「新しくLPを作成したいが、時間も予算も余裕がない」
「インスタ経由のお問い合わせがなかなか増えない」
こうしたお悩みを解決するのに、インスタ上でのLP作成は有効な施策の1つです。
一枚の画像を複数に分割した”グリッド投稿”に、テキスト情報を加えることで「インスタLP」になります。インスタLPを見ただけで、「どんな会社なのか」「どんな商品・サービスを提供しているのか」などを伝えられるので、非常に便利です。
本記事では、インスタLPに関する基本情報から、注意点まで紹介しています。
また実際に作成する方法も解説しているので、ぜひ参考にしてください。
「インスタ集客について、プロからアドバイスが欲しい」とお悩みの方もいるでしょう。そんなときは、弊社にお気軽にご相談ください。少額予算から始められるInstagram広告の運用サービスもご用意しております。
インスタLPとは
インスタLPとは、インスタグラムのプロフィール画面をLPに見立てたものです。
通常のLPには、検索結果やSNS、広告などから流入したユーザーを、商品購入やお問合せに誘導する役割があります。
このLPをインスタ上でも作成することができるんです。
インスタグラムのプロフィール画面には1度にたくさんの投稿が表示されます。
これらを別々の投稿とみなすのではなく、写真を分割して投稿することで一つのページのように見せることが可能です。
インスタのプロフィールを閲覧しにきたユーザーに大きな印象を残すことができ、最終的にお問合せにつながるかもしれません。
インスタLPのメリット・デメリット
インスタLPには、通常のLPとは異なるメリット・デメリットがあります。
インスタLPのメリット
- ユーザーにインパクトを残せる
- プロフィールに訪問してもらえる
- インスタをHPのように活用できる（HP運用コスト削減）
インスタLPのデメリット
- 3枚ごとに投稿しないと崩れる
- 画像単体の注目度は低くなる
- フォロワー減少の可能性がある
それぞれ順番にご紹介します。
インスタLPのメリット
ユーザーにインパクトを残せる
インスタのプロフィール画面には、複数の投稿が縮小されて表示されます。そのため、1度に多くの情報が目に入り、雑多な印象が与えられます。
また投稿をタップしないと、写真をよく見たり、キャプションを読んだりすることができません。したがってサムネイルを工夫しないと投稿がタップされず、訪問者に情報を伝えることが難しくなります。
しかし、インスタLPならプロフィール訪問者にインパクトを残せます。なぜなら、他の投稿と比べて画像を何倍も大きく表示させられるからです。さらにLPの内容を工夫すれば、1つ1つの投稿がタップされなくても、イベントや商品の情報を伝えることができます。
ユーザーに覚えてもらえる可能性もあるので、競合との差別化にも有効ですね。
工数が削減できる
通常のLP作成には、ライティング、デザイン、コーディングなどの工程が多く、時間も費用もかかります。
しかし、インスタLPは画像を作成・分割し、それを順番にインスタに投稿するだけです。費用としてかかるのは、デザイナーに依頼するバナー作成費のみ。
特にLP作成にあまり時間や予算を割けない場合、インスタLPはおすすめです。
インスタをコーポレートサイトのように活用できる
インスタグラムには、ビジネスに便利な機能がどんどん追加されています。
- 外部リンクの設置
- ショッピング機能
- DMでコンタクト
- メール・電話でお問い合わせ
- 料理の注文（Uber Eatsへ遷移）
このように、インスタグラムのプロフィール画面には様々なリンクやボタンが設置できます。
ボタンとインスタLPを上手く組み合わせることで、コーポレートサイトのようにユーザーを接客することが可能です。
インスタ経由だとアクションへのハードルが低いため、CV数を大幅に増やせるかもしれません。
インスタLPのデメリット
3枚ごとに投稿しないと崩れる
インスタグラムプロフィール欄には、投稿が3つ並んで表示されます。
そのため、LP投稿後に別の投稿をするとLPの表示が崩れてしまいます。
LPを投稿した後は、できる限り3の倍数ごとにまとめて投稿するようにしましょう。
画像単体の注目度は低くなる
インスタLPを見たときのインパクトは強いですが、LPを構成するひとつひとつの投稿の注目度は低くなってしまいます。
画像単体では何かわからないため、いいねやコメントの数も通常の投稿よりも少なくなります。
フォロワー数減少の可能性がある
LPの大きさによっては、投稿する画像の数が膨大になってしまいます。
その全てがフォロワーのタイムラインに表示されてしまうと、「鬱陶しい」と感じられてしまうかもしれません。最悪の場合、フォローを解除されてしまうことも考えられます。
対策としては、「アーカイブ機能」を使うのがおすすめです。
アーカイブ機能を使えば、フィード投稿をタイムラインに表示させないようにすることができます。
詳しいやり方は以下の記事で紹介しているので、参考にしてみてください。
インスタLPの事例紹介
インスタLPを活用しているアカウントをいくつか紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
onestopstudio tokyo（@onestopstudiotokyo）
こちらは撮影スタジオ「ONE STOP STUDIO TOKYO」のアカウントです。
まるで本物のLPようなデザインで、スクロールするだけでたくさんの情報を得ることができます。
電通 新卒採用＆インターンシップ公式（@dentsu_recruit）
こちらは、「電通」の新卒採用アカウントです。
普段は社員紹介の投稿がメインですが、インターンシップや新卒採用のエントリー開始時にはグリッド投稿を活用しています。
イベントやキャンペーンなど、大々的に告知したい内容がある場合、LPを投稿することでインパクトを残すことができます。
脱毛サロンCOOL＠たまプラーザ(東急田園都市線)（@vio.saloncool）
こちらは美容脱毛サロン「COOL」のアカウントです。
美容サロンを選ぶとき、口コミを重視する女性は多いです。「お客様の声」をグリッド投稿にすることで、ユーザーに安心感を与え、信頼感UPにつなげることもできます。
インスタLPの作成方法
インスタLPは、3ステップだけで簡単に作成することができます。
- インスタLP用の画像を作成する
- 画像を分割する
- インスタに投稿する
では、順番に解説します。
インスタLP用の画像を作成する
まずは、投稿するための画像を作成します。
スマホの画面に対応するため、縦長のデザインにしてください。スクロールで簡単に全体を見れるので、縦の長さには制限ありません。
文字は小さすぎると読みにくいので、なるべく大きくしましょう。
画像を分割する
次に、横3列で画像を分割します。縦の分割数は何列でも構いません。
その際、『grid-it』というスマホアプリを使うのが便利です。
アプリを起動したら、分割数を選択します。その後、使用したい画像を選ぶだけで簡単に分割することができます。
アプリの詳しい使い方は以下の記事で解説しているので、参考にしてください。
インスタに投稿する
画像を分割できたら、画像を投稿します。順番を間違えると画像が崩れてしまうので、注意してください。
右下の画像から順番に投稿するのがポイントです。
これで、LPが完成です！
インスタLPの注意点
簡単に作成・投稿できるインスタLPですが、いくつか注意点があります。
- 外部サイトへの動線を確保する
- 表示が崩れないようにする
- 解像度の高い画像を使う
- 投稿するタイミングに注意する
それぞれ順番に解説します。
外部サイトへの動線を確保する
「お問い合わせの数を増やしたい」「商品を売りたい」という目的を達成するためには、ユーザーにインスタLPを見てもらうだけでなく、次のアクションをとってもらうことが重要です。
いくらインスタLPで注目を集めても、外部サイトに誘導できなければCVは発生しません。
プロフィール欄にURLやボタンが設置されていないと、せっかく関心を持ったユーザーも離脱してしまいます。
コーポレートサイトへのリンクを貼ったり、ショッピング機能を使ってECサイトへの流入経路を確保したりしましょう。
表示が崩れないようにする
投稿の順番を間違えると、LPの表示が崩れてしまいます。ユーザーがこれを目にすると、「管理がきちんとなされていない」とマイナスな印象を持たれかねません。
LPを投稿する際には、きちんとプロフィール画面を確認しながら丁寧に行いましょう。
また、LPを投稿したあとに、通常の投稿をする場合にも注意が必要です。LPは3列ごとに構成されているため、新しい投稿を1つするだけで画像がズレてしまいます。
通常の投稿を再開したい場合は、できるだけ3つ単位で投稿するようにしましょう。そうすることで、LPの表示を維持することができます。
解像度の高い画像を使う
グリッド投稿では、1つ1つの画像は拡大して表示されます。そのため、解像度が低い画像を使用すると、荒が目立ちます。
LP作成時に、画質は意識するようにしましょう。
「インスタLP以前に、プロフィール欄に訪れるユーザーが少ない」とお悩みの方もいるかもしれません。しかし、並行して広告を出稿することで、アカウントを発見してもらいやすくなります。弊社のInstagram広告の運用サービスは少額予算で始められるので、ぜひご相談ください。
まとめ
通常のLPに比べ、インスタLPは費用や時間をかけずに作成できるのが魅力です。導入している企業も少なくユーザーにインパクトを与えられるので、早速作成してみようと思った方もいるかもしれません。
しかし、LP作成がゴールではありません。まずはインスタ運用の目的や目標を設定することが何よりも重要です。
必要に応じてプロフィール欄にリンクやボタンを設置し、ユーザーのアクションを喚起できるようなLP作りを心がけましょう。
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