新人マーケターの成長期

インプレッションシェア損失率について理解してますか?|Google広告

おはようございます。こんにちは。イッシーです。

社内ニートの呼び声が高い最近ですが、こっそり運用を担当していたりもします。

おいワンクルーズ!こんな未経験の新人なんかに任せるなよ!

そう思ったお客様、安心してください。しっかりついてますよ!(サポートが)

経験豊富の先輩方が、24時間私のアカウントを監視してくれているはずです♪

さっそく先日、先輩から

機会損失に気をつけてね〜

とアドバイスをいただきましたが、正直わかっていないまま2回返事をしてしまいました

事の重大性をよく理解していなかった私は、この機会に備忘録をかねて機会損失(インプレッションシェア損失率)についてまとめようと決意しました。

インプレッションシェアとは

インプレッションシェア損失率以前に、そもそもインプレッションシェアとは何だったか曖昧でした。(Google広告認定資格で学んだはずですが…)

インプレッションシェアとは、広告が表示される可能性があった合計回数(想定値)に対して、実際に広告が表示された回数の割合を言います。では、どうやって表示される可能性がった回数が算出されるのか疑問を抱くでしょう。

広告が表示されるかどうかは、ターゲット設定や承認状況、品質など多くの要因を総合的に判断して値が割り出されます。

本来は2000回表示予定だった広告が、実際に運用をしてみると1000回しか広告が表示されなかったとします。

以下の図のような計算となり、この場合インプレッションシェアは50%と算出されます。

この数値が大きい方が良いと様々な記事で言われていますが、それでもなぜインプレッションシェアの数値は大きい方が良いのか疑問でした。

単純に、インプレッションシェアの数値が大きいほど、配信したいユーザーに万遍なく広告を配信できるという認識でした。

インプレッションシェア損失率とは

インプレッションシェア損失率は、前述のインプレッションシェアの考え方でいけば、本来表示できる予定だったが制限がかかり、広告の表示ができなかった割合になります。

これがいわゆる機会損失というものです。

では、実際どのようにこちらの数値を確認すれば良いのかご紹介します。

広告のキャンペーン画面から「表示項目」をクリックし「競合指標」から選択できます。

ん?インプレッションシェア損失率にも「予算」と「ランク」の項目で分けられているが、どんな違いがあるのでしょうか。こちらの2パターンの説明は以下の通りになります。

インプレッションシェア損失率(予算)

インプレッションシェア損失率(予算)とは、本来予算が十分にある状態であったなら広告が表示された数に対して、実際に表示された数の割合を指します。

キャンペーンを設定する際、みなさま必ず1日の予算を決めるでしょう。

月の予算が30,000円で広告運用をする場合、通常であれば日予算を1,000円ほどで設定するはずです。ここで、仮にクリック単価が500円がデフォルトの競合がひしめくレッドオーシャンで戦おうとするには、日予算1,000円では約2クリックが精一杯となります。

1日2クリックでパフォーマンスが発揮できるなど、誰も思いませんよね。この場合、本来1日あたりの配信量に適した金額が20,000円だとすると、5%分しか配信できず損失率は95%となります。

※あくまで例として数値を出しておりますので、現実的にあり得ない数値だというご指摘はご愛嬌でお願いいたします。

インプレッションシェア損失率(ランク)

さきほど予算に対しての損失率でしたが、ランクによるインプレッションシェア損失率は、広告ランクが低いことが原因で、広告表示がされなかった割合のことを言います。

自社の広告ランクが、競合の広告ランクより劣っているが為に表示されなかったとも言えます。

損失率を0に近づけるには

序盤で、損失率が0に近い方が良いのか疑問を抱いたとお伝えしました。

しかし、この答えは単純明快!

CPAが改善され、CVを多く獲得できるようになるからです!

理由として、広告の配信は特に設定していない限り、日付が変わると同時にスタートします。機会損失が起きる場合、午前中から夕方前にはすでに日予算を消化しきってしまっていることが多いです。

ターゲットにもよりますが、1日のサイクルで一番ゆっくりと広告先のページを閲覧することができる時間は、大体仕事や家事がひと段落ついた頃ですよね。

午前中で配信が終わってしまうと、CVに繋がるであっただろうユーザーに一番都合の良い時間に広告を配信することができないのです。このサイクルに気づかずに運用してしまうと、悪循環に陥ってしまいます。

では、どうすることで機会損失を抑えることができるのか。

もっとも単純であり簡単な解決法は、予算をあげることです。日予算が原因で機会損失しているのであれば、本来適した日予算に設定することでしょう。また、入札金額と品質スコアで決まる広告ランクが原因の場合も、入札金額をあげることが単純かつ効果的な解決法だと言えます。

しかし、実際問題コストをそこまでかけることができないという広告主もいらっしゃるでしょう。そもそもリスティング広告は、少額の予算でも十分に大手とも勝負できることがメリットでした。

では、コスト以外でどう対策するのか。

それは、広告設定やキーワード、プレースメントの見直しを徹底し、無駄を省き、絞れるものは絞ることです。

さきほどあげたユーザーの1日のサイクルで考えた場合、明らかにクリックやCVに繋がらない時間を除外設定にして、パフォーマンスの良い時間帯に限定して配信することもできます。

また、パフォーマンスの悪いキーワードを停止、または編集することで効果が大きく変わる場合もあります。

広告にこれ以上コストをかけられないと悲観する時間があるならば、まずは自身のアカウント設定をとことん見直し、改善してみましょう。

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まとめ

今回は、備忘録もかねて機会損失についてまとめました。

自分自身も先輩のサポートに甘えてしまわないように、現在の状況でできる最善の一手をとことん追求していきたいと思います。

広告スペシャリストの道は、まだまだまだ続きます。

ABOUT ME
石川和希
ワンクルーズ初の出戻り社員!ワンクルーズ大好き芸人として活動する傍ら、広告運用やらなんやらしてます。三方よしの精神で日々業務に取り組んでいると自負しております!
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