問記を紹介させていただきました。
ふと自分の記事を振り返ると、ただ単に観光に行っただけだと勘違いされてしまうのではと焦りを感じました。
そこで、せっかく世界の大企業で受けた研修内容について皆さまにも共有しようと思います。
研修では、Facebook広告の効果を最大化するため、以下のポイントについて学びました。
・機械学習を促進するキャンペーン構成
・シグナルの計測
・モバイルに最適化したクリエイティブ
本日は、「機械学習を促進するキャンペーン構成」についてご紹介します。
Facebook広告のオークションとは
Webマーケティングに馴染みのない方は、オークションと言われてもあまりイメージが湧かないかもしれません。
Facebook広告のオークションとは、出稿した広告をどのユーザーに表示させるかを決めてくれるシステムです。
Facebook上に出稿される広告は、全世界同一の基準で例外なくオークションに参加します。そして、このオークションで広告枠を勝ち取らなければなりません。
オークションを勝ち抜いた者が、ビジネスを成功に導けるとお話されてました。それほど重要な役割をしているのですね。
では、どのようにしてこのオークション戦を勝ち抜かなければならないのか、3つの要素が重要となります。
1.広告主の入札単価
広告主の入札単価は、言葉通り広告主が広告枠を買うために支払う金額です。
2.推定アクション率
推定アクション率は、望ましいターゲットユーザーに対して広告を表示することを目的として算出される推定値です。ややこしい説明になりましたが、端的に説明すると、ユーザーが広告に対してなんらかの行動を起こしてくれるかどうかの推定です。
3.ユーザーにとっての価値
ユーザーにとっての価値は、広告の品質のことです。ユーザーがどれくらい広告に関心を持つと予測されるか、ユーザーと広告の関連度や品質が評価基準となります。
総合的な価値
「広告主の入札単価」「推定アクション率」「ユーザーにとっての価値」の3点から広告の総合的な価値が決まります。そして、この総合価値に応じてオークションの勝敗が決まります。
Facebook広告は、広告主だけではなくユーザーの視点からの価値も重要視しているため、このようなオークション方式にしているそうです。
機械学習を積極的に促進させる
Facebook広告は、機械学習を促進することで、広告配信を最適化することになります。
広告配信を最適化することは、アクションを起こしてくれるであろうユーザーを自動的に探し、配信してくれるということです。すなわち、オークションで広告枠を勝ち取るために重要となります。
機械学習を促進させ、広告配信システムを賢くさせるためにはデータ量の確保が必要不可欠です。
このデータ量は、十分なコンバージョン数と幅広いオーディエンスへのリーチの情報が含まれます。
機械学習に必要なコンバージョン数
研修の際、Facebook社が推奨する機械学習に必要なコンバージョン数は、1日あたり15件だそうです。
理想は、広告システムが十分な学びを得るために、1日15件コンバージョンを獲得できる余裕のある予算を広告セットで設定することを推奨しているそうですが、正直敷居が高いのではありませんか、Facebookさん…
予算に余裕がない場合
予算に余裕のある企業や、コンスタントにコンバージョンを獲得できるような商材を扱う企業ならまだ理解できます。しかし、少額でウェブ広告をはじめようとしている企業や、扱う商材が高額で1日に15件のコンバージョンなんて無理!という企業もたくさんあると思います。
そのような場合は、広告セットをまとめてオーディエンスを拡大しましょう。逆にやってはいけないことは、広告セットを各配置面ごとで分けてしまうと、予算やオーディエンスのサイズ感が小さくなってしまいコンバージョン獲得がより困難になるそうです。
広告配置面について
先述しましたが、広告セットを管理しやすいなどの理由で、FacebookやInstagramなどの配置面ごとにわけてしまうと、かえってパフォーマンスが悪くなってしまいます。
また、Audiences Networkなどを除外し、Facebookのみで広告配信をし、配置面を絞るのもパフォーマンスが悪くなってしまうようです。
実際に、Facebook社でデータをまとめたところ、配置面を限定して配信するよりも、複数面同時配信の方がCPMを75%も抑えることができているそうです。
個人的には、なんという衝撃的事実だったことか…勉強になります!
オーディエンス設定について
オーディエンスでは、同じキャンペーン内にある広告セットが競合となります。なので広告セット間で、オーディエンスが重複してしまうと、その分パフォーマンスが悪化してしまいます。
なので、以下の図のように広告セット内で重複している設定は、しっかりと確認をして除外しましょう。
「機械学習を促進するキャンペーン構成」パートの最後に、オークションに勝つために覚えておくべき言葉を教示いただきました。
Fewer,Bigger,Better
キャンペーン、広告セット数は少なく
オーディエンス、配置面は幅広く
語呂が良く、とても覚えやすいですね。まるで偉人の名言のように聞こえます。この記事をご覧になった皆さまも、明日からさっそく使ってみましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
Facebook広告のオークション、機械学習を促進するキャンペーン設定について、研修で教わった内容をご紹介しました。
コストを抑えて広告運用するためには、オークションを制する必要がある。オークションを制するためには、機械学習の促進が重要であることを理解いただけたかと思います。
随時、研修内容についてご紹介していきます。
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