「画像広告ではイマイチ成果が上がらない……」
「でも動画広告に切り替えると手間が増えるし、予算も足りない」
「画像を使ってインパクトのある広告を作りたい」
Facebookの画像広告は便利なもののインパクトに欠けるデザインになりやすいので、こんな悩みを持つ人も多いでしょう。
そんなときは、画像から簡単に動画形式の広告が作れる「スライドショー広告」を利用してみてはいかがでしょうか。
本記事ではスライドショー広告について、概要やフォーマットを含む特徴を詳しく解説します。広告作成時の注意点や実際の活用事例も紹介していますので、初心者はもちろん一度使ったことがある人もぜひお読みください。
「スライドショー広告は便利そうだけど、自社ビジネスに合うかわからない」と不安な人は、Facebook広告のプロに相談してみましょう。弊社のFacebook広告の運用サービスでは少額予算でも利用できますので、気軽にお問い合わせください。
Facebookのスライドショー広告とは
Facebook広告のスライドショー広告とは、複数枚の画像をつなぎ合わせてスライドショー形式の動画にした広告です。静止画である画像に動きを付けて作るため、いわば動画広告と画像広告の中間のような広告と言えるでしょう。
動画化にあたって音やテキストもつけることができるので、単純な画像広告と比べるとインパクトのある広告が作成可能です。「画像広告では物足りないが、動画広告を作るのが大変」という人に適しています。
スライドショー広告のフォーマット
Facebookのスライドショー広告のフォーマットは以下の通りです。
ファイル形式 | JPG、PNG推奨 (BMP、DIB、HEIC、HEIF、IFF、JFIF、JP2、JPE、JPEG、JPG、PNG、PSD、TIF、TIFF、WBMP、WEBP、XBMが使用可能) |
---|---|
使用可能枚数 | 2~15枚 |
ピクセル | 1,080 x 1,080ピクセル以上 |
アスペクト比 | 16:9または1:1 |
テキストオーバーレイ | 30文字まで |
スライドショーの再生時間 | 15秒以内 |
参考:広告マネージャからスライドショー広告を作成する(Facebook公式ページ)
スライドショー広告は動画形式ではあるものの画像広告の一種ですので、ファイル形式は画像広告の規定と基本的に共通です。
推奨されている16:9、1:1以外のサイズの画像を使用した場合、前述のアスペクト比に合わせて自動的にトリミングされてしまいます。意図していない切り取られ方をされて重要な部分が画面外に出てしまわないように、できる限り上記のアスペクト比の画像を用意するのがおすすめです。
スライドショー広告の特徴
Facebookのスライドショー広告の大きな特徴は、画像を動画形式に変換できる点です。
コレクション広告やカルーセル広告など複数画像を使える広告自体はほかにもありますが、これらの広告では画像は画像のまま使用されます。一方、スライドショー広告では画像が動画になったことで、時間経過やストーリーなどの流れをよりわかりやすく伝えられるのです。
ビジネスストーリーの紹介や商品の実演販売などに向いている広告といえるでしょう。
スライドショー広告を活用するメリット
スライドショー広告を活用すると、以下のようなメリットがあります。
- 読み込みが早い動画広告を作れる
- 広告作成のコストや時間を削減できる
- クリエイティブ用の素材不足になりにくい
それぞれのメリットについて詳しく解説します。
読み込みが早い動画広告を作れる
スライドショー広告を用いると、動画形式でありながら読み込みが早い広告を作成できます。
クリエイティブ素材自体のデータ量にそもそも差があるため、一般的に画像広告より動画広告のほうがどうしても読み込みが遅くなります。あまりに読み込みに時間がかかってしまうと、どれだけ内容に興味があってもユーザーは視聴をやめてしまうでしょう。
スライドショー広告のデータ量は通常の動画広告のわずか5分の1です(Facebook公式サイトより)。接続速度の影響が少ないため、たとえば回線が弱い地下にいたり、古いデバイスを愛用していたりする人にもスムーズに広告を配信できます。
広告作成のコストや時間を削減できる
スライドショー広告を用いると、通常の動画広告を作成するよりもコストや時間を削減できます。
スライドショー広告は数枚の画像さえあれば簡単に動画を作れるため、撮影費や動画を取る手間がかかりません。動画を撮るための機材や人員の確保が不要ですので、広告作成にかかっていた労力や予算を別のものに回せます。
デスクトップ、モバイルデバイスともに数分で作成できるので、広告作成に手間や時間がかかりすぎている場合に導入を検討してみるとよいでしょう。
クリエイティブ用の素材不足になりにくい
スライドショー広告の隠れたメリットとして挙げられるのは、クリエイティブ用の素材不足になりにくい点です。
スライドショー広告を作成する場合、無料のストック画像を利用できるシステムになっています。手元に理想的な画像素材が無くてもこちらのシステムでカバーできるため、よりクリエイティブのデザインの自由度が増すでしょう。
スライドショー広告を作成する際の注意点
Facebookのスライドショー広告を作成する際の注意点は、主に以下の3つです。
- メリットの紹介は1枚につき1つにする
- 商品やテキストの表示位置を一定にする
- Facebookページから作成できないことを知っておく
注意点ごとに分けて詳しく解説します。
メリットの紹介は1枚につき1つにする
スライドショー広告を商品やサービスの説明に利用する場合、メリットは画像1枚につき1つに絞って紹介しましょう。
メリットの紹介を1枚に詰め込みすぎると情報が散らかってしまい、強調したい部分がユーザーに伝わりにくくなってしまいます。それぞれのメリットに焦点を当て、それに合わせて使用する画像やテキストを最適化しましょう。
商品やテキストの表示位置を一定にする
商品やテキストの表示位置は、すべての画像で一定にするのが理想的です。
画像ごとに商品画像や説明テキストの位置が変わると見るべき場所がどこなのか迷ってしまい、ユーザーにとってストレスになります。特別なこだわりがある場合を除いて表示位置を固定し、あまり奇をてらった配置をしないように心がけましょう。
Facebookページから作成できないことを知っておく
Facebook広告では広告マネージャやFacebookページなどの広告作成ツールがありますが、広告の種類によって利用できるものが異なります。スライドショー広告は、Facebookページ経由では作成できないことを知っておきましょう。
スライドショー広告は2021年10月14日現在、広告マネージャを使えば作成可能です。以前はFacebookページからも作成できる仕様だったため、過去にスライドショー広告を使っていた人は間違えないようにしてください。
スライドショー広告の活用事例
スライドショー広告の特徴やメリットについて理解したところで、実際の活用事例について説明します。
Brava Fabrics
『Brava Fabrics』は、オンラインファッションストアを運営するスペインのアパレルブランドです。複数の商品画像を使ってカルーセル広告およびスライドショー広告を作成し、コンバージョンの獲得を目指しました。
ダイナミック広告機能とキャンペーン予算の最適化機能を併用して配信したところ、広告費用対効果はほかのフォーマットを使ったときの1.4倍に跳ね上がっています。顧客獲得単価も10%以上下がっており、コンバージョンを増やすという当初の目的を十分に実現できたといえるでしょう。
アイスランド航空
『アイスランド航空』は、アイスランドと米国およびヨーロッパ間の航空路線を持つ航空会社です。自社ホームページでクリーブランド発便のフライト検索を行うユーザーを増やすため、カルーセル広告およびスライドショー広告を利用しました。
Brava Fabricsと同じく予算最適化機能を用いて広告を配信した結果、狙い通りフライト検索の74%増加を達成しています。フライト検索単価は従来に比べて40%以上も低下しており、文句なしのパフォーマンスの高さです。
tentree
カナダを拠点とする『tentree』は、地球に優しいアパレル・ライフスタイルブランドを展開しています。商品の購入ごとに植林を行うユニークな取り組みを行っている同ブランドは、広告想起、ブランド名や環境活動の認知度向上を目的としてスライドショー広告を利用しました。
こちらのキャンペーンで主に使用したのは、自社商品の帽子をかぶった男性の写真をスライドショー動画にした広告です。Facebookのストーリーズを配信先として広告を掲載すると、広告想起率およびブランド認知度がともに10ポイント改善しました。
「スライドショー広告を導入したいけど、うまく使いこなせる気がしない」という人は、Facebookのプロに運用を任せてしまいましょう。弊社のFacebook広告の運用サービスは少額予算から利用できるので、まずはサービス内容だけでもご確認ください。
まとめ
本記事ではFacebookのスライドショー広告について、以下の内容を説明しました。
- Facebookのスライドショー広告の概要
- スライドショー広告のフォーマット
- スライドショー広告の特徴
- スライドショー広告を活用するメリット
- スライドショー広告を作成する際の注意点
- スライドショー広告の活用事例
Facebookのスライドショー広告は、画像をスライドショー動画に変換して表示できる広告です。画像に動きや音、テキストを加えることでインパクトのある広告が作れるため、単純な画像広告よりもユーザーの興味を引きやすくなるでしょう。
スライドショー広告は、作成に手間がかからなかったり読み込み速度が早かったりなど、動画形式の広告の欠点をうまく回避できるという特徴があります。「動画形式の広告を使いたいけど作るのが大変」「重くなってしまうので泣く泣く動画広告をあきらめた」という人は、ぜひ一度試してみてください。
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