Facebook(広告)

Facebook、Instagram広告のフリークエンシーキャップの設定とは

 

「フリークエンシーって自社で調整できないのかな? 」
「フリークエンシーキャップってそもそも何? 」
「フリークエンシーキャップの設定方法が知りたい」

一人のユーザーに対する表示回数を表す「フリークエンシー」は、Facebook/Instagram広告を運用するための重要な指標です。

このフリークエンシーは、「フリークエンシーキャップ」と呼ばれる設定によってコントロールできるのはご存知でしたか?

本記事ではフリークエンシーおよびフリークエンシーキャップについて、概要や確認方法・設定方法を解説します。フリークエンシーキャップを調整するメリットも紹介していますので、「今まであまり気にしていなかった」という人はぜひ参考にしてみてください。

「フリークエンシーキャップって自社ビジネスでも設定しないといけないの? 」と不安な人は、Facebook/Instagram広告のプロにまずは相談してみましょう。弊社のFacebook/Instagram広告の運用サービスは少額予算から利用可能ですので、導入を検討してみてはいかがでしょうか。

Facebook/Instagram広告の「フリークエンシー」とは

Facebook広告の「フリークエンシー」は、広告の表示回数に関する指標です。

ここでは、「フリークエンシー」の概要と広告マネージャ経由での確認方法を紹介します。

Facebook/Instagram広告の「フリークエンシー」の概要

Facebook/Instagram広告の「フリークエンシー」とは、それぞれのユーザーに対する同一広告の平均表示回数を表したものです。具体的には、下記の計算式で算出されます。

インプレッション数/リーチ数=フリークエンシー

インプレッション数とは、広告が初めて画面に表示された回数をカウントした指標です。Facebook/Instagram広告を見たタイミングが異なれば、一人のユーザーであっても2回以上加算されてしまいます。

一方フリークエンシーは、広告を一回以上見た人の数「リーチ」でインプレッション数を割っています。表示回数の合計をユーザー数で割ることで、一人当たりの表示回数を知ることができるのです。

フリークエンシーはインプレッション数と異なり、実測値ではなくあくまで推定データです。実際の数字とは乖離している可能性があることも覚えておきましょう。

「フリークエンシー」の確認方法

フェイスブック広告やインスタグラム広告では、フリークエンシーを広告マネージャ経由で確認できます。具体的な方法は以下の通りです。

  1. 広告マネージャにアクセスし、管理画面を表示する
  2. 「列」ボタンを押し、「列をカスタマイズ…」を選ぶ
  3. 「パフォーマンス」のうち「フリークエンシー」にチェックを入れる
  4. 青い「実行」ボタンを押すと、管理画面でフリークエンシーが確認できる列が追加される

広告マネージャ上で広告にカーソルを合わせると、「チャートを見る」という表示が出てきます。こちらをクリックすれば、グラフ形式でフリークエンシーの推移を見ることも可能です。

 

Facebook公式ページによると、広告セットあたりの平均フリークエンシーは1~2回程度とされています。ただし、予算やターゲット設定によって異なるため、あくまで参考程度と考えておくのがよいでしょう。

▶︎ フリークエンシー(Facebook公式ページ)

「フリークエンシー」の値を上げる方法

広告キャンペーンの目的によっては、「フリークエンシー」の値を上げて同じ人に集中的に配信したいという場合もあるでしょう。「フリークエンシー」の値を上げる方法としては、以下のものが挙げられます。

  1. ターゲット設定を変える
  2. 広告クリエイティブを変える
  3. 配信設定を変える

同じ広告を同じターゲットに配信し続けてもフリークエンシーが上がらない場合は、思い切ってターゲット設定や広告クリエイティブを変えるのも一つの手です。広告を見る層や広告自体の印象が変わるため、間接的にフリークエンシーを調整できる可能性があります。

また、配信設定によっては直接的にフリークエンシーをコントロール可能です。後述するように、「フリークエンシーキャップ」の設定を変えればフリークエンシーを調整できます。

Facebook広告の「フリークエンシーキャップ」とは

フェイスブック広告やインスタグラム広告のフリークエンシーを語るうえで欠かせないのが、広告表示回数の上限を決める「フリークエンシーキャップ」という設定項目です。

以下でフリークエンシーキャップの概要および基準について解説します。

「フリークエンシーキャップ」の概要

フェイスブック広告やインスタグラム広告の「フリークエンシーキャップ」とは、一人のユーザーに同一広告を表示する回数(フリークエンシー)の上限を表すものです。ユーザーの快適さを確保するため、フェイスブックやインスタグラムではこのフリークエンシーキャップにより、何回も同じ広告が出てこないように配慮されています。

フリークエンシーキャップはユーザーごとの最大表示回数の基準になりますが、実際の表示回数はターゲットやオークションに左右されます。そのため、フリークエンシーキャップの設定値を超えて表示される場合もあるでしょう。

ただ、基本的には初めて表示される広告が優先的に配信されやすくなる仕様です。

「フリークエンシーキャップ」の基準

「フリークエンシーキャップ」のデフォルトの基準は、広告の配信面によって異なります。Facebookニュースフィード、Instagramニュースフィード、Instagramストーリーズでは、一人のユーザーへの表示回数が以下のように制限されています。

  1. Facebookニュースフィード:同一ページ・アプリの広告は2時間に1回まで
  2. Instagramニュースフィード:同一広告主の広告は3時間に1回まで
  3. Instagramストーリーズ:同一広告主の広告は6時間に1回まで

Instagramについては、広告が最初に表示された場所がニュースフィード、ストーリーズのどちらかに関わらず表示回数がカウントされます。たとえば、Instagramニュースフィードで一度表示された広告は、6時間以上空かないとInstagramストーリーズで表示されません。

「フリークエンシーキャップ」を調整するメリット

「フリークエンシーキャップ」を調整するメリットは、主に以下のものが挙げられます。

  1. 一人のユーザーに複数回広告を見てもらえる
  2. 新規顧客の獲得につなげやすい
  3. 広告疲れを防止できる

それぞれのメリットについて説明します。

一人のユーザーに複数回広告を見てもらえる

フリークエンシーキャップを調整することで、一人のユーザーに複数回広告を見てもらえる可能性が増します。

一般的に、認知度の向上や広告想起を目的として広告を配信する場合、同じユーザーに何度も広告を見てもらうほうがパフォーマンスが上がりやすいです。

フリークエンシーキャップを上げれば、すでに広告を見たことのあるユーザーにも追加で配信されやすくなります。

新規顧客を開拓しやすい

フリークエンシーキャップを調整すれば、新規顧客の開拓を効率的に行えます。

広告が同じユーザーにばかり配信されてしまうと、リーチを拡大するのが難しくなってしまいます。フリークエンシーキャップを下げれば同一ユーザーに複数回表示される可能性が減るので、新規顧客の獲得につなげやすいでしょう。

広告疲れを防止できる

フリークエンシーキャップを適度な値に設定することで、広告疲れを防止可能です。

フリークエンシーが高くなりすぎると広告がユーザーの目に入る回数が過剰になってしまい、広告疲れが起きやすくなるといわれています。

フリークエンシーが異常に高い場合には、フリークエンシーキャップの設定で表示回数の上限を下げ、一つの広告を長持ちさせるとよいでしょう。

「フリークエンシーキャップ」の設定方法

ここまで、「フリークエンシーキャップ」の特徴や調整するメリットについて紹介しました。

続いては、実際にフリークエンシーキャップを設定する方法を紹介します。

フリークエンシーキャップを調整するための条件

Facebook広告やInstagram広告のフリークエンシーキャップは、特定のキャンペーン目的・最適化設定を選んでいないと調整できません。一例を以下に示しますので、広告設定の参考にしてみてください。

キャンペーン目的 最適化設定
リーチ リーチ
ブランドの認知度アップ デイリーユニークリーチ
トラフィック デイリーユニークリーチ
エンゲージメント デイリーユニークリーチ
コンバージョン デイリーユニークリーチ

フリークエンシーキャップの値を直接自由に設定できるキャンペーン目的は、2024年6月3日現在でリーチのみです(筆者アカウントでの確認)。そのため、フリークエンシー重視で広告配信したい場合はリーチを目的にするとよいでしょう。

トラフィックやエンゲージメントなどには、「デイリーユニークリーチ」という最適化設定があります。こちらを選ぶとターゲットに広告が配信される頻度が1日1回までに抑えられるため、フリークエンシーを通常より下げることが可能です。

広告マネージャ経由でのフリークエンシーキャップの設定方法

Facebook広告やInstagram広告のフリークエンシーキャップは広告マネージャ経由で設定できます。以下のように広告の最適化設定を開き、フリークエンシーキャップを変更してください。

  1. 広告マネージャにアクセスし、広告セットを開く
  2. 広告セット名の下に表示される「編集」ボタンをタップ
  3. プルダウンリストから「リーチ」または「デイリーユニークリーチ」を選ぶ
  4. 「リーチ」を選んだ場合は「その他のオプション」を開く
  5. 「フリークエンシーキャップ」で広告のフリークエンシーキャップを設定する

※実際の広告管理画面のフリークエンシー設定画面

 

フリークエンシーキャップの設定機能は利用できるキャンペーン目的・最適化設定が限定されています。対応していないものを選んだままだとそもそも変更できませんので注意しましょう。

また、フリークエンシーキャップが大きすぎると新規のユーザーに広告が表示されなくなる危険があります。最初のうちは数回程度に設定し、一度試しに配信して様子を見るのが無難です。

「デイリーユニークリーチ」を選ぶと1日の表示回数が強制的に1ユーザー1回になるので、「その他のオプション」から追加設定を行う必要はありません。

「通常の配信設定だけでも精一杯なのに、フリークエンシーまで常に管理するのは大変」という人は、Facebookのプロを頼りましょう。

弊社のFacebook/Instagram広告の運用サービスは少額予算でも利用可能できるため、お気軽にご相談ください。

まとめ

本記事ではFacebook広告/Instagram広告のフリークエンシーおよびフリークエンシーキャップについて、以下の内容を中心に解説しました。

  1. Facebook広告の「フリークエンシー」の概要
  2. 「フリークエンシー」の値を上げる方法
  3. Facebook広告の「フリークエンシーキャップ」の概要
  4. 「フリークエンシーキャップ」を調整するメリット
  5. 「フリークエンシーキャップ」の設定方法

Facebook広告/Instagram広告のフリークエンシーとは、一人のユーザーに対して広告が何回表示されたかを表す指標です。フリークエンシーを制御するための機能として、フリークエンシーの上限を定める「フリークエンシーキャップ」が存在します。

フリークエンシーが高すぎると同じ広告ばかり表示されてしまい、ユーザーの快適さが失われるだけでなく、ビジネス側も新規顧客にリーチできません。また、低すぎるとリターゲティングを行えなくなるため、キャンペーン目的によってはかえってパフォーマンスが悪くなる場合もあります。

この機会に配信中の広告のフリークエンシーを確認し、異常があればフリークエンシーキャップを適切な設定に調整してみてはいかがでしょうか。

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