Facebook広告にはオーディエンスを設定することで、広告内容に興味のあるユーザーに、最適かつ効果的な宣伝ができるシステムがあります。
その中でもカスタムオーディエンスは、Facebook広告を運用していく上でマストな機能であり、理解を深めて効果的に使用することでCV率を高めることも可能です。
今回は、Facebook広告のカスタムオーディエンスについて、種類や設定方法を紹介します。
Facebook広告を配信ている方や、これから検討している方は、ぜひ参考にしてください。
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Facebook広告のオーディエンスの仕組み
Facebook広告のオーディエンスは、Facebookに登録してある情報や、アップロードしてハッシュ化(暗号化)されたカスタマーリスト情報をもとに、関連性の高いユーザーに広告を配信する仕組みです。
例えば、配信地域を限定して広告を配信する場合、オーディエンスの情報をもとに、指定の地域に該当する情報を持つユーザーにのみ配信することが可能です。
オーディエンスは大きく分けて、コアオーディエンス・カスタムオーディエンス・類似オーディエンスの3種類あります。
今回はカスタムオーディエンスについて解説するので、コアオーディエンス・類似オーディエンスについては以下に簡単にまとめるだけに留めておきます。
・コアオーディエンス
Facebookの登録情報などを利用し、位置・興味・関心などのデータからターゲットとなるユーザーを指定する。
・類似オーディエンス
既存顧客と類似した特徴を持つユーザーをターゲティングする。ソースとなるオーディエンスを指定すると、Facebookが共通した特徴・関心を持つユーザーを見つけて広告を配信する。
Facebook広告のカスタムオーディエンスとは?
Facebookのカスタムオーディエンスは簡単にいうと、すでに何らかの接点をもつ顧客のデータとFacebookのデータを活用し、CTRやCVRを高める手法です。
カスタムオーディエンスはコアオーディエンスや類似オーディエンスよりも母数が減る反面、より興味・関心のあるユーザーに広告を打ち出せるため、通常広告よりも費用対効果が期待できます。
カスタムオーディエンスには種類があり、主に以下の5つです。
- カスタマーリストに基づくカスタムオーディエンス
- ウェブサイトカスタムオーディエンス
- エンゲージメントカスタムオーディエンス
- モバイルアプリカスタムオーディエンス
- オフラインアクティビティカスタムオーディエンス
では、それぞれのカスタムオーディエンスについて詳しく解説します。
カスタマーリストに基づくカスタムオーディエンス
自社で見込顧客のメールアドレスや電話番号などの情報を保有している場合、Facebookにアップロードすることで、広告の配信対象にできます。
セミナーやメルマガなどで獲得した情報をカスタマーリストとしてまとめる必要がありますが、一度自社に興味を持ったことのあるユーザーなので、より効果的にアプローチ可能です。
ただし、
- カスタマーリスト内の顧客がFacebookを使用している
- 登録情報がFacebookのアカウントと紐づいている
この2つの条件をクリアする必要があります。
ウェブサイトカスタムオーディエンス
サイトに訪れたFacebookユーザーを配信対象とした機能です。
以下のようなターゲティング条件で、広告を配信することができます。
- サイトに訪れたユーザー
- サイト内のある特定のページに訪れたユーザー
- サイトに訪れた日から一定期間アクセスしていないユーザー
※ ウェブサイトカスタムオーディエンスは「Facebookピクセル」の設置が必須条件なので、使用の際はサイト内にコードを埋め込みをする必要があります。
エンゲージメントカスタムオーディエンス
自社のFacebook、Instagramアカウントに対して、動画の再生やシェア、コメント、リード獲得フォームやキャンパス表示などのアクションを行ったユーザーを対象に広告を配信する方法もあります。
一見、ウェブサイトカスタムオーディエンスと似ている機能のように見えますが、ウェブサイトカスタムオーディエンスは、Facebookピクセルを設置したサイトへ訪れたユーザーへアプローチするのに対し、エンゲージメントカスタムオーディエンスは、Facebook内でアクションを行ったユーザーが対象となります。
両者の違いについて理解しておきましょう。
モバイルアプリカスタムオーディエンス
Facebook SDKを利用し、自社のアプリ・ゲームなどでプレイや購入など、特定のアクションを起こしたユーザーに対して広告を配信する方法です。
アプリ・ゲームの利用や購入状況に限らず、ダウンロードはしているが、利用していない日数が◯日経過しているユーザーなども対象となります。
スマホの普及に伴いアプリの使用が日常である現代では、モバイルアプリカスタムオーディエンスも有効的な広告配信方法だと言えます。
オフラインアクティビティカスタムオーディエンス
実際の店舗に訪れたり、電話をするなどのアクションを行ったユーザーに対して広告配信するオーディエンスです。
※ 使用する際にはFacebookのオフラインイベントセットの作成をする必要があります。
カスタムオーディエンスの設定方法
ここでは、オフラインを除く4種類のカスタムオーディエンスの設定方法について解説します。
希望しているカスタムオーディエンスの設定に行き詰まっている方は参考にしてください。
カスタマーリストに基づくカスタムオーディエンスの設定方法
①まずはメールアドレスや電話番号などの情報をまとめたCSVまたはTXTファイルを用意。
②ツールから「オーディエンス」を選択。
③「カスタムオーディエンスを作成」をクリック。
④「自分のソース」から、「カスタマーリスト」を選択し「次へ」
⑤クリック後、顧客リストの準備と表示されますが、そのまま「次へ」をクリック。
⑥カスタマーバリューについての設定項目が表示されます。
顧客ごとに設定金額を設定しているなら「はい」、設定しないなら「いいえ」を選んで「次へ」をクリック。
⑦顧客リストを追加のページが開きますので、①で用意したCSVまたはTXTファイルを添付して設定は完了です。
※ カスタムオーディエンスにわかりやすく名前をつけておくと、オーディエンスの指定の際に見つけやすいのでおすすめです。
ウェブサイトカスタムオーディエンスの設定方法
①サイトやアプリにFacebookピクセルの設置を忘れないようにしておきましょう。
②Facebookピクセルの設置を前提とし、カスタムオーディエンスの作成→自分のソースから「ウェブサイト」を選択。
③細かな条件を設定する項目があるので、該当する箇所を選び作成完了。
エンゲージメントカスタムオーディエンスの設定方法
①カスタムオーディエンスの作成→「Meta Sources」から、該当するエンゲージメントタイプを選択。
②該当するエンゲージメントタイプで条件を指定すればオーディエンスの作成完了。
広告セットのターゲット設定のカスタムオーディエンスから指定可能となります。
モバイルアプリカスタムオーディエンスの設定方法
①アプリの登録やFacebookのSDKを事前に設定。
②カスタムオーディエンスの作成→自分のソースから「アプリアクティビティ」を選択。
③エンゲージメントタイプ同様に条件指定があるので、該当する項目を設定すれば作成完了。
カスタムオーディエンスの設定時に出てくるエラー
カスタムオーディエンスの設定時に
- ◯の中に!マーク
- △の中に!マーク
- チェックマーク
の3種類が表示されることがあります。
- のマークが表示された場合、Facebook上でデータが正しく判断されていない可能性があります。
- のマークが表示された場合、フォーマット形式が異なっている、あるいはフォーマットの記号・数字の相違により表示されるものです。
- のマークはデータが正常に判断された際に出るものなので、エラーではありません。
ファイル形式はCSVやTXTが好ましいです。
また、フォーマットの記号・数字の相違については、例を挙げると、誕生日の年月日を区切る際に使用する記号が違うなどがよくあります。
例:誕生日のリストにDD/MM/YYYYとDD-MM-YYYYが混在しているなど
表示されるエラーによって間違った内容が判断しやすいため、今一度該当する箇所を確認してみましょう。
うまくカスタムオーディエンスを使えそうですか?もし難しそうだと感じたら、お気軽に弊社までご相談ください。弊社は少額予算で広告を出稿できますので、興味のある方はまずはFacebook広告の運用サービスページをご覧ください。
まとめ
今回はFacebook広告のカスタムオーディエンスの種類や設定方法について解説しました。
カスタムオーディエンスは難しい設定を必要とせず、上手く活用すればCTR・CVRを高めることが可能です。
ユーザー数が絞られるデメリットはあるものの、ユーザーのニーズに合った広告配信ができるのは、企業側としてもメリットが大きくなります。
上手くカスタムオーディエンスを用いて、効果的なマーケティングをしていきましょう。
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