飲食店の店舗やブランドはユーザーとの接点を増やすため、LINE公式アカウントを活用することが多いです。この公式アカウントは店舗や企業の人が配信内容などを設定していますが、これを複数人で管理する方法をご存じでしょうか?1人よりも複数人で管理したほうが楽になりますし、運用の精度や効率を上げることも可能です。今回はLINE公式アカウントを運用している方向けに、「複数人でLINE公式アカウントを運用する方法とメリット」をお伝えします!
LINE公式アカウントを複数人で管理する方法
ここではLINE公式アカウントを複数人で管理する方法と、その具体的な設定についてご説明します。
LINE公式アカウントって何人まで管理できるの?
結論、100人まで「管理者」の追加が可能です!そんな必要…?ってくらい追加できますね(笑)また、後述しますが「管理者」はアカウント運用をする際に全ての権限を持っているため、この人数が増えるほど業務をより分担できるようになります!
LINE公式アカウントの権限って何種類くらいあるの?
LINE公式アカウントには下記の4つの権限があります。
・「管理者」
・「運用担当者」
・「運用担当者(配信権限なし)」
・「運用担当者(分析の閲覧権限なし)」
付与されている権限ごとに閲覧できるデータや操作の種類に制限がかけられており、具体的には下記の表で分けられています。
管理者
「管理者」は全ての権限を持っている唯一の役割で、他の権限でできることに加えてメンバー管理も行うことが出来ます。これは実際の店舗の店長さんや本社の社員など、アカウント運用の上流の方がなることが多いでしょう。
ただ冒頭でお話したように、「管理者」は最大100人なることが出来ます。これは、公式アカウントの友達数が莫大になるほど管理・分析の手間が増していくからでしょう。現に友達数トップの「LINEスタンプ」で7,767万人、「楽天市場」で5,632万人と、とても数人じゃ対応しきれそうにない友達の量ですね…こういったケースに備え、管理者を増やし効率的に運用を行う必ことも場合によっては必要です。
運用担当者
「運用担当者」は「メンバーの管理」以外の全ての操作を行うことが出来ます。「管理者」は店長や本社の正社員など、ある程度権限や責任が伴う方がなることが多いです。ほぼ出来ることが同じであるものの、その点で「運用担当者」は実際に運用する現場スタッフというイメージが近いです。
運用担当者(配信権限なし)
前に説明した「運用担当者」に対して、「メッセージ配信」や「LINE VOOMの投稿」など外部に露出する業務を「運用担当者(配信権限なし」は行うことが出来ません。ただ外部へ露出する業務は行えないものの、友達数の推移や配信結果の分析などは行うことが出来るため、運用初期のメンバーなどに割り振る権限としては適しています。
運用担当者(配信権限なし)
どちらかというと、この「運用担当者(分析の閲覧権限なし)」は、外部に業務を委託しているケースに適しています。「メッセージの作成・配信」や「LINE VOOMの投稿」などを行う人手が不足しているものの、実際の友達数や配信結果などが見られたくない場合にはこの設定にするのが望ましいです。
「権限」ってどうやって付与するの?
1)媒体管理画面の「設定」→「権限設定」をクリック
2)「メンバーの追加」をクリック→「URLを発行」を選択。発行された認証用URLを追加したいユーザーへメールなどで共有
これらの手順を踏むことで、従業員や社員に権限を付与することが出来ます。今回はPC画面で説明してきましたが、携帯端末からも権限を付与することが出来ます。急遽外出先で対応が必要になった際に「PCがないから何もできない…」なんてことがないのはめちゃくちゃ安心です!
「権限」を付与できない時はどうしたらいいの?
メンバーに権限を付与できないときは、以下のような要因が考えられます。
- 100名以上のメンバーに権限を付与しようとしている
- 発行した「権限付与用のURL」の有効期限が切れている
- すでに別の人が「権限付与用のURL」で認証している
- 権限がない状態で付与しようとしている
100名以上のメンバーに権限を付与しようとしている
「管理者」だけでなく、「運用担当者」以下も各役職ごとに100名ずつしか権限を付与することができません。役職が4つあるので、権限を付与できる最大人数は400人ですね!これを超えることはあまりないと思いますが、「権限が付与できない…」となった際には確認してみてください!
発行した「権限付与用のURL」の有効期限が切れている
先ほど説明した流れで発行した「権限付与のためのURL」は24時間で有効期限がすぎてしまいます。URLからうまくページが遷移しないと思ったときは、再度URLを発行してもらうようにしましょう。
すでに別の人が「権限付与用のURL」で認証している
あまり起きないケースかもしれませんが、自分宛に発行されたURLで別の人が認証していた場合には、再度URLを発行していただく必要があります。誤って別の人のURLを使用しないためにも、「個人チャットでやりとりする」などして管理するのが良いと思います。
権限がない状態で付与しようとしている
メンバーに権限を付与できるのは「管理者」のみなので、自分が「管理者」であるかどうか再度チェックしてみましょう。もし「運用担当者」であればいくら頑張っても権限を付与できないので、この点には注意しましょう
複数人で管理するメリットと分担例
複数人でアカウントを管理する最大のメリットは、「作業を分担できる」ことです!具体家期には下記のような役割分担ができます。
権限 | 役割 | |
オーナー、本社の社員 | 管理者 | 全体の管理や予算の執行 運用方針の策定、予算の管理・調整 |
店長 | 管理者 | メンバーが作成した下書き投稿をチェックし、問題なければ配信する。 分析を踏まえ「管理者」で戦略の検討をする。 |
スタッフA | 運用担当者 (配信権限無し) |
実際のユーザーに配信する投稿内容を考えて、下書きを作成する。 過去の配信結果の分析を行う。 |
スタッフB | 運用担当者 (配信権限なし) |
スタッフAのサポートを行う。Aが休みの時は代わりに投稿内容等を作成する |
外部スタッフC | 運用担当者 (分析権限なし) |
イラストや画像加工など、自社で行なえないものを外部に依頼。外部の人間だから「友達」の名前など分析情報は開示しない |
当然ですがお店は本来の営業の業務があるので、公式アカウントの運用にそこまで時間をかけられないと思います。ですが飲食店などでは集客方法を増やすことが重要になっていると思うので、表の用に運用作業を分担してできる限り負担を少なくすることがベストでしょう。
複数人で管理する際の注意点
運用作業を分担することで効率的に運用をしていくことが出来ますが、下記の点に注意する必要があります。
- ユーザー権限の管理を適切に行う
- 役割分担の明確化をする
ユーザー権限を適切に管理する
スタッフの経験や責任の度合いに応じて「権限」を付与する必要があります。例えばアルバイトの社員に対して「管理者」の権限を付与したとします。そこでもし「アカウントの削除」や「パスワードの漏洩」、「ユーザーへの不適切な返信」などがあった場合に、アルバイトでは責任を取ることが出来ません。
当然ビジネスとしてLINE公式アカウントを活用しているので、責任に応じてユーザーの権限を管理することが必用です。
役割分担の明確化
「管理者」や「運用担当者」などは、公式アカウントを運用するうえで多くの業務を行えます。ですが、スタッフが増えていく中で投稿内容の作成やメッセージの返信などを「誰が・なにを・いつまでに」やるかしっかりと分担しないと、最悪トラブルになる可能性があります。
こういった問題を起こさないためにも、事前に役割分担を明確化して、各々の業務をはっきりさせておくとよいでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
LINE公式アカウントは飲食店などの店舗やブランドとユーザーの接点を増やすために有効ですが、意外と工数が多くて手間だったりします…そんな時に「複数人」で運用できるよう準備しておくと効率的に業務を行えますし、炎上対策にもつながるはずです!より安全に、コスパよく集客につなげるために、LINE公式アカウントを活用してみましょう!
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