Facebook(広告)

【入門編】Facebook広告のクーポン機能と利用時のポイント

「キャンペーンのたびにクーポンを作ると大変」
「オンライン上でクーポンを配信できないかな」
「Facebookのクーポン広告が便利そうだから使ってみたい」

割引券や無料券などのクーポンを配布するのはマーケティングの常とう手段ですが、通常クーポンの発行には手間もお金もかかります。

ですが、FacebookおよびFacebook広告で利用できるクーポン機能を使えば、簡単な操作のみでクーポンを作成・配布可能です!

本記事ではそんなFacebookのクーポン機能について、特徴や設定方法を解説します。

クーポン作成時のポイントも紹介するので、本記事を読んでぜひ作り方をマスターしてください。

「クーポンの発行自体が簡単でも、クーポン内容を決めるのは難しそう……」と感じた人は、Facebook広告のプロに相談するとよいでしょう。弊社のFacebook広告の運用サービスは少額予算で利用可能ですので、お気軽にご連絡ください。

Facebookのクーポン機能とは

FacebookおよびFacebook広告で使えるクーポン機能とは、Facebook上でクーポンを発行できる機能です。Facebookページさえあれば誰でも利用でき、簡単な設定だけでクーポンを作成・配布できます。

既存顧客にアクションを促すのに有効ですが、有料の宣伝オプションを使用した場合は新規顧客の獲得にも適しています。発行したクーポンの利用場所は店頭、オンラインもしくはその両方を選べるため、幅広いビジネスで利用可能です。

Facebookでクーポンを活用するメリット

FacebookおよびFacebook広告でクーポンを利用するメリットとしては、以下のものが挙げられます

  1. 無料で作成・配布することもできる
  2. 簡単な作業で作成できる
  3. 有効期限のリマインド機能がある
  4. 狙った人にだけ配布できる
  5. 来店数アップが期待できる

ここでは、それぞれのメリットについて解説します。

無料で作成・配布することもできる

Facebookのクーポン機能では、広告オプションを利用しなければ無料でクーポンの作成・配布を行うことが可能です。

無料で発行するときは投稿形式のクーポンになり、自社Facebookページのフォロワーや「いいね! 」してくれたファンに見てもらえます。

既存顧客向けのサービスやすでに十分知名度が高いサービスに関するクーポンであれば、無料機能だけでも多くのユーザーにリーチすることが可能でしょう。

簡単な作業で作成できる

Facebook上で作業が完結するうえ、簡単な設定を行うだけでクーポンが作成・配布できるのも魅力的です。

通常はクーポンを作るためにデザイン決めや印刷、配布作業など多くの工程が発生します。クーポン機能を使えば割引率やテキストなど必要事項の入力や画像のアップロードのみでクーポンが発行できるので、はじめて使う人でも安心です。

過去に作ったクーポンの再配布も可能ですので、似たようなキャンペーンを定期的に行う場合は毎回の作業時間を削減できるでしょう。

有効期限のリマインド機能がある

Facebook上で発行したクーポンには、有効期限を設定することが可能です。こちらを設定すると、有効期限が切れる前に自動でリマインドを行う機能が利用できます

「保存したけど使い忘れた」という事態を防止できるので、クーポン配布の宣伝効果を最大限に高められます。また、有効期限があるとユーザーはすぐ使おうという気になるので、ユーザーの行動喚起にもつながります。

狙った人にだけ配布できる

Facebook広告での宣伝オプションを利用すれば、狙ったターゲットだけに絞ってクーポンを配布できます

Facebook広告では、ユーザー情報やウェブサイト上の動きをもとにして精度の高いターゲティングが可能です。クーポンに興味のありそうなユーザーに向けて配布すれば、受け取ってもらったり、実際に使ってくれたりする確率が高まります。

来店数アップが期待できる

クーポン機能を利用すると、オンライン上だけでなく実店舗の宣伝も行えます

Facebook上で発行したクーポンは、利用場所を限定することが可能です。クーポンが使える場所を店頭のみに設定しておけば、受け取ったユーザーが店舗へ足を運ぶきっかけになります。

来店数アップを広告目的とする場合、店舗の近くにいるユーザーだけに配信できる「近隣エリア広告」機能とクーポン機能を組み合わせると強力です。

近隣エリア広告については以下の記事で詳しく説明していますので、こちらを参考にしてみてください。

▶︎【入門編】Facebookをローカルビジネスの広告に活かすには

Facebookでクーポンを配布する方法

Facebookでクーポンを配布する場合、以下の2種類がありあます。

  1. 投稿クーポン
  2. クーポン広告

それぞれのクーポンの特徴について説明します。

投稿クーポン

Facebookの投稿クーポンは、無料で作成できる投稿形式のクーポンです。基本的に自社ページのファンに向けて配信するクーポンですが、有料の宣伝オプションを使用するとフォロワーやいいね! をしてくれたユーザー以外にも配布できます。

投稿形式のクーポンのため、Facebookページのトップに固定して目立たせられるのが強みです。自社のFacebookページから直接作成できて操作が分かりやすいので、はじめてクーポン機能を使う場合は投稿クーポンを利用してみるとよいでしょう。

クーポン広告

Facebookのクーポン広告は、クーポンを配布するタイプのFacebook広告です。

投稿クーポンの有料オプションと同じく一度も自社サービスを利用していない人にも配信できるので、新規顧客の獲得に役立ちます。

通常のFacebook広告と同じくターゲティング機能が利用できるので、自社サービスと関連性の高いターゲットを配信先に指定すれば効率よく宣伝できます。クーポンの配布枚数を必要に応じて制限することも可能です。

Facebookのクーポンの設定方法

Facebookでクーポンを発行するときの設定方法について説明します。

投稿クーポン

投稿クーポンは、Facebookページから直接作成・配布するクーポンです。具体的な設定方法は以下の通りです。

  1. Facebookページにアクセスする
  2. 「その他」のプルダウンリストから「クーポン」を選ぶ
  3. クーポンの管理画面が表示されるので、「クーポンを作成」ボタンを押す
  4. クーポンのタイトルや有効期限、割引率などの条件を設定する
  5. 必要に応じて「詳細オプション」内の利用規約やクーポンコードを設定する
  6. 投稿するクーポンを有料で宣伝する場合、「クーポンを宣伝」をオンにする
  7. プレビューを確認して問題なければ「公開する」ボタンを押す

クーポンの利用場所が設定できるので、自社のサービス・ビジネスに合わせて店頭・オンラインの右横ボックスにチェックを入れます。店頭およびオンライン両方でクーポンが利用できる場合は、両方にチェックを入れてください。

クーポン広告

クーポン広告は、広告マネージャ経由で作成・配布を実施します。クーポン広告を利用するには以下のように設定してください。

  1. 広告目的をトラフィック、コンバージョン、来店数の増加の中から選ぶ
  2. 「クーポン」という項目が出現するので、切り替えボタンをオンにする
  3. 広告を出したいFacebookページを選び、「クーポンを作成」を押す
  4. 利用場所を含む各種設定を行う
  5. 必要に応じてクーポンに固有のコードやバーコードを設定し、「作成」を押す
  6. 通常の広告と同様に「ターゲット」や「配置」など必要事項の設定を行い、「次へ」を押す
  7. 広告フォーマットを選び、画像・動画や説明文を設定する
  8. 「注文を確定する」を押す

プレビュー機能を使うと、プレビュー画面で以下の表示を確認できます。

  1. クーポンの詳細ページの例:作成したクーポン広告の表示
  2. お知らせの例:クーポンのリマインダーの表示

「合計クーポン数」に数字を入れるとクーポン利用者の数を制限できます。とくに制限をかけない場合は空欄のままにしてください。

Facebookでクーポンを配布する際のポイント

Facebookでクーポンを配布するときは、以下の点に気をつけてください。

  1. 割引率を20%以上に設定する
  2. 目を引く画像を採用する
  3. 有効期限を適切に設定する
  4. クーポン広告のポリシーに従う
  5. 枚数制限や回数制限を活用する

割引率を20%以上に設定する

Facebookのクーポンの割引率は、Facebook公式で推奨されているように20%以上に設定するのがおすすめです。

一般的に、割引率が低いクーポンより高いクーポンのほうが多くの人に興味を持ってもらえます。クーポン作成上は割引率や割引額の制限はありませんが、可能な限り20%以上にしておくのが無難でしょう。

目を引く画像を採用する

Facebookで発行するクーポンには、表示画像を設定することが可能です。この画像はユーザーの目を引き、クーポンに注目してくれる画像にするようにしましょう。

たとえば、ブランドや企業のロゴ、製品自体の写真より、製品を実際に使っている様子がわかる写真だと反応が良くなります。

また、Facebookページのプロフィール写真(アイコン)は基本的にどこに配信するにもクーポンとともに表示されます。クーポン画像と被らないようにする、クーポン画像とイメージが乖離していないものを選ぶなど、プロフィール画像にも最低限の気配りを行いましょう。

有効期限を適切に設定する

クーポンがユーザーに見てもらえたとしても、クーポンを見たときに保存やシェアしてくれるとは限りません。「また後で確認しよう」と考える人がいることを想定し、ある程度余裕を持った適切な有効期限に設定しましょう。

Facebook公式では7日間が理想的としていますので、とくにこだわりがなければこちらに合わせるのがおすすめです。

クーポン広告のポリシーに従う

クーポン広告を配信するときは、クーポン広告ポリシーに従うようにしてください。クーポン広告での宣伝が禁止されているものの例は以下の通りです。

  1. 処方薬、麻薬など
  2. たばこ製品
  3. 武器や弾薬、爆発物
  4. 成人向けの製品・サービス
  5. アルコール

詳しくは下記の公式ガイドラインにまとめてありますので、自社のビジネスやサービスが該当しないか一度確認しておくとよいでしょう。

▶︎ クーポン広告ポリシーガイドライン(Facebook公式ページ)

「クーポンの作り方はわかったけど、そもそも自社ビジネスでクーポン機能が活用できるかわからない……」と思った人は、Facebook広告のプロに相談してみましょう。弊社のFacebook広告の運用サービスは少額予算で利用可能ですので、ぜひ導入をご検討ください。

まとめ

本記事ではFacebookのクーポン機能について、下記の内容を中心に解説しました。

  1. Facebookのクーポン機能の概要
  2. Facebookでクーポンを活用するメリット
  3. Facebookでクーポンを配布する方法
  4. Facebookのクーポンの設定方法
  5. Facebookでクーポンを配布する際のポイント

FacebookやFacebook広告では、Facebook上でクーポンを発行できるクーポン機能を用いて宣伝活動を行えます

クーポンは無料でも作成・配布を行えますが、広告費をかけてさらに多くの人に配布できる宣伝オプションを利用することも可能です。

既存顧客へのフォローから新規顧客の獲得まで幅広く活用できますので、本記事をきっかけにクーポン機能を導入してみてはいかがでしょうか。

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