FacebookやInstagramを運用していると、「投稿を宣伝」というキーワードを見かけることが多いと思います。「投稿を宣伝」とは、Facebookにおける広告の一種で、企業や店舗のマーケティングに活用できるものです。
しかし中には、「広告運用を担当しているのにも関わらず、「投稿を宣伝」について詳しい内容を理解できていない」という方も珍しくありません。また、Facebookには「Facebook広告」というものがあり、これと「投稿を宣伝」は似て非なるものです。
そこで今回は、Facebookの「投稿を宣伝」について徹底解説!Facebook広告との違いやメリット・デメリット、設定手順などを紹介します。
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Facebookの「投稿を宣伝」とは?
「投稿を宣伝」とは、Facebookの有料広告の1つで、利用することで投稿をより多くの人にリーチさせることができる機能です。ターゲット(年齢・性別・興味関心など)・掲載期間・予算を設定し、自社の商品や新情報を多くのユーザーに届けることができ、認知度拡大や売上増加などのマーケティングの成功に役立ちます。
本来、Facebook上での投稿はページに「いいね!」したユーザー、すなわちページのフォロワーを中心に表示されます。しかし、実際に投稿を見ているのはフォローしているユーザーのうちの15%以下。1万人のフォロワーがいるFacebookページの場合でも、約1500人にしか投稿が届きません。コンテンツの量が増えている昨今、すべての投稿がユーザーに届くわけではないのです。シェア機能やおすすめ機能などでフォロワー以外に表示されることはありますが、その割合はごくわずかといわれています。
さらに、自社商品のターゲットとなるユーザーが必ずしも企業やブランドのページをフォローしているとは限りません。企業やブランドが認知度拡大や売上増加などを叶えるためには、まずは適切なターゲットに適切な情報を届けることが重要になります。
そこで活用できるのが、「投稿を宣伝」です。「投稿を宣伝」を行うと、フォロワー外のユーザーのフィードにも投稿が表示されるため、より多くのユーザーに情報を届けることができ、マーケティングの可能性を広げられます。
「投稿を宣伝」と「Facebook広告」の違い
「投稿を宣伝」はFacebookで利用できる広告の一種ですが、いわゆる一般的な「Facebook広告」とは異なります。この2つの広告にはどんな違いがあるのか、ひとことで表現すると以下のようになるでしょう。
- 投稿を宣伝:手間やコストをかけず手軽にFacebook上で作れる、投稿のエンゲージメント(いいね・コメント・シェア等)を高めるための広告
- Facebook広告:ビジネスマネージャでターゲットや広告のクリエイティブを設定し、自分で定めた目的を最大化させるための広告
まず、流れてくる広告の見た目(クリエイティブ)には大きな違いはありません。どちらもFacebookの広告として、ユーザーのフィードやストーリーズに配信されます。よく見ると色やデザインに多少の違いはありますが、多くのユーザーはその違いに気付かないでしょう。
「投稿を宣伝」と「Facebook広告」で大きく異なるのは、広告を作成する場所です。「投稿を宣伝」は基本的にFacebookページ上で行います。基本的には既存の投稿を使用するため、新しくクリエイティブを用意する手間がかかりません。一方、「Facebook広告」は「ビジネスマネージャー」を使用して設定します。既存の投稿を使用することもできますし、新しく画像や動画を使用して広告を作成したりターゲット別にクリエイティブを分けたりすることが可能です。
また、広告設定の細かさにも違いがあります。ターゲットや広告の目的を細かく設定できる「Facebook広告」に対し、「広告の宣伝」は設定項目が少なく、広告もFacebookページへの「いいね!」、コメント、シェア、全体のブランド認知度アップのバランスを見ながら最適化されます。言い換えれば、「投稿を宣伝」のほうがより手軽に配信できるともいえるでしょう。
「投稿を宣伝」のメリット・デメリット
では、「投稿を宣伝」にはどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。それぞれ詳しく見ていきましょう。
「投稿を宣伝」のメリット
「投稿を宣伝」には、以下のようなメリットがあります。
- 広告の作成コストを削減できる
- 投稿のエンゲージメントを稼げる
広告の作成コストを削減できる
まずは、広告の作成コストを削減できる点です。通常、新しく広告を作るとなると写真や動画の撮影費や制作費、人件費などがかかります。
しかし先ほども解説したとおり、「投稿を宣伝」は既存のFacebook投稿を使用する広告です。新しく画像や動画、広告文を用意する必要がないため、かかるコストや工数を削減できます。「広告運用に注力したいけど、十分なコストや工数を確保できない」という企業や店舗にはぴったりでしょう。
ただし、「投稿を宣伝」だからといって広告として既存の投稿しか使えないというわけではありません。広告用として新しい投稿を作成しても問題ありませんし、実際にこの方法で運用している企業やブランドも多くあります。
投稿のエンゲージメントを稼げる
投稿のエンゲージメントを稼げるという点も、「投稿を宣伝」のメリットです。エンゲージメントとは投稿に対する「いいね!」やコメント、シェアなどのことで、エンゲージメントが高ければ高いほど「人気のある(注目度の高い)投稿」といえるでしょう。
Facebookを使用しているユーザーは、いくつかのタイプに分けられます。例えば「見た投稿には基本的にすべて「いいね!」する」ユーザーもいれば、「投稿への反応はしないことが多いけど、流れてきた商品はとりあえず公式サイトを覗いてみる」というユーザーもいるでしょう。中には「フィード投稿はほとんど見ない」場合もあります。
「投稿を宣伝」は、そもそもエンゲージメント率の高いユーザーに配信されるため、多くの「いいね!」やコメント、シェアを獲得できます。結果として多くの人に拡散され、全体のブランド認知度をアップできるというわけです。
「投稿を宣伝」のデメリット
「投稿を宣伝」にはいくつかのメリットがある一方、「CV(コンバージョン)獲得は難しい」というデメリットもあります。
上でも解説したとおり、「投稿を宣伝」は投稿のエンゲージメント獲得を目的とした広告です。そのため、企業やブランドごとに設定されたコンバージョンの達成は苦手としています。コンバージョンポイントは企業やブランドにもよりますが、具体的には以下のようなものを設定することが多いでしょう。
- 商品・サービスの購入
- 資料ダウンロード
- 問い合わせ
- アプリのインストール
- 動画の再生
これらをコンバージョンポイントとに設定して最適化したい場合は、「投稿を宣伝」よりも通常の「Facebook広告」を利用すると良いでしょう。まずは「投稿を宣伝」を使用して多くの人にリーチし、ある程度の認知度を得られてから「Facebook広告」でより精度の高い広告を出稿する運用方法もおすすめです。
Facebookの「投稿を宣伝」を行う方法
最後に、Facebookで「投稿を宣伝」を行う方法を紹介します。大まかな流れは以下のとおりです。
- 準備:Facebookページを用意して管理者権限を得る
- Facebookページの投稿にある「投稿を宣伝」をクリックする
- 目的・オーディエンス・予算・期間を設定する
- 支払い方法を選択して「投稿を宣伝」をクリックする
1.準備:Facebookページを用意して管理者権限を得る
まずは事前準備として、広告のもとになる投稿を載せるためのFacebookページを作成しておきましょう。作成ページにアクセスし、ページ名とカテゴリを入力すればページが完成します。ユーザーがページを訪れた際に不信感を抱かないよう、できるだけ情報は入力しておくのがおすすめです。
また、広告を利用するには「管理者」「編集者」「モデレーター」「広告主」の権限が必要なため、注意してください。
2.Facebookページの投稿にある「投稿を宣伝」をクリックする
権限を持ったアカウントでFacebookページに移動したら、宣伝したい投稿を見つけましょう。通常の投稿に加え、求人・イベント告知・動画投稿も宣伝可能です。
宣伝したい投稿を見つけたら、投稿の右下にある「投稿を宣伝」をクリックします。広告用に新しく投稿を作成する場合は、内容を入力したあとに「投稿」ではなく「投稿を宣伝」をクリックしましょう。
3.目的・オーディエンス・予算・期間を設定する
「投稿を宣伝」ボタンをクリックすると、目的・オーディエンス・予算・期間を設定する画面に移り変わります。それぞれ、以下のように設定しましょう。
- 目的:広告を出稿する目的を選ぶ
- オーディエンス:地域・興味関心・年齢層・性別などを設定する
- 予算:広告に使用する予算を入力する
- 期間:広告を配信する期間を入力する
「目的」は、特別な理由がない限り「自動」で問題ありません。運用に慣れてからその他の設定も試してみるのがおすすめです。「オーディエンス」は自社のターゲットユーザーを描きながら設定しましょう。
「予算や期間の決め方が分からない…」という方は、こちらの記事も合わせてお読みください。予算・期間の決め方やコツを紹介しています。
▶Facebook広告における期間と予算の決め方!初心者でも設定できるコツ|デジオデジコ(デジデジ)
4.支払い方法を選択して「投稿を宣伝」をクリック
画面を進めると、支払い方法を選択する場所が出てきます。クレジットカードやクレジット機能付きのデビットカード、PayPalの中から選択しましょう。その他、地域の手動決済方法が使える場合もあります。
Facebookで利用できる支払い方法については、下記記事でも詳しく解説しているため、気になる方はぜひチェックしてください。
▶【2021年版】Facebook広告で使える支払い方法とは?|デジオデジコ(デジデジ)
支払い方法を選択したら、右下の「投稿を宣伝」ボタンをクリックすれば完了です。決済され次第、設定したターゲットに投稿が表示されます。
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まとめ
本記事では、Facebookの「投稿を宣伝」機能について解説しました。
「投稿を宣伝」はFacebookの広告の1つで、利用すると通常の投稿ではアプローチできないターゲットに自社の情報を届けることが可能です。「Facebook広告」よりも設定項目が少なく、コストや手間を抑えて広告を配信できます。エンゲージメントを獲得しやすく、認知度の向上に役立つのも、「投稿を宣伝」の特徴です。
しかし、一方でコンバージョンを獲得しにくいといったデメリットも存在します。場合によっては「Facebook広告」のほうが向いていることもあるため、広告を配信する目的に合わせて使い分けるようにしましょう。
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