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X(Twitter)APIで何ができる?できること・導入方法を解説

X(Twitter) APIは、ソーシャルメディアマーケティングにおいて欠かせない存在となっています。

しかしX(Twitter) APIとは何なのか、何ができるのかなどまだまだ知らない人も多いかと思います。

そこで本記事では、X(Twitter) APIとは何か、どんなことができるのか、そして導入方法まで初心者の方にもわかりやすく解説。

Twitterのフォロワーを増やしたい、顧客との関係を深めたい、そんなお悩みをお持ちの方はぜひ最後までご覧ください。

X(Twitter) APIとは

まずは X(Twitter) APIについて詳しく解説いたします。

X(Twitter) APIの概要

X(Twitter) APIは、外部のアプリケーションがX上の機能やデータを利用できるようにする仕組みを指しています。

そのため、 X(Twitter) APIを使うとWEB版のX(Twitter)やアプリを利用せずとも、外部のアプリケーションを通じて、ツイートする、タイムラインを取得する、いいねする、リツイートするなどの操作を行うことが可能に。

例えば、 X(Twitter) APIを利用しているツールには、次のようなものがあります。

X運用管理ツールXの予約投稿や投稿の承認などができるツール
Xキャンペーン支援ツールキャンペーン参加ツイートを収集、当選者にDM送信ができるツール
トレンド分析ツールX上のトレンドや反応を分析するツール
XログインXのログイン情報を使って他サービスにログインできるサービス
X bot自動的に投稿・収集などを行うbotツール

X(Twitter) APIでできること

X(Twitter) APIを活用すると、次のようなことが可能になります。

ツイートの投稿、検索、取得自社のアカウントからツイートを投稿したり、特定のキーワードやハッシュタグでツイートを検索したりすることができます。
ユーザー情報の取得ユーザーのプロフィール情報(名前、ユーザー名、プロフィール画像など)を取得できます。フォロワーやフォローしているユーザーの一覧も取得可能です。
ダイレクトメッセージの送信APIを使って、他のユーザーにダイレクトメッセージを送信できます。顧客対応やキャンペーンの告知などに活用できます。
リストの操作Xのリストを作成、編集、削除することができます。特定のテーマやユーザーでリストを作成し、情報を整理することができます。
分析X上のトレンドを分析したり、自社のブランドに対する世間の反応を分析したりすることができます。

有料化に伴い起きていること

2023年2月2日、X社はX(Twitter) APIの有料化を発表しました。これにより、これまで無料で利用できたAPIは有料プランへの加入が必須となりました。

有料化に伴い、以下の変化が生じています。

APIの利用制限無料プランではAPIの利用回数や取得できるデータ量に制限が設けられました。本格的な開発を行うには、有料プランへの加入が不可欠です。
開発環境の変化無料で利用できたAPIの機能が制限されたり、一部の機能が有料プランに限定されたりしました。開発者は、この変化に対応するためにアプリケーションの修正が必要になる場合があります。
コストの増加APIの利用には費用がかかるため、開発コストが増加します。
コミュニティの変化無料で利用できたAPIが有料化されたことで、コミュニティの活性が低下する可能性も指摘されています。

有料化は、主に開発者にとって大きな影響があり、開発環境やビジネスモデルの見直しを迫られている状況です。

X Premium(X blue)との違い

X Premium(X Blue)は、月額料金を支払うことで利用できるサブスクリプションサービスです。

一方、X(Twitter) APIは、開発者がアプリケーションを開発するために利用するツールです。

対象 X Premiumは一般ユーザーが利用するサービスであり、X APIは開発者が利用するサービスです。
機能 X Premiumは、青いバッジの取得やツイートの編集など、ユーザー向けの機能が提供されます。 X(Twitter) APIは、Xのデータを活用して独自のアプリケーションを開発するための機能が提供されます。
料金 X Premiumは月額料金制ですが、X APIは利用状況に応じて料金が変動します。

X Premiumは、Xユーザーの使い心地を向上させるためのサービスであり、 X(Twitter) APIは開発者がXの機能を拡張するためのツールであるという点が異なります。

X(Twitter) APIのプラン別の料金・機能

2023年2月の有料化以降、X(Twitter) APIは、無料プラン、Basicプラン、Proプラン、Enterpriseプランという4つのプランに分かれて提供されています。

それぞれのプランで利用できる機能や料金が異なるため、ご自身の目的に合ったプランを選ぶことが重要です。

【Freeプラン】

X(Twitter) APIのFreeプランは、無料で利用できる基本的なプランです。このプランでは、主に「ツイートの投稿」と「ツイートの削除」が行えるようになっています。

以下に、このプランの主な特徴を紹介します。

Freeプランの特徴

ツイート投稿 月間1,500件までのツイートが投稿可能です。ただし、1日にAPI経由で投稿できるツイート数は50件までとなっています。
Xログイン機能の利用 FreeプランでもXログイン機能を利用することができます。
ツイート削除 投稿したツイートの削除も可能です。こちらも1日にAPI経由で削除できるツイート数は50件までとなっています。
アカウントデータの取得 一部、自身のアカウントデータ(フォロワー数やフォロー数など)を取得することができます。

Freeプランがおすすめな人

シンプルなBotの運用や、特定の目的で自動ツイートを行いたい方には、このプランが最適です。

無料で利用できるため、まずはこのプランで試してみて、自分の用途に合った機能があるかどうかを確認すると良いでしょう。必要に応じて、上位の有料プランへのアップグレードも検討してみてください。

【Basicプラン】

X(Twitter) APIのBasicプランは、より多機能で柔軟なAPI利用を希望するユーザー向けの有料プランです。

Freeプランと比べて、利用できる機能や制限が拡大されています。以下に、このプランの主な特徴を紹介します。

Basicプランの特徴

ツイート投稿 月間で最大5,000件のツイートが投稿可能です。API経由での1日の投稿数はFreeプランと同様に50件までですが、投稿可能な全体数が増加しています。
Xログイン機能の利用 引き続きXログイン機能を利用可能です。ユーザーの認証を容易に行えます。
ツイート削除 投稿したツイートの削除も、1日50件まで可能です。
アカウントデータの取得 フォロワー数やフォロー数に加えて、より詳細なアカウントデータの取得が可能です。これにより、アカウントの分析や運用に役立てることができます。
APIの利用制限緩和 Basicプランでは、APIの利用制限がFreeプランよりも緩和されており、より多くのリクエストを行えます。

Basicプランを利用するべき人

  • より多くの自動ツイートや削除を行いたい方: 月間の投稿数が増加するため、頻繁にツイートする必要がある場合に適しています。
  • 複数のアプリケーションを運用する方: 1つのアカウントで複数のアプリケーションを管理したい場合、このプランが役立ちます。
  • より詳細なアカウントデータを活用したい方: アカウント分析やビジネス用途で、詳細なデータが必要な場合に最適です。

Basicプランは、シンプルな自動化以上の機能を求めるユーザーに適しており、Freeプランで物足りない場合には、このプランを選択することで、より柔軟にX(Twitter) API を活用できるようになります。

【Proプラン】

X(Twitter) APIのProプランは、より高度な機能と柔軟性を求める開発者や企業向けの有料プランです。

このプランでは、大量のデータ取得や投稿が可能となり、ビジネス規模での利用をサポートします。以下に、このプランの主な特徴を紹介します。

Proプランの特徴

ツイート投稿 月間で最大50,000件のツイートが投稿可能です。1日あたりのAPI経由投稿数はFreeおよびBasicプランよりも大幅に増加し、より頻繁なツイートが可能です。 (上限は非公開)
Xログイン機能の利用 他のプランと同様にXログイン機能を利用可能ですが、Proプランでは大規模なユーザー認証をサポートします。
ツイート削除 投稿したツイートの削除も可能で、1日あたりの削除件数の制限も大幅に緩和されています。 (上限は非公開)
アカウントデータの取得 Proプランでは、さらに詳細で大量のアカウントデータを取得できます。これには、リアルタイムのデータ分析やマーケティング戦略の立案に役立つデータが含まれます。
APIの利用制限緩和 Proプランでは、APIの利用制限が最も緩和されており、大量のリクエストやデータ処理が可能です。また、エンタープライズレベルでのサポートも提供されます。

X(Twitter) APIのProプランが向いている人

  • 大規模な自動投稿や削除を行いたい方: 月間の投稿数や削除数が大幅に増加するため、頻繁にツイートや管理を行う企業やプロジェクトに向いています。
  • 複数の大規模なアプリケーションを運用する方: 25件までのApp IDが利用可能なため、大規模なプロジェクトや複数のクライアントを扱う場合に最適です。
  • 詳細かつ大量のアカウントデータが必要な方: マーケティングのために、より詳細なデータを活用したい企業に向いています。

Proプランは、X(Twitter) APIをビジネスや高度なプロジェクトで最大限に活用したい方に適しており、最も高機能で柔軟なプランとなっています。

【Enterpriseプラン】

X(Twitter) APIのEnterpriseプランは、最大規模の機能とサポートを提供する、企業向けの最高級プランです。

以下に、このプランの主な特徴を紹介します。

Enterpriseプランの特徴

ツイート投稿 月間で最大200,000件以上のツイートが投稿可能です。1日あたりのAPI経由投稿数も大幅に増加しており、大規模な自動投稿が必要な企業に最適です。
Xログイン機能の利用 Enterpriseプランでは、大量のユーザー認証をサポートするため、グローバル規模のプロジェクトでも安定した運用が可能です。
ツイート削除 大量のツイート削除が可能で、1日の削除件数にも大きな余裕があり、投稿内容の管理がより柔軟に行えます。
アカウントデータの取得 Enterpriseプランでは、最も詳細で包括的なアカウントデータを取得することが可能です。これには、過去のツイートデータや高度な分析用のデータも含まれ、マーケティングやビジネス戦略の立案に大いに役立ちます。
カスタムAPIエンドポイント 特定のニーズに合わせてカスタマイズされたAPIエンドポイントを提供し、企業独自のワークフローに統合できます。
専用サポート Enterpriseプランでは、専用のサポートチームが付き、企業のニーズに合わせたサポートを提供します。これには、24時間体制の技術支援や、エンタープライズ向けのサービスレベルアグリーメント(SLA)が含まれます。

Enterpriseプランを利用するべき人

  • グローバル規模で大量のデータを処理する必要がある企業: 大規模なデータ処理や、全世界に向けたリアルタイムのマーケティング活動を行う企業に最適です。
  • 多くのアプリケーションやプロジェクトを一元管理したい企業: 無制限のApp IDにより、複数のプロジェクトやクライアントの管理が効率的に行えます。
  • 専用のサポートが必要な企業: 24時間体制の技術支援や、カスタムソリューションを必要とする企業に向いています。

Enterpriseプランは、最大規模のプロジェクトを支えるために設計されており、企業のニーズに応じた最適なサポートと機能を提供します。

X(Twitter)APIの利用方法

次にX(Twitter)APIの利用方法を解説します。

無料プランの利用開始手順

X(Twitter)APIのFreeプランに加入したい場合は、以下の手順で申請します。

  1. 「X Developer Portal」にアクセス
  2. 「Find the right access for you」のFreeプラン下にある「Get started」をクリック
  3. 画面に従って必要事項を入力(利用目的、利用規約への同意など)
  4. 「Submit」(送信)をクリック
  5. 審査開始
  6. 承認が下りたら利用の開始が可能

有料プランの利用開始手順

有料プランはAPIの利用経験の有無で手順が異なります。

【API利用経験あり】

すでにX(Twitter)APIの旧プランなどに加入している場合は、手続きが比較的簡単です。以下の手順を参考にしてください。

  1. 「X Developer Portal」にアクセス
  2. X(Twitter)APIのアカウントにログイン
  3. プランを選択して「Upgrade」をクリック
  4. 画面に従って必要事項を入力(利用目的、利用規約への同意など)
  5. クレジットカード情報を入力して「Save payment method」をクリック
  6. 審査に通れば登録完了

すでにX(Twitter)APIを利用している際は審査落ちになる可能性は低いといえます。

しかし、上位のプランに移行する場合は審査が厳しくなるケースも想定しておいたほうがよいでしょう。

審査落ちの理由としては、質問内容と回答が対応していない、内容に具体性がないなどが挙げられます。

【API利用経験なし】

現在、X(Twitter)APIのプランに加入しておらず、有料の新プランに入りたい場合は、以下の手順で申請します。

  1. 「X Developer Portal」にアクセスする
  2. 「Find the right access for you」から加入したいプランを選ぶ
  3. 「Subscribe now」(Basic、Pro)または「Apply now」(Enterprise)をクリックして申請手続きへ
  4. 画面に従って必要事項を入力(利用目的、利用規約への同意など)
  5. クレジットカード情報を入力して「Save payment method」をクリック
  6. 承認されれば登録完了

まとめ

X(Twitter) APIは、Twitterのデータを活用して様々な開発ができる強力なツールです。

ツイートの投稿や検索、ユーザー情報の取得など、幅広い機能を提供します。

しかし、2023年の有料化以降、利用料金や機能に変化が生じています。

この記事では、X(Twitter) APIの基本的な概念から、有料化による影響、そして具体的な活用方法までを解説しました。

APIの導入を検討されている方は、ぜひこの記事を参考に判断してみてください。

ABOUT ME
佐々木 勇輔
SEOとSNSを活用したブログ運営を経て、WEB広告の魅力に惹かれ2024年にワンクルーズへ参画。現在はtoB/toC問わず様々な商材の広告運用を担当。Meta・Google・Yahoo!・LINE・Logicadなど多数の媒体に触れてきましたが、今一番好きなのはGoogle!
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