配信エリア設定を改善して集客数が全国1位になったリスティング広告の成功事例

今やWEBサイトの集客を考える中で、もはやなくてはならない要素の一つとなりつつあるリスティング広告。今回はリスティング広告を使った事で非常に集客が上がった運用事例を、キーワード設定やターゲティング方法などの説明も加えてご紹介します！

リスティング広告とは何か？
リスティング広告はそのエリアに合わせた内容で訴求する
配信エリア設定により正確なターゲティングを行う
リスティング広告の大事なキーワード設定
ローカルに訴求する広告内容とは
札幌の店舗が全国で昨対比No.1に！
まとめ

リスティング広告とは何か？

このリスティング広告を使い、集客が大幅に増加した「札幌の音楽教室」のお話をしたいと思います。この音楽教室は全国にたくさんの店舗があるのですが、札幌の店舗は集客や新規入会件数が伸びておらず業績が低迷しておりました。

この音楽教室が今まで行っていた施策としては、春のキャンペーンに合わせた新聞の折り込みチラシの広告を行ったり、新聞広告の掲載を行っておりました。札幌の店舗単体としてはインターネットを使った広告が未経験でした。

この音楽教室は東京の本社が全国の店舗のリスティング広告を一括して行っておりましたが反響が乏しく、特に札幌の店舗集客は厳しい状態が続いていました。

リスティング広告はそのエリアに合わせた内容で訴求する

そこでワンクルーズからご提案させて頂いたのは、全国で一括管理している広告内容を見直していきましょうといった内容でした。リスティング広告というのはローカル向けにカスタムしていく事で効果が出やすい為、全国一括配信などはあまりお勧めできません。

リスティング広告でもローカルに向けた広告を一つ一つ発信していかないと、広告を見たお客様は「この広告は全国配信している広告なんだな」という印象を受けてしまい、最寄りの音楽教室でキャンペーンをやっているという事がローカルのお客様に伝わらないのです。

配信エリア設定により正確なターゲティングを行う

本社で一括管理していたリスティング広告の内容についても、全国のエリア設定がしっかり細かく設定されているかが重要となってきます。

リスティング広告の地域設定では特定した地域ごとに設定を行う事ができ、配信地域を細かく絞りどの地域に広告を出すかを設定できます。

「地域名」や「設定ポイントから半径何km範囲」など複数の設定方法があります。配信地域を「北海道」で設定するよりも「札幌から半径20km」と細かく設定した場合の方が音楽教室から近いお客様向けに広告を配信できるという事になります。

また特定の地域を除外した広告配信も可能となります。ターゲット地域を設定した後に除外地域を追加することで、より正確なターゲティングを行うことができます。

リスティング広告の機能「住所表示オプション」で最寄りの音楽教室の住所を表示する事によって、特定のエリア向けに広告を配信する事ができます。

このように細かく配信地域を設定することで、その地域のお客様に向けた内容の広告を配信できるのです。

リスティング広告の大事なキーワード設定

その地域に合わせたキーワード設定がしっかりと行われていないと、広告のパフォーマンスが落ちてしまいます。この音楽教室ではせっかくリスティング広告を行っていても、「札幌　音楽教室」など一般的なキーワードの検索でも札幌エリアのお客様に広告があまり表示されていなかったのです。

このような事にならないように各配信地域の広告に合わせたキーワード設定と、音楽教室に興味を持つお客様が検索するキーワードの設定などを考えて行わなくてはいけません。

まずリスティング広告のキーワード設定について説明します。キーワードの設定とは、実際のお客様が検索する単語の組み合わせになるのですが、どのように自社のホームページにアクセスしてもらえるかを考えて設定していきます。

普段私たちは「何かを知りたい」、「詳しく調べたい」という時に検索します。検索エンジンが登場する前は、知らないことなどは人に聞いたり、辞書で引いたりして調べていました。

しかし今ではスマートフォンの普及により知りたい時にすぐ調べられ、多くの検索結果を見る事ができます。検索機能が当たり前に使われるようになって、検索は単に「知らない事」を調べる手段ではなく「したい事」を解決する手段として使われるように変わってきております。

例えば「音楽教室　少人数」と検索した場合、「少人数の音楽教室ってどうだろう？」という疑問だけでなく、「少人数の音楽教室に通いたいけど、どこの音楽教室がいいのかな？」という具体的なニーズも含まれる事となります。

誰もが知っている商品・サービスでない限り、いきなりサービス名で検索されるわけではありません。自社のサービスが魅力的であれば、興味を持ってもらえる可能性が高まります。

「自分がこの商品を欲しい時はどんな時だろう？」「どのような時にこのサービスが必要になるだろう？」と想像した上でキーワードを考えていく必要があります。

またサービスの対象となるお客様に向けて、広い範囲で広告を表示するのか、ピンポイントで広告を表示するのか、そのような拡張性を与えるのが、キーワードの「マッチタイプ」と言います。

「マッチタイプ」は設定したキーワードとお客様が検索したキーワードが「どの程度一致して広告が表示されるか」を決めるものです。マッチタイプの種類は完全一致・部分一致・フレーズ一致・絞り込み部分一致の４つがあり、それぞれ一致する範囲を設定することによって無駄な検索での広告表示を抑え、費用対効果を高めていきます。

リスティング広告では特に縛りのないキーワードに関しては「部分一致」になります。部分一致は類義語とそのキーワードに含まれる全ての言葉が対象となるので、検索広告として表示される可能性が高くなります。

部分一致以外の「絞り込み部分一致」「フレーズ一致」「完全一致」は意図しない検索語句からの広告表示を厳密にコントロールできます。

ローカルに訴求する広告内容とは

エリア設定、キーワード設定に続き一番重要になるのは広告の内容です。例えば札幌エリアの広告の場合は、札幌エリア独自の広告を作ることをお勧めします。この場合においては札幌のお客様へ向けてローカライズした広告内容で発信する事がリスティング広告において重要になります。

Google AdWords広告のテキスト広告では以下の形となります。

広告見出し1：全角15文字
広告見出し2：全角15文字
広告文：全角40文字

広告文は単純に「キーワード」を「見出し」に含めるだけでなく、言葉の裏側にあるお客様の目的を考え、その目的に合う広告文を作っていく事が大事です。お客様が探しているものの答えが広告文で表現できれば、自ずと広告の情報価値も上がってくるのです。

札幌の店舗が全国で昨対比No.1に！

このように地域やキーワード、地域に合わせた広告内容など細かい設定した上で、この音楽教室は1年間新たに広告を配信する事となりました。するとワンクルーズが運用するリスティング広告により、今まで業績の悪かった札幌の店舗が全国100以上ある店舗の中で「集客の昨対比が全国No.1」に選ばれるなど、非常に良い成績を残す事ができました。

好成績を残せた事で札幌店舗はスタッフ全員で特別な社員旅行にいける事となり、クライアント様から沢山の感謝の言葉を頂きました。

この異例の結果を受けて、クライアント様の全国会議にもワンクルーズは参加させていただき、今回札幌店舗が行ったリスティング広告の施策や、現在の広告の改善案、また「ローカル広告の大事さ」などをご説明させていただきました。

ワンクルーズは各クライアント様をビジネスパートナーとして共に成長していく為、ローカルに特化したリスティング広告を提案させて頂いております。