国内ユーザー数が現在3,300万人を突破しているInstagram。
利用者の多さから企業のPRやマーケティングのためにインスタ広告を出稿する企業がたくさんある中で、
『インスタ広告を始めたくて色々調べているけど、結局どんな仕組みなのかいまいちわからず踏み出せない…』
『代理店にインスタ広告の運用を頼んでいるけど、ちゃんと運用してもらえているか不安…』
と思っている方も多いのではないでしょうか?
インスタ広告の仕組みを理解することで、「インスタ広告に興味はあるけど始められない」という方の不安の解決はもちろん、費用対効果の改善を図ることができたり依頼している広告代理店の運用が適切なのかどうかを判断するのにも役立ちます。
- そもそもどんな広告?
- 配信ターゲットってどうやって決めているの?
- インスタの広告費ってどうやって決まるの?
本記事では、このような疑問を持っている方に向けた記事となっています。
インスタ広告の設定から広告の作成・運用までまるっと投げられるサービスがあるのを知っていますか?弊社のInstagram広告の運用サービスは少額予算から利用可能ですので、まずは一度ご相談ください。
インスタ広告の特徴
そもそもインスタ広告って、どんな広告なの?
何が得意な広告なの?
という部分について、いくつかご紹介します。
運用型広告である
Web広告は主に「予約型広告」「運用型広告」という2種類にカテゴリー分けされています。
予約型広告
「配信する枠」を買い、その枠内に配信していく広告です。
配信期間や表示回数で費用が決定され、イメージとしては新聞や雑誌・看板の広告と似たシステムと考えるとわかりやすいかもしれません。
運用型広告
広告内容や予算・ターゲティングなどを配信中の好きなタイミングで変更できる(=運用しながら配信できる)広告で、Web広告のほとんどが運用型広告です。
予約型広告とは違い、「配信する枠」はオークションで決定されるため費用が一律であるとは限りません。
※費用の決まり方については後述しています!
このうち、インスタ広告は後者の「運用型広告」です。
日々の配信データをもとにターゲティングを変更したり、広告クリエイティブの改善を行えるため、運用しながら広告効果をより高めていくことができる広告媒体になっています。
ビジュアル要素が重要である
普段みなさんがインスタで広告を見かける時、最初に目に入る要素は何ですか?
大多数の方は、画像や動画といったビジュアル的な部分かと思います。
インスタは視覚的な要素がメインとなるSNSのため、バナーやテキストといった広告クリエイティブの内容がとても重要になってきます。
しかし、商品の写真や動画をただ載せるだけでは十分な効果を得ることが難しい場合も。
例えば、”金属アレルギー対応のアクセサリー”を売るためにインスタ広告を出す場合、ネックレス単体の画像のみでは「金属アレルギー対応かどうか」という部分は伝わらず、あくまでアクセサリーのビジュアル的な訴求しかできませんよね。
こういった商品のビジュアルだけでは伝わらない魅力や、ユーザーの興味を惹く推しポイントを記載するなど広告クリエイティブの精度を上げていくことも大切です。
詳細なターゲティングができる
インスタ広告は、ターゲティングの細かさも大きな特徴の1つです。
ターゲティング機能を上手く使い、広告との関連性が高いユーザーに配信することで、より効果的に広告を配信することが可能になります。
年齢や性別・地域といったユーザーの属性的な要素はもちろん、特定のトピックに興味関心のあるユーザー・既存顧客に類似したユーザーなどさまざまなターゲティング方法があります。
細かい仕組みについては次で紹介していきます。
インスタ広告のターゲティングの仕組み
インスタ広告のターゲティングは主に上記の3種類に分けられます。
- コアオーディエンス
- カスタムオーディエンス
- 類似オーディエンス
それぞれの仕組みを順に紹介していきます。
コアオーディエンス
コアオーディエンスとは、Meta社のサービスであるInstagram・Facebookに登録された登録情報やユーザーの行動履歴などをもとにしたターゲティング方法です。
ユーザーがいいねやコメントをした投稿・目を留めて見ている投稿などで興味関心を判断し、ターゲティングすることが可能です。
筆者は先ほど例に出した「金属アレルギー対応アクセサリー」の投稿にいいねしてから、ずっとアクセサリーショップ関連の広告に追われています。
コアオーディエンスで設定できる具体的な条件はこちら。
地域 | 特定の都道府県・市区町村や、ピンポイントな地域を半径1kmずつから選択できます。
「この地域に住んでいる人」「最近この地域にいた人」など、対象となったユーザーの条件も指定可能です。 |
年齢 | ターゲットの年齢を指定できます。
13歳から65歳以上まで、1歳単位で指定可能です。 |
言語 | ターゲットが使用している言語を指定できます。
日本在住の英語圏のユーザーに配信したい場合は、言語を英語に設定します。 |
性別 | ターゲットの性別を指定できます。
男性・女性・すべての中から選択可能です。 |
興味関心 | ユーザーが興味関心を持つトピックを指定できます。
興味関心を設定することで、より広告との関連性が高いユーザーにリーチ可能になります。 |
行動 | ユーザーの過去の購入歴や渡航履歴、使用しているデバイスなどの行動をターゲティングできます。 |
利用者層 | 会社での役職や学歴を指定することができます。
Facebookでの登録データをもとに判断しているので、高級車の広告であれば経営者層を狙うなどといったターゲティングが可能になります。 |
カスタムオーディエンス
カスタムオーディエンスとは、既に獲得しているユーザーのデータを活用したターゲティング方法です。
「既に獲得しているユーザーデータ」とは具体的に下記のようなユーザーを指します。
- カスタマーリストにより顧客情報(メールアドレスや電話番号など)を入手できているユーザー
- 自社のウェブサイトを訪問したユーザー
- 商品をカートへ追加したユーザー
- 自社のInstagramやFacebookにいいねをしたユーザー
ウェブサイト訪問やカート追加など、サイト内の行動をもとにカスタムオーディエンスを作成するにはFacebookピクセルというコードをサイト内に設置し、データ計測をする必要があります。
設定が少々複雑になるターゲティングではありますが、「過去に自社で顧客情報は取得できたが、購入までには至らなかったユーザー」に広告を配信して既存顧客に再アプローチをかける施策や、逆に既存顧客を除外して新規ユーザーにのみ広告を配信する施策など、コアオーディエンスよりさらに細かくユーザーを絞り込むことができます。
類似オーディエンス
類似オーディエンスとは既存顧客と類似した傾向を持ち、自社サービスに関心を示す可能性が高いユーザーにリーチを広げるターゲティング方法です。
類似のソースとなるオーディエンスとしては
自社のInstagramをよく閲覧しているユーザーや、先述したカスタムオーディエンスに類似したユーザーなどを指定することができます。
類似の程度については1〜10%で設定でき、1%が最も似ている狭い範囲のユーザーとなっています。
💡類似範囲の広すぎ/狭すぎに注意!
- 範囲が広すぎ:ソースオーディエンスとの共通項が少なくなってしまう
- 範囲が狭すぎ:リーチできるユーザー数が少なくなる
上記のように、極端に類似の範囲が広すぎることで広告との関連性の低いユーザーにも配信してしまい、費用対効果が低くなってしまう可能性があるため、まずは1%から設定して徐々に範囲を拡大するのがおすすめです。
3つのターゲティングの仕組みについてご紹介しましたが、さらに詳細な情報やターゲティングする時のポイントなどを以下の記事にまとめていますので、こちらも併せてお読みください。
▷ 【2022最新版】Instagram広告のターゲティングを徹底解説!|デジオデジコ(デジデジ)
インスタ広告の配信面が決まる仕組み
『配信されるユーザーについてはわかったけど、実際インスタ内のどこに配信されるの?』と思いますよね。
インスタ広告には、現在5種類の配信面があります。
- フィード(メインのタイムライン部分)
- ストーリーズ
- 発見タブ
- リール
- ショップ
このうち、どこに広告を配信していくかは「手動配置」と「自動配置」の2種類の設定で決めることができます。
手動配置は5つの面から自分で選択して配信する方法であるのに対し、自動配置はInstagram側が効果最大化のために、配信面を自動で判断して配置してくれます。
また、配信面をできるだけ多くすることでリーチできるユーザーの幅も広がります。
自動配置にすることで配信が最適化され、結果として費用対効果が高くなるケースが多いため、事情がない限りは自動配置で配信していくのがベターです。
インスタ広告の費用が決まる仕組み
インスタ広告は運用型広告で費用が一律ではないと先述しました。
どうやって広告費が決まるのかというと、課金方法×単価で決まります。
課金の種類や単価の仕組みについて、以下で順に説明していきます。
課金方法
まずは課金方法×単価の「課金方法」についてですが、インスタ広告の課金方法には、4種類の課金方法があります。
課金方法を最初に選択することで、何を基準にお金がかかっていくのかを決定することができます。
インプレッション課金
広告表示(インプレッション)が1,000回ごとに費用が発生。
クリック課金
クリック1回ごとに費用が発生。
インプレッションの回数に関わらず、クリックされて初めて費用が発生する仕組みです。
アプリインストール課金
アプリのインストール1回ごとに費用が発生。
インストールされない限りは課金されないため、インストールしてもらうことを目的とした配信に向いています。
動画視聴課金
動画の再生回数によって費用が発生。
動画広告によるサービス・商品の認知を目的とした配信の際におすすめな課金方法です。
広告費の決定方法
次に、課金方法×単価の「単価」についてです。
単価はオークションの入札によって決まり、オークションでの優劣についてはターゲティングの広さや競合の多さなど、複合的な要素から日々変動します。
『えっ、いつの間にか広告費をたくさん使っちゃうこともあるってこと?』と不安になるかと思いますが、ご安心ください。
配信設定時にあらかじめ予算と掲載期間を設定することができるため、そこで設定した金額や期間を超えて配信されることはありません。
ただし、選択する課金方法と広告の配信設定によって費用対効果が大きく異なります。
例えば、クリック課金を選択した場合、クリック数が多くなる(クリック率が高くなる)につれて費用が高騰しやすくなりますよね。
さらに競合が多くオークションの単価も高くなってしまう場合、「高い課金方法」×「高い単価」で配信効率が悪くなってしまいます。
💡どうやって選べばいいの?
弊社ではクリックに関係なく一律で費用が発生するインプレッション課金で配信し、クリック率の高いクリエイティブで費用対効果の最大化を図っています。
『インスタ広告にいくらかけたらいいの?』『費用の相場は?』という部分については、こちらの記事でも詳しく説明していますので、併せてお読みください。
▷ インスタグラム広告の費用の相場はいくら?費用対効果は高い?|デジオデジコ(デジデジ)
「インスタ広告を導入したいと思ったけど、難しそうだし社内リソースが気になる…」という場合は、広告運用のプロに任せてしまいましょう。弊社のInstagram広告の運用サービスは少額予算から利用可能ですので、まずは一度ご相談ください。
まとめ
今回はインスタ広告の仕組みについてをご紹介しました。
ターゲティングや課金方法などさまざまな配信の仕方がありますが、まずは広告を出す目的を踏まえた上で、最適な設定方法やクリエイティブを選択していく必要があります。
しっかり費用対効果が高い配信方法を理解した上で、ぜひインスタ広告にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
ワンクルーズのInstagram広告の運用は、10万円/月(税別)から可能です。
「これまで獲得出来なかった層の新規顧客を獲得したい」
「今かけている広告宣伝費全体の効率をあげたい」
「サービスや商品のストーリーをもっとユーザーに知ってほしい」
という場合は、Instagram広告を始めるタイミングかもしれません。
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