数秒〜数分の短い動画でインパクトを与え、商品・サービスの認知拡大や売上増加に効果的なTikTok(ティックトック)広告。
しかし、TikTok広告には審査があり、審査を通らないと広告は配信されません。中には実際に審査に落ちてしまい、対処法が分からないという方も多いのではないでしょうか。TikTok広告の審査は他のSNS広告やリスティング広告とは基準が異なるため、事前にきちんと理解した上で広告を配信することが重要です。
そこで本記事では、TikTok広告の審査について解説するとともに、審査に落ちてしまう原因や対処法をご紹介!これから審査する方はもちろん、審査に落ちてしまって困っている方にも参考になる内容になっているため、ぜひチェックしてみてください。
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TikTok広告の審査とは
Twitter・FacebookなどのSNS広告やGoogle・Yahoo!などのリスティング広告を運用したことがある方ならイメージがしやすいと思いますが、TikTok広告に限らず、広告には審査が存在します。配信できないコンテンツやユーザビリティの低いページなど、ポリシーに反しているものを審査で除外することで、プラットフォームとしての質を保っているのです。
TikTok広告の審査は、他のSNS広告などと同じように、ターゲットや予算、クリエイティブなどの情報を全て入稿した後に行われます。通常1〜2営業日程度で審査が終わり、問題がなければそのまま広告が配信されるという仕組みです。
TikTok広告の場合は動画の長さや音声の有無も審査の通過に関係するため、他のSNS広告と比べて審査が厳しいと感じることもあるでしょう。厳格なポリシーを理解し、違反しないクリエイティブを作成することが重要です。
TikTok広告の審査を通過するためのチェックリスト
TikTok広告を配信するためには、以下のチェックリストの内容を満たしている広告クリエイティブが必要です。これから広告のクリエイティブを作成するという方は、ぜひ参考にしてください。
- 広告クリエイティブ・コピーに使用される言語が、配信対象ロケーションの公用語である
- 広告クリエイティブ・コピー・表示名の中に、記号や間違った言葉の綴りがない
- 広告クリエイティブ・コピー・表示名の中に、誤解を招くような言葉がない
- 広告クリエイティブ・コピー・表示名の中に、アプリでサポートされていない操作(上にスワイプしてダウンロード、マウスカーソルを表示など)を実行するようユーザーにアドバイスする内容がない
- 静止画規定と動画規定の要件を満たす高品質のメディアを使用している
- 広告クリエイティブと表示名がランディングページと一致している
- 広告掲載されている製品とランディングページに表示される製品が一致している
- 広告やランディングページの中に、使用許可を得ていないブランド・ハッシュタグ・著作権で保護されているメディア・模造品及びレプリカ等を記載していない(使用許可を得ている場合は「ビジネス検証」の「アカウント設定」に、証明書をアップロードする必要がある)
- 動画広告に一貫したバックグラウンドオーディオ(ミュージックまたはサウンド)を使用している
上記のいずれかに反していると、広告ポリシーに違反しているとみなされ審査に落ちてしまう可能性があるため、注意しましょう。
上記の項目を守っているのに審査に落ちてしまった・なぜ審査に落ちているかわからないという方は、次の章を確認してください。
TikTok広告の審査に落ちてしまう主な原因
ここからは、TikTok広告の審査に落ちてしまう主な原因を、「商品・サービスが原因の場合」と「クリエイティブが原因の場合」の2つのパターンに分けてより具体的に解説していきます。
商品・サービスが原因の場合
広告配信ができない商品・サービスである
TikTok広告では、以下の商品・サービスに関する広告はそもそも広告上で扱うこと自体が禁止されています。
- 先物、外国為替、P2P関連商品
- クレジットカードのキャッシングサービスや、海外の機関が提供するファイナンシャルサービス
- 処方薬、医療機器、およびオンライン薬局
- 避妊用具や避妊薬
- 海外の不動産取引
- ゲームでの換金、リアルマネートレード、または有料ガチャ
- ホスト/ホステスがいるクラブや、メイド喫茶などの風俗
- 国内美容外科での豊胸、ホルモン治療、性器治療
- 給与前払い(ファクタリング)サービス
- 海外の医療機関や医療サービス、国内および海外のネット薬局や処方薬
- 高齢者向けの治験
- 基準を満たさない出会い系ビデオチャットサービス
- 生きた動物の販売または引き取り/引き渡し
- 公営ギャンブル、パチンコ屋、パチンコ機
- 根拠のない出所/情報に基づいた商品/サービス
- 多くの場合に正当な根拠がないのに少ないリスク、スキル、努力、時間で高いリターンや成功を得られるかのような印象を与えるもの(例:攻略法詐欺、在宅ワーク商法など
これらの商品・サービスが扱われている広告は、クリエイティブの内容に関わらず、審査に落ちる仕組みになっているため注意しましょう。
ちなみに、ここで紹介したのは日本国内の広告ポリシーです。禁止されている商品・サービスは国によって異なるため、日本以外への広告配信を検討している場合は、事前に各国のTikTok広告ポリシーを必ず確認してください。
広告配信に制限のある商品・サービスである
禁止まではされていないものの、広告配信に制限のある商品・サービスも存在します。以下に当てはまる場合は商品・サービスが原因で審査に落ちている可能性があるため、内容を見直しましょう。
- ファイナンシャルサービス
- 製薬、ヘルスケア、医薬、化粧品、美容製品
- 出会い系アプリまたはサービス
- 食品・飲料
- 小売業やショッピング
- ゲーム
これらの商品・サービスは禁止されているわけではないため、注釈を記載したり法律や規制に準拠したり、年齢や地域を制限したりすることで審査に通る可能性があります。
なお、こちらも日本国内での広告ポリシーであるため、他の国での広告配信を考えている場合はその地域のポリシーを参考にしましょう。
クリエイティブが原因の場合
他者の知的財産権を侵害している
TikTokは知的財産権を尊重しているサービスであり、広告主にも同じ考え方や対応を求めています。そのため、他人の知的財産権を侵害する広告は審査に落ちる可能性が高いです。
知的財産権の対象としては、ブランド、ハッシュタグ、著作権で保護されたメディア、模造品、複製品などが当てはまります。これらを扱う場合は事前に許可を取り、「ビジネス検証」の「アカウント設定」に、証明書をアップロードしてから審査に申し込みましょう。
ランディングページに問題がある
ランディングページ(LP・ここでは広告をクリックした先のページのことをいう)上の問題も、審査に落ちる原因の1つです。LPのよくある問題と具体例を紹介しますので、審査に落ちてしまった場合は当てはまっていないか確認してみましょう。
LP上の問題 | 審査に落ちる広告の具体例 |
LPが正常に機能していない |
|
広告クリエイティブとLPの一貫性がない |
|
ユーザーの誤解を招くような表現を使用している
デマや誇張された表現など、ユーザーの誤解を招くような表現も、TikTok広告の審査に落ちる原因の1つです。
例えば、「最大」「最高」「No.1」「世界初」などの表現は避けるようにしましょう。このような文言を記載する場合には、根拠となるソース元や公的な調査結果なども併せて記載する必要があります。
また、「これを飲めば誰でも5kg痩せられます」「肌を白くする効果があります」など、薬機法や薬事法に反する表現もNGです。人の健康に関わる商品・サービスの場合は特に注意しましょう。
センシティブな内容を扱っている
政治的、宗教的、文化的に敏感なコンテンツなど、以下に当てはまる広告も、審査に落ちる広告の対象になります。
- 政治指導者や政治組織を言及・宣伝している
- 政治的な問題に対して賛成または反対の立場を主張している
- 宗教建造物、宗教的シンボルなどを宣伝している
- 複数の宗教を比較したり、それに対する冒涜的な行為を取りあげたりしている
- 広告対象地域の現地文化を侵害している
TikTok広告の審査に落ちたときの対処法
最後に、TikTok広告の審査に落ちたときの対処法を「広告ポリシーに違反していた場合」と「広告ポリシーに違反していない場合」の2つのケースに分けて紹介します。
ちなみに、TikTok広告の審査に落ちた理由は広告マネージャーから確認可能です。審査に落ちてしまったら、まずは「お知らせセンター」から理由を確認しましょう。
広告ポリシーに違反していた場合
本記事で紹介したような広告ポリシーに違反していたことが理由でTikTok広告の審査に落ちた場合は、該当箇所を修正するだけでOKです。ポリシーに違反していた箇所を見つけ出し、修正を行った上で広告を保存すれば自動で再審査が始まります。ポリシーに反する箇所が見つからない場合は、サポートセンターに問い合わせてみましょう。
広告ポリシーに違反していない場合
広告ポリシーに違反していない場合は、異議申し立てを行うことで解決する可能性があります。何度も審査に落ちてしまう場合は、審査落ちしている広告の警告マークをクリック後、「もっと見る」の先にある「申し立て」から異議申し立てをしましょう。
ただし、異議申し立てを行うと広告セット全体が再審査されることになります。ユーザーが広告を非表示・ブロックしている場合は、すでに配信している広告でもポリシー違反とみなされることがあるため、注意が必要です。
「TikTokを使って今すぐ集客したい」という場合、TikTok広告を配信するのがおすすめです。弊社の広告運用サービスは少額予算から利用可能ですので、まずは一度ご相談ください。
まとめ
商品・サービスの認知拡大や売上増加など、企業やブランドのマーケティングに効果的なTikTok(ティックトック)広告。しかしTikTok広告には厳格な広告ポリシーをもとにした審査があり、これをクリアしないと広告は配信されません。
TikTok広告の審査に落ちる原因として考えられるのは、主に商品・サービスが原因(広告配信ができない・制限がある商品やサービスを取り扱っている)の場合とクリエイティブが原因(知的財産権の侵害、LPの問題、表現内容など)の場合の2パターン。TikTok広告の審査に落ちてしまったら、まずは原因を解明しましょう。
審査に落ちてしまっても、広告ポリシーに違反している箇所を修正すれば再審査が可能です。広告ポリシーに違反していないにも関わらず何度も審査に落ちてしまう場合は、異議申し立てを行うことで解決する可能性があります。
TikTok広告の審査について事前にきちんと理解し、効率的な運用を目指しましょう。
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