Facebook(広告)

【2023年版】Facebook広告でのエリア指定の種類と特徴

「オフラインイベントの宣伝にFacebook広告を使いたい! 」
「特定のエリアだけに広告を出せないかな」

ウェブマーケティングで主流となっているSNS広告ですので、Facebook広告の利用経験がある個人や企業は多いでしょう。

ですが、Facebook広告のエリア指定機能を使うと、あるエリア内のユーザーに絞って広告を配信できるのはご存じでしたか?

本記事では、エリア指定機能を使ったことがない人に向けて、概要やエリア指定方法の種類について解説します。配信手順や注意点についても説明していますので、利用を検討している人は本記事をぜひ参考にしてください!

「エリア指定ができるのは知っているけど、そもそもどのエリアを狙うべきかわからない……」という場合、Facebook広告のプロを頼ってみてはいかがでしょうか。弊社のFacebook広告の運用サービスは少額予算から利用可能ですので、まずはサービス内容だけでも確認してみてください。

Facebook広告のエリア指定とは

Facebook広告のエリア指定とは、広告配信先のユーザーをエリアにもとづいて設定する機能です。Facebook上の登録情報や位置情報から、指定エリアに含まれるユーザーを判別する仕組みになっています。

限られたエリアにしか出店していなかったり、レンタカーのように現地での利用を前提にしていたりするビジネスやサービスも珍しくありません。こうした場合には特定のエリア内のユーザーに絞って配信したほうが効率よく宣伝できるため、エリア指定機能はオフラインのビジネスで重宝されています。

Facebook広告のエリア指定の配信先ユーザー

Facebook広告のエリア指定は、配信先のユーザーが「この地域に住んでいる人、または最近この地域にいた人」で設定されています。

下記情報が指定したエリアに当てはまるユーザーに向けて広告を配信できます。

  1. Facebookに登録した自宅の住所
  2. 最近の位置情報

エリア指定のターゲティング方法

Facebook広告のエリア指定機能を最大限活用するには、事前に商圏分析を行い、狙うべきエリアを絞ったうえでターゲティングするのが有効です。ターゲットとなるエリアを絞り込むには、一般的に以下のような点の分析を行うことが多いです。

  1. マクロ環境:エリア内の人口や人口比率など(マクロ環境)
  2. ライフスタイル:近隣住民の行動や特性の傾向
  3. 競合企業:競合する企業やビジネスの種類、サービス、規模など

すでにターゲット層が決まっていたり顧客や対象エリアに関する知見を持っていたりする場合を除き、上記のような分析によりターゲティング精度を高めることが重要です。

Facebook広告のエリア指定の設定手順

Facebook広告のエリア指定を行うには、下記項目を設定する必要があります。

  1. 配信先エリアの設定(入力)
  2. 配信先エリアの設定(参照)
  3. エリア半径の設定

ここでは、エリア指定を行う前の準備および設定手順について詳しく解説します。

Facebookページの「ページを宣伝」からエリア指定を行う方法もありますが、今回は広告マネージャを利用する方法のみを解説します。

エリア指定を行う前の準備

エリア指定を行う前に、以下の手順で広告キャンペーンの基本的な設定を済ませておきましょう。

  1. 広告マネージャにアクセスする
  2. 広告セットのキャンペーンの目的を選ぶ
  3. 「オーディエンス管理」にてオーディエンスソースを選ぶ
  4. 「地域」にて「編集」を押し、エリア指定を行う

※元のオーディエンスオプションを使用している方は、表示の仕様が少々異なります。

配信先エリアの設定(入力)

次を含めるの横にある入力欄に希望のエリア名を記入することで、配信先となるエリアを指定します。指定できるエリアの単位としては、以下のものが挙げられます。

  1. 都道府県
  2. 市町村
  3. 選挙区
  4. 郵便番号

国名を入力した場合は自動的に人口の多い都市を表示することが可能なので、都市部を狙ってターゲティングしたいときに有効です。

指定したいエリアの数が多い場合は個別入力ではなく、下記の手順で一括アップロードを実施すると手間を減らせます。

  1. 広告セットの「オーディエンス管理」にて「地域を一括で追加」を押す
  2. 「選択」内のプルダウンリストから地域タイプを選ぶ
  3. 正しい形式でテキストをコピー&ペーストする
  4. 入力内容に問題がなければ、「地域を照合」を押してアップロードする

配信先エリアの設定(参照)

「参照」を選ぶとエリア候補がリスト表示されるため、その中から自社ビジネスに適しているものを選択することが可能です。

「全世界」や「Androidアプリ対象国」のような特殊な区切り方も存在しますので、キャンペーンの目的によってはそちらを利用するのもよいでしょう。

過去にFacebook広告でエリア指定を行った経験があれば、自動表示されるエリアのほかに保存済みの地域も選択できます。

エリア半径の設定

これまで紹介してきた設定方法と異なり、エリア指定はピンドロップを用いて視覚的に行うことも可能です。

エリア指定を行うときに「ピンで地域を選択」を選ぶと、地図上で目的のエリアにピンを設定する形式で範囲を指定できます。

希望のエリアに合う区切り方が存在しない場合や正確に範囲設定を行いたい場合、こちらの設定を利用してみましょう。

Facebook広告でエリア指定の際に気をつけること

続いては、Facebook広告でエリア指定機能を用いる場合に気をつけることを紹介します。

住所未登録のユーザーもいる

Facebookユーザーすべてが住所情報を登録しているわけではありません。

住所未登録のユーザーに対しては、デバイスの接続情報などをもとに住所が予想されます。ユーザーが自ら入力した場合に比べると正確性に欠けますので、こちらの点を念頭に置いて、エリア指定のターゲティング精度を過信しないようにしましょう。

最初はエリアを広めに指定する

とくに見込み客となるユーザーの傾向がわかっていない最初のうちは、1つの広告キャンペーンにおいてエリアを広めに指定するのが無難です。

Facebook広告は最適化機能が優秀なため、広めにエリアを指定しても自動で最適化がかかり、広告効果が高くなるエリアやユーザー層へ優先的に配信できます。

また、細かくエリアを区切って多くの広告を同時配信するよりも、一つのキャンペーンで一気に広いエリアへ配信したほうが広告作成や管理が楽になるでしょう。

指定エリアの法律や規制を順守する

日本以外に広告を配信するときは、配信先エリアの法律や規制を順守するようにしてください。酒類やギャンブルなど規制が厳しいものはとくに、取り扱う商品・サービスや広告上の表現が問題ないか事前に調べておきましょう

Facebook側が定める広告ポリシーも守る必要がありますので、広告アカウント停止などのリスクを避けるため、出稿前のチェックは入念に行ってください。

何度も配信するエリアは保存しておく

Facebook広告には、エリア指定の設定を500件までFacebook上で保存できる機能があります。

毎回手動で入力・設定していると、時間や手間がかかったりミスの原因になったりする可能性があります。何度も配信するエリアや複雑な指定をしたエリアについては、エリア保存機能を活用すると今後の作業がスムーズになるでしょう。

半径によるエリア指定の特徴を確認する

Facebook広告ではピンドロップを用いて半径でエリア指定を行えます。非常に便利な機能ですが制限もありますので、以下のような特徴があることを理解しておきましょう。

  1. 設定可能な最大・最小半径は地域ごとに異なる
  2. 地図上の見た目で国境を越えていても、国境を越えたエリア指定はできない
  3. 指定した半径内のエリアはすべてリーチの対象となる
  4. 郵便番号や都道府県、国単位でのエリア指定を行っている場合、半径を選べない

「エリア指定の方法は分かったけど、最適な設定にするのは難しそう」と感じた人は、一度Facebook広告のプロに相談してみませんか? 弊社のFacebook広告の運用サービスは少額予算で広告運用の代行を依頼できます。

まとめ

本記事では、Facebook広告のエリア指定について、以下の内容を中心に解説しました。

  1. Facebook広告のエリア指定の概要
  2. Facebook広告のエリア指定の配信先ユーザー
  3. エリア指定のターゲティング方法
  4. Facebook広告のエリア指定の設定手順
  5. Facebook広告でエリア指定の際に気をつけること

Facebook広告のエリア指定は、Facebookユーザーの登録情報や位置情報をもとにして、特定のエリア内のユーザーに絞って広告配信を行える機能です。

エリア指定機能を用いれば、イベント会場周辺の住民などのユーザーに対して効率よく広告を配信できます。音楽フェスや実店舗のセールなど、オフラインが主体のビジネスで宣伝を行うときにはぜひ活用してみてください。

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