TikTok(運用)

TikTokのハッシュタグの付け方は?メリットや注意点も解説

若者を中心に人気のある動画投稿SNS「TikTok(ティックトック)」。多くのユーザーにアプローチできるため、自社ブランドの認知度アップや売上向上を目的に活用している企業や店舗も少なくありません。

そんなTikTokでは、ハッシュタグを使ってより効果的に投稿をアピールすることができます。しかしTikTokの運用に慣れていない方の中には、「TikTokのハッシュタグの付け方が分からない」「TikTokでハッシュタグを使うメリットや注意点を知りたい」という方も多いのではないでしょうか。

本記事では、TikTokのハッシュタグの基礎から付け方、メリットや注意点まで詳しく解説していきます。TikTokのハッシュタグを使いこなして、より多くの人に自分の投稿を知ってもらいましょう。

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TikTokの「ハッシュタグ」とは

TikTokのハッシュタグとは、「#(シャープ)」マークをつけた単語やフレーズのこと。投稿者は、「#写真好き」や「#おうちカフェ」などのように、自分の投稿に関連するキーワードをハッシュタグとしてつけることができ、キャプションの下に羅列する形で表示されます。

これにより、同じハッシュタグをつけた他のユーザーの投稿と一緒に表示され、投稿の分類や検索がしやすくなります。ハッシュタグに決まったルールはなく、オリジナルのブランド名や言葉を記載することも可能です。特定のハッシュタグを使った投稿が多くなってそのハッシュタグ自体がトレンドになり、アクセス数が急増するケースも少なくありません。詳しいメリットは後ほど解説しますが、ハッシュタグは、自分の投稿をより多くの人に知ってもらうための有効な手段として使われています。

また、ハッシュタグは、TikTokに限らず他のSNS(TwitterやInstagramなど)でも幅広く使われています。

TikTokハッシュタグの付け方

TikTokのハッシュタグの付け方を詳しく解説します。

まず、TikTokアプリを開き、画面下部にある「」ボタンをタップしましょう。

すると撮影画面が開くので、動画や写真を撮影するか、右下にある「アップロード」をタップしてすでにスマホに保存されている動画や写真を選択します。

動画・写真の撮影もしくはアップロードが終わると編集画面が表示されるため、動画の切り取りや音源の追加を行いましょう。編集が終わったら、右下にある「次へ」をタップします。

投稿の設定を行う画面が表示されるため、ここでハッシュタグの設定をします。まずはキャプションを入力する場所の左下にある「#ハッシュタグ」をタップしましょう。

表示された「#」に続くように、自分が入力したい単語やフレーズを入力します。下に表示されたハッシュタグをタップすると太文字に変わり、これでハッシュタグの設定が完了です。

例えば自分が読んだおすすめの本を紹介する動画を投稿したい場合、「読書」などと入力すると良いでしょう。キーワードを入力するとそれに関連する単語とTikTok上の視聴回数が表示されるため、参考にしてみてください。

今回は、「読書」と入力して出てきた「#読書」と「#読書好きと繋がりたい」をハッシュタグとして設定しています。

設定したいハッシュタグが入力されていることを確認したら、「投稿」をタップ。

これでハッシュタグ付きの動画・写真の投稿が完了しました。投稿後は念の為、投稿内容を確認し、ハッシュタグが正しく表示されているかをチェックしましょう。

TikTokハッシュタグを付けるメリット

TikTokではハッシュタグを付けることが推奨されていますが、ハッシュタグにはどんなメリットがあるのでしょうか。TikTokハッシュタグを付ける3つのメリットを解説します。

ハッシュタグで検索された際に投稿が表示される

TikTokでは、ユーザーがハッシュタグで検索すると、そのハッシュタグが付いた投稿が一覧で表示されます。つまり、自分が投稿した動画にハッシュタグを付けることで、そのハッシュタグで検索されたときに自分の投稿が表示される可能性が高まるのです。これにより、自分の投稿を多くの人に見てもらえる可能性が高まります。

ターゲット層のおすすめ欄に表示される可能性が上がる

TikTokは、ユーザーのアクションや興味に応じて、おすすめの投稿が表示される仕組みになっています。例えば、TikTokでグルメを探していることが多い東京のユーザーには「#東京グルメ」「#新宿ランチ」などのハッシュタグが付いた投稿が、ファッションに関する動画をよく閲覧しているユーザーには「#ファッション」「#春コーデ」などのハッシュタグが付いた投稿が多く表示されます。

ターゲット層に向けた適切なハッシュタグを設定することで、より効果的なマーケティングが可能となるのです。

TikTokのトレンドに乗りやすくなる

TikTokでは、ユーザーが頻繁に使っているハッシュタグが「トレンド」として表示されます。トレンドに乗れば、より多くの人に自分の投稿を見てもらえたりフォロワー数が増えたりするチャンスが生まれるため、活用しない手はありません。

また、自分が作ったオリジナルのハッシュタグがトレンドに乗れば、自分のアカウントの露出にもつながります。

効果的なTikTokハッシュタグを付けるためのポイント

ハッシュタグは非常に重要な役割を果たしますが、ただむやみにハッシュタグを付ければいいわけではありません。効果的にTikTokを運用するためには、以下の4つのポイントを意識してハッシュタグを付けましょう。

  • トレンドのハッシュタグを付ける
  • 人気のあるハッシュタグを付ける
  • 複数のハッシュタグを付ける
  • 3種類のハッシュタグをバランス良く付ける

それぞれ詳しく解説します。

トレンドのハッシュタグを付ける

TikTokには、ある一定期間において注目されている、いわゆる「トレンド」のハッシュタグが存在します。例えば、特定の企業のキャンペーン企画や、流行りのドラマや映画に関連するハッシュタグなどが挙げられるでしょう。

このようなトレンドに沿ったハッシュタグを付けることで、そのトピックに興味を持っている多くのユーザーに投稿を見てもらえる可能性が高まります。トレンドのハッシュタグはTikTokアプリの検索欄にも表示されているため、投稿前に一度チェックしてみてください。

人気のあるハッシュタグを付ける

TikTokには、時期に関係なく人気のハッシュタグがあります。例えば、「#おすすめにのりたい」「#fyp」(「For You Page」の略)「#vlog」などは多くの人が既に使用していて、検索数も多いです。人気のあるハッシュタグを付けることで、より多くの人に見てもらえる可能性が高まるでしょう。

ただし、「付けるだけで絶対にバズるハッシュタグ」なんてものは存在しません。また、あまりにも人気がありすぎるハッシュタグを使用すると他の投稿に埋もれてしまう可能性があるため、適度な人気度のハッシュタグを選ぶことが重要です。

複数のハッシュタグを付ける

TikTokでは、1つの投稿に対して複数のハッシュタグを付けることができます。複数のハッシュタグを付けることで、検索されやすくなり、その分投稿を見てもらえる確立も上がります

例えば、先ほど例に挙げた「自分が読んだおすすめの本を紹介する動画」に付けるハッシュタグを考えてみると、「#読書」「#読書好きと繋がりたい」「#おすすめ本」「#本紹介」など、さまざまなものが挙げられるでしょう。複数のハッシュタグを付ける際には、キーワードを細分化して考えるのがおすすめです。

3種類のハッシュタグをバランス良く付ける

TikTokのハッシュタグは、検索ボリュームの観点で、「ビックタグ」「ミドルタグ」「スモールタグ」の3つに分類されます。以下の表は、それぞれの特徴をまとめたものです。

種類 検索数・競合数 上位表示のされやすさ
ビッグタグ(ビッグワード)
ミドルタグ(ミドルワード)
スモールタグ(スモールワード)

ビッグタグは検索数が多いため幅広くアプローチできる可能性が高いですが、その分競合も多く、他の投稿に埋もれてしまう可能性も高いです。一方、スモールタグは上位表示こそされやすいものの、そもそもの検索数・閲覧数がビッグタグやミドルタグに比べて劣ります。

そのため、1つの投稿に対して3つのタグをバランス良く付けることが大切です。

TikTokハッシュタグを付ける際の注意点

最後に、TikTokハッシュタグを付ける際の注意点として、以下の4点を紹介します。

  • 動画の内容と関係無いハッシュタグは付けない
  • 投稿後はハッシュタグの変更ができない
  • ハッシュタグを入れすぎない
  • PDCAを回し続ける

これらを意識して、効果的なTikTok運用を目指しましょう。

動画の内容と関係無いハッシュタグは付けない

人気のハッシュタグだからといって、なりふり構わず付けて良いというものではありません。例えば「#ファッション」というハッシュタグが付いているのにも関わらず料理動画が投稿されていたらどうでしょうか。視聴者に対して不誠実な印象を与えてしまい、かえって逆効果になる可能性があります

TikTokに限らず、ハッシュタグを付ける際には動画の内容に沿ったものを付けるようにしましょう。

投稿後はハッシュタグの変更ができない

TikTokでは、動画や写真を投稿した後にハッシュタグを変更することができません。一度投稿した動画でも再投稿すればハッシュタグを修正できますが、それだとせっかく投稿した動画や写真を削除することになる上、再投稿に手間や時間がかかります。

事前に投稿文をチェックしたり、投稿前にダブルチェックできる体制を整えたりしておくことが大切です。

ハッシュタグを入れすぎない

ハッシュタグは付ければ付けるほど効果が高まると考える人も多いですが、実はそうとも言い切れません。ハッシュタグが多い投稿は視聴者にとって見づらく、違和感を与えてしまうのが原因だと考えられています。

1つの投稿に付けるハッシュタグの数は、3〜6個程度にしておきましょう。ビッグタグ・ミドルタグ・スモールタグをそれぞれ1〜2つずつ付けるのがおすすめです。

PDCAを回し続ける

TikTokでは次々に新しいトレンドが生まれるため、一度流行したハッシュタグでも、数日後にはほとんど閲覧されないというケースも珍しくありません。

そのため、一度投稿した動画や写真のデータを分析し、次にどんなハッシュタグを付ければいいのかを考えることが重要です。いいね数や保存数の数字を把握することで、視聴者の反応を見極め、適切な改善点を見つけることができます。

常にPDCA(「計画(Plan)」「実行(Do)」「検証(Check)」「改善(Action)」)を回し続け、流行に乗り遅れないように注意しましょう。

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まとめ

TikTokのハッシュタグには、検索時に投稿が表示されやすくなる、ターゲット層のおすすめ欄に表示される可能性が上がる、TikTokのトレンドに乗りやすくなるなどのメリットがあります。

本記事で紹介したハッシュタグの付け方を参考に、トレンドや人気のハッシュタグを活用して、効率的なTikTok運用を目指しましょう。ハッシュタグを複数付けること、3種類のハッシュタグ(ビックタグ・ミドルタグ・スモールタグ)をバランス良く付けることも重要です。

また、TikTokハッシュタグを付ける際には、動画の内容と関係無いハッシュタグを付けたり、ハッシュタグを入れすぎたりすることは避けましょう。また、投稿後はハッシュタグの変更ができないため、注意してください。

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